今週は福岡市内で過ごしています。
福岡県福岡市博多区にある東公園に行くと、満開になった梅が迎えてくれます。
普段と変わりない番組、ずっと続いてほしいなと思う今日この頃です。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
2月も最後の日曜日になりました。
私、先週、先々週申し上げておりますが。
アルバムが、そろそろ具体的に発売日等が決まる感じになってまいりました。
でもまだ『言うな』『できたと言うな』
最近のレコード・プロモーションは、なんか小出しにするっていうか、ちまちま出して・・・
もういいじゃんっていう・・
でもいいんです。
ですので、言います!
発売日とか、そろそろ決める段階になってきております。
で、その間に他人に曲書いておりまして。
それを作っております。
あいかわらずスタジオ暮らしでございます。
ですので、あいかわらずリクエスト特集で今週もお届けしたいと思っております。
たくさん、たくさん頂きまして。
ほんとに、読んでも、読んでも読み切れない、お応えしきれないリクエストの数、頂きまして。
「ちっともかからない!」
おしかりも頂いておりますが。
すいません!
1曲でも多く、1枚でも多く、今週もご紹介したいと思います。
山下達郎サンデーソングブック、日曜日の午後のひと時、今日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
リクエスト特集 4週目に突入いたしました!
とか言ってるときにですね・・
またウィルス騒ぎに重なって、戦いが始まってしまいました・・
ウクライナの戦争でございます。
メディアがいろんなことを・・
ネット時代でもありますので。
海外もメディアがいろんなことを言っておりますけども。
そんなに簡単なですね、分析じゃない、という・・
年を取るとですね、もう裏の裏の裏という・・
360度くらい、ひっくりかえって、そういうものが垣間見えます。
ので、いわゆる大国と呼ばれるとろのですね・・
覇権争いというか・・
そういうようなものに犠牲になるのは、いつも市井で暮らしている人たちであります。
ほんとに、遠くの土地のできごとなので、心が痛みますけども・・
でも対岸の火事というには、最近の世界情勢、あまりにですねひっ迫しておりまして。
日本が、明日がどうなるか、という・・
そういうようなものも、懸念されますけれども。
ここで、こんなこと、申し上げても、あんまり足しになりませんのでですね・・
私は、私の役割の、こうしたラジオプログラムをやっていくという・・
そのなかで、皆さんの心の癒しという、そういうリラクシゼーションとか、そういうものに貢献できればと思っております。
というわけで今日もリクエスト特集でお届けしますが。
そういうご時世でございますので。
私の1986年の「ポケットミュージック」に入っております「The War Song」
今日はライブバージョンでお聴きをいただいます。
2014年10月10日
名古屋のボトムラインでのライブレコーディング
先日、アコースティック展で映像をご覧いただいたものの音でございます。
長いので途中まで。
♪ The War Song(Live / ‘14.10.10 名古屋・ボトムライン)/山下達郎
~ CM ~
♪ 1-2-3/Len Barry
いよいろライブの計画
達郎氏:
ライヴもそろそろですね、計画をなってきましたけれど・・
それも「言うな」。なんでも「言うな」ですね。
「言うな」の山下・・よくわかりません。
騒然となったライブ会場の想い出
達郎氏:
またまた訃報が入ってきました。
2月19日にプロコル・ハルムのリード・ヴォーカル、ピアノ、作曲のゲイリー・ブルッカー 亡くなってしまいました。
76歳、まだ若いですね。
私、プロコル・ハルムの初来日のときに武道館に観に行きましたが。
当時のデラム・レーベルのライヴだったのでテン・イヤーズ・アフターとのジョイントだったんですけども。
客ダネが悪くてですね。
プロコル・ハルムが先に出たんですが。
客の手拍子がでたらめで。
それでゲイリー・ブルッカーが「Take it easy!」とかなんか怒って・・
それをすごく記憶してます。
その後に出たテン・イヤーズ・アフターはですね、バック・ステージから客が飛び降りて、それでコンサートが中止になったという・・
そういうような、アレがありますけども。
あの頃のロックという・・なんか大衆騒擾と言いましょうか、集団騒擾と言いましょうか・・
そういうものの欠点が顕わな、武道館だったんですけども。
でもプロコル・ハルムの演奏が素晴らしかったのが、すごく印象に残っておりますが。
なんといっても「青い影」
私が人生で感動した三大名曲の一曲でございます。
リクエストいただいておりますが、へそ曲がりの私は「青い影」じゃなくて、違う曲にしたいと思います。
「青い影」に続いてセカンドヒット
1967年 全英6位でございますけども
全米は34位と・・
UK色が強いと、当時のアメリカはですね、んん~という感じですが。
でも、すごくいい曲であります。
♪ Homburg/Procol Harum
♪ Funky Street/Arthur Conley
番組の音質向上
達郎氏:
宮城県大崎市のK.Kさん
『いつも楽しく聴かせていただいております。
最近、サンソンの音が以前にも増して、とてもよい音で聴こえます。
先日かかったアソシエーションなど、奥行のある音で驚きました。
もしかして、地元Date FMの電波がよくなったのか。
はたまた家の真空管アンプが温かくなってきて覚醒したのかもしれません。
ちなみに、いまだに私はFMアンテナは屋根の上に立てて、リアルタイムで聴いています。
日曜日 午後1時55分からコーヒーを淹れはじめて、2時ちょうどにステレオの前にコーヒーカップを持って座ることが、毎年くりかえしています。
これからもずっと楽しみにしております。』
達郎氏:
ありがたいおたより!!
だんだん送出が、向上していることは確かです。
ラジコも少しづつ、音向上してますし。
なんつっても、この番組は技術の丸山君というのがですね優秀なんです!
ほかの番組とは違いますから!(笑)
総力戦でやっております!
♪ スペシャル・レディー/レイ,グッドマン&ブラウン
♪ カンパニー/リッキー・リー・ジョーンズ
~ CM ~
来週
達郎氏:
リクエスト特集で4週間きましたけれども。
もうすぐ3月で、3月3日はひな祭り。
年々かにいっぺん「ひな祭り特集」と言いましょうか・・
ガールシンガー、ガールグループの特集をやってまいりまして。
今年はどうしようかと。
う~ンとやっておりますが。
来週やってみようかなと。
3月6日ですけど。
済みましたけども・・
『ひな祭り特集』
女の子の名前で特集はどうかと、そういうグッドアイデアもありますが。
ちょっと考えます、来週は。
来週はセイムタイム・セイムチャンネルで、「あっ!それだったのか!」
そういう感じで・・
予定は未定。
引き続き、お便り・リクエストたくさんお待ち申し上げております。
おハガキでのリクエストは
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
メールでのご所望は https://www.tfm.co.jp/ssb/
奮ってリクエスト、お便りくだされば、幸いでございます。
「さんざっぱら」はどこの方言?
達郎氏:
新潟県長岡市のT.Sさん
『20日放送の「レイニーウォーク」を紹介されたときに、
「昔はさんざっぱらライブでやっていた」
とおっしゃっておられましたよね。
「さんざっぱら」は私が住む地方の方言だと思っていたので
「え?今なんて」放送直後に、ラジコで聴きなおしてしまいました。
まさか生粋いの江戸っ子達郎さんから、こちらの方言と思っていた言葉が出るとは。
実は方言ではなかったのでしょうか。』
達郎氏:
私、生粋の江戸じゃありません(笑)。
「さんざっぱら」は東京の言葉です。
今、山岸君にも丸山君にも確認しました。
関東は「さんざっぱら」・・
「そんなの、さんざっぱらやってるよ!」
ちっちゃいときから、やっております。
でも長岡とか新潟地方もあるそうです。
全国なんじゃないですか?ちがうんですか?
『さんざんっぱら』ってのがありますね。
そういう言い方、ありますね。
全国放送で、こういう新鮮な話題が・・
どこが新鮮なんだ!(笑)
っふふふ(笑)
どうぞ細野さん、よろしく
達郎氏:
最近は、ほんとに古い音楽に関しての、いろんなご質問をいただきますが。
これも、そんな1枚でございます。
愛知県西尾市のS.Sさん。
『自分のなかでも記憶が薄れ、名前の読み方も何と読むのかわからない歌手というか俳優さんの曲です。
57年頃の公開映画の主題歌だったと思います。
読み方が分からない歌手名が「高美以子」・・』
これ「たか みいこ」さんという方です。
『他に有名な歌手の作品と共作だったとか、こんな聞いたこともない俳優さんの曲の音源などを保存されているのでしょうか。
達郎さんしか答えは出せないと思います。
迷惑をおかけしますが、よろしゅうに。』
達郎氏:
1957年のアメリカ映画で『SAYONARA』という映画があります。
これはアメリカで結構ヒットした映画で・・
マーロン・ブランドが主演しまして、ジョシュア・ローガンが監督の、わりと有名な作品であります。
これに出演しましたレッド・バトンズとかナンシー梅木さん、これは「ミヨシ・ウメキ」という名前で出てた時代ですけども・・
この人たちは、アカデミーの主演賞をとったりしております。
朝鮮戦争から帰っきたマーロン・ブランドがですね、日本人の女性に恋をする・・
でも当時の米軍は日本人との結婚を禁止だという、そういうようなところの悲恋の物語で映画が展開されいくという、そういう作品です。
今観るとですね、日本語の表現が変なところもあるんですが。
女性の主演をしていた人が、高美以子(たかみいこ)さんという方で。
このひと、日系2世です。
アメリカ・カリフォルニア生まれの日系2世の人で。
映画界に出てきまして、この「サヨナラ」というので有名になった人で。
その後にも、三船敏郎さんと共演しましたり・・将軍 SHŌGUN
それから「Lost Horizon 失われた地平線」
いろいろ出演作がありますが。
このなかでサウンド・トラックの中で高美以子さんが「SAYONARA」という・・
これはアーヴィング・バーリンが作詞作曲の曲ですが。
この映画のために作られた曲ですけども。
この歌を歌っております。
ぼく、このオリジナルサウンドトラックの・・
さすがにこのへんになってくるとLPしか持ってないので、音がちょっと悪いんですけども(笑)
CDがないんですけども。
それでもコンディションのいいアルバムを持っておりますので。
今日は、これからお聴きをいただきます。
♪ サヨナラ/高美以子
映画「SAYONARA」のオリジナルサウンドトラックから高美以子さんの歌う「サヨナラ」
この「サヨナラ」っていう曲は細野晴臣さんがとっても詳しいと思います。
細野さんがやってらっしゃいます、そちらの方にお便りすると、またもっと違う話が展開するかもしれません。
どうぞ細野さん、よろしく。
エンディング
達郎氏:
というわけで今日はこのへんで。
来週は、そんなわけでガールシンガー、ガールポップ、女性もの・・・
ひな祭りに関連したものを何か、棚からひとつかみで。
お若い方々の未来
達郎氏:
北海道釧路市の超常連S.Yさん
25歳になられましたが、昔、もう10代のころからずーっと頂いておりますが。
先生になられた方ですが。
『3月1日は北海道の公立高校の卒業証書授与式が行われます。
私が教員になって初めて3年間担任をもった生徒たちを送り出します。
この3年間は、楽しいことばかりでなく苦しいことの方が多かったです。
それでも自分が伝えていることが、今は理解できなくても10年、20年先にわかってくれればと思い、全力で接してきました。
生徒も私も大きく成長することができた3年でした。
これから社会の荒波にもまれていく生徒たちに達郎さんからもエールを送ってくだされば幸いです。』
達郎氏:
お若い方々は、こういう時代でもですね、一所懸命生きております。
彼らの未来に貢献できるように、我々もですね努力しなきゃなんないと思います。
今日の最後
達郎氏:
今日の最後は練馬区のS.Hさん
『3月2日で80歳を迎える母Mが、達郎さんの曲のなかで一番好きな「忘れないで」をお願いします。
母も達郎さんの新しいアルバムを心待ちにしております。』
達郎氏:
もう少々お待ちください。
お元気で。
2004年の私のシングル・・
50代になったばっかりで、この先、声がどれくらい持つかと思ってですね・・
今のうちに高い曲の歌をつくっておこう!
カンツォーネだ!
といいて作ったのが「忘れないで」という曲です。
おかげさまで、あれから20年近くたちますが、まだなんとか歌えております。
♪ 忘れないで/山下達郎
今週のオンエア曲
14:04 The War Song(Live / ‘14.10.10 名古屋・ボトムライン)/山下達郎
14:10 1-2-3/Len Barry
14:16 Homburg/Procol Harum
14:22 Funky Street/Arthur Conley
14:26 スペシャル・レディー/レイ,グッドマン&ブラウン
14:30 カンパニー/リッキー・リー・ジョーンズ
14:41 サヨナラ/高美以子
14:45 忘れないで/山下達郎
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