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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年10月23日『汽車で棚からひとつかみ:邦楽編』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年10月23日『汽車で棚からひとつかみ:邦楽編』

長崎はあいにくの雨模様です。
長崎県佐世保市で10/21(金)~10/23(日)に開催された「第19回YOSAKOIさせぼ祭り」。
雨に濡れながらも演舞を披露する皆さんに感動しました!
雨の佐世保市内を歩きました。いい街です。

今日のサンソン、竹内まりやさんの「駅」は、いい曲だなぁと感心。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

10月23日。
11月間近!

でも今日は、ちょいと仕事の都合でですね、前倒しで録っておりまして。
お天気のこととか、申し上げられません。
すいません。

また曲書きの仕事がちょっと入ってきましてですね。
いろいろと、ちょっと構想を練っておる途中でございまして(笑)
スタジオ仕事、ちょいとお休みと・・感じでございますが。

でも番組の方は変わらず、一所懸命やらせて頂いております。

10月14日というのが、鉄道の日というですね。
新橋に最初に鉄道が通った、その日を記念したそうでございますけれども。

だからという訳ではないんですけれども。
それで特集をやったらどうかというのは、複数の方から頂きまして。
なのでまあ・・・

鉄オタ多いんですね、最近ね。
私のところにも、たくさんございますが。

で、考えてみたら、今年の春口に「飛行機で棚つか」というのをやりましたけれども。
「飛行機で棚つか」やって考えたら鉄道関係、汽車とかですね機関車とか、やったことない・・・

これはいいや、と。
渡りに舟と・・乗った!

というわけで今日は汽車、トレイン・・・
何でも良いんですけど。
『汽車で棚からひとつかみ』

汽車にちなんだ歌、たくさんございます。
で、今日は邦楽編で。
日本の作品でいってみたいと思います。

ほとんど、いわゆる同世代の、もしくはロック系・・
そういうポップ系。
歌謡曲はありません、すいません。

というわけで今日は、山下達郎サンデーソングブック『汽車で棚からひとつかみ:邦楽編』と題しましてお届けを致します。
何が出ますか(笑)

日曜日の午後のひととき、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
今日は汽車にちなんだ歌!
で、最高の選曲と最高の音質でお送りを申し上げます。

私、意外と汽車関係、ありました。

一番お馴染みなやつが、1991年のアルバム「アルチザン」に入っております「ターナーの汽罐車」

イギリスの風景画家、ジョセフ・ターナーのですね「汽車・蒸気・速力」
有名な絵がありますが。
それからインスパイアされて作った歌であります。
当時、91年ですからバブルの頃でございますが。

そん時に、いわゆるカフェバーなんてのが流行っておりましてですね。
そこで、倦怠期を迎えた男女が、なんかこう・・時間を持て余してるっていうですね・・

金曜日の夜でございますが。
花金でございます。
その店にかかっているのが、そのターナーの絵だという、そういうような設定の歌でございます(笑)

♪ ターナーの汽罐車/山下達郎

~ CM ~

♪ 恋の汽車ポッポ(シングル・バージョン)/大滝詠一

◎大滝詠一さん 

達郎氏:

まずは大瀧詠一さん、1971年、これが大瀧さんのソロ作品の第1作でございます。
「恋の汽車ポッポ」シングルバージョン。

ハッピーエンドと並行してソロ作品を出し始めた頃のあれでございますが。

それまでのハッピーエンドのバッファロー・スプリングフィールドを中心としたウェスト・コーストサウンドのそうしたアプローチから一転して、彼のルーツでありますスクリーン・ジェムズの音をですね・・・

イントロがですから、ロコモーション・・
ドラム叩いているのは細野晴臣さんという。
ドラムとベース、交換してやってるという、そういうやつでございますが。

◎難波弘之さん 鉄オタ

達郎氏:

ほんとに、私の回りに鉄オタが多いんですがですね。
一番近いところでは、難波弘之さんでありまして。
あの人はもうほんとに、ツアー行きますと、先に行って一畑電鉄に乗るとかですね、山形新幹線を眺めては、あれしてるとかですね。

九州の東の方の電車ですと、もう運転席の一番前に陣取って、ずーっと立って見てるという、そういうような人でございますが。

◎恋のブギ・ウギ・トレイン/アン・ルイス

達郎氏:

お次は私の作品、1976年アン・ルイスさんに提供しました。
今では私のレパートリーともなっております。

♪ 恋のブギ・ウギ・トレイン/アン・ルイス

作詞が吉田美奈子で、作曲が山下達郎、編曲も私でございますが。

アンは無類のディスコ好きなのに、全然彼女がディスコソングがないので。
じゃ、ディスコを書こうと・・作りましたが。

ところがこのレコーディングの時に、大風邪引きましてですね。
39度近くあるのに、レコーディング来て(笑)
なんか、もうろうとしたのを覚えてますが(笑)

曲はとっても自分では気に入っているので、今では自分でもやっております。

◎難波弘之さん 鉄オタ2

達郎氏:

難波君の鉄オタの話に戻りますがですね。

ある日のこと、今から三十数年前の話でございますが。
レコーディングやっておりまして、休憩時間に、なんか鉄道の本、読んでるんです。
写真集を読んでる。

何を読んでるのか、覗きましたらですね、台車ってありますよね。
鉄道の貨車の下の部分ですね。
だから、レールに接してる車輪の・・・

台車の写真集ってのがある。

こんなもん見て、何が面白い?!
全部同じに見える。

私はですね、他人のことは言えませんけdもですね。
鉄オタって凄いな!って。

あと、カシオペアの向谷君とかですね。
もう凄い人、たくさんいますが。

私はどっちかというと飛行機のほうが好きで。
そう言えば、このあいだ用事がありましてですね、九州から移動するときにローカル線に乗りまして。

サーブの304Bという36人乗りのプロペラ機!
これが良かったですね!ほんとに。
4000mくらいを、ずーっと行く。

全て、ああいうので行きたいです。
1200mの滑走路で降りられるという。
YS11みたいなやつで。

プロペラ機好きです!
鉄オタもおんなじようなもんです。

◎TRAIN-TRAIN/THE BLUE EHEARTS

達郎氏:

お次は、私の大好きなブルーハーツ。
ブルーハーツの1988年のサード・アルバムですね。
「TRAIN-TRAIN」

これのタイトルソング、真島さんの名曲「TRAIN-TRAIN」

♪ TRAIN-TRAIN/THE BLUE EHEARTS

この時代は、歌も直してなければ、楽器も直してないので、ほんとに声が上ずるところは、そういう具合になりますしですね。
それが説得力になるんです。

今、全部そういうの直しちゃいますから(笑)
いい時代なのか、悪い時代なのか判りませんが。

いいわぁ~ ブルーハーツ。

◎汽車/EPO 

達郎氏:

こういう特集だと、いつも出てくるEPOさんです(笑)
92年のEPOのアルバム「Wica」というアルバムがありますが。

この中に「汽車」という歌が入っております。
ちょっと長いんですけど、なかなかいい曲でございます。

♪ 汽車/EPO

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週は洋楽編をお届けします。

日本での「汽車」の歌で表す扱い方と、アメリカのトレインの歌の扱い方の違いみたいなものがですね、お楽しみ頂ければと思います。

またしばらくしましたら、リクエスト大会始めますので、お便り、リクエスト、たくさんお待ち申し上げております。
皆様のお便りが力になります。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

◎昔は・・

達郎氏:

昔はほんとに、汽車の旅といいますとですね、食堂車行って酒飲むとか、ご飯を食べるとか、そういうのも楽しみの一つでしたけども。
最近は新幹線が速いのでですね、食堂車というもの自体がなくなってしまいましたが。

昔は、例えば名古屋行く時とか、大阪行く時とか、プロモーションで、朝の6時代に一番電車でですね、新幹線で、乗りますと・・

そこで食堂車へ行きましてですね、朝の6時半くらいからですね、ハムサラダ食いながら日本酒飲んでるおじさんが居るんですよね。

で、他のところでも、どっかの電車、急行、特急乗りますと、食堂車行くと必ず、朝だろうが昼だろうが、みんな酒飲んでんですよ、そこで。

日本人って、何でそうやって朝っぱらから、旅行行くと酒飲むのかなってのを、僕は随分若い頃に思ったことがありますけども。

自分が大人になりましたら、やぱり似たようなことやってる自分がいますがですね。
最近はそういうのが、すっかり無くなってしまいまして。
新幹線で売りに来たビール飲んで、席であれするのも、何かあんまりおもしろくないな。

やっぱり食堂車ですね!
ハムサラダと日本酒!

♪ 機関車/小坂忠

♪ Midnight Train/浅井健一

♪ ラスト・トレイン/竹内まりや

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで今日は「汽車で棚からひとつかみ:邦楽編」と題してお送りしました。
来週は、引き続きまして「洋楽編」でございます。
来週もお楽しみに。

秋田県横手市のK.Mさん。
これウケました。

10月2日の消印のお便り。

『地元の道の駅の敷地で出店している食べ物やさんに「お姉さん、試食してって」と声をかけられ、気を良くしています。
お姉さんですよ・・・ニヤニヤ。
アホですね。』

10月9日の消印のお便り

『先日、「お姉さん、食べてって」と声をかけてくれた道の駅のお兄さん。
おばあちゃんにも「お姉さん」と声をかけていました。
チ・・うりました』

大分市のB.Mさん。

『いつも楽しく聴いています。
ラジオを長く続かせる秘密があったら教えてください』

長く続かせる秘訣・・・そんなの判りません!
何で24年もこれが続いてるのかですね・・
あのぉ・・判りません!

皆様のご支援の賜物でございます。
今後とも宜しくお願いいたします(笑)

最後、竹内まりやさんが2曲続いてしまいますが、いいんです。

87年のアルバム「リクエスト」から、お馴染みの「駅」

♪ 駅/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:03 ターナーの汽罐車/山下達郎
14:08 恋の汽車ポッポ(シングル・バージョン)/大滝詠一
14:12 恋のブギ・ウギ・トレイン/アン・ルイス
14:18 TRAIN-TRAIN/THE BLUE EHEARTS
14:23 汽車/EPO
14:32 機関車/小坂忠
14:36 Midnight Train/浅井健一
14:40 ラスト・トレイン/竹内まりや
14:46 駅/竹内まりや

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