山下達郎さん サンデーソングブック 2015年11月29日『棚つか+リクエスト』
長崎も冬のスイッチが入りました。
街路樹の紅葉も進んで、色鮮やかな景色になりました。
今週のサンソンでオンエアされた「ずっと一緒さ」、いい曲ですね、ほんとに。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
もう11月も明日で終わりでございます。
いよいよ師走に突入を致しますが。
毎週毎週同じこと申し上げてますけどですね、早いですね。
ツアーも17本終わりました。
本日、29日は北見市民会館、生まれて初めて行くところでございます。
楽しみです。
今日は、そういうわけで、北海道ぐるっと回りますので、前倒しでございます。
お天気の話、申し上げられません。
スイマセン。
今日、北見で、12月2日、3日、水木とすね、今週はニトリ文化ホール、札幌でございますね。
旧北海道厚生年金。
厚生年金もいよいよ閉じるという。
ただ、それの代わりのホールが、今計画中で、それが出来るまでは締めない、ような事はアレしておりますが。
初めから、そうしろ、と・・・
今週から来週、北海道ぐるっと回りまして、来週の日曜日が釧路でございます。
北見、初めてのところにお出でのお客様・・・でもそこへんから札幌まで観に来られる方も、結構少なからずおいでになる・・・そういう方々からお便り頂きますけれども。
近場でご覧になれる、交通費浮く・・・
お待ち申し上げております。
札幌の皆さんもお待ち申し上げております。
これで最後かなぁ・・・札幌厚生年金。
判りませんね、もう一回ぐらい出来るかもしれませんね。
で、番組の方は、前倒しでございますので、先週に引き続きましてレギュラープログラム「棚からひとつかみ」。
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお聴きを頂きつつ、皆様からのリクエスト、お応えしつつ。
「棚からひとつかみ+リクエスト」でございます。
本日も日曜日の午後のひととき、素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
本日も最高の選曲と、そして最高の音質でお届けを致します山下達郎サンデーソングブック。
お便りがいろいろ頂いておりますが。
宇都宮市のK.Aさん。
『毎週のサンデーソングブックを妻のYとのランチデート後に楽しく聴いております。
その妻Yの誕生日が11月24日ですので、おめでとうのお祝いを代読して頂ければ幸いです。
なお今年は特別な誕生日になる予定です。
今年の彼女の誕生日に入籍することにしました。
番組のお時間があれば「ずっと一緒さ」流して頂ければ最高の喜びです。
よろしくお願いします。
今年のツアー・チケットは宇都宮から大宮の先行まで10連敗中です。
今回は達郎さんにお会いすることが出来ないかもしれません。』
たいへんですね、すいません。
えぇ・・・頑張って下さい(笑)
というわけで「ずっと一緒さ」
♪ ずっと一緒さ/山下達郎
~ CM ~
♪ ア・ガール・ライク・ユー/ヤング・ラスカルズ
◎リスナーからのお便り(北海道北見市のF.Kさん)
『今年の夏に、生まれ故郷の北見に戻りました。
その直後に達郎さんのライブツアー初の北見開催を知り、歓喜いたしました。
さっそくチケットを申し込みました。
当日は一族でおじゃまいたします。
あと数週間、一日千秋の思いで過ごしております。』
達郎氏:
お体ご自愛ください。
いよいよ本日です。
お待ち申し上げております。
グッドタイミングなお便りでございます(笑)
リクエスト、思わずお応えしてしまいました。
私のアイドルグループ、ヤング・ラスカルズ、1967年のベストテンヒット「ア・ガール・ライク・ユー」
ここから今日は始めてみました。
◎棚からひとつかみ
達郎氏:
この「棚からひとつかみ」っていうのは、だいたい新しく仕入れたオールディーズ物のですねCDとかアナログ盤から、よってですね”これ、かけちゃおう”っていう、そういうようなアレですが・・
ここ数年、聴ききれないって言いましょうかですね(笑)
仕事が忙しいのと、ツアーがずっとやっておりますのでですね。
ここ数年間、調子が狂っておりましてですね。
暇だった90年代は、ほんとにもう毎週「棚つか」で、結構充実してたんですけども。
ここんとこ、ちょっとアレなんですが。
これじゃいかん、ということで一生懸命聴いておりますが。
♪ Give Me The Cue/Gene Chandler
◎リスナーからのお便り(大和市のK.Tさん)
『先日MRI検査を受けることがあったのですが、検査中に聞こえる例のあの音、あれで最初に聞こえた「ダダダダダ、ドドド」の音がBOMBERのイントロの工事音の音にそっくりだったもので、そのあと検査中ずっと頭の中で曲がリピートされてました。
おかげで窮屈な検査も無事やり過ごせました。
そこで、ふと思ったのですが、あのイントロは本物の削岩機かなんかの音なんでしょうか。
よろしければ教えて下さい。』
達郎氏:
えぇ・・そうです。
あれSEです。
削岩機のSEを使っております。
◎リスナーからのお便り(岡山県倉敷市のI.Mさん)
『夏の夫婦放談の中で話されていた「SE」。
波の音や、最後のとこで犬が泣く声が、云々と言っておられました。
その「SE」について、是非ともご教授賜りたく存じます。
よろしくお願い致します。』
達郎氏:
「SE」
Sound Effectです。
音響効果。
それをSEと言います。
業界用語です。
すいません。
◎リスナーからのお便り(新潟県阿賀野市のW.Sさん)
『達郎さん、お助け下さい。
いきなり訳の分からない書き出しなのですが、リクエストです。
YOUTUBEを聴きながら、ふと耳にとまったエキサイターズの「ヒーズ・ガット・ザ・パワー」、ずっとYOUTUBEで繰り返し聴いていたのですが、もっと良い音で聴きたいと思い、CDを購入しました。
しかし、いざ聴いてみると、違う!
何て言うか、「肉まん」だと思って食べたら「ピザまん」だったという感じです。
いつも聴いていたのは、曲の出だしがイェーイ・イェーイ・イェーイで始まるものなんですが、CDはそれがなく、とにかく物足りません。
アルバムとシングルで違うのか、判りませんが、お金返してという気持です。
そこで是非最高の音質で「ヒーズ・ガット・ザ・パワー」エキサイターズをお願いします。
今回、修正テープが多くてすみません』
達郎氏:
ふふふ(笑)
アルバムバージョンなんですね。
公式でオフィシャルで出てるユナイテッド・アーティスツですからEMIから出てるエキサイターズのCDは全部アルバムバージョンです。
シングルバージョンありません。
ですので、ライノで1990年に発売されました「ザ・ベスト・オブ・ザ・ガール・グループ」というですね、ガール・グループのコンピレーションのCDがあります。
これ今、だぶん・・手に入るか、ちょっと微妙ですが。
ライノ、もうやめちゃったかもしれませんが。
これのVol.1に入ってるエキサイターズの「ヒーズ・ガット・ザ・パワー」はシングルバージョンで、しかもリアルステレオというですね、贅沢なヤツです。
♪ He’s Got The Power/The Exciters
♪ Ain’t Nothin’ Like The Lovin’ We Got/Shirley Brown with Bobby Womack
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
まさに北海道ツアーの真っ最中でございます。
今回は2週間近く東京を留守にしますので、東京で収録ができないので。
このあいだの博多じゃないですけど、今度は南じゃなくて北で、札幌で収録するという・・
AIR-G’ のスタジオで収録することになります。
で、この間は、南行ったので南部人(笑)なんですが、今度は北なんで、じゃあ、よし!「北で棚つか」いってみよう!
北行くから「北で棚つか」
何が飛び出しますか、お楽しみに。
まだ何も決めてません。
来週は札幌で収録なので。
♪ The Lady’s Letter/Pops Staples
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
というわけで来週は札幌のAIR-G’ のスタジオで収録致しますので、もう「北で棚つか」(笑)
こじつけです!
何でもいいんです。
でも、結構、粒揃いそうなので、やってみようという。
「北で棚つか」どうなるか!
お便りがいろいろありますが、一番面白かったやつ。
府中市のM.Sさん。
『毎週必ず聴いております。
「逝ける南部人」の特集でB.J.Thomasが売れなかったのは、当時スケプター・レーベルが洋楽が弱かったテイチクだったせい。そして4月にかかったジャッキー・トレントが売れなかったのも、パイ・レーベルが洋楽に弱かったテイチクだったせい。
達郎様のご発言、ごもっともでございます。
何故って、当時のテイチクの洋楽営業部長って、僕のオヤジだったんですもの(笑)。
洋楽を聴き始めた中学生の頃、ラジオからはオヤジがやっていた曲なんて、全然聴こえてこなかったです。
が、それも当然。
何か地味な曲、歌手ばっかりだったんですから。
一番流行ったのって、ジグソーの「スカイ・ハイ」だったのかな。
でもサンソンでは結構かかりますね。
スケプター、パイ、モニュメント、アメリカン・デッカー。
何か一曲スケプターから達郎さんお勧めのナンバーかけてください。
宜しくお願いします。
その父親が亡くなって、先月で7年になります。』
しみじみしたお便りですね。
スケプターからお勧めをっていっても、スケプターって素晴らしいレーベルなんですよ、でも。
スケプター特集ってやってもいいですけど。
それこそ、シレルズから始まってディオンヌ・ワーウィック、B.J.Thomas・・・
たくさんいますからですね!
ま、今度。
もっと、今さらの話。
茨木市、大阪府ですね、N.Mさん。
『今さら、そんな事聞かれてもコーナー』
・・・知らねぇって
『サンソンのジングルテーマ曲について。
スタートのジングルは何故「アトムの子」なのですか。』
この番組が始まったのが、ちょうど「アルチザン」の直後だったので、「アトムの子」を使ったんです。
ただそれだけです。
それが、いまだに続いてる(笑)
『オープニングの「Only with you」のカラオケはCDになているのですか』
なってますよ。
去年出しましたBig Waveのボーナストラックに入っております。
あとは私のファンクラブで買えるCM全集のVOl.2にも入っております。
『前半終わり、CMに入る前の1人アカペラの曲は、曲名あるのですか。
また始まった当初から、変わらずあるのですか』
ありますが、曲名はありません。
1回、録り直しました。
『エンディングの「Groovin’」はサタデーソングブック時代も流れていたのですか』
そうです。
あれも「アルチザン」の最後ですから・・
アンチョクです。ハイ。
そろそろ変えてもいいんですけどね。
ま、いいやという。
また下さい。
というわけで今日の最後は久し振りに「蒼氓」
♪ 蒼氓/山下達郎
今週のオンエア曲
14:04 ずっと一緒さ/山下達郎
14:10 ア・ガール・ライク・ユー/ヤング・ラスカルズ
14:14 Give Me The Cue/Gene Chandler
14:21 He’s Got The Power/The Exciters
14:25 Ain’t Nothin’ Like The Lovin’ We Got/Shirley Brown with Bobby Womack
14:37 The Lady’s Letter/Pops Staples
14:42 蒼氓/山下達郎
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