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山下達郎さん サンデーソングブック 2021年1月31日『棚つか+リクエスト』(#1477)

サンデーソングブック山下達郎サンデーソングブック 

長崎市内は、土曜日、日曜日ともに良い天気。
春が近づいてるなぁ。

今日のサンソン、85年1月の達郎さんのライブ1曲目。
アカペラで始まるこの演出、たまらない!

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

もう1月も最後でございます。
明日から2月・・・

今年は、なんか立春が早いという。
私、立春の生まれでございます。
今週、誕生日でございますけれども。

でも124年ぶりに立春が2月3日になるそうでございます。
それに伴って、節分が2月2日になるという、よくわかりませんがですね。

地球の公転が、正確に365日じゃないという、そういうような、ものでありますけれども。
でも、命に別状はありませんのでですね・・
立春・・そうですかっていう感じでございます。

いずれにせよ、季節が変わっていくというですね。
春が立つ・・といいますけれども新暦でございますので、あいかわらず寒いです。

週間予報みますと、明日は雨。
あさっても、東北、北海道は雪の予報で、ございますが。

えぇ、寒いです!

東京も、昨日か、おととい、明け方気温みましたら、1度・・
ま、そんな、1度くらいなんだ!って、そういう・・

札幌市のS.Eさん、超常連の方でございます。
毎週、毎週いただきますが。

『1月24日、出張で旭川です。
朝の気温、放射冷却の影響で、氷点下31.8℃!
春、遠し。』

風邪ひかないで、やってください。
ウィルスも気を付けてください!

そんなわけで、1月最後でございます。
私、ちょっと仕事が、そろそろ重い腰をあげましてですね。
レコーディングに入りつつあります。

新しい曲、書いておりまして。
仕掛の曲を、いろいろやっております。
スタジオで働く、アレが多くなっておりますので。

こういうときは、いつものレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
山下達郎のレコード棚から、いろいろとアトランダムにお聴きをいただきつつ、皆さんのリクエストにお応えする「棚つか+リクエスト」・・・

なんですが・・
とにかく、お便りがですね、死ぬほど頂いております。

ありがとうございます。
うれしい悲鳴でございます。
メールもハガキもですね、すごく増えております(笑)

ラジコのアレが、きっと大きいのかなと。

先週も申し上げましたけども、お若い方もいただきますし、それから私よりはるかに年上の方も、いただきましてですね。

ほんとに、うれしいんですけども。

とにかく、まったく55分ではですね、お応えしきれない(笑)
で、今日は、それに加えて、スタジオ仕事がちょっと立て込んでおりますので。
今日は、ほとんど「棚からひとつかみ」!

この間、申し上げましたみたいに、レコード棚、ちょっと拡張いたしましたので。
それを見ておりますと、“オレをかけてくれ!”っていうのが、いろいろと出てきまして。

そういうものプラス・・
こういうご時世でございますので、先週も申し上げましたが、なるべく明るい曲、今日も選んでみました。

今日は、にぎやかなヤツで、飛ばしていってみようかな、なんて思ってますけども。
ま、そういう反面、静かなヤツも、いろいろと。
緩急取り混ぜて、お送りしたいと思います!

日曜の午後のひと時、1月最後の日曜日でございます。
今日はすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。
本日も、最高の選曲と、そして最高の音質でお届けをいたします。
『棚からひとつかみ+リクエスト』

にぎやか、かつメロウなヤツ。
私の1992年のシングルのカップリング。
おなじみ「Blow」

♪ Blow/山下達郎

~ CM ~

♪ Hope/クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス

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全く違う歌の歌詞が載っておりまして

達郎氏:

こういうご時世でございますので、なるべく明るい歌、景気のいいヤツ!
を、今日はお届けしようと思います。

特に恋の歌はですね、失恋の歌もかかりますけれども。
そうした情勢に対する歌はですね・・・希望的な歌をかけたいと思っております。

そういうものの典型!
クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス
サンフランシスコを代表するロックグループですけれども。
1970年からディノ・ヴァレンティがリード・ボーカルで参加しましてから、僕の好みの音になりました。

71年のアルバム「Quicksilver」
ここの1曲目に入っております「Hope」という、この曲はですね・・

正確な歌詞を知りたくで、ネットを見ましたら、このクイックシルヴァーの「ホープ」は、まったく違う歌の歌詞が載っておりまして。
それが、ありとあらゆる歌詞サイトにですね、掲載されているという(笑)
チェックも何もないという(笑)

ネットの悪い面が出てしまいましたが。
ま、それはともかく・・・

ありがたいお便りでございます!

達郎氏:

滋賀県高島市のY.Hさん。

『私は昨年6月で還暦を迎え、31年間務めた仕事を退職します。
大学2年のとき、「メロディーズ」を買い、「オンスト1」を聴き、サンデーソングブックをカセットテープに録音を始め、MDから今ではハードディスクに録音する日々です。

「ドーナツ・ソング」を車の中で大声で歌っていた息子も就職することになりました。
これからも引き続き聴きますので、楽しい番組をお願いします。』

達郎氏:

もう、ありがたいお便りでございます!
引き続き、よろしくお願い申し上げます。

達郎さんも称賛するバンド!

達郎氏:

お若い方からのリクエスト
横浜市のK.Wさん。

『私は、イギリスのプリファブ・スプラウトというバンドの大ファンなんですが、先日インターネットで彼らの紹介文に「山下達郎も称賛する」といった記述を見つけました。

達郎さんもプリファブ・スプラウトが好きなんて、と、うれしくなったのですが、発言のソースが見つからず、称賛をされているというのは本当でしょうか?
もし、本当でしたら達郎さんのプリファブ・スプラウトの曲を1曲かけてくれるとうれしいです。』

達郎氏:

いかにも、お若い方のアレでございますが。
好きなグループ、たくさんいますので、サンソンで何回かかけました。

でもプリファブ・スプラウト、イギリスのバンドですけども。
こういうグループは、なかなかメガにならないですね。
ミドル・オブ・ザロードの音楽ですのでですね・・・

ギンギンのロックというか、パーティー・ミュージックには程遠い、非常に内省的な・・
たとえこう派手なサウンドでもですね、ひとつひねった内省的な音楽ですよね。

なかなかメガにはなりませんけども、音楽的には非常にすぐれたグループであります。
リーダーのパディ・マクアルーンの作曲能力は、すばらしい!

プリファブ・スプラウト、なんでもいいんですけど。
今日は92年の全英33位
テクノ風のアプローチですけども、独特の個性が光る「イフ・ユー・ドント・ラブ・ミー」

♪ イフ・ユー・ドント・ラブ・ミー/プリファブ・スプラウト

♪ We Need Some Money/Chuck Brown & The Soul Searchers

手に入れてないレアなレコード

達郎氏:

静岡県静岡市の超常連、T.Sさん。

『質問ですが、山下さんでも、まだ手に入れられてないレアなレコードなどはおありなんでしょうか。
例えば、どんなレコードかお教えください。

紅梅のつぼみが、日々日々膨らんできております。
柴犬あきちゃんの毛も、徐々に生え変わってきております。』

達郎氏:

ほしいレコード、まだいくらでもあります。
コレクター道は泥沼です!

ビーチボーイズのシングルが、あと2枚でコンプリートなんですけど。
たぶん生きてるうちは無理だと(笑)
いう感じがします(笑)

またアイズレー・ブラザーズは、最初期のシングルがあと何枚かでコンプリートなんですけど、これもたぶん生きてるうちは・・(笑)

でも、だんだん執着がなくなる・・
若い頃でしたら必死でやるんですけども。
だんだんこう、いいやって(笑)

それでCDになり、もうネットで音があるので。
音で聴ければいいやっていう。
だんだん軟弱になってきますね。
しょうがないっすね・・

昔は聴けなかったんですよ。
聴けなかったから、一所懸命集めるわけで。
今は、もうほんとに、聴けるようになっちゃったわけで。

♪ ドント・レット・ザ・サン・キャッチ・ユー・クライング (ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ

♪ I Belong To You/Rance Allen Group

~ CM ~

来週

達郎氏:

来週はですね・・
来週というか、今週の木曜日、2月4日、誕生日になります。

68歳になります。

だんだん、近づいてまいりました(笑)
70歳!
じわじわとですね(笑)

おかげさまで、でも体が、どこも悪いところ、今のところございませんので。
引き続き、がんばっていきたいと、思っておりますが。

来週は、山下達郎のお誕生日特集で、やらせていただきます(笑)
だんだんいい加減になってきた(笑)

2月になったら

達郎氏:

で、2月に入りましたら、再来週は前にも申し上げておりましたウォール・オブ・サウンド。
フィルス・ペクター亡くなりましたのでフィルス・ペクターの特集ではなくて、フィルス・ペクターの真似してる人たつの特集。
ウォール・オブ・サウンドの特集(笑)

で、先週、カンツォーネかけましたらですね、とってもカンツォーネのリクエストをいただきましたので。
なるほど、やっぱりそういうのを聴いてらっしゃる方、たくさんいらっしゃるだなと。
そのうち、カンツォーネの特集なんか、やってみればと思っております。

引き続き、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
おハガキの方は、こちらへ。

東京FMのウェブサイトからのメッセージフォームは https://www.tfm.co.jp/ssb/
お待ち申し上げております。

♪ バン・バン・リズム/メル・テイラー

うけましたね、これ(笑)

達郎氏:

今日は、このへんでございまして。
お便り、お時間まで。

岩手県北上市の超常連、F.Tさん。

『私、あまりにスマホが使いこなせないので、時々スマホ教室に行っております。
先日は珍しく生徒が4人もいましたので、それぞれ自己紹介と好きな有名人を言わされました。

私は大瀧詠一さんの名前を挙げたのですが、先生含む3人が

「知らない」

一人、私と同年代の女性だけ、

「ものすごく有名ですよ。水沢江刺の新幹線の発車メロディーは「君は天然色」ですよ。」

と言ってくれたので調子に乗って、歌いだしのところを歌ったところ、3人とも

「知ってるぅ~」

生前、大瀧さんの言っていたという
「どこのだれかは知らないが、誰もがみんな知っている」人になっちゃったんだなぁと、しみじみしてしまいました。
でも地元の人なのに。
今年も毎週聴きます。よろしくお願いします。』

達郎氏:

うけましたね、これ(笑)

達郎さんなら、私の楽しみ理解していただけますよね

達郎氏:

茨城県筑西市の方なんですが、内容が奥さんがらみなので匿名にさせていただきます。

『個人的な話で恐縮ですが、
私は音楽が趣味の筆頭なのはもちろんですが、それ以外にダムと送電鉄塔も大好きな人間です。
子供のころから見てきたお気に入りの鉄塔があるのですが、その鉄塔が先日理由がわからりませんが、何か布のようなものを身にまとったような珍しい状態をみかけたので、思わず車を止めてスマホのカメラに撮っていたら、助手席のかみさんが、ものすごい形相で私をにらみつけていました。

よせばいいのに、私が別角度からも撮りたいと言ったところ、こめかみのところに青筋2,3本立てながら

「一人の時にしてくれないかな!」

と一喝されて、おとなしく引き下がりました。
ダムは100歩譲ってわかる気もするが、鉄塔に興味を持つのは、死ぬまで理解するのはないだろうとのこと。

小学1年の次男も最近、鉄塔に興味を出してきてきました。
かみさんは行く末を憂いています。
達郎さんなら、私の楽しみ理解していただけますよね。』

これ、どうやって収束・・(笑)
おだやかに(笑)いきましょう!
すっごいなぁ(笑)

いろんな人がいるんですよ。
ほんとにでも、趣味はね。
なかなか、ま、たいへんですね。

危機一髪と感じたとき

達郎氏:

北海道空知郡のT.Aさん。

『この冬は、全国的に大雪だったり寒波だったりしますが、私の住む北海道では車の運転も一苦労です。
この前、帰宅時に買い物をして帰ろうとスーパーを出たら猛吹雪。
さっきまで、風も雪も降ってなかったのに。

でも帰らなきゃ。
ワイパーを最速で動かし、田舎なので街灯もほとんどない中、そして道路の端っこが、まるで分らないくらいの視界不良、ホワイトアウト。
自宅から10分くらい離れたところなのに、不安で心臓バクバクしてましたが、心を落ち着かせてなんとか帰宅できました。

達郎さんは、これは危機一髪だったなぁと思ったことはありますか。』

達郎氏:

私ね、大瀧詠一さんの家へ、福生に車で行ってですね。
夜中の1時過ぎましたが。
ハッと気が付きいたら、雪がバンバンに降ってる。

そっからですね、家へ帰るのに、青梅街道の真っ暗な中をですね、昔の車なんで、父親の車で運転したので・・
プラグが濡れて途中でエンストするんです!

街灯もない青梅街道のど真ん中で、真っ暗でエンジンぜんぜんかからないんですね。
あれ、あせりましたですね。
少し休ませたら、かかったんですよ。
なにしろチェーンがないのでですね。

もう、ノロノロ運転で!
朝の5時か6時くらいまでかかって家に帰りました。

あのときは全く、この方と同じ経験でございますね。
雪には気を付けましょう!

エンディング~これかけたこと一度もありませんので~

達郎氏:

てなわけで今日はこのへんで。
来週は「山下達郎 誕生日で棚からひとつかみ」(笑)

その次の週のウォール・オブ・サウンドもお楽しみに!

今日の最後は、京都府京都市のF.Rさん。

『昨年からサンソンを聴きだした新参者です。
初めてメッセージさせていただきます。
昨年12月に第2子の男の子が生まれました。

長男は奥さんのお腹の中で達郎さんの2018年の京都ロームシアターでのライブを聴くことができました。
次男もお腹の中で聴かせてやりたかったのですが、コロナ禍でライブに行くことができませんでした。

その話を、何気なく私の父と母に話をしたところ、実は私もお腹の中で達郎さんのライブを聴く予定だったというのです。
チケットがやっと当たって、行くことを非常に楽しみにしていたそうですが、私が思わぬ形でできてしまい、祖父と祖母への報告のため、泣く泣くライブに行くことは、あきらめたそうです。

なんと、もったいないことをしたんだと初めは思いましたが、めちゃくちゃ怖い祖父に報告がおくれなくなればなるほど怒られるだろうし、私は生まれてから達郎さんの音楽をたくさん聴かせてもらったので、仕方のなかったことと思ってます。

ですが、父Kと母Mに、行くはずであったライブの音源も聴いてほしいと思いメッセージをさせていただきました。
もちろん私も聴きたいですし、息子たちにも聴かせてやりたいです。

私と父は医療従事者として働いており、このメッセージを読んでいただけると、ほんとに励みになります。』

達郎氏:

35歳の方ですね。
で、リクエストはですね、1985年の1月のフェスティバルホールでのライブ音源をかけてほしいという!
すごいわがままなリクエストですけども。

お気持ちはわかりますので。

で、1985年のライブはですね、まだカセットで録ってある時代なので。
探すのに時間がかかるんですよ(笑)

なので、そこから、ひと月後のですね1985年の2月の横浜のですね・・
これはラスト日なんですけども。
その日の録音はレコーディングしておりましてですね。

例えば「すてきな午後は」とか、その時代のライブ・レコーディングを何度かですね、シングルのカップリングにしてたこともありますので。

今日は、それで・・
内容は全く同じですので。
フェスティバルホールか神奈川県民ホールかの違いでございますので。

それでご勘弁いただきたいと思いますが(笑)

1985年2月24日、神奈川県民ホール
これオープニングです。
「ビッグ・ウェーブ」のツアーでありまして、84年から85年のツアーでありまして。

オープニングは「オンリー・ウィズ・ユー」をですね、私のアカペラの歌から始まって、コーラスに入ると、その日の自分の歌に変わるという、そういう施行で一曲目「オンリー・ウィズ・ユー」でやっておりますので。

これかけたこと、一度もありませんので(笑)
これをお聞きをいただければと思います。

ご家族皆さんで山下達郎をお楽しみいただきまして、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

85年2月24日 神奈川県民ホールでの「Only With You」

♪ Only With You (Live / ‘85.02.24 神奈川県民ホール)/山下達郎

今週のオンエア曲

14:04 Blow/山下達郎
14:09 Hope/クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス
14:15 イフ・ユー・ドント・ラブ・ミー/プリファブ・スプラウト
14:20 We Need Some Money/Chuck Brown & The Soul Searchers
14:26 ドント・レット・ザ・サン・キャッチ・ユー・クライング (ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ
14:29 I Belong To You/Rance Allen Group
14:37 バン・バン・リズム/メル・テイラー
14:46 Only With You (Live / ‘85.02.24 神奈川県民ホール)/山下達郎

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