長崎市内は、白い雲と青い空がひろがり、初夏のような心地よさです。
番組のお便りは、あたたかい家族の様子が見えるものと「わかんない」ものが絶妙にミックスされて、まったりした日曜の午後にピッタリです。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
4月17日・・中ごろでございます。
どんどん、時は経っておりますがですね。
今日は、前倒しで録っておりますので。
お天気の話とかですね、世情の話とかですね、申し上げられないのが残念でございますけれども。
あいかわらず、いろいろな所で、いろいろな事が起こっておりますが。
番組の方は、淡々と、進行しております。
今週も皆さんのリクエストにお応えして一所懸命やってみたいと思っております。
取材が始まります。
アルバムの取材は、ほんとにたくさんあるので。
でも今は、こういうご時世なので、東京で全部かたずけなきゃなんないという。
昔でしたら、地方のラジオ局とか、そういうの、伺うんですけども。
今は、そういうことが、なかなかできませんので。
東京で、中心にやっているので・・
そういう意味では、体は楽なんですけど、その代わり数が増えていくという・・そういうような・・・がんばって。
6月22日発売のニューアルバム『SOFTLY』の取材。
それから、もうすぐコンサートのリハーサルが始まりますので、それの準備をしなきゃなんないので。
そんな中では、番組は皆様のリクエストカードに助けられて『リクエスト特集』
1540回目のサンデーソングブックでございます。
神奈川県横浜市のH.Mさんからお便りを頂きましたが。
『また桜の季節がやってきました・・・』
ちょっと前でございます。
『最初の緊急事態宣言から、まる二年経過ですね。
なんだか、つい先日のことのように、遠い昔のことのような。
あれ以来、感染状況にかかわらず、会社の働き方改革によって在宅勤務が増え、これまでは長時間通勤で、一番家にいなかった私が、今は家族の誰よりも家にいる人になってしまいました。
このフレーズ、自分では気にいっておりまして
何度も使ってすいません(笑)
こんな変化が起きるとは、想像もしていませんでした。
人の想像を超えた出来事が、これから先もあるのだろうと思いますが、周りの方々と支えあい、励まし合いながら、うまく適応し乗り越えていきたいものです。』
私の番組のリスナーの方は、こういう方がたくさん多いので。
みなで助け合ってまいりましょう。
というわけで本日も日曜の午後のひととき、すてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。
みなさまのリクエストカードにお応えいたしまして、一曲でも多く一枚でも多く。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
愛媛県喜多郡のU.Tさん
足を骨折なさったそうで・・
『ようやくギブスもとれて少しづつ歩行練習も始まっています。
療養中は健康であることの、ありがたみや家族への感謝の気持ちをあらためて痛感しました。
今度のツアーでは序盤に愛媛に来てくださるので、それまでに完治して、なんとしてもチケットをゲットして鑑賞したいと思います。』
お体お大事に。
妹のMさんにハッピーバースデーですが。
『リクエストは2020年にオンエアされた「Magic Touch」のおうちカラオケ・バージョンをお願いします。』
「おうちカラオケ」「おうちアカペラ」と言いますとですね
2020年の緊急事態宣言を思い出しますが。
家で一所懸命、アカペラをバックに歌った思い出とともに(笑)
おうちカラオケ・バージョンの「Magic Touch」で、どうぞ。
♪ Magic Touch(おうちカラオケ)/山下達郎
~ CM ~
♪ Good Morning Little School Girl/Sonny Boy Williamson
アルバム『SOFTLY』の曲順はどのようにして決定したの?
達郎氏:
アルバムの告知が出ましたら、アルバムのことも、いろいろとお便りを頂いております。
静岡県伊東市のI.Yさん
『アルバム告知トレーラー拝見しました。
楽しみです。
15曲も収録されていて、うれしい限りですが、曲の順番はどのようにして決めるのですか。
差し支えなければ教えてください。
よろしくお願いします。
ツアーも楽しみです。』
昔は10曲入りで、片面5曲、両面で10曲ですから、けっこう考えましたが。
15曲、直線で入りますと、何が11曲目で何が12曲目か、わかりませんので(笑)
あの・・適当です(笑)
ふっふふふ(笑)
迷ったら、迷っただけなので。
最後は、エイヤっという感じです。
ハイ。
♪ My Turn To Shine/C# Sharp with The Love Machine Orch.
ありがたいお便り!
達郎氏:
東京都中野区のI.Tさん
『この4月で社会人11年目がスタートします。
あっという間の10年間でした。
楽しさや充実感を覚えるよりも、つらい気持ちでいることの方が多い日々でした。
それでも生活の一部にサンソンがあって、達郎さんが紹介してくれる音楽が暮らしに彩りを与えてくれました。
このリクエスト曲もサンソンで初めて耳にして、忘れることができなくなった大切な曲のひとつです。
達郎さんへの感謝を込めてリクエストさせていただきます。
これからも、すてきなオールディーズソングを教えてください。
いつまでも拝聴します。』
達郎氏:
ありがたいお便り!
でも若いうちの苦労はですね、買ってでもしろという言葉通り、若いうちに一所懸命がんばるとですね、必ずそれがいい結果となって帰ってきます!
ので、がんばってください!
達郎氏:
これ、すばらしいんですけど、エンディングが長い!
たぶんヘッドアレンジでやってるんでしょうね。
だから途中でノッてしまって・・
でも、しかもこれがアルバムの1曲目だという。
1曲目からくどい!
でも、すばらしい(笑)
っふふふ(笑)
どっちなんだ!(笑)
~ CM ~
来週
達郎氏:
3月13日から連続6回「リクエスト特集」でございますが。
来週、4月最後でございますが。
また恐怖の聴取率でございます。
だったらですね、「リクエスト特集」・・・
たまには「山下達郎のリクエスト特集」でいこう、と。
ライブでリクエスト特集
お聴きになりたいライブ、お寄せください!
「JOY」のソースでもいいですし。
いろいろありますのでですね。
何月何日のなんとか市民会館の・・あそこで観に行った・・
よくあるんです、これが。
あれば!お応えします!
データが多くなってきますので、探すのに時間がかかるので(笑)
たくさんお待ち申し上げております!
来週は『山下達郎のライブ・リクエスト特集』
ハガキの方は
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
メールでのご所望は https://www.tfm.co.jp/ssb/
5月からはハガキ・オンリーに戻ります。
達郎氏:
5月からライブのリハーサルが始まりますので。
そうなりましたら、ここ2年あまりですね、メールでリクエスト受け付けてまいりましたけれども。
ツアー始まりますと、とても肉体的にチェックがしきれませんので。
またハガキ・オンリーに戻ります。
11月終わりましたら、またメール再開できればなと、思っておりますので。
あと数週間で、メールいったんお休みでございます。
よろしくお願いしまーす!
ニューアルバム『SOFTLY』
達郎氏:
6月22日にニューアルバム発売になります。
アルバムタイトル『SOFTLY』
11年ぶり
通算14枚目
シングルたくさん入って、それから新譜もたくさん入って。
シングル、新曲、半々くらいの・・
全15曲
初回盤は2枚組で、昨年の末のアコースティックライブ「サンデーソングブック1500回記念」のアコースティックライブ、ここからセレクトしたアコースティックライブ。
通常のは1枚組で普通のやつです。
合計4形態で。
カセットがご好評いただいております。
カセットまだ聴けるのかっていう感じですが・・
ご時世って言いましょうかですね。
アナログも昔はですね、何度も申し上げますが。
1990年くらいにはですね、アナログ出すっつうんで、もうガラパゴスだ! シーラカンスだ! さんざんぱら、言われましたからね。
それから比べると夢のようですが。
6月22日
よろしくお願いします。
達郎バンドのコーラス、ハルナさんのライブ&アルバム情報
達郎氏:
今日は、もう一つありまして。
私のライブのコーラスで参加して頂いております、ハルナさん。
昨年からですね、自分のライブをですね、ずーっとやっております。
私の、やはりライブのメンバーであります佐橋佳幸さん、それから柴田俊文さんと一緒にアコースティック・ライブをやっておりますが。
4月22日 金曜日に目黒のブルース・アレイ・ジャパンでライブを行います。
チケット絶賛発売中。
配信も行います。
詳しくはハルナさんのオフィシャルサイト
でご確認ください。
もうすぐ彼女、アルバムが発売されます。
私、コーラス2曲参加しております。
また詳しいことが分かりましたらインフォメーション差し上げます。
ご家族の様子がみえてきます
達郎氏:
葛飾区のI.Aさん
『19歳の我が娘
4月1日で自動的に成人になった一人です。
なんだかなぁ~
子育てで、我慢することの大切さを教えたくて、
「どちらかに、して!」
が私の口癖でした。
先日、達郎さんのニューアルバム、アナログレコードとCDを同時予約している私を見逃さない娘。
両方、無駄使い、怒る。
完全に立場逆転です。
達郎さん、決して無駄遣いじゃないことを、どうしたらわかってもらえるでしょうか(笑)。』
達郎氏:
自分で稼ぐようになれば、何を買おうとだいじょうぶです。
すねかじりの時は、我慢することが大切ですね。
自分でお金を稼いだら、好きなようにやってくださいと。
おっしゃってください。
なかなか、どなたも家庭の、そういう奥底が見えておもしろいです。
東京都にお住まいの難波弘之さんからのリクエスト(笑)
達郎氏:
先週、難波弘之さんからメールが来まして。
家に直接。
『リクエストをしたいんだが』
というですね。
何が来るかと思いましたら、アフィニティというですね、70年代頭に活動しておりましたイギリスの、ジャズロックの範疇に入るんですかね・・
初め、インストばっかりだったんですけど、リンダ・ホイルというボーカルの人が入ってから、ボーカルものが出しまして。
スタジオアルバムが1枚だけ出ましてですね。
『アフィニティー』というアルバムですが。
最近、これCD化されて、聴くことができるんですけど。
こっからローラ・ニーロのカバーの「Eli’s Coming」
これを、かけてくれという。
『よく考えてみると、これが僕の音楽的原点かもしれない』
という、なんかいろんなこと言っておりましてですね。
前にも難波君のリクエスト1回かけたことがあるような気がしますが。
この『アフィニティー』、なかなか演奏がいいので。
今日は、それをおかけします。
72年のアフィニティーのアルバム、同名の『アフィニティー』から
スリー・ドッグ・ナイトで大ヒットした、もともとはローラ・ニーロの作品。
これのカバーで「Eli’s Coming」
♪ Eli’s Coming/Affinity
ちなみにこのアフィニティのメンバーでありますリントン・ネイフという人がいましてですね。
この人はUKソウルのアレンジャー、プロデューサー、作家として活躍したビリー・オーシャンとか、絡んできます。
いい作品をたくさん出しておりますが。
1953年で、同じ年生まれの難波君はですね、僕が池袋で彼は巣鴨なので。
地域性がまったく同じなので。
だいたいこういう趣味がですね、一致しているという。
っふふふ(笑)
エンディング
達郎氏:
とか言ってる間に時間がなくなってしまいました(笑)
お時間まで、お便りできるだけ・・・
山下達郎さん以外の歌手が歌う「ライド・オン・タイム」で棚から一つかみ
達郎氏:
山形県尾花沢市のN.Sさん
この方も超常連ですが。
『「山下達郎さん以外の歌手が歌う「ライド・オン・タイム」で棚から一つかみ」をまじめに本気で検討してください。』
という。
昔やりました!
「ライド・オン・タイム」づくし
「クリスマス・イブ」づくしってのも、やったことがありますが。
また、やってもいいですけどね。
機会があれば(笑)
ボブ・ディラン・シンドローム
達郎氏:
福岡市のN.Mさん
この方も超常連ですが。
『達郎さんの時々急にメロディが頭の中に浮かんで、しばらくリピートするときがあります。今回はジョーン・バエズの「死刑台のメロディ」のテーマでした。
この現象をボブ・ディラン・シンドロームとか言うとか言わないとか。
達郎さんもありますか。
あるんでしたら、どんな曲でしょうか。
とても気になります。』
達郎氏:
私、毎日ですよ!
何か、ふっとメロディーがわくと、それが延々繰り返す。
昔大瀧詠一さんと新春放談やってる時代に話したことあるんですけど。
いきなり「船頭小唄」が頭の中に出てきまして。
一日中
♪ おれは河原の枯れすすき~
どうするんだっていう・・
ぼく、そういうのあります。
皆さんはいかがでしょうか。
わかんない!
達郎氏:
大阪府河内長野市のI.Tさん。
『サンソンは、この春26歳になる末っ子の息子が生まれる前から聴かせていただいておりまして、大好きな番組です。
息子の名前は「O」と言います。
大好きなオーティス・レディング”ビッグ・オー”の「オー」とサム・クックの「サム」をくっつけて、この名前にしました。
親父の独断と偏見でつけた名前ですが、今では本人も気にいっているようです。
ちなみに車のナンバープレートは「3699」サムクックです(笑)。』
達郎氏:
わかんない!
これが極めつけだな
達郎氏:
これが極めつけだなぁ
宮城県塩釜市のY.Tさん。
『小生、4月の人事異動で地元に戻ってきました。
3月までは、車で片道1時間。
朝も早いので、出発前に朝食を食べると、昼間でにお腹がすくだろうと、社内で食べるように、妻がおにぎり2個を毎朝作ってくれました。
ざっと計算すると、3年間で約1500個
5年前までの3年間も同じような勤務だったので、合わせて3000個
私とは比べ物になりませんが、たしかイチロウさんも同じようなことを言ってました。
何はともあれ、妻に感謝です。
妻Tの誕生日は、4月9日です。
達郎さんから、おめでとうと言っていただけると、うれしいです。』
達郎氏:
これすごいなぁ~
この伏線(笑)
『リクエストは
「Fe-Fe-Feel it!」
の歌詞を
「ビ・ビ・ビール瓶」
と間違えてた「アトムの子」です。』
達郎氏:
よくわからない(笑)
すごいなぁ~
今日の最後
達郎氏:
というわけで、今日はこのへんで。
でですね、いつもは自分の曲なんですけど。
すごいので、最後に。
ハンブルグから頂きましたメール。
O.Mさん、22歳。
『はじめまして・・・』
これ、日本語ですよ!
『いつも山下達郎さんのラジオ聴いています。
私はドイツに住んでいます。
Mです。
僕は、山下達郎さんが歌う曲と作曲した曲が大好きです。
山下達郎さんを通して、竹内まりやさんや、角松敏生さんや、林哲司さんや、大貫妙子さんなど、他にもたくさんの歌手を好きになりました。
私は自分でも作曲をしています。
ぼくは、あなたからとでも大きなインスピレーションを受けています。
だから、僕はシティ・ポップはとても好きになりました。
そこで大貫妙子さんの「サマー・コネクション」をリクエストします。
この曲を聴くと、いつも美しい夏の日が浮かんできます。』
達郎氏:
すごいでしょ!
もう一枚
石川県金沢市のM.Tさん
『先日、世界一周旅行から帰国した友人と半年ぶりに再開し、旅の話をたくさん聞かせてもらったのですが、その中で彼がメキシコのミュージック・バーに立ち寄った際、彼が日本人だとバーのマスターが知ると、うれしそうにニヤッと笑い、達郎さんの「SPARKLE」をレコードで聴かせてくれたんだという話がありました。』
達郎氏:
すごいですね、ほんとに・・・
『まさか友人が異国の地で山下達郎さんを聴くことができる、うれしそうに語る姿を見て、これはぜひとも達郎さんご本人に伝えなくてはと思い、恐縮ではありますがメールにて思いを綴らさせていただきました。』
達郎氏:
すごいな・・
わかりません!
で、さきほどのMさんのリクエストにお応えしまして
大貫妙子さんの、77年の作品「Summer Connection」
アルバム「SUNSHOWER〔サンシャワー〕」アルバム・バージョンじゃなくて、私の好きなシングル・バージョンの方で「Summer Connection」
♪ Summer Connection(SINGLE ver.)/大貫妙子
今週のオンエア曲
14:03 Magic Touch(おうちカラオケ)/山下達郎
14:10 Good Morning Little School Girl/Sonny Boy Williamson
14:15 You And Me/The Moody Blues
14:20 My Turn To Shine/C# Sharp with The Love Machine Orch.
14:25 青春の旅路/アート・ガーファンクル
14:37 Eli’s Coming/Affinity
14:45 Summer Connection(SINGLE ver.)/大貫妙子
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