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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年9月11日『棚からひとつかみ』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年9月11日『棚からひとつかみ』

長崎はよい天気でした。
今日は、午後からバンドの練習で、達郎さんの楽曲を練習。
楽しい時間でした。

今日のサンソン、最後に「Can’t Take My Eyes Off You」達郎さんライブバージョンがオンエアされました。
私がツアーでみたときも、すごく会場が盛り上がったのを覚えています。
その会場では、達郎さんがワイレスマイクを使ってステージ端から端へ歩きながら歌っていたのを覚えています。達郎さんもワイレスマイクをお使いになるのか・・と別の視点で驚き。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

9月も中旬に差し掛かって参りました。

今日は、放送、前倒しで録っております。
ちょっと私用で・・・今週・・ありますので。

今日はお天気のことが申し上げられません。
残念でございます。

でも、季節はもう刻一刻と秋へ向かってですね・・・
という感じでございましょうか。

新曲の曲を作って、打ち込みなどをしております。
家の仕事でございます。
今月の末からまた、スタヂオに戻って新曲を始めます。

数曲、録れればなぁと思っております。

うまくいくと10曲入りのアルバムができるかなという、そんな感じでございますが。
もう、あの・・若いころと違ってですね(笑)
のんびりやりましょう(笑)

でも、おかげ様でスタジオのレコーディングのですね、何と言いましょうか、テクニカルな面がだいぶ向上してきましたので・・・

思ってることがですね、だんだん、ほんとに、何年かぶりかですけども、ちゃんと出るようになてきましたので。
そーすと、面白いもんで、モチベーションが上がるんですよね!

曲が出来るんです!楽しくなって。
そういうものですね。
やっぱり、なんかこう・・自分の一人の意思だと、なかなかこう・・出来ないものでも、まわりの環境が整うと、そういう具合に自分が触発されたり、そういうことがありますので。

一人じゃ、なんいも出来ないなと感じる今日このごろでございますが。
がんばって曲を作っております。

番組のほうも、ちょいと昔よりは・・初めのツアーの大変な時よりも余裕がありますので。
今日も、山下達郎のレコード棚からアトランダムに、いろいろとお聴きを頂きます。
『棚からひとつかみ』お馴染みのレギュラープログラムでお届けをします。

日曜日の午後のひととき、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けします。

いよいよ今週14日、新曲「CHEER UP! THE SUMMER」発売でございます。
カップリングが、ここんとこ、ず~っと申し上げておりました、去年から今年にかけての私の40周年ツアーでやりましたフランキー・ヴァリの「CAN’T TAKE MY EYES OFF YOU」、「君の瞳に恋してる」のカバーのライブバージョンでございます。

是非ともCDでお聴きを頂きたい思っております。

9月14日発売、山下達郎ニューシングル「CHEER UP! THE SUMMER」
何卒よろしくお願い申し上げます。

♪ CHEER UP! THE SUMMER/山下達郎

~ CM ~

♪ Sleep Walk/Santo&Johnny

◎リスナーからのお便り(川越市のF.Eさん) 

『私の日曜日の過ごし方は、午後零時になるとNHKのど自慢を見て、ほんわりとした時間のランチタイムを過ごして、達郎さんのサンデーソングブックに備えます。』

達郎氏:

えぇ・・そういう方、多いんですよね。
おんなじようなお便り、いくつか頂いております。

『先日、その「のど自慢」の熊本県の荒尾市というところからでした。
炭鉱の格好で男性二人が50歳代、歌った曲がなんと「Let it be me」山下達郎&竹内まりや、でした。
ヘルメットで作業員姿、そのアンバランスにびっくりしましたが、歌は達郎さんとまりやさんのファンなのでしょう、達郎さんとまりやさんののデュエットそのものでした。

見事に合格で鐘がなりました。
達郎さんとまりやさんに早くお伝えしたくて、急いでハガキ書きました。』

達郎氏:

同様のお便りを何人かから頂いております。
嬉しいですね(笑)

のど自慢、なかなかアレなんですよね。
侮れないんですよね、あれね。

そうか、のど自慢のあとがサンデーソングブックって・・
すごいですね、それは。
飛び方が・・。

♪ I Did It Again/Bobby Cutchins

♪  Everybody Makes A Mistake Sometimes/Roy Arlington

♪ I’m Tired Of Pretending/Sam Hutchins

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

「棚つか」ず~っとやってもいいんですが、来週、何しようかなと考えましたらですね・・・
いつも頂いております、超常連の中野区のO.Eさん。

『先日の夫婦放談で、まりやさんのA面、B面の話を聞いて思いついたのですが、洋楽オールディーズの有名なシングルに必ずB面があるわけで、達郎さんからするとB面の方が名曲だというものが、少なからずあると思います。

ですので、「名曲なB面で棚からひとつかみ」をぜひ宜しくお願いします。』

これ、乗った!
B面特集、いきましょう!

いいのあるんですよ、たくさんね。
ほんとに。

B面が昔は侮れなかったんですよね、シングル盤でですね。
で、ひところ「B面」なんてバカにされましたがですね。
アナログの復興で「B面」って、そっちが通なんてですね・・・
なんでもいいんです(笑)

♪ September Rain (Here Comes The Rain)/Frankie Valli

◎リスナーからのお便り(大阪府守口市のM.Yさん) 

『今年は番組宛にも年賀状が出せずにいました。
昨年の10月、仕事が変わりまして、とってもアットホームな職場で働けることを、いつもありがたく、毎日過ごしております。

ほんとうは、まりやさんに質問したかったのですが、「いのちの歌」を泣かずに最後まで歌う方法を教えてほしいのです。

納涼夫婦放談に間に合えばよかったのですが。

私はよくひとりでカラオケに行くのですが、どうしても、「胸をよぎる 愛しい人々の あたたかさ」というところで、すぐ泣き出してしまいます。
今度9月に会社でカラオケ大会があります。

歌詞が今職場の光景にあまりにもピッタリで、披露するときにきっと泣き出してしまいます。
なんとか泣かずに最後まで歌える方法を教えて下さい』

達郎氏:

何とも言いがたいですが(笑)
何十回も繰り返して、歌いなさい!
そうすると、だんだん慣れてきますから。

ぶっつけ本番で、その日に1回目とかやると、ダメですからね。

だから、あのぉ、よく言われる話ですけれども、スピーチなんかでも涙を誘うスピーチがありますよね。
そういう時に泣かずにきちっと冷静にしゃべるには、何十回も予行練習するんです。

そうすると、泣かずに、できます。
それをなんか・・その時にぶっつけ本番でやったりすると、もうそれで、記憶が蘇って・・
さんざん泣いて、泣いて、そいで行くんです。

笑うのも、同じですね。
漫才師が自分で笑っちゃわないのは、それだけ稽古してるので。
だからそれをアドリブで笑わせようって、相方の、そういう意地悪とかとおんなじで。

そういう何ていうのかな、身についていればですね、稽古で体が動く相撲取りですね(笑)
ご健闘を。

♪ I Gotta Keep My Bluff In/Freddie Hughes

♪ 冷たい仕打/ラスカルズ

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで来週は『B面で棚からひとつかみ』
ですから、まぁ、60年代から70年代初期が中心になると思いますが。

自分の記憶をたどりに行くので(笑)

◎リスナーからのお便り(枚方市のH.Sさん) 

達郎氏:

枚方市のH.Sさんからお手紙を頂きましたが。

『長年ラジオを聴かせて頂いていますが、お便りは今回が初めてです。
昨年、10才下のお嫁さんをいただき、先日新たな生命が宿っていることが判りました。

数年前までは、想像もつかなかった「親になること」、当たり前ではありますが、初めてのことであり、これからどうしていったらいいのか、どのように嫁さんをサポートすればいいのか、生まれてくる子供も、どのように育てたらいいのか、不安で、不安で仕方がありません。

過去に自分が大きな病気をした経験もあり、もし子育て中に自分が病気になったら・・なんてきりがないような事まで考えてしまう今日このごろです。

自分が子供だった頃、母そして亡くなった父はどんな気持で私と接していたのか。
自分の中で親という存在が、凄く大きくなっているのを、ひしひしと感じます。

これから子供が生まれるまで、そして生まれてからも多くの課題があると思います。

ほんとに不安ですが、ひとつひとつ乗り越えていきたいと思います。
リクエストは「蒼氓」をリクエストさせていただきます。

自分が生きているうちに存在している人生をかけて、見つけたいと思います。』

立派なお便りですね。

子供が出来るときは、男はみんな不安です。
私も不安でした(笑)
私のスタッフもみんな不安でした。

あなただけじゃ、ありませんから。
なんか伊集院静さんのコラムみたいになってきしたがですね。

だいじょうぶです。
生まれてきてからですね、必死にやってると、そうやって育つもんです。
みんなそうやって、育ててますから(笑)

ご安心下さい、あなただけじゃありません(笑)
私のところも、そろそろ一段落しますのでですね。
そういうことを思い出します。

やっぱり3才くらいの時に、一生懸命育てた・・こう・・思い出しますので。

がんばって、やってください!

◎リスナーからのお便り(富山県入善町のT.Tさん) 

『夏の特集も終わったようなので、またシツコのリクエストに戻ります。

昨年のスタローン出演作「クリード」で挿入歌になっていました。
その映画でスタローンはアカデミーの助演男優賞にノミネートされました。
受賞シーンを見逃すべからずと、某有料放送を契約しましたが、無念にも受賞ならず。

今年は出演作のニュースもなく・・・
そこで契約を回復すべく、電話したところ解約理由を聞かれ、スタローンのことを語りましたところ、「あぁ!ターミネータの?」と言われてガックリ・・・

「違います! ロッキーとかランボーの」と、つい説明してしまいましたが、「似てますよね」と言われ、またガックリ・・でした。

つまらない愚痴をすいません』

達郎氏:

いいですね(笑)
ほんとに。
お大事に。

◎君の瞳に恋してる 

というわけで来週もお楽しみに。

今日の最後はですね、CDが発売なので。
カップリングをお聴きを頂きたいと思います。

私の番組、本邦初オンエアになります。

昨年から今年にかけての山下達郎のツアー、Performance
20145-2016でございますが。
40周年記念のツアーでございますが、ここでやりましたのがですね、フランキー・ヴァリの「Can’t Take My Eyes Off You」

これがですね、異常にウケたんです。
自分の想像をはるかに上回りウケちゃいましてですね。

なので、いっそのこと、これ入れちゃおう!

そういうことでありまして。
どこのライブテイクかは、どうぞCDで御覧ください。

♪ Can’t Take My Eyes Off You ~君の瞳に恋してる~/山下達郎 Live

今週のオンエア曲

14:04 CHEER UP! THE SUMMER/山下達郎
14:09 Sleep Walk/Santo&Johnny
14:13 I Did It Again/Bobby Cutchins
14:18 Everybody Makes A Mistake Sometimes/Roy Arlington
14:21 I’m Tired Of Pretending/Sam Hutchins
14:28 September Rain (Here Comes The Rain)/Frankie Valli
14:33 I Gotta Keep My Bluff In/Freddie Hughes
14:37 冷たい仕打/ラスカルズ
14:45 Can’t Take My Eyes Off You ~君の瞳に恋してる~/山下達郎

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コメント

  1. 匿名 より:

    ほんとこのご時世に今回のシングルCDの肝でもあるカップリングのLive音源を発売前に堂々と流すとか達郎さんある意味凄いですねw