山下達郎さん サンデーソングブック 2020年05月24日『山下達郎ライブで棚からひとつかみ、ごった煮編+α』(#1441)
5/24(日)の長崎市内は初夏を感じるお天気でした。
昨日5/23(土)に長崎県雲仙市の仁田峠(標高1100m)へ行ってきました。ミヤマキリシマが見ごろとなり、その美しいグラデーションに魅了。例年ですと、たくさんの人が訪れる時期ですが、今年は人影まばらです。
今日のサンソン、村田和人さんの「一本の音楽」を達郎さんがギター1本でカバーしたライブ音源がオンエアされました。
素敵なライブ音源です!
それから、近いうちに達郎さんの生演奏・ライブが配信されるかも!ですね。
楽しみにしてます!
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
私の、このサンデーソングブック、自宅で番組制作を始めまして・・
いわゆるテレワークってやつですが。
これ、ずいぶん経ちました。
ずいぶん長いこと、やっているような気がいたしますが(笑)
私のサンデーソングブック、ここ10数年間はですね、平常時は直近土曜日の午後に収録をしております・・番組のですね。
あとツアーをやってる時は、できませんので・・
まあバラバラになったり、後はまとめて録り、前倒しってやつですね。
まとめ録りで録っておりますけれども。
ここんところのテレマーク作業が始まってからは、前日ですと、ちょっと間に合わないので。
木曜日から金曜日にかけて皆さんのメールチェックして、音を作って金曜日に収録してデータを山岸君に渡して、土曜日に細かいところを修正して放送局に送ると・・・
そういうような形式でやっておりますです。
ですので以前から比べますと、若干即時性が損なわれましてですね。
今回のように非常事態宣言がいつ解除されるかとか、そういう細かいところでですね、情報が、やっぱり2、3日前だとですね、遅れますので。
あまり詳しいことは申し上げられませんけれども。
今このナレーションを録ってる段階ですと、関西地区の非常事態宣言が解除されまして、関西地区も少しずつの経済活動が、再開されつつあるという・・・
そういうような感じでございます。
東京は、明日25日に非常事態宣言が解除されるのではないかと、ですね・・
私がこの番組録ってる現段階ではですね、情報がありますけれども。
ひょっとしたら変わるかもしれませんが。
いずれにしましても、少し落ち着いてきたという感じなんですが。
世界の例を見ましてもですね・・
第二波とか、それから新しいクラスタとかです、そういうものが発生するという恐れも十分にございますので、引き続き皆さんとともにですね、感染に十分気をつけて、日常を過ごして参りたいと思います。
ワクチンができるまでは、もうじっと我慢という感じであります。
ですので、恐々とか、恐る恐るという表現はあまり好きじゃないので。
慎重に注意深くですね、生活していきたいと思います。
そういう緊張感といいましょうか・・そういうものを強いられますので、常に心がですねリラックスできないという、そういうなきらいございますので。
引き続き、こうした私の番組のような音楽番組、どういうようなことができるか、というなことをですね、引き続きですね色々と考えて参りたいと思っております。
いよいよ、私のこの『山下達郎ライブで棚からひとつかみ』シリーズも、今日で今年に入って10回目でございます!
昨年、一昨年あたりは、何年に2,3回できれば、もう良かったんですけども。
今年は、こういう状態ですので・・・
一所懸命やっておますけれど(笑)
先週まで、特に非常事態宣言が発令されて以降はですね、一定のテーマで、「古いやつ」とかですね「新しいやつ」とか「カバーもの」とかですね・・・
テーマを決めて行って参りましたけれども。
今日は、基本的にそういうものがありません。
ごった煮でございます。
今まで続けてきましたので、『まだまだ続くよ、山下達郎ライブでたから一つかみ』
私のライブ長いので。
どうしても毎週毎週かけてもですね、余ってしまいます。
1曲2曲ですね、かけられなかったのが余ってしまいまして。
それでも、なかなかちょっと面白いものがありますので。
今日は、そういうものも選びつつ・・
またまた皆さんのリクエストが山のように頂いておりますので、それにも少しだけですけれども(笑)
焼け石に水・・そういう感じでございますけれども、お応えしつつ。
お便りにも・・お応えしつつ行って参りたいと思います。
長くなりました・・
山下達郎サンデーソングブック、本日も日曜日の午後のひととき、山下達郎ライブソースでお楽しみいただきたいと思います。
ここんとこ、ずっとお知らせ前の音楽飛ばしてやっておりますけれども(笑)
とにかく1曲が長いので(笑)
1曲でも多く、メールも1通でも多く・・
そういうような意図でございます。
それではお知らせを挟みまして、山下達郎サンデーソングブック、本日も山下達郎ライブで棚からひとつかみ。
始めましょう。
~ CM ~
♪ アトムの子 (LIVE /’18.11.02 カルッツかわさき)/山下達郎
◎ リスナーからのお便り(世田谷区のT,Hさん)
達郎氏:
まずは「アトムの子」
この9週間、そういえば、かけてない・・意外!
たくさん頂きました。ありがとうございます!
今日の「アトムの子」は、一昨年2018年11月2日のカルッツ川崎でのライブソースです。2018年は手塚治虫さん生誕90周年でしたので、それのコメントが入っております。
◎ リスナーからのお便り(目黒区のI.Mさん)
『待望の「おうちカラオケ・シリーズ」スタートしてくださり、ありがとうございます。
前回のレシピ、とっても良かったです。
「CD 音源そのもののようね!本当におうちカラオケなんだろうか・」
と不思議に思いましたが、達郎さんのお言葉を信じます(笑)。
カラオケ特有の庶民的な雰囲気を一切感じさせない達郎さん!
さすがの一言ですね。』
達郎氏:
それはオリジナルカラオケだからですよ(笑)
通信カラオケじゃないですからね。
オリジナル・カラオケをやってる本人がやってるんだから当たり前ですけど。
でも一部の方からですね「本当に歌ってんのか」とかですね、「直してんじゃないか」とか、あと「何回も歌って、つないでいいんじゃないか」とか(笑)
そんなことは、ありません(笑)
ちゃんとやってます(笑)
練習で2、3回やりますけど。
でも、本番はちゃんと1回通して、やりますから(笑)
そうじゃないと、「おうちアカペラシリーズ」「おうちカラオケシリーズ」シャレになりませんからね!
そこは、信じていただくしかありませんけれども。
◎ WindyLady
♪ WindyLady (LIVE /’10.09.10 東京エレクトロンホール宮城)/山下達郎
達郎氏:
WindyLadyはですね、長いこと、ま、適当な・・なんかこ演奏でやってたんですけど。
今のリズムセクションになりましてから、シュガーベイブの完コピー・バージョンで出来るようになりまして。
本当に自分ではですね、満足した出来で演奏できております。
◎ 一本の音楽
達郎氏:
今日は、特定のテーマのない「ごった煮」でお届けしてると申し上げましたけれども。
この間の9回のですねライブソースのご披露の中で、かけられなかったやつで、なんかもったいないので。
せっかくリマスターしたので、もったいないので(笑)
そういうようなもの・・いってみれば、あまりものに福ってやつですね(笑)
そういうものを、ご紹介しようと思っております。
これは、そんなひとつなんですけども・・・
村田和人さんが、お亡くなりになられて、もう早いもので4年あまり経ちます。
2016年の2月のことでしたけれども。
私、その時ちょうどツアーをやっておりまして。
村田くんの訃報を知ってから、その後何度かですね・・
ライブのアンコールの一番おしまいで、村田くんの「一本の音楽」を、ギター一本で弾き語りで歌いました。
その時おいでくださった皆さんから、あの時の音を聞かせてくれという・・
この「ライブで棚つか」が始まって以来、ずっとですね、たくさんの方々からリクエスト頂いておりまして。
おかけしようと何度かトライしたんですけど。
時間がその度になくなってしまって。
ようやく今日、おかけできることになりました。
たくさんたくさんいただきました。
今日のソースは2016年3月24日 NHKホールでのギター一本での「一本の音楽」
ナレーションと共にお聴きをいただければと思います
~ナレーション~
先月の22日に、僕の友達の村田和人君が急逝してしまいました。
去年の12月24日、クリスマスイブの日に、僕は盛岡へ向かう電車の中で、彼からメールをもらいまして。
「去年ちょっと体が調子が悪かったんですけども、全快しましたら来年は200本ライブやります。」
それが最後のメールになりました。
本当に惜しい人を亡くしました。
まだひと月経ってないので・・・
村田くんの曲を1曲・・・
♪ 一本の音楽 (LIVE /’16.03.24 NHKホール)/山下達郎
2016年3月24日 NHKホールでの村田和人さんの「一本の音楽」を、私のギター弾き語りでお聴きををいただきました。
こういう形で、亡くなった方々の音楽を歌い継いでいくという・・
そういう役割がですね、生き残ったものは、やっていかなければならないと思っております。
村田君のライブにゲストで出たときに、村田くんと彼らのバンドとですね、一緒にやったセッションの音源もありますので。
また機会があったら、ご披露したいと思っております。
◎Mr.Blue
達郎氏:
余りものに福のやつで、もう一個。
1981年に NHK の FM で大瀧詠一さんとデュオをしたことがあります。
大部分はエバリー・ブラザースのカバーだったんですけれど。
2曲だけフリート・ウッズのナンバーをやりました。
ミスター・ブルーと、それから「Come Softly to Me」というこの2曲なんですけれど。
これを物好きな方がリクエストしてきましてですね(笑)
探してみたんですけど、アーカイブしたマスター見つからないので。
カセットから昔リマスタリングしたやつが、一個だけありましてですね。
それを今日は、おかけしようと思います。
1981年ですから私が28、大瀧さんが33歳ですかね・・
私のギターと、それから、あとからダビングしたコーラスをバックに大瀧さんがソロで歌っております。
今ネットでこれ聞けるんですけど、ネットよりちょっとこっちの方が音がいいかなと(笑)
気は心(笑)
♪ Mr.Blue/大滝詠一 with 山下達郎
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
先週、私の「硝子の少年」をお聴ききをいただきましたけど。
ライブバージョンをですね・・
その時に「 KinKi もたくさん曲があるので最近は「硝子の少年」あんまりやらない」と僕が代わりに・・・みたいな、つまらないこと言いましたらですね(笑)
キンキファンの方々からたくさんメールをいただきまして!
「硝子の少年」を毎回歌ってます!
という・・・
申し訳ございません(笑)
光一さん、剛さん、ありがとうございます(笑)
ありがたいことでございます(笑)
引き続き、よろしくお願いします。
冒頭にも申し上げましたけれども・・・
今この収録してる段階ではですね、東京の非常事態宣言が解除される正確なですね、確認が取れておりませんので。
来週も5月いっぱいはですね、このライブソースやってみようかな、なんて思っております。
「おうちカラオケ」「おうちアカペラ」がとっても評判が良すぎてるので(笑)
なんかいいのかなって感じもするんですけども(笑)
来週は、ちょっと増やしてみようかな、なんて思ってまして。
特にカラオケはですね、じゃぁ、あんまりライブでやれてない曲やろうかな、なんてこと考えたんですけど・・・
実は私ですね、カラオケというのを、そんなに作って来なかったんですよね。
特に1970年代・・RCA 時代のカタログは、ほとんどカラオケというのはないんです。
当時は、あのぉ・・テレビ出られませんでしたし。
それからカラオケというのも、それなりにやっぱり経費がかかります・・
テープ代とか・・時間もかかりますので。
それと使う意図のないものを作ってもしょうがないと。
予算が、ものすごくレコードの予算が使えない時代だったので(笑)
売れない時代だったので(笑)
その時代のカラオケはほとんどありませんし、それの延長ですね、「FOR YOU」のアルバムカラオケ作りませんでしたし。
「RIDE ON TIME」のアルバムもカラオケがありません。
「RIDE ON TIME」シングル1曲だけです、カラオケがあるのは。
そういうような状態で、ようやく90年代に入ってからカラオケというものですね、作り始めたという・・・
そういうものなので。
ちょっと、色々とあるものを物色して、という感じですけれども。
ブツブツ言っておりますけれども(笑)
◎ おうちアカペラ
♪ Make It Easy On Yourself (おうちアカペラ)/山下達郎
♪ Love Can Go The Distance (おうちアカペラ)/山下達郎
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
え?おうちカラオケないの?って・・
ちょっと待ってください(笑)
先、長いんすから(笑)
で、先週の「レシピ」、ちょっと音質的に僕、不満なんですよ。
もうちょっと・・音質的に・・何かこうストリートの感じが出せないかなと思ってですね。
ちょっと、いろいろと今工夫を・・バカバカしい(笑)
この先どうなるか分かりませんけれども。
本当に、こういう具合に続くんであれば、バーチャル・ライブとか、そういうようなものですね、考えてみたいと思います。
でもせっかくやるんだから、人ができないことを・・
ほかはやらないこと(笑)
ギターの弾き語りとか、キーボードの弾き語りって、どなたでもやりますのでですね。
私は、「おうちアカペラ」「おうちカラオケ」(笑)
そういうようなもので、攻めておりますけれど。
できるなら、生演奏、テレワークでですね、高音質で、やりたいと思っておりますので。
それ、ちょっと今開発中と言うか、模索中でございます。
うまくいきましたら、ご披露したいと思います!
♪ Love Can Go The Distance (おうちアカペラ)/山下達郎
◎クロージング
達郎氏:
お送り致して参りました山下達郎サンデーソングブック『山下達郎ライブで棚からひとつかみ プラス アルファ』でございました。
来週も、さらに続きます。
少しずつ、少しずつ経済活動の再開の兆しが見えてまいりましたが。
それでも感染のですね再拡大を防ぐべく、みんなで力を合わせて、慎重に、しかし力強くお互いに助け合って参りたいと思います。
でも全国の医療関係者の方々、相変わらず厳しい戦いが続いてることと思います。
またウイルス対策の裏でのですね、他のご病気の方へのですね影響というものも、本当に大きいものがあるという具合に伺っております。
医療従事者の皆様、ありがとうございます。
引き続き、よろしくお願い申し上げます。
テレワークが不可能なゆえに、リスクの多い職場で働いていらっしゃる皆様、お疲れさまでございます。
くれぐれもご自愛ください。
不幸にして感染され、入院されている、もしくはホテル等ですね、待機されている皆様、くれぐれもお大事に。
お早いご快癒、心よりお祈り申し上げております。
山下達郎サンデーソングブック、来週もセイム・タイム、セイム・チャンネル で皆さんごきげんよう、さようなら。
今週のオンエア曲
14:06 アトムの子 (LIVE /’18.11.02 カルッツかわさき)/山下達郎
14:16 WindyLady (LIVE /’10.09.10 東京エレクトロンホール宮城)/山下達郎
14:25 一本の音楽 (LIVE /’16.03.24 NHKホール)/山下達郎
14:30 Mr.Blue/大滝詠一 with 山下達郎
14:39 Make It Easy On Yourself (おうちアカペラ)/山下達郎
14:45 Love Can Go The Distance (おうちアカペラ)/山下達郎
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