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山下達郎さん サンデーソングブック 2017年7月2日『ジェットストリームで棚からひとつかみ』

山下達郎さん サンデーソングブック 2017年7月2日『ジェットストリームで棚からひとつかみ』

長崎市内、ジメジメと湿度が高く、うっとうしい天気です。
空を見上げると、入道雲が立ち昇り夏の空模様です。

今日のサンソン、ジェットストリームの特集でした。
城達也さんのナレーションが思い出されます。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

7月に入りました。
早いものでございます。

いつも「早い、早い」って言ってますがですね。

一段と、何か今年は(笑)、結構早いような感じが致しております。
もう半分過ぎてしまいました。

ツアーの方も順調にいってるはずでございますが、ここ数年の中ではですね、あの・・・
番組の前倒しがこんなにコンサートに、ずーっと続くのもちょっと珍しいな、という感じが致します。

本日は7月2日、日曜日でございます。

昨日、7月1日、一昨日6月30日、神戸国際会館でございました。
えぇ、上手くいってるはずでございます。

その前、6月26、27、先週の月火が福岡サンパレスでございまして、上手くいってるはずでございます(笑)

今週は、土日が7月8,9になっておりますが、中野サンプラザ。
東京の最終公演でございます。
お待ち申し上げております。

いよいよ、大詰めに近づいて・・・まだか(笑)
まだひと月あるか(笑)

がんばってやりたいと思います!

さて、サンデーソングブックの方でございますけれども。

そもそも、日本のFM放送はですね、東京FMが初めはFM東海という放送局として、東海大学の実験放送として始まりました。

その、始まった時にですねスタートした番組が、今も続いております「ジェットストリーム」。
毎日、夜中にやってる番組でございますが。

一番最初は城達也さんのナレーションでスタート致しました、このジェットストリームがですね、明日7月3日で50周年を迎えることになりました。

JFNでは記念の番組とかイベントとか、するそうでございますけれども。
サンデーソングブックではですね、なんかやろうということで・・

私もちょうど中学生でございました。
FMの放送が始まった時の・・
なにしろ、ラジオ放送がステレオで出てくる。
これが、もうとにかく興奮したという、そういう時代でございます(笑)

半世紀前の話しでございますが。

ジェットストリーム、私も毎晩聴いておりました。
そこからですね、いわゆるイージー・リスニング、ムード・ミュージック、という知識が随分得ることができました。

そんなこんなで、ジェットストリームに随分お世話になりましたので、ひとつサンデーソングブックでジェットストリームの真似をしてみようと。

『ジェットストリームで棚からひとつかみ』

いわゆるイージー・リスニング、ムード・ミュージック、シャンペン・ミュージック、ラウンジ・・

いろんな呼び方しますけれども。
インストゥルメンタルを中心に、当時のですね50年代から60年代のイージー・リスニング、ムード・ミュージックをやってみたしと思っております。

むか~し1回、そういう特集したかったんですけど、なかなか忙しさにかまけてですね、今まで実現できずにおりました。

ので、今日はちょっとそれの、さわりだけ。

『ジェットストリームで棚からひとつかみ』

日曜の午後のひととき・・ちょっと昼間にはですね、レイドバックしすぎかもしれませんが。
あの・・・タイムフリーで夜に聴いていただくと、日曜日の夜ジェットストリームございませんのでですね。

夜に聴いて頂くと、ばっちりかと思います(笑)

おー!思い出すぞ!
というですね私達の世代は。

さて、ジェットストリームのテーマといいますと,フランク・プゥルセルの「ミスター・ロンリー」
これ「ミスター・ロンリー」って曲は、もともとは64年にボビー・ヴィントンが全米No.1にしまして。

曲自体は62年の曲でありますけれども。
演奏しておりますフランク・プゥルセルはフランスの、こうしたイージー・リスニングを代表する大家でございますが。

この人の「ミスター・ロンリー」のバージョンがジェットストリームのテーマソングとして、ほんとにお馴染みでありました。

64年のボビー・ヴィントンのヒットですので、そのへんだと思います。
フランク・プゥルセルは、なにしろカタログが鬼のようにあるので、どこのアルバムが一番最初なのか、特定することができませんでした(笑)

でですね、FM東海、FM東京、東京FMでオンエアされていた、このフランク・プゥルセルの「ミスター・ロンリー」はですね、実はオリジナルバージョンは、モノラルなんです。

それをですね、疑似ステレオのバージョンがありまして、アルバムで。
それに更にですね、夜の雰囲気を醸し出すためにリバーブを足して、オンエアしておりました。

それは私、プロデューサーの方に直接伺ったことがありますので。
ひとつその、1960年代の末のですね、城達也さんの時代の、このフランク・プゥルセルの「ミスター・ロンリー」のオンエアされていたバージョンを再現して、家で疑似ステレオにリバーブ足して、ジェットストリーム・バージョンとして届けしたいと思います。

♪ ミスター・ロンリー/フランク・プゥルセル

~ CM ~

♪ Culcutta/Lawrence Welk

◎想い出深いジェットストリーム

日本でFM放送が最初に始まりましたのが、先ほど申し上げましたみたいにFM東海の1967年。
その後、FM東海、FM愛知、FM大阪、FM福岡という4局体制で70年代までいきます。

その後、どんどん、どんどんFMが増えまして、今はJFN38局ネットとなっておりますが。

なにしろ、ラジオはそれまではAM放送のモノラルだけでありました。
それがですね、突然、レコードと同じようにステレオで電波が飛んでくるというですね。
これ、驚愕でございました。

私、中学3年でございましたけれども。

それが聞きたさに、レシーバーというチューナーを買いましてですね。
SONYのインテグレート 100というですね、大ヒット、レコードプレイヤー、チューナー、レシーバーが出まして。

それを聴いてですね・・・
ヘッドホンで夜中に耳にあてますと「ミスター・ロンリー」が出てくるわけですね。
想い出深いジェットストリームでございますが。

♪ Culcutta/Lawrence Welk

♪ Love Is Here To Stay/Jackie Gleason

♪ 酒とバラの日々~『酒とバラの日々』より/ヘンリー・マンシーニ

♪ Our Winter Love/Bill Pursell

♪ Song from “Moulin Rouge”/The Percy Faith Orchestra

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週あたりから、お馴染み『納涼リクエスト大会』、いってみたいと思っております。
リクエスト、おたより、沢山お待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

◎リスナーからのお便り(徳島県小松島市のN.Mさん、Sさんご夫婦) 

『毎週楽しく拝聴しております。

さる6月4日、息子の最後の高校総体がありまして、試合会場まで夫婦で応援に行きました。
そして、息子はよく頑張りました。

なんと、インターハイ出場を決めました。
”やったー”夫婦で喜びを分かち合いました。

で、後日インターハイの日程を確認しました。
8月4日、宮城県大崎市でした。
さっそく、ネットで宿を予約し、妻と現地に応援に行くスケジュールを練りました。

達郎さんのCDを車に乗せて、息子の応援に行ってきます。
徳島から片道1000km
たくさん聴けそうです。』

達郎氏:

おもしろいですね(笑)
平和なご家庭で(笑)いい。
がんばってくださいね!

◎リスナーからのお便り(大阪市のK.Aさん) 

『はじめまして。
6月1日のフェスティバルホールは私の生まれて初めてのコンサートでした。

始まってすぐ、生きててよかったと感じました。
コンサートが進むにつれ、達郎さんの世界にどっぷりとはまり、この世界にずっといたいと思ったと同時に、現実の世界に戻れるか、とても不安になりました。

そんな私に達郎さんは、道をつくり、ドアを開け、現実の世界に送り出してくれました。
おかげさまで毎日がんばって仕事ができています。

そしてコンサートからの帰り道、続けざまの稲光と雷鳴と大雨。
完全な幸せはないんだなと実感しつつ、雨の中を帰宅しました。
ほんとに幸せな3時間20分、ありがとうございました。

またフェスティバルホールで幸せな時間が過ごせたらと願っています。』

達郎氏:

洒落のあるおたよりですね。
ありがとうございます(笑)
また、お出でください。

♪ シャングリラ/ヴォーグス

♪ Love Means (You Never Have To Say You’re Sorry)/The Sounds Of Sunshine

♪ Albatross/Fleetwood Mac

♪ Mister Lonely/The Lettermen

◎来週 

達郎氏:

というわけで「ジェットストリームで棚からひとつかみ」でございましたが。

昼日中、寝てる方も、いらっしゃるかもしれません。
いいんです!
たまには。

来週は『納涼リクエスト大会』の予定でございます。

そうだ、「COMEALONG」言うの忘れた!
来週あたりは「COMEALONG」の実際の音をですね、少し・・
33年ぶりなので(笑)「COMEALONG」ご存じない方、いらっしゃるので(笑)

それの説明しなきゃ、なんないので。

来週、やりましょ。
いいや・・・それで・・・

リクエスト、おたより沢山お待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

◎リスナーからのお便り(埼玉県新座市のI.Fさん、21才、大学3年) 

『突然ですが、質問です。

お酒好きな達郎さんですが、ビールは飲めないというのは、ほんとですか。
あと、コーヒーもだめですか。

ファンにとっては、どうでもよくないので教えてください。』

達郎氏:

おかしい(笑)
ビールは飲めないわけじゃ、ありませんけれども。
ビール飲むと、お腹いっぱいになっちゃうじゃないですか。

だから泡モノは、なんかもったいない感じがして。
ご飯が食べられない(笑)という、そういう(笑)・・
あの・・せこい根性です(笑)
スイマセン。

あんまりビール飲みませんね。

◎リスナーからのお便り(長野県上田市のS.Kさん) 

『ライブの質問です。

ステージのセットや電飾やギターなどの楽器類の運搬方法は、大型トラックで運んでいると思いますが、北海道や長崎など飛行機で行かないと、行けない場所の運搬方法は、何を用いるのですか。

さすがに飛行機では運べませんよね。

ぜひ運搬方法を教えてください。』

達郎氏:

って・・そんなこと聞いてどうすんだ(笑)

フェリーです、フェリー。
ちゃんとフェリーで行きます。

だからそういう、こう・・沖縄から北海道みたいなところは、中二日で行けませんので。
そういうときは、ちゃんとスケジュールを調整して行きませんとなりませんので。

我々のスケジュールだけじゃなくて、トランポのスケジュールも考慮しなければならないという。

トラックドライバーのみなさん、がんばってやって頂いております。
お世話になっております。

安全運転でよろしくお願いします。

◎リスナーからのお便り(清瀬市のH.Mさん) 

『コンサートツアーでお見かけする達郎さんは、長袖シャツを二つくらい折って着ていらっしゃいますが、半袖は着ないのでしょうか。

私服も長袖だけなのでしょうか。』

達郎氏:

・・・ふっへへへ(笑)

半袖持ってません!僕

若い頃から長袖一辺倒です。

Tシャツもほとんど着ませんね。
ポロシャツも着ませんし。
アロハも着ませんね。

だいたい、夏でも長袖です。はい。

それは、なんか・・若い頃からずっとそうなので。
今までそうだと、いうことでですね。

なんか半袖、あんまり好きじゃないっていうかね。
あれです・・・

なんか、ね。

◎エンディング 

達郎氏:

というわけで、『ジェットストリームで棚からひとつかみ』でございました。
来週から『納涼リクエスト大会』の予定でございますが・・・
えぇ・・ヤバイ場合は普通の『棚つか』という。

フレキシビリティ溢れる!

今日の最後は、せっかくですので、大瀧詠一さん1982年の作品「ナイアガラ・ソングブック by ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・オーケストラル」

井上鑑さんのスコアでイージー・リスニング仕立てのナイアガラソングでアルバムが出ました。

今日はその、30th Aniversary Edition 2013年に出ましたリマスターバージョンから「夢で逢えたら」をお聴き頂きます。

山下達郎サンデーソングブック『ジェットストリームで棚からひとつかみ』
ご清聴、ありがとうございました。

♪ 夢で逢えたら/ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・オーケストラ

今週のオンエア曲

14:05 ミスター・ロンリー/フランク・プゥルセル
14:10 Culcutta/Lawrence Welk
14:14 Love Is Here To Stay/Jackie Gleason
14:18 酒とバラの日々~『酒とバラの日々』より/ヘンリー・マンシーニ
14:21 Our Winter Love/Bill Pursell
14:24 Song from “Moulin Rouge”/The Percy Faith Orchestra
14:31 シャングリラ/ヴォーグス
14:35 Love Means (You Never Have To Say You’re Sorry)/The Sounds Of Sunshine
14:38 Albatross/Fleetwood Mac
14:42 Mister Lonely/The Lettermen
14:48 夢で逢えたら/ナイアガラ・フォール・オブ・サウンド・オーケストラ

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