山下達郎 OFFICIAL SITE

山下達郎さん サンデーソングブック 2014年10月5日『棚からひとつかみ』

山下達郎サンデーソングブック 

山下達郎さん サンデーソングブック 2014年10月5日『棚からひとつかみ』

長崎市内、10/5日曜日は早朝から強い風が吹いていますが、天気は晴れ。
先週は松江でのマニアックツアーを楽しんだ翌日早朝に出雲大社に行きました。
写真は雨上がりの朝、霧が立ち込める荘厳な雰囲気に包まれた出雲大社です。
神聖な気持になりました。
出雲大社

今日のサンソン、いよいよ23年目突入なんですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

10月に入りました。
新年度でございます。

私のこのサンデーソングブック、もともとはサタデーソングブックとして1992年10月3日に放送がスタートいたしました。

この10月でですね、満22年を迎えることになりました。
いよいよ23年目に突入でございます。
おかげ様で長寿番組、続いております。

引き続き、ご愛顧宜しくお願い申し上げます。

最近は音楽番組がなかなかですね・・・
ラジオで作りにくい時代になっておりますが、頑張ってやりたいと思います。

もう、数少ないオールディーズの番組でございます。
えぇ・・・張り切って・・・

で、10月になりまして、私のツアーもいよいよオーラスでございます。
昨日、倉敷でライブやりまして、先週の木曜日は島根県民会館、松江でございますね。

上手くいってるはずでございます。

いよいよ今週、明後日、明々後日、火曜日、水曜日
10月7,8、大阪フェスティバルホールで、マニアックツアー今年の・・
ヒット曲を1曲もやらないツアーという・・
千秋楽を迎えることになります。

お出で頂いた皆様、ありがとうございました。
ラストのフェスティバルホールも張り切っていきたいと思いますが。

10月10日に名古屋のボトムラインでライブハウスを1個入れてしまいまして。
そこまでで、それでほんとに終わりですけども。

ま、それは”おまけ”みたいなもんでございます(笑)

本チャンが29本で、そのライブハウスが1個あります。
30本でございます。
来年は、もうちょっと増やしてやりたいと思います。

いろいろありましたけれども、おかげ様で無事に終わりそうでございます。
ラストまで、フェスティバルホールまで、気を引き締めて!

で、番組の方は、いよいよ新年度でございます。
新年度の頭なので、なんか・・特集というのもアレなので、レギュラープログラム。
今日は『棚からひとつかみ』
山下達郎のレコード棚からアトランダムに、いろいろとお聴きを頂きます。

実を申しますと、ラストがですね・・
かなり、長い旅になりましてですね、かなり番組の方も前倒しで録っております。

ので、お天気の事とか申し上げられません。

御嶽山の噴火とかですね・・
アレも前倒しでございますので何も申し上げられません、ほんとに。

前倒しも良し悪しでございますが。
その分、仕事を一生懸命頑張っております。

というわけで、今日は新年度ですので、棚からひとつかみ。
日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみ頂きたいと思います。

山下達郎のレコード棚からアトランダムにいろいろとお聴きを頂きます。
今日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します、山下達郎サンデーソングブック。

練馬区のN.Tさん。
『92年10月3日、サタデーソングブックで最初にかけた曲を聴かせて下さい』

今から22年前(笑)
土曜日に始まりました、サタデーソングブック。
2年ほどしまして、ここのサンデーソングブックに移りました。

ま、ここで、まる20年居座ってることになりますが。
一番最初にかけました曲はこの曲。
SUGAR BABE、1975年のお馴染み「DOWN TOWN」

♪ DOWN TOWN/SUGAR BABE

~ CM ~

♪ Don & Dewey/It’s A Beautiful Day

♪ Call Me/Chris Montez

♪ If You Ever Leave Me/Jack Jones

◎リスナーのお便り(川崎市のS.Hさん) 

『サンソンでは70年代のロックの中でピンクフロイドとかキング・クリムゾンなどのプログレがかかりません。

これは達郎さんが好まないのか、番組に合わないとのお考えなのでは。』

達郎氏:

いや・・・
あのぉ・・(笑)

一言で言うと、曲が長いんですよね。
なので、8分とか10分とかだと、それでもう、いっちゃうので。

長い曲、なかなかかけられない、と言いますか。
勇気がないですね。
すいません。

機会があれば・・

♪ Move Over, Darling/Doris Day

◎愛聴盤 

達郎氏:

こうしたミドル・オブ・ザ・ロード系のシンガーはよく、僕、好きで聴いてますが。
ソニー・ミュージックダイレクトというですねソニーの通販のセクションがありますが、ここはなかなか、そうした上質なカタログをたくさん出しておりますが。

ドリス・デイの5枚組のボックスが出まして。

これ、僕、今愛聴してますけれども。
その中から、ドリス・デイも古い、それこそセンチメンタル・ジャーニー、ケ・セラ・セラから始まりますが。

60年代の中期にですね、息子のテリーメルチャーがプロデュースしまして、何曲か優れた作品を出しております。
そんな中からですね、1963年・・・
ドリス・デイはアメリカではシンガーというか女優として有名な・・むしろ人でありまして。

1963年の映画「女房は生きていた」という、これはマリリン・モンローが初め演ってたんですが、マリリン・モンローが死んでしまってですね製作中止になった、っていうか制作中止になって、それのショックで・・オーバードーズということですけども・・・

その翌年にリメイクされまして、タイトルも変わって。
でも日本題は「女房は生きていた」というですね。
「Move Over, Darling」という映画ですが、これの主題歌として録音されました。
テリー・メルチャーが作曲に関わってプロデュースもしております。

アレンジがジャック・ニッチェ。
ジャック・ニッチェらしいオケでございます。

♪ Move Over, Darling/Doris Day

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週なんですが、先月の9月11日にですねボブ・クルーが亡くなりまして。
ここんとこ、ずっと、リクエストと棚つかで前倒しでございますので。
全然出来なかったんですが。

ボブ・クルーが亡くなったので来週はボブ・クルーの追悼・・特集といけません。
資料が調べきれませんのでですね。
ボブ・クルーは作品数がめちゃくちゃ多いので、チェックをとてもしきれませんので。
『ボブ・クルー追悼で棚からひとつかみ』

◎リスナーのお便り(兵庫県宍粟市のT.Tさん) 

『はじめまして。娘が竹内まりやファンで、私もラジオを聴くようになりました。
TRADの感想は、どの曲も好きです。
感情移入します。
プレゼント当たるとすれば、娘より私の方が優先でお願いします。
娘には内緒です。』

達郎氏:

ふふふ(笑)
バレちゃってますね(笑)
ははは(笑)

◎リスナーのお便り(福岡市のS.Oさん) 

『50過ぎてギターを再開。
ライブ活動に足を突っ込み始めましたが、若いころのカンを取り戻すべく、1日2,3時間の練習を始めたら、右が50肩、左肘も弦を押すたび激痛が走るようになりました。

過ぎたるは、なんとやらという事でしょうか。
達郎さんは腱鞘炎になったりしないんでしょうか。

スパークルの親指ブリッジなどやったら、一発で腱鞘炎ものと思うのですが』

達郎氏:

そりゃもう、長いことやってますから(笑)
大丈夫です、私は(笑)

筋肉は意外と丈夫なんです。

面白いですね、しかしね。
ほんとに、皆さん!

◎リスナーのお便り(新潟県長岡市のN.Hさん) 

『達郎さんはテレキャスを使っていらっしゃいますが、理由を教えて下さい。
僕はストーンズのキース・リチャードが好きでテレキャスを使っています』

達郎氏:

テレキャスは一番簡単なんです。
つまみが一個。
トーンが一個。
でもトーンはフルテンでですね、つまみもフルテンじゃないと使いません。

マイクが2つで、センター、ブリッジ側、ネック側、この3つのセレクションしかないので。
もうほんとに楽です。
ギブソンのギターなんて、ほんとにトーン絞れば絞った、そういう音質になります。
でも音色作るの難しい。

テレキャスは、もうシンプル、明瞭!
だから使ってます。
テレキャス一筋40年。

◎リスナーのお便り(八王子市のA.Hさん) 

『私は暇を見ながら、ギターの指使いを練習しておりますが、本の中に出てくるセーハ使用の・・』

達郎氏:

セーハね、バレーですね。

『セーハ使用のF、未使用のFを実演して聴かせて下さい』

すごいですね!

『セーハを制覇することは・・』

ダジャレかよ(笑)

『セーハを制覇することは極めて困難なのでしょうか。
今はエアギターなのですが。』

セーハ使用のF

♫ Acoustic Guitar (studio)

未使用のF

♫ Acoustic Guitar (studio)

同じですよ(笑)
へへへ(笑)

エアギターはやめたほうがいいです。
ちゃんとほんとのギターでやらないとダメです。
エレキで08とかですね、緩い弦で始めて、だんだん固くしていく事をお薦めします。

初めから、フォークギターの11とか13とか硬いギターでやると、もう押さえられませんから。
でもエアギターでいくらやってもダメです(笑)

ちゃんとしたほんとの弦でやんないとダメです。
Fを制覇するまでには、結構時間がかかりますので。
練習あるのみです。

ご健闘を。

♪ He’s Gone To Another/Young Ladies

◎ エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。

新しい年度のサンデーソングブックも宜しくお願い申し上げます。
年末にかけまして、いろいろと仕事が沢山待っておりますが。
引き続き頑張っていきたいと思います。

番組の方もとにかく早いとこ(笑)、纏まった特集やりたいんですが。
資料を調べる暇がないという。
たいへんでございます。

今日のの最後は秋口になってきましたので・・・
私の1998年のアルバムCOZYから「群青の炎」

♪ 群青の炎-ULTRAMARINE FIRE-/山下達郎

今週のオンエア曲

14:04 DOWN TOWN/SUGAR BABE
14:09 Don & Dewey/It’s A Beautiful Day
14:17 Call Me/Chris Montez
14:21 If You Ever Leave Me/Jack Jones
14:25 Move Over, Darling/Doris Day
14:39 He’s Gone To Another/Young Ladies
14:42 群青の炎-ULTRAMARINE FIRE-/山下達郎

この記事が気に入ったら・・・フォローして頂けるとうれしいです。
サンデーソングブックの一部を文字お越しでお届けします。
山下達郎サンデーソングブック 
スポンサーリンク
9thnutsをフォローする
未来の自分が振り返る

コメント

  1. 平“steven”清盛 より:

    ご無沙汰しております、管理人様。
    島根県民会館、如何でしたか。
    私も去る8月、博多二日目、観ました。
    松木恒秀 直伝!
    「茶の湯」のようなギター・ソロ・・・

    それが、私のツボなのよ。。。

    仕事の都合上、断念しました名古屋。
    もぉ一度 ライブハウスで、あのソロを
    聴きたかったですね。

  2. 9thNUTS より:

    平“steven”清盛 さん、こんにちは。
    島根県民会館のライブは1600人程度ということもありアットホームなライブでした。
    今回のマニアックツアーのセットリストは佐橋さんギターソロは少なめでしたが、繊細なピッキングが気持ち良かったですね。
    名古屋ボトムラインは行けませんでしたが、録音&撮影されていたそうですので、今後楽しみにしておきます。