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山下達郎さん サンデーソングブック 2021年04月04日『棚からひとつかみ+リクエスト』(#1486)

サンデーソングブック山下達郎サンデーソングブック 
サンデーソングブック

長崎市のお天気は、土曜日夜遅くから雨が降りだし、日曜日も曇天のあいにくな天気です。

今日のサンソン、ライブアルバムJOYの構想について、ちょっとお話がありました。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

令和3年度、スタートでございます。
新年度スタートでございますが。

例年でしたら、
卒業
入学
入社
転勤・・・
いろいろな事が起こりますけれども。

ここんとこ、ずーっとですね、変な時代が続いておりまして。
なかなか思うに任せない方も、たくさんお出でだと思います。

私のサンデーソングブック
1992年の10月に放送スタートいたしまして。
最初は、土曜日の「サタデーソングブック」としてスタートしましたけれども。
この4月で、放送28年半を迎えることになりました。

ことしの10月で29周年となります!

長らくご愛顧いただいております。
JFNネットワークでも最長の番組となっております。

特に同一時間でですね、同一のパーソナリティーで継続している番組としては最長の部類に入ります。

引き続き、今年度もサンデーソングブック、何卒よろしくお願い申し上げます。
本日からホクトさんがスポンサーに加わってくださいました。
よろしくお願いします。

だいたい例年、新年度の頭はですね、番組の解説をいたしますけれども。
もう長くやっておりますので、もういいかと思いますけれども。
つい最近お聴きになった方とかですね・・
時代が反映しておりまして、ラジオの聴取がどっと増えているというデータがありまして。

最近、お聴きになられた方、たくさんお出でですので。

私のこのサンデーソングブック、28年半やっておりますけれども。
古い音楽のことを「オールディーズ」

古くても、いい音楽
OLDIES but GOODIES!
OLDIES but GOLDIES!
いろんな言い方をしますけれども。

古い音楽をかける番組でございます。

私自身ミュージシャンやっておりますので、私自身の新譜、それから関係各位に関しましては新譜かかることありますけれども、基本的には「OLDIES but GOODIES!」

古いけれどもいい曲をかける番組であります。

この番組には、いわゆる放送作家とか台本とか、一切ございません。
選曲はすべて私の個人レコードのコレクションから選んでやっております。

いわゆる「棚からひとつかみ」
私、山下達郎のレコード棚から選曲しております。
スタッフも最小限、精鋭でやっております。

完全家内制手工業!
ディレクターの山岸女史と、
技術の丸山君と
それから、私のナレーションを必死に編集してる大塚君とですね
4人で制作をやっております!

だんだん年はとってきましたけれども。
おかげさまで、28年半、変らずご愛顧を頂いております。

本年度も、何卒宜しくお願いいたします。

日曜日は、今日もですね全国的に雨がちという、そうした予報になっております。
でも、だいぶ暖かくもなったんですけども、夜はドンと冷えるというですね。
10度くらい温度差があるというところが多いんですが。

なんか土日が雨だというのが、5週間くらい続いているという情報でございます。
季節の変わり目でございます。
だいぶ暖かくなって参りましたけれども、温度差が激しい・・
その上に、このウィルスの・・・
いつまで続くウィルスぞ!っていう感じですね。

皆様、引き続きくれぐれも、お体お大事に。
感染にお気を付けください。

番組はそれでも、淡々と、和やかに続けてまいりたいと思います。
毎週、いろんなことを申し上げたいのは、やまやまなんですけど。
その時間、一曲でも余計にかけたほうが、いいなと。
そういうことでございます。

年度明けでございますので。
山下達郎のレコード棚からアトランダムに「棚からひとつかみ」
これがレギュラープログラムでございますが。

最近、お便りがですね、目に見えて増えております。
お便りのチェックも一人でやっておりますので、時間がかかります(笑)

今日も、たくさんのリクエストそしてお便り、くださいました。
ありがとうございます。
1曲でも多く、1枚でも多くご紹介しつつ、今日は「棚からひとつかみ+リクエスト」
おなじみのプログラムでございます。

ここんと、ずっと続いておりますが。
スタジオ仕事、精を出しておりますので・・
これらとあわせていきたいと思います。

長くなってしまいました。
年度初めでございますので、ご容赦ください。
日曜日の午後のひと時、本日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます、山下達郎サンデーソングブック。

本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
春先は、いつもこの曲。

おなじみ「ドリーミング・ガール」

♪ ドリーミング・ガール/山下達郎

~ CM ~

♪ Fire/The Crazy World Of Arthur Brown

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残された時間の中でですね、自分がほんとにいいと思うものを。

達郎氏:

東京は杉並区のI.Yさん。

『メッセージを出すのは、初めてですが、リスナーとしてのキャリアは、ほぼ初回のころから聴いていますので、超超常連と自負しています。
そんな自分も早いもので介護保険証が送られる年になってしまいました。

あの荻窪ロフトでシュガーベイブの演奏を聴いていた若い頃が、懐かしくもあり、本日にいたっております。
最近の音楽、胸がわくわくするようなサビの部分が感じられず、自分の感性が枯れ果てたのか、時代の特徴なのか、年のせいなのか、よくわかりません。

いつまでも、70年代、80年代の曲ばっかり聴いているので進歩がないし。
かといって最近の音楽を聴いても良さがわからず、このまま昔を懐かしみながら老いていくのも、なんだかいやだし。

達郎さんはサビについて、どうお考えでしょうか。』

達郎氏:

私と同世代の方でございますね(笑)
お気持ちよくわかります。
でも時代は変わっていくのでですね。
どうしようもありません。

それに迎合する必要はないと思います。

いいと思うものだけ、お聴きいただければ、いいんじゃないですかね。
我々は商売ですからね、一所懸命、先勉強しなかればいけませんけれども。
好きでもないものをですね、一所懸命我慢してですね、見聞きするのは、もうこのぐらいの年になったら、もったいないという。

残された時間の中でですね、自分がほんとにいいと思うものを、お聴きになればいいと思います。

趣味などというものはですね、ある人にとっては、心が、魂が奮えるほどの感動をもたらすものでもですね、他の人にとっては、ただの寝言にしか聞えないというですね。

それを、あえて責めてもしょうがない。
「お前はわかってない!」とかですね、そういうこと責めてもしょうがないので。
そうしたものに寛容で、
「それはあなたの意見でしょ。それはありがとうございます。」
「けど、私はこれが好きなんです」
って。

今の政治の、そういうものも同じでですね(笑)
罵倒と批判のし合いといいましょうか。
もうちょっとこう、人の言動に耳を傾けるとか、そういうことが、だんだんできなくなって。
世界的な殺伐とした空気の中で、特に自分はどうしたいかとか、そういうことを考える・・
ちょうど、そういう立ち止まる時期なんじゃないかなと。

私なんか、個人的に思います。
もう「絶対、何とか・・」とか存在しないのでですね。

神様ですらですね、他の神様から見たらですね、否定される・・
しょっぱなから辛気臭い話題ですいませ(笑)

♪ フォー・ホワット(ステレオ)/バッファロー・スプリングフィールド

♪ Just For You/Alan Price

単身赴任

達郎氏:

東京都狛江市のS.Yさん。

『私は、この4月から4度目の福島単身赴任が始まります。
そもそも、このサンソンとの出会いも、単身赴任で東京から福島への車の移動の際に聴き始めたのがきっかけでした。
あれは25年前でした。

そして還暦を迎えたこの年で、また単身生活が始まります。
先週、達郎さんもミュージシャンをやめようと何度か考えた、と言っていましたが、私も、これまで何度も退職を考えたことがありました。
でも、なんとか定年まで勤めることができました。

最後の単身生活になると思われ、最後の福島の生活を楽しめたらと思います。』

達郎氏:

お体お気をつけて。

お次のリクエストは、愛知県清須市・・
清須、すごいなぁ!
K.Kさん。

『4月から定年退職前の1年を単身赴任で過ごします。
仕事場となる自然豊かなな山村地域でサンソンを聴くというダジャレ心でがんばっていきたいと思います。』

達郎氏:

っへへ(笑)
シャレがある。

♪ Just For You/Alan Price

♪ ツイストで踊りあかそう/サム・クック

~ CM ~

来週

達郎氏:

令和3年度のスタートでございます。

来週はですね、数週間前に申し上げておりましたが。
村上ポンタさんの追悼番組をしたいと思います。

『極私的 村上ポンタ秀一特集』
でございます。

さきほど申し上げましたが「プロテストソング特集」なんてのも4月にやってみようかなと思っております。

引き続き、皆様からお便り・リクエストたくさんお待ち申し上げております。
おハガキの方は
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック

東京FMのウェブサイトのからメッセージフォームをお送りくださる方は
https://www.tfm.co.jp/ssb/
お待ち申し上げております。

ライブ・アルバム JOYの構想

達郎氏:

先週、私の今年のライブツアー中止することを申し上げまして。
その代わりにですね、JOY2出してみようと・・・
申し上げたんですけども。

ちょっと言葉が足りませんで。
JOY2,私、5枚組とか6枚組でやるつもりだったんですけども。

そうしますと、どう考えてもですね、時間がものすごくかかるので。
少し縮小して、と申し上げましたら・・

「なんだい! 5枚組じゃなくて1枚組かい!何いれるんだよ!」

というですね・・
少しづつ、分けていきたいと思います。
JOY2,JOY3,JOY4みたいな形で、分けていきたいと。

そうしますと、比較的近いローテーションで発売できますので。
そういう形にした、という意味だったんですけども。

ちょっと言葉が足りませんでした。

とりあえずJOY2という形で、ベスト・ヒット・ライブみたいな形になるかもしれません。
まだ計画が固まっていませんけども。

例えばレアものとかですね、アコースティックライブとか、シングス・シュガーベイブ・・
そういうような・・
あとは、カバーものとか。
そういうような具合に、いろいろと分けて、やっていきたいと思っております。

ご期待ください!

ちょっとまだ、計画中でございます(笑)

シャレのつもりで言ってるんですけど。

達郎氏:

先日、私申し上げましたけども。
お若い方から、たくさん頂くのでですね、ひょっとして年齢詐称じゃないかとか、そういうようなですね・・

シャレのつもりで言ってるんですけど、まじめにとる人がたくさんいらっしゃるんですよね。

「あ、年齢詐称でも、いいんだ」って、そういうお便りも来ましたですね(笑)

あとは60代の方が「私は年齢詐称では、ございません」
これシャレがありますね!
そういうの好きなんですけど。

まじめにとってですね、いるんですよ。
そういうのは、イヤですね、えぇ・・。

岩手県滝沢市 K.Aさん。

『先日の放送で、いわゆる年齢うんぬんといったお話でしたが。
おそらく渦中の人は、私の次男坊、二十歳の親友です。
彼の名誉のためにも、誓っていいますが、彼は間違いなく二十歳です。
私は55歳です。』

(笑)すいませんね!

同様のお便りですが。
江東区のI.Nさん。

『先週の放送で、友人からリスナーの年齢詐称を指摘されたお話をされていましたが、二十代の息子も古い曲をよく知っていて、聴いているようです。

先日
「なんで、そんな古い曲知っているの?」
って聞いたら、逆に
「お母さん、音楽はずっと続いているんだよ。引き継がれていくんだ。」
と言われてしまいました。

今、彼らは自分が生まれる十数年前の曲が日曜的に聴くことができる環境にいるのですよね。
時々、入浴中に大瀧さんや達郎さんの曲が聞こえてくるのって、母はうれしいです。』

達郎氏:

やっぱり、いわゆるサブスクとか、ネットで音楽が聴ける、あとSpotifyなんて聴きますと、「あなたのお好きな感じ」みたいな、そういうのが、どんどん広がっていくんですね。

ですので、そういうとこに基づいたリクエスト、けっこう頂きます。
「そういうのフリー・ソウルのコンピに入ってた」とか、そういうフォローがありますが。

ですので、私はそれの奥を掘って戦い続けたいと思っております。

引き続き、お若い方も、同世代の方もよろしくお願いします。

TRIO FM 時報

達郎氏:

さきほどお便りくださいましたK.Aさん

『私の若い頃には、現在のようにネットで音楽情報を集めることはできませんから、ひたすらラジオを聴いて音楽を楽しんでいました。

土曜日などは、学校から昼に帰ってFMラジオにかじりつくように聴いたものです。

というわけで、リクエストは、当時「コーセー歌謡ベストテン」からシリアポールさんの「ダイヤトーン・ポップス・ベストテン」につなく、達郎さんの
”ステレオ トリオ 2時です” ポーン
のトリオの時報ジングルをお願いします。

あの数秒のアカペラに込められた達郎さんの本気をもう一度ラジオから聴かせていただければ幸いです。
よろしくお願いします。

東京はコロナで、こちらの想像以上のご苦労があると思います。
健康に気を付けて、これからも楽しい放送お願いします。』

達郎氏:

うれしいお便りでございますね(笑)
まだ、FMのネットワークが4局しかないとき・・

FM東京
FM愛知
FM大阪
FM福岡

と、4局しかない時代です。

一時間に一回、TORIOの、ステレオ・トリオですね、TORIOの時報のジングルが出まして。
それを私がやっておりました。

10秒のジングルでございます。
今、ファンクラブで通販しております
“Tatsuro Yamashita CM Collection Vol.1”
に入っております。

興味のある方は・・
宣伝、宣伝(笑)

70年代、FMお聴きの皆さんには、おなじみの「TRIO FM 時報」
山下達郎アカペラ・バージョン 10秒!

♪ TRIO FM 時報 (’78)/山下達郎

これは1978年から始まりまして。
TORIOのFMの時報でございます。

何年か続きましたけれども。
さんざんCMやってた時代の作品であります。

エンディング

達郎氏:

今日はちょっと年度始まりで、番組の説明も多かったので、ちょっと時間がなくなってしまいました。

だんだん、だんだんお便りが面白いので、つい引き込まれて(笑)
ご紹介していくと、どんどん時間がなくなって参ります。
今日は、このへんで。

来週は、そういうわけで村上ポンタ秀一さん、
「極私的 村上ポンタ秀一 特集」
でございます。

私のポンタ秀一さんとやった作品を中心に、ご紹介したいと思っております。

世界情勢、ますます殺伐としている中でですね・・
お互いの協調とかですね、ユニティーについて語るとですね、ますますそういう、反発が来るという・・不幸な時代であります。

そういう時は、やっぱりそういう歌を歌うしかない、という。
私のアコースティックライブでですね、ずーっと歌い続けております、マーヴィン・ゲイの「What’s Going On」

今日は、これを最後にお聴きをいただきます。
2018年の3月17日、京都の拾得で収録した3人ライブのバージョンで。
配信で一度お聴きをいただきましたが、ラジオ放送では、本邦初公開でございます。

♪ What’s Going On (Live / ‘18.3.17 京都・拾得)/山下達郎

今週のオンエア曲

14:06 ドリーミング・ガール/山下達郎
14:12 Fire/The Crazy World Of Arthur Brown
14:20 フォー・ホワット(ステレオ)/バッファロー・スプリングフィールド
14:24 Just For You/Alan Price
14:28 ツイストで踊りあかそう/サム・クック
14:41 TRIO FM 時報 (’78)/山下達郎
14:42 What’s Going On (Live / ‘18.3.17 京都・拾得)/山下達郎

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