福岡市内は、30℃を超える気温ですが、空の景色は秋を感じます。
ラジオ「小沢昭一的こころ」よく聴いてたなぁ。
ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
皆さんこんにちは。
ごきげんいかがでしょうか。
山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は私、山下達郎がお送りいたします、楽天カードサンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしましてJFNの全国38局ネットでお届けしております。
もう9月も中旬でございます。
また3連休、敬老の日。
敬老の日か・・・
最近なんか身につまされるという。
中期高齢者とか。
老人を敬え。
まあでも誰も声かけてくれません。
まだバスとか乗っても譲りましょうかと言ってもらえませんですね。
ええ。
それで喜ぶ人もいますけども。
まあ、いいや。
ぶつぶつ言っておりますが(笑)。
リハーサルが始まりましたライブツアーのですね。
一生懸命やっております。
なんせもう50周年なので、曲がですね、多すぎてとにかく(笑)。
何を削るかっていうのにもう四苦八苦しておりますが。
だいぶあのメンバーのコミュニケーションがいいので落ち着いた演奏に、なっております。
もうちょっと引き続き頑張って練習したいと思います。
もうあと1ヶ月ちょっとで本番始まりますんで、ツアー始まりますんで。
今年も一生懸命やりたいと思っておりますが。
さて、番組の方はですね、久しぶり。
4年ぶりになりますかね。
昔はよくやっていたんですけれども。
ベタな曲。
誰でも知ってる曲、大ヒット曲、メガヒット曲。
このサンデーソングブックという番組は音楽番組なんですけど、いわゆるこうオールディーズの、しかも割とカルトなですね、あんまり普段他の放送局ではまずかからない、
世界的にあんまりかからないやつも含めてですね、そういうのやっておりますけど。
たまにはそういう、どなたでもご存知の曲のリクエストを受けて、ベタなリクエスト、ベタリクと言いますかね、ベタな曲のリクエスト。
昔はよくやってたんですけど、ここのとこちょっとごぶさたでございます。
じゃあ久しぶりにベタリクをやりますと告知をしましたら、まあ来るわ来るわ。
皆さん、ここを先途とですね、水を得た魚と申しましょうかですね。
すごいですね。
見るだけで整理するだけで何日かかるという、そういう感じでございますが。
負けずに張り切っていきたいと思います。
1718回目のサンデーソングブック。
ベタリク、ベタな曲のリクエスト。
日曜日の午後のひととき、今日はですね、超有名曲がずらっと並ぶ、サンデーソングブックであります。
それでも素敵なオールディーズソングをお届けします山下達郎サンデーソングブック。
本日も選曲はベタですが、最高の音質でお届けをいたします。
配信が始まりました「オノマトペ ISLAND」、ニューシングル。
Netflixで現在配信中のポケモンコンシェルジュ、ポケモンの完全新作ストップモーションアニメ。
これの主題歌でございます。
ダウンロード配信始まっておりますけれども、CDでも発売いたします。
11月の5日発売ですが、配信始まっておりますので今日もオンエアさせていただきます。
たくさんリクエストありがとうございます。
福岡市の超常連、O.N.さん。
『オノマトペに名前が似てる O.N.です。』
いいですね、シャレがあって。
仙台市の K.T.さん、超常連。
北九州市の O.S.さん。
『最近名前を読まれるのが以前に比べて減りました。』
ごく穏やかな叱責。
神戸市の超常連 I.H.さん。
熊本市の超常連 M.S.さん。
たくさんたくさんいただきました。
今日も聴きいただきます。
「オノマトペ ISLAND」。
~ CM ~
♪ Raindrops Keep Fallin’ On My Head / B.J. Thomas
ご託はいいとして
達郎氏:
山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
というわけで久しぶりのベタな曲のリクエスト。
大ヒット曲、メガヒット曲、誰でも知ってる曲。
略してベタリク。
久しぶりでございますが。
とは申しますもののですね、私の番組33年やっておりますので、ものすごくばらけます。
で、今日いただいたリクエストですね、やはり昔からのリスナーの方の趣味反映して、ほとんどが70年代のヒット曲ですね。
80年代、90年代になるとだんだん少なくなってくる。
で、いわゆるその皆さんの共通認識の歌ってのは、だんだん、だんだんこう時代がこっちに来るにつれて少なくなってくるとか、そういうようなのもありますが、やっぱ60年代70年代は誰でも知ってる曲っていうのは、やっぱりこう限られてくる。
そういうような感じがベタリクをやると、ひしひしと感じるわけでございますが。
ご託はいいとして・・・
たくさんのリクエストありがとうございます。
1曲でも多く行ってみようと思います。
まずはB.J.トーマスの最大にヒット曲、1969年 全米チャート4週間ナンバーワン、ミリオンセラー。
いわゆる映画のタイアップ。
「明日に向かって撃て」
これの主題歌。
「Raindrops Keep Fallin’ On My Head」
日本題「雨にぬれても」。
長野県飯田市のT.K.さんからいただきました。
『ベタリクですから曲紹介は「雨にぬれても」でお願いします。』
注文が多いんですよね、皆さんね。
マイケル・ジャクソン来るかと思ったらジャクソン5の方が多かった
達郎氏:
まぁ本当にいろんなのがいただきますが。
マイケル・ジャクソン来るかと思ったらジャクソン5の方が多かったという。
サンソンぽいなという。
そん中でもこの1枚。
茨城県つくば市 N.H.さん。
『ABC by Jackson 5 古今亭志ん生の落語を聴いていたらこの曲を聴きたくなりました』ってですね。
『蛇から血が出ていてヘービーチーデー』ってありますけどね。
まくらで。
こんなのもう誰も知らないです、今。
『失礼しました』って書いてありますけど、わかればいいんですけどね。
ジャクソン5、モータウンでの衝撃のデビュー作I Want You Backに続きますセカンドヒット。
1970年2週間全米ナンバーワン。
ジャクソン5、1970年のABCでございました。
日本では売れたけど、イギリスではナンバーワン取れてません
達郎氏:
このベタリクというのは90年代からやっておりますけれども。
昔はですね、やっぱまとまった数、ただビートルズでしたらですね、She Loves Youが3枚とかですね、5枚とかそういうのがあったんですけど、今回はすごくいただいたんですが、すっごくばらけておりますので、大体1人1曲みたいな感じになってます。
ですので、お三方同じリクエストになったら、もうかけるしかないという。
そういう・・なんか、そういう・・・軟弱ですね。
10cc。
「I’m Not in Love」
1975年。
日本じゃものすごく売れました。
でもイギリスではナンバーワン取れてません。
こういう特集やると意外な、あ、このチャートだったんだみたいな、そういうのがすごくあります。
これもなるほどっていう。
でも日本じゃすごい、誰でも知ってる曲でした。
奈良市の Y.E.さん。
埼玉県は越谷市の A.S.さん。
横浜市の O.A.さん。
『20代の頃初めて新宿2丁目のニューハーフショーパブに連れて行ってもらった時、お姉様方がこの曲でパフォーマンスをしていたことを強烈に覚えています』と。
答えようがありません(笑)。
10cc、もうプロフィールとかいいっすね。
1975年の大ヒット「I’m Not in Love」
10cc、1975年の「I’m Not in Love」でございました。
先ほど申し上げましたみたいに、とにかく曲がものすごくばらけてるのと、それからいただいたリクエストでかけようと思ってチャート調べますと、実はシングルカットされてないとかですね。
ヒットしてないとか、向こうで。
でも日本じゃものすごく知られてる、そういうようなもの、これ勉強になるんですよね。
やってる方も勉強になります。
ディープ・パープルは決め事がちゃんとしてるバンド
達郎氏:
というわけでお知らせの前は、ディープ・パープル。
ディープ・パープル
山のように来ると思ったらお2人しか来ません。
大阪府は吹田市の O.T.さん。
超常連の方です。
でもこの方もうここ数週間毎週これ、リクエストいただいております。
「ハイウェイ・スター」
1972年の、ディープ・パープルのアルバム「マシン・ヘッド」
ここに入っておりますが。
意外なことにこれ、向こうではシングルカットされてないんですね。
日本だけなんです。
でも日本は本当にこの「ハイウェイ・スター」もディープ・パープルの代表曲の1曲であります。
で、1972年のアルバム「マシン・ヘッド」に入っておりますが、72年に日本に来日しましてですね、その時の演奏がすごかったんで、ライヴ・イン・ジャパンていう日本だけで発売されたものがですね、ものすごく評判になりまして、アメリカでもそれが発売されまして、Made in Japanっていう、73年に発売されました。
それの方が「マシン・ヘッド」よりチャートアクションが良かったというですね。
で、このライヴ・イン・ジャパンは素晴らしい出来なので、みんな聴いてました、その頃。
これのアルバムの1曲目に入っております「ハイウェイ・スター」が本当超絶なので、今日はへそまがりでこっちをかけます。
でも、ディープ・パープルみたいなバンドはですね、ライブ・バージョンだとレコードの倍ぐらい長くなるのが普通なんですけども、ディープ・パープルは決め事がちゃんとしてるバンドなので、ほぼ、レコードの演奏時間と同じライブの演奏時間だっていう。
渋いディープ・パープル全盛期の演奏、1972年大阪フェスティバルホールでのライブバージョン。
ハイウェイ・スター。
♪ Highway Star(Live) / Deep Purple
ディープ・パープル、1972年の日本公演のライブ「ハイウェイ・スター」でございました。
千葉市の T.H.さんは「スモーク・オン・ザ・ウォーター」にリクエストいただきました。
今日はこれで。
すいません。
~ CM ~
来週
達郎氏:
山下達郎がお送りしておりますサンデーソングブック。
ベタな曲のリクエスト、ベタリクでお届けしております。
久しぶりでございますが。
当然来週も、と申し上げたいところですが、来週水曜日9月24日はですね、9月ずっと発売しております、ムーンレコードのアナログ盤とカセットのまたシリーズでございます。
「僕の中の少年」が、9月の24日に発売いたしますので、来週は「僕の中の少年」のまた特集を、久しぶりにやらせていただきます。
で、それ越しまして9月28日、またベタリクやりますので、よろしくお願いします。
山のように残っております。
悪乗りってやつ。
リクエストお便りふるってお寄せください。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブック、ベタリクの係
よろしくお願いいたします。
オノマトペ ISLAND
達郎氏:
で、冒頭にも申し上げましたが「オノマトペ ISLAND」。
現在配信中ですけれどもシングルでも発売いたします。
11月5日発売です。
「オノマトペ ISLAND」と、今年、ダイハツムーヴのCMでオンエアされております「ムーヴ・オン」。
これのダブルA面、CDでダブルA面って、あれなんですけども。
これに昨年12月に公開されました映画グランメゾン・パリのチアリングソング「Santé」(サンテ)。
これをプラスしまして3曲入り、カラオケ音源収録してトータル6トラック入りのCDで11月5日に発売されます。
これは間際になりましたらまた詳しく申し上げます。
神奈川県鎌倉市の H.K.さん。
『達郎さんは普段よく口にするオノマトペがありますか。
私の場合は「ムニムニ」かな。
家の猫のお腹を触る時。』
私ヘラヘラ(笑)。
ヘラヘラしてんじゃないの。
そういう
兵庫県三田市の I.N.さん、昔からいただいておりますが。
『もう50年近くラジオに出られておられると思いますが、逆にずっと聴き続けられているラジオ番組ありますか』という。
私は小沢昭一さんの「小沢昭一的こころ」っていうのをですね、ずっと録音して聴いておりましたが、お亡くなりになりました。
あれ本当に素晴らしい番組でした。
自分もそういうのを目指せればと思っております。
本当は12月の歌なんですよね
達郎氏:
ベタリクに戻ります。
1人1曲のような世界ですが、なぜか異常に多い1曲がありました。
アース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」。
ベタだな。
でもこの曲はですね、アースのシングル・オンリーなんですよね。
だからグレイテスト・ヒッツにしか入らなかったっていうですね、そういうあれなんです。
どうでもいい(笑)。
たくさんいただきました。
78年の全米ソウルチャート1位。
でもセプテンバーという曲なんですけど、これ本当は12月の歌なんですよね、これね。
ええ。
ま、いいんです。
細かいことはいいんです。
大阪市のT.S.さん。
兵庫県は姫路市のA.M.さん。
練馬区のI.M.さん。
福岡市のU.Y.さん。
金沢市のH.C.さん。
はじめ、たくさんいただきました。
おなじみアース・ウィンド・アンド・ファイアー「セプテンバー」。
♪ September / Earth, Wind & Fire
アース・ウィンド・アンド・ファイアー、1978年の「セプテンバー」。
誰でも知ってる1曲。
カーペンターズ
達郎氏:
もう1曲行きましょう。
カーペンターズなんですが、本当にばらけておりましてですね。
横浜市の S.K.さんは「イエスタデイ・ワンス・モア」。
新潟県上越市の S.T.さん。
兵庫県明石市の A.K.さんは「プリーズ・ミスター・ポストマン」。
福岡県糸島市は K.S.さん、それから、山口市の I.I.さんは「マスカレード」。
横浜市の O.Y.さんは「クロース・トゥ・ユー」。
バラバラでございますが。
一番最初に送っていただいた世田谷区の N.K.さんのリクエストで今日は行ってみたいと思います。
1974年、アルバムSong for Youからのシングルカット。
全米11位。
「I Won’t Last a Day Without You」。
邦題「愛は夢の中に」。
♪ I Won’t Last A Day Without You / Carpenters
カーペンターズ、1972年のアルバム「A Song for You」からのシングルカット。
「I Won’t Last a Day Without You」。
このSong for You、日本では売れまくったアルバムで、ちょうど僕、あの、レコード屋でバイトしてた時にですね、これいくら注文してもキングレコードから来なかったという品物が。
そういう思い出があります。
アルバム全部シングルカットされたっていう。
日本じゃもうとにかく売れまくったアルバムでございます。
今日一番ウケたやつ
達郎氏:
で、今日はこの辺で。
今日一番ウケたやつ。
仙台市の T.T.さん、超常連。
『先日、物置小屋にあった長嶋茂雄引退記念の雑誌を売りに行きました。
欲が出て、これが高値で売れたら何を買おうかとよからぬ想像をしていました。
そうしたらなんと200円。
同じように30年前の洋酒を売りに行ったら500円。
売らないで飲みました。
欲を出してはいけませんね。』
ウケましたね、これ。
そうですね。
最近の怪しいのもありますからね、たくさん。
お気をつけください。
今日の最後
達郎氏:
で、今日はベタリクなので、最後の私の曲のリクエストもベタなやつ。
一番ベタなやつ。
北海道様似町の超常連、S.Y.さんも29歳になりました。
高校生の頃からの方ですが、この方学校の先生になられましてですね。
『今年度は高校3年生の担任をしています。
9月に入り、いよいよ進路活動も本格化。
専門学校の出願や就職試験の解禁、多様化する大学入試など重要日程が目白押しです。
各生徒に対応するのも頭の中が混乱してしまいますが、それよりもこれからの人生を左右する決断をし、もがきながらも準備を進める生徒の方がさらにプレッシャーを感じてると思います。
全員が希望を叶えられるよう毎日全力疾走で職務に励んでます』と。
素晴らしい。
『そんな私たちチアリングソングにもなるべき「RIDE ON TIME」をお願いします。
ちょうどベタリクということでご採用のほど何卒よろしくお願いします。』
達筆のあれです。
私の超常連です。
横浜市のE.K.さん、この方も超常連。
『ネットで達郎さんの人気曲ランキングを調べたら、
「クリスマス・イブ」
「さよなら夏の日」
「RIDE ON TIME」
が1位から3位に入ってる結果がたくさん出てきました。
ベタリクとのことなので、私も大好きな「RIDE ON TIME」をリクエストします。』
岩手県花巻市の A.M.さん、
『初めてお手紙出します。
私は18歳で高校最後の夏休みが終わり、また高校へ通学する日々が始まりました。
まだまだ岩手も猛暑が続いておりますが、日曜の午後に聞く達郎さんの番組を楽しみにしています。
今後もどうぞご自愛ください。
最後に達郎さんの「RIDE ON TIME」リクエストします。』
立派な文章です。
先生も立派!生徒も立派!
福島県郡山市の超常連 K.E.さん。
福島県白河市 K.T.さん、超常連。
皆さんいただきました。
再来週、ベタリク続きます。
お楽しみに。
「RIDE ON TIME」
クロージング
達郎氏:
お送りしてまいりました山下達郎サンデーソングブック、ベタリクでございました。
来週は「僕の中の少年」のアナログカセットの再発なので、「僕の中の少年」を特集させていただいて、1週飛んで28日またベタリク続けます。
お楽しみに。
敬老の日にありがたいお便りをいただきました。
大阪市のT.K.さん、26歳。
『昨年のライブMCで達郎さんが、私が20代の頃の70代といえば東海林太郎さんや淡谷のり子さんという話をされて以降、自分が年を重ねた時には、私が20代の頃の70代といえば山下達郎というレジェンドがいた、なんて意気揚々と話ができるなと一人でニヤニヤしています。』
ありがたいお便り。
よろしくお願いします。
というわけで、山下達郎サンデーソングブック
来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで皆さん、ごきげんよう。
さようなら。
今週のオンエア曲
14:04 オノマトペ ISLAND / 山下達郎
14:09 Raindrops Keep Fallin’ On My Head / B.J. Thomas
14:14 ABC / Jackson 5
14:18 I’m Not In Love / 10cc
14:23 Highway Star(Live) / Deep Purple
14:35 September / Earth, Wind & Fire
14:39 I Won’t Last A Day Without You / Carpenters
14:46 RIDE ON TIME / 山下達郎
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