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山下達郎さん サンデーソングブック2025年4月13日『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ Part 1』(#1696)

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サンデーソングブック

福岡市内のお天気は晴れ
まだ桜を楽しむことができます。


シュガー・ベイブ「SONGS」が50年たってもカタログ落ちしない理由・・

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

4月の13日。
もう4月の半ば近くなってまいりました(笑)
あっという間に・・毎週同じようなこと申し上げております。

ここのところちょっとですね、我ながら忙しいので。
時の経つのが早い。
あ、もう4月13日!

いよいよ竹内まりやさん 初日が今週名古屋で始まります。
たくさんリハーサルをしました。
お待ち申し上げております。

で、ここのところ、ずっと申し上げておりますけれども。
今年2025年、私デビュー50周年を迎えます。

50周年の一番最初はですね、シュガー・ベイブ・・バンドでデビューいたしました。
1975年4月25日にアルバム『SONGS』、シングル『DOWN TOWN』
これでデビューをいたしまして。
以来50年でございます。

おかげさまで、皆様のおかげで50年間現役を続けられております。
番組の方も32年半続けさせていただいております。

よもやシュガー・ベイブが50年経ったとはですね、
それで今もカタログとして成立しているということはもう、驚愕以外の何物でもございません。

10年前に40周年盤というのを出した時にですね、
これがアルティメットだと思って、50年盤なんてものがないだろうなと思っておりましたら、・・
出させていただいて、ありがたいことでございます。

番組も本当に長くやらせていただいております。

相模原市のK.Mさん

『3月22日はラジオ放送が日本で始まって100周年ということでした。 』

これちょっと前倒しで録ってるんで、スイマセン・・・

『その3分の1の期間、サンソンが続いているんだな、しかも達郎さんが一人で、と改めて感心してしまいました。
私が社会人になったのは1991年ですから、その間ほぼずっと続いてきたわけですね。
土曜日の時代の放送を聞きながら、よく洗車していました。
還暦も過ぎて、今も放送を聞くことができているから、ありがとうございます。

この春、次女も社会人になり、西の方で暮らし始めました。
2人になった妻としみじみしています。 』

皆さんの生活が本当に最近、お便りの中に滲みております。
引き続きよろしくお願いします。

ですので、今年は割と私のデビュー50周年にちなみましてですね、
いろいろと番組でも企画を考えております。
とりあえず、来週4月23日にシュガー・ベイブ アルバム『SONGS』、
それからシングル『Down Town』
50th anniversary editionが発売になりますので、
今週、来週2週間はですね、一つシュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ
もう言い尽くしておりますので、
重複もしますし、うだうだ喋るだけですけど、
気は心と言いましょうかですね。

今週はアルバム『SONGS』の思い出をお聞きいただきながら、
シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ

来週は今年の50周年記念盤に入っております、
1994年の『山下達郎 SINGS SUGAR BABE』再現ライブ、
これのCD、初めての商品化でございます。
来週はそれを特集してみたいと思います。

今週来週2週間、シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ
日曜日の午後のひととき、今週来週はシュガー・ベイブの音源で、
思い出とともにお聴きをいただければと思います。

本日も最高の選曲を目指して、
最高の音質を目指して
がんばってみたいと思います。

今日は頭はなしで、お知らせを挟んで始めたいと思います。

~ CM ~

♪ Show / Sugar Babe

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「Show」ファーストコンサートのオープニングとして書いた曲

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
というわけで、私、デビュー50周年を迎えまして、
一番最初はシュガー・ベイブというバンドのメンバーとして、デビューをいたしました。

シュガー・ベイブが結成されたのが1973年でございます。
私が20歳の時ですが。
2年後の1975年、レコードデビューをいたしまして。

基本的に日本ではレコードデビューがデビューという決まりになっておりますので、
1975年にデビューいたしまして、
以来50周年、50年の時を経ちました。

22でデビューしたのはもう72でございます(笑)
でも50年後によもやシュガー・ベイブの『SONGS』のですね、
こういう具合なプログラムをやっているとは、
本当に夢にも思っておりませんでした。

今週来週2週間使いまして、
『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ』

もう特集とか、そういうものも散々やりましたので(笑)
語り尽くしております。
特にアイテムといたしましては、
10年前の40周年記念盤がアルティメット・エディションと名前を付けまして、
CDは2枚組でリマスター、それからリミックス、
オリジナルのマルチトラックからもう1回リミックスしまして完全再現
オーディオ的に向上させて、
アナログ盤も音質重視の2枚組で発売をいたしました。

これでもうやることないなと思っておりまして。
50周年はこのままいこうかと思ったんですけども、
いろいろとですね、50周年やってくれということで(笑)

自分もデビュー50周年ということもありますので、
そういうわけで、SUGAR BABE 50th Anniversary Edition
4月23日、来週発売になります。

今回はCDが2枚組でございまして、
オリジナルのアルバム+ボーナストラック、
それから1994年に行いました、山下達郎 Sings SUGAR BABというライブイベント、
シュガー・ベイブの演奏の完コピ・ライブという、
そういうやつでございます。
これがCDで、2枚組で発売でございます。

アナログ盤は従来のですね、オリジナルの1枚仕様、
なんだ!10年前の音質向上から1枚組に戻ったのか?という・・・
私もちょっとそれが抵抗があったんですけども、
作ってみますとですね、やっぱり50年前の音源なので、
割とナローと言いましょうかですね、
1枚で入れてもそれなりの音質が保てたと、
そういう感じでございますので、
お楽しみいただけると思います。

それプラス、今流行りのカセット、
それから当時発売されました、
シングル盤おなじみ『Down Town』、
それからカップリング『いつも通り』
このシングル盤の復刻、アナログ4アイテム、
アナログLP、CD、
それからカセット、
それでシングル盤
4種類、来週4月23日に発売になります。
よろしくお願いします。

で、アルバム1曲目に入っております『Show』
1973年に作った曲であります。
ファーストコンサートというのをやりましてですね、シュガー・ベイブ
その時にオープニングの曲がなんか欲しいなと思いまして、自分で書きました。
以来52年経ちましたね。そういうことは・・・

最近やっておりません。
だいたい年取りますとだいたいエネルギーが減ってくるので(笑)

そういうわけで、シュガー・ベイブ50周年で棚から一つかみですので、
1曲目『Show』で始めてみました。

季節のお便り

達郎氏:

前倒しなので、お便り募っておりませんけれども。
北海道中川郡 超常連Y.Sさん、

『50周年記念盤、待ち望んでいたライブ音源収録のボーナスディスクが特に楽しみです。』
お楽しみに!

札幌市のS.Aさんからいただきました。

『札幌も雪も溶けてきたので、
そろそろブーツを脱ぐ時期です。
北海道ではスニーカーやパンプスをタングツ(短靴)と呼びます。
タングツを履くようになったら、いよいよ春到来です。』

季節のお便りでございます。

「Down Town」ザ・キングトーンズのために書いた曲

達郎氏:

アルバム2曲目はおなじみ『Down Town』
シングルカットされまして、今でも演奏しております。
カバーもたくさんやっていただいております。

あれから50年
『Down Town』、たくさんリクエストいただいておりますが。
新潟県新発田市の超常連のO.Sさん、
熊本市の超常連でM.Sさん、
福岡県は飯塚市の赤いハガキで書いてくださっているので読みにくい、・・・
H.Tさん、
千葉市の超常連のY.Hさん、
いつもは洋楽オンリーなんですけども、ダウンタウンをリクエストいただきました。
他、たくさんいただきました。
おなじみ『Down Town』

♪  Down Town / Sugar Babe

達郎氏:

Down Town
この曲の由来もですね、
今までもう50年の間に何度も何度も申し上げておりますけれども。

元々はキングトーンズのためにですね、書いた曲なんですが。
アルバムの企画自体がポツってしまったので。
もったいないので、自分のグループ用にやりました。

作詞、伊藤銀次さん
私の曲でございますが。

よもや、それが50年後にもですね、オンエアされているとは。
ありがたいことでございます。

アルバムこれ1枚きり『SONGS』

達郎氏:

シュガー・ベイブはオリジナルメンバー5人組です。
私、山下達郎、それからリードボーカルが双頭・・2つの頭、双頭グループだった

大貫妙子さん、ボーカルとキーボード
それからリードギターが村松邦男さん、
ベースが鰐川己久男さん、
ドラムが野口明彦さん、
これがオリジナルメンバーですが。

その後メンバーが変わりまして
ドラムが上原裕さん
ベースが寺尾次郎さん、
それで伊藤銀次さんが一所加入しておりましたけど

最終的には

大貫妙子さん
村松邦男さん
寺尾次郎さん
上原裕さんで
この5人で解散まで活動いたしました。

3年足らずの活動期間でございました。
アルバムこれ1枚きり『SONGS』、シングルも1枚きり。

大貫妙子さんへ「一緒にバンドをやろうよ!」

達郎氏:

で、私と一緒に活動しておりました大貫妙子さん、
大貫妙子さんも従って、デビュー50周年になりますが。
バンドを自分のデビューに加えないという人もいますので、
それはご本人に伺ってみていただけませんが。

アルバムA面3曲目に入っております。
これもおなじみ『蜃気楼の街』

♪ 蜃気楼の街 / Sugar Babe

大貫妙子さんはもともとフォークグループをやっていたんですけれども。
そこから独立してソロ作品を作ろうと、仲間内でしているところに、私が割り込んでいって(笑)、一緒にバンドをやろうよって
バンドを始めました。
それがシュガー・ベイブでございますが。

1972年から3年にかけての話であります。

シュガー・ベイブで何曲か作品を作ってソロになりますが。
やっぱり76年にシュガー・ベイブが解散してから、
ソロになりまして、今でも現役で活動を続けていらっしゃいます。

渋くお祝い

達郎氏:

40周年と30周年の時はですね、いろいろと対談とかやりましたけれども。
今回は50周年はですね、本当に40周年でやり尽くしちゃったので、
50周年記念というのは本当にお祭りごとと言いましょうかですね、
お祝いごとという、そういう感じですので、
そうしたアナログ盤、CD、カセット、
その品質はこだわっておりますけれども、
なんか例えば特別なイベントはそういうのは別にありません。

渋くお祝いという、
そういう感じでございます。

「いつも通り」生まれて初めてストリングスのスコアを書いた曲

達郎氏:

バンドを結成して、当時はライブハウスが中心でありまして。
今と同じですけれど。
ライブハウスで活動をやってる中で、
だんだん曲が増えてきまして。

74年の頭ぐらいに大貫さんが持ってきた曲がですね、
とってもいい曲で、
コード進行が非常に独特でですね、
今に続く大貫さんの曲調の萌芽と言いましょうか、
そういう作品でございます。

シングル『ダウンタウン』のカップリングで発表されました。
アルバムではB面の1曲目に入っております。
おなじみ、『いつも通り』

♪ いつも通り / Sugar Babe

アルバム『SONGS』のB面の1曲目に入っております『いつも通り』

50年も経って曲の説明すると、変な感じなんですけど(笑)
この曲はストリングスが入っておりますけども
私、生まれて初めてストリングスのスコアを書いた曲であります(笑)

ちょっと恥ずかしい感じがしますけど(笑)
一生懸命やってたんだなという感じでございます。

大貫さんの曲は本当に転調が激しいので
演奏も、なかなか難易度が高いんですが。
それも一生懸命やっております(笑)
若さゆえ・・・

というわけで山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
シュガー・ベイブ アルバム『SONGS』50周年記念盤、
来週4月23日に発売になります。
オリジナルエディションの1975年のオリジナルアルバムから、今日はお届けしております。
『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ』

いろいろとお話したいことがたくさんありますけど、
なんかあっという間に曲がかかってしまいまして、
お知らせの時間になってしまいました。
お知らせです。

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
MGC CMが変わりましたね!
何年ぶりですね!
面白いCMでした
というわけで、今日はシュガー・ベイブ50周年
1975年の4月25日にシュガー・ベイブのアルバム『SONGS』、シングル『ダウンタウン』が発売になりました。
あれから50周年、来週4月23日に50th Anniversary 50周年記念バージョンが発売されます。
アナログ、CD、それからカセット、そして『ダウンタウン』のシングルとですね
一生懸命レコード会社が出そう!という・・
そういう感じでございます。
よろしくお願いします。

なので、今週来週は『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ』

今回の50周年記念盤はCD2枚組でありまして、
オリジナルのアルバムがディスク1、
ディスク2は1994年に行いました『山下達郎シングスシュガー・ベイブ』というイベント、シュガー・ベイブの完コピ・ライブイベントでございますが。
それのライブ音源を1枚CDに入れましてお届けします。
CDだけが2枚組でございます。

MOONレーベル6作品をアナログ盤とカセットで再発売

達郎氏:

今年はですね、私デビュー50周年ということなので、リリースがずっと続きます。
数年前にデビューから6年分のRCA/AIR 時代のアナログが再発されましたけれども。

今年はですね、 MOON レコード時代の作品を6作品、
アナログ盤とカセットで再発いたします。
5月から続きます。

5月21日が『MELODIES』
6月25日が『BIG WAVE』
7月23日が『POCKET MUSIC』
9月24日が『僕の中の少年』
10月22日が『ARTISAN』
11月26日が『SEASON’S GREETINGS』という

こういうスケジュールになっております。

以前出した時は、このシュガー・ベイブの『SONGS』と同じで、音質重視の2枚組でありましたけれども、今回は1枚組のオリジナル仕様でございます。
180グラム重量盤
アナログですので、生産限定盤となりますので、
ご希望の方はお早めにご予約ください。

詳しくは山下達郎50周年特設サイトhttps://tatsuro50th.jp/
ここにてご確認ください。

竹内まりやさん、11年ぶりの全国アリーナツアー

達郎氏:

いよいよ竹内まりやさん、11年ぶりの全国アリーナツアーが今週スタートになります。
4月15日火曜日、あさって、ポートメッセなごや
ここを皮切りに、6月25日のKアリーナ横浜まで、
全国8都市14公演での開催でございます。

このツアーを記念しまして、Precious Days 昨年のアルバム、
これのsouvenir editionというのが発売されております。

昨年のデラックスエディションに入っておりました映像ディスク、これの音だけCD化でございます。
通常CDに加えまして、Precious Live Collection CD2枚組、これも完全生産限定盤でございます。
2000年に発売されましたライブアルバム『スーベニール』
これのダウンロードストリーミング配信サイトでの配信も解禁となっております。
こちらの方もよろしくお願いします。

こちらの方は竹内まりやさんオフィシャルサイトhttps://www.mariyat.co.jp/
ここにてご確認ください。

「すてきなメロディー」大瀧詠一さんがミックス

達郎氏:

長くなりました。
そんなわけで、シュガー・ベイブというグループは、
私山下達郎と、それから大貫妙子さんと、2人でリードボーカルがいましたので
じゃあデュエットを1曲やろうということになりまして。
このアルバムのために書き下ろした曲であります。

私と大貫妙子さん、それから伊藤銀次さん3者による共作作品でございます。
『すてきなメロディー』

♪ すてきなメロディー / Sugar Babe

達郎氏:

アルバム『SONGS』B面の2曲目に入っております『素敵なメロディー』
ブラスが入っておりますけども
ブラスのスコアを書いたのも・・・
厳密に言うとブラズバンドの時にスコアを書いたことがありますけども、僕もブラズバンドでしたので。
こうしたいわゆるスタジオレコーディングでブラスのスコアも初めて書きました。
何でも初めてという!

若さゆえ・・・

割と50年前の音にしては割といい音してるなという感じで、自分で申し上げておりますけれども。

エンジニアを担当していただいた大瀧詠一さんのエンジニアのセンスというのが非常に反映されております。
いわゆるメジャーなレコード会社のスタジオとかエンジニアとかで録りますと、いわゆる当時の歌謡曲と言いましょうか、そういうようなバランス感覚でやられてしまうんですけども。

大瀧さんがエンジニアをなさっていったおかげでですね、あとはレコーディングされたスタジオがエレックと言いまして、当時のインディのレコード会社の新宿の雑居ビルの2階の非常にパンクなスタジオで録ったという、そういうものもあります。

そこで、大瀧詠一さんがミックスされたので。
音楽は割とおしゃれなんですけども、音はかなりパンクな音をしております。
ガレージミュージックです。

ガレージバンドなのに、メジャーセブンスという不思議な、こういう音がないので
それがこのアルバムの独創性かなという、そういうような感じがいたします。

で、長いことですね、実はマスターテープが行方不明だったんですけども。
それが90年代の頭に再発見されまして。
それのおかげでこうしたCDのリマスタリングが可能になりました。

一番最初は発売後19年経って、1994年に最初にちゃんとリマスターされたCDが発売されまして、それがほぼ20周年。
それから30周年盤、40周年盤で、今回の50周年盤
4回リマスターで再発されております。

その都度ボーナストラックを微妙に変えまして、どれをお買い求めになられましても、それぞれ微妙に違うという、そういう楽しみです。

あと、解説が、大瀧さん含めましてですね、書かれておりますので
詳しくはそちらの方をご参照ください。

「雨は手のひらにいっぱい」これがベストトラックかな

達郎氏:

で、お次もおなじみの曲ですけれども「雨は手のひらにいっぱい」

私はこのアルバムの中で、これがベストトラックかなと昔から申し上げております。
まだ裏若いですね、割とペシミスティックな心情の持っていた時代なので
下北沢のですね、細い道でバスがバーッと走ってると、そういうような情景から曲想が浮かんだ曲です。

川崎市の超常連のS.Hさん、たまたま・・・狙ってきました。
『音楽人生50周年、おめでとうございます。』
ありがとうございます。
引き続きよろしくお願いします。

「雨は手のひらにいっぱい」

♪ 雨は手のひらにいっぱい / Sugar Babe

シュガー・ベイブ「SONGS」が50年経っても残っている理由

達郎氏:

というわけで、シュガー・ベイブ「SONGS」
ついに50周年盤になってしまいました。
「なってしまいました」じゃない「50周年盤になりました」!
4月23日発売、よろしくお願いします。

カセットが意外といい音してるんですよね(笑)
不思議な時代になりました。本当に。

本当に何度となく申し上げておりますけれども
なんでシュガー・ベイブのこの「SONGS」が50年経っても、こういう具合にカタログとして存続してるか、という質問

今回も取材、そんなにたくさんじゃないですけどやっております。
みんな同じことを聞かれますけれども

一つ言えることは、こういう手の音が当時なかったんで。
録音とか、そういうものも含めてですね、非常に特殊な環境であれした。
その時はですね、それがすごくネガティブに思えたんですけども、50年経ってみますと、それが逆にプラスに作用しているという(笑)

こういう音はこれ以外に存在しないので
それゆえに異端ゆえにですね、残ったという、そういう要素だと思います。

おかげさまでシュガー・ベイブとともにですね、50年やってこれまして
これのおかげでソロ活動もですね、その後続けることができたという、そういう感じでございます。
50周年記念盤、よろしくお願いします。

来週はというわけで、1994年に行われました「山下達郎シングスシュガー・ベイブ」
これのライブCDから、いろいろとお聴きをいただきます。
『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ』来週も続きます。

電車に乗ったの?と、アニメ見たの?

達郎氏:

今日もお便りがたくさん残ってしまいましたけれども・・・
ここのとこ一番反応が大きかったのがですね、私、電車に乗って映画館へ行ったというお話をしましたら、いろいろな方から・・・

福島はいわき市のS.Mさん、超常連

『先日の何気ない言葉にはまりました。
別に普通なのですが、電車に乗った? え? 達郎さんが乗った? 電車に、新幹線じゃなくて、最寄り駅から乗ったの? (笑)』

茨木県筑西市の超常連連、N.Sさん。

『3月23日の放送だったと思いますが、番組冒頭のトークに電車を利用して、映画アニメを鑑賞しに行かれたとおっしゃっていましたよね。
良ければ、何の作品をご覧になったのか教えていただけると幸いです。』

同様の質問が、山口県宇部市の超常連のI.Kさん。

『アニメ、何を作品をご覧になったんでしょうか。』

電車に乗ったの?と、アニメ見たの?という、2つご質問がございますが。

電車ぐらい乗りますよ。
いつも、私、電車とバスです。
車で行くより早いんです。

で観たアニメはですね、シンガポールの映像作家でリッチー・ホーという人が、11年かけて作った「メカバース」というですね、いわゆるロボットアニメ。

それが東武練馬でしかやってないので、東武練馬まで観に行きました。

私のふるさと・・・ふるさとは池袋、越した先が東武練馬!
なんでもいいんですけど(笑)
そこまで行ったというアレです。

ロボットモノのアニメ、結構昔から観てるので。
11年もかけて作った作品どうなのかな!って面白いそばから観に行きました。

バーブラ・ストライサンドの魅力

達郎氏:

相模原市のO.Sさん・・・振りがな振って

『昔からお尋ねしたかったことがありましたのです。
「パレード」ですが、これはバーブラ・ストライサンドの映画「ハロー・ドーリー! 」の中のパレードが通り過ぎる場面から触発された曲ではありませんか。
当時その映画の直後にリリースされたことからずっとそう信じてきたのですが、真実はいかに? 』

この方はバーブラ・ストライサンドのファンの方ですが・・

全然違います。

『パレード』はそういうシャッフルの曲を書きたかったんですが。
Fith Avenue Bandの「Nice Folks」という曲がありまして
そんなようなところから触発された曲です。

で、もう一つ質問があって

『そのバーブラ・ストライサンドですが、どのようにしてBS(バーブラ・ストライサンド)を知り、好きになられたのでしょうか。日本ではマイナーなのに。』

私はバーブラ・ストライサンドといっても映画が先です。
「ファニー・ガール」が最初だったですかね。

ジャズボーカルみたいなものは、そんなに興味なかったんですけど、「晴れた日に永遠が見える」「On a Clear Day(You Can See Forever)」、僕はあの曲が本当に好きなので。それで映画を見に行って、バーブラ・ストライサンドの歌も素晴らしかったので、それでレコードを聴くようになったという、そういう感じです。

ファンクラブの方でございます。
引き続きよろしくお願いします。

今日の最後

達郎氏:

というわけで、今日はこの辺で
来週の「山下達郎シングスシュガー・ベイブライブ」のご紹介もお楽しみに。

今回のボーナストラックは、今までの延長で、デモテープとそれからライブバージョンを入れております。お祝い事なので。

1976年1月28日、宮城県民会館でのライブバージョンですが
音最悪ですけれども、雰囲気がいいので入れてあります。

「今日はなんだか」
大阪市のT.Sさん、28歳!ありがとう。

♪ 今日はなんだか / Sugar Babe

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック。
『シュガー・ベイブ50周年で棚からひとつかみ Part 1』
来週のパート2もお楽しみに。

まあ陽気がとにかく変なので
具合悪いというお便りがたくさんいただきました。

群馬県高崎市のT.Yさん、超常連、お大事に。
こちらは葛飾区のS.Kさんは、お父さんがご病気になられて・・・お大事に。

皆さん、くれぐれもお体お大事に。

山下達郎サンデーソングブック
来週もセイムタイム、セイムチャンネルで、皆さんごきげんよう
さよなら

今週のオンエア曲

14:05 Show / Sugar Babe
14:13 Down Town / Sugar Babe
14:17 蜃気楼の街 / Sugar Babe
14:22 いつも通り / Sugar Babe
14:31 すてきなメロディー / Sugar Babe
14:37 雨は手のひらにいっぱい / Sugar Babe
14:45 今日はなんだか / Sugar Babe

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