福岡市内は春の陽気に包まれています。
今日のサンソンも、名曲ぞろい!
ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
連休が始まりました。
すごい人は11連休だそうでございます。
こっちはちょっと、何かしんないけど、忙しくて盆も正月もない(笑)
がんばってやっております。
なので、今日は前倒しです。
竹内まりやさんのツアー、宮城公演まで終わってます。
4本終わっております。
大阪城ホールが終わった段階で録っておりますので、大阪城ホールおいでくださいました。皆様、ありがとうございました。
私は普段アリーナをやらないので。
大阪城ホール・・・うぁ~っとやって、すげぇ~っていう・・感じで。
昨日か・・5月3日、仙台うまくいってるはずでございます。
今週は土日、5月10日・11日、福岡へ参ります。
マリンメッセ福岡
お待ち申し上げております。
その間にいろいろ番組をやったり、原稿書きをしたり、いろいろやっております。
で、ずっとここの間、シュガー・ベイブのアルバム『SONGS』の50周年記念いたしました。あとは自分が私自身が4月の25日で、デビュー50周年迎えましたので、そういうようなものを絡めまして、3週間シュガー・ベイブの音、それから私のSings SUGAR BABE LIVEの音、いろいろとお聴きをいただきました。
本来でしたら、4月の頭ぐらいはですね「棚からひとつかみ」そういう感じでやるんですけれども。
シュガー・ベイブの特集でずっとお届けしまして。
で、今週はそんなわけでちょっとスケジュールが詰まっておりますので、こういう時はレギュラープログラム「棚からひとつかみ」
山下達郎のレコード棚からアトランダムにいろいろお聴きをいただこうと思いまして、はじめましたらリクエスト・カードがとっても、とっても、たくさんいただいておりますので。
中でもですね、もうとにかく毎週毎週しつこく、しつこなリクエストいただいておりますので、そういう方のやつを片付けちゃう。
あんまりぞんざいにしてもですね、申し訳ないので。
そういうような、ちょっとしつこなリクエストを織り交ぜつつ、本日は山下達郎のレコード棚から、いろいろとお聴きをいただきつつ、しつこなリクエストです。
棚からひとつかみ+リクエスト
日曜日の午後のひととき、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみをいただきます。山下達郎サンデーソングブック
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
4月23日に発売されましたシュガー・ベイブのアルバム『SONGS』50周年記念盤。
それからシングル『ダウンタウン』、これも50周年記念盤
なんと5月5日付のオリオコンでですね、アルバム6位に入りました。シングルがなんとですね、ベスト10に入ります。9位に入りました
『ダウンタウン』のシングルがベスト10に入ったのは史上初という不思議な気分であります(笑)
半世紀経ってですね、お買い上げくださいました皆様に心より御礼申し上げます。
引き続き・・・つったって50年も経ったんですから(笑)
引き続きよろしくお願いします。
『SONGS』50周年記念盤のボーナスディスク、山下達郎 Sings SUGAR BABE Liveで『ダウンタウン』。
♪ DOWN TOWN(Live) / Sugar Babe
~ CM ~
♪ Take Me To The River / Al Green
アル・グリーンの、このトラックが一番好き
達郎氏:
山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
シュガー・ベイブ三昧から立ち直って、サンデーソングブック本来のプログラムに戻ります
「棚からひとつかみ」レギュラープログラム
山下達郎レコード棚の中からアトランダムに、プラス皆様のリクエストにお応えし、特に今日はしつこくずっといただいているリクエストをお応えしつつ。
たくさん、たくさんお便りいただきました。
ありがとうございます。
しかも毎週毎週ですね、本当にまめにいただきます。
メールならいざ知らず、ハガキにですね、字を実際書いて、もしくはプリントして・・あのワープロでもですね・・でも毎週それをハガキで投函してくださる。
それで30年以上ですね、ずっといただいている方もいらっしゃいます。
本当にありがたい、頭が下がります。
少しでもお応えしたいんですけど、何しろ最近は目に見えてハガキが増えましてですね。本当にもう申し訳ないという・・
ですので、アピールが上手な方を重点的に取り上げますと、すごくしつこくいただいている方が、またぞんざいになってしまうという。
こっちをアレすれば、あっちが・・
ぶつぶつ言ってないで早くしろ! スイマセン!
江戸川区のO.Yさん、超常連です。
しつこなリクエスト、文字通りです。
アル・グリーン
1974年のアルバム『Explores Your Mind』
僕一番好きなアル・グリーンのアルバム
頭の『Sha-La-La』
この『Take Me to the River』
そして『God Blessed Our Lov』
この3連発、凄まじい強力であります。
このアルバムから、もともとシル・ジョンソンに書いた曲ですが。
トーキングヘッズのカバーが有名です。
でも、アル・グリーンのトラックが一番好きです。
このHiのリズムセクションが素晴らしい!
『Take Me to the River』、今日はこれで始めてみました。
季節のお便り
達郎氏:
伊東市のI.Yさん、いつもいただきます。
『伊藤はすっかり、初夏の緑とお茶の新芽が出て、庭の木のお茶摘みをしています。』
季節のお便り、同様に、札幌市のS.Aさん。
『ようやく近所のエゾヤマザクラの蕾が膨らみ始めました。
エゾヤマザクラは葉と花が同時に出るので、野趣に富んでいます。
毎年愛犬と桜を愛でていましたが、2月半ばに天国に旅立ち、寂しさが募ります。
気候不順の折、くれぐれもお体おいといくださいませ。』
きれいな字でいただきました。
ありがとうございます。
ドラムがいいと、良いトラックです。
達郎氏:
お次は船橋市のS.Yさんから。
『ゴールデンウィークに実家の物置を片付けていたら、昔録ったサンソンのカセットが出てきました。あの頃の空気と音に包まれ、しばらく聴き入ってしまいました。そんな春の午後にぴったりなNed Doheny『Get It Up For Love』をリクエストさせてください。』
達郎氏;
Ned Doheny
カリフォルニアのシンガーソングライターですが
あっちでは全然ヒットしてませんけど、日本では大変に人気があります。
素晴らしい内容のアルバムが何枚もあるんですけど、向こうでは・・・
ちょうどやっぱり70年で中期なので、ディスコの全盛期なので・・・
そういう感じですが。
でも内容が良ければいいんです。
いろんな人に曲も書いておりますけど
Ned Doheny セカンドアルバム『Hard Candy』76年のアルバム、
スティーブ・クロッパーのプロデュースで、いい曲がたくさんありますが。
1曲目のこの曲が日本で特に人気があります。
もともとデヴィッド・キャシディがとり上げましたがそれのセルフカバーになります。
『Get It Up for Love』
♪ Get It Up For Love / Ned Doheny
Ned Doheny 1976年の『Get It Up for Love』
ドラムがGary Mallaber、素晴らしいドラム!
さっきのアル・グリーンのHoward Grimes もすごい!
ドラムがいいと、やっぱりいいトラックです。
聴き入ってしまいますね。
品種はキタアカリ、メークイン
達郎氏:
仙台市の超常連、O.Hさん。
『先日初めて畑を作り、じゃがいもを植えました。
品種はキタアカリ、コロッケポテトサラダ向き、
メークイン、カレー肉じゃが向きです。
食べるの楽しみ。
その前に雑草取りが待っている。とにかく、とんでもなく雑草が生えるよと脅かされています。雑草怖い(笑)』
達郎氏:
がんばってください(笑)
最近の拾い物 Bessie Banks
達郎氏:
相変わらずシングルをボツボツ買っておりますけれども、最近の拾い物がBessie Banks
Bessie Banksというと、まず「Go Now」というですね。
Jerry Leiber、Mike Stollerのプロデュースで出しました。
後にムーディー・ブルースがカバーしてヒットしまして。
Bessie Banks 名前が出ましたけども。
ニューヨーク育ちの黒人女性シンガーですが。
この人は1976年に出しましたシングル、勉強不足で知りませんでしたけれども、最近はネットのレコード屋さんで視聴できるので、聴きまして、とっても良かったので手に入れました(笑)
Clyde Otisの作品。
この70年代から80年代のClyde Otisの作品、いい曲が多いんですけど
珍しくイースト・コースト前としたフィリー・サウンド風のニューヨーク録音。
『Don’t You Worry Baby The Best Is』
♪ Don’t You Worry Baby The Best Is Yet To Come / Bessie Banks
トウキビですが、達郎さんはどのように食べますか?
達郎氏:
先ほどはじゃがいもでしたが、今度はトウキビ、とうもろこし。
北海道岩見沢市、Y.Kさん。
ちょっと前お便りですが。
『4月21日から札幌の大通公園でトウキビ・ワゴンの営業が始まりました。
道南の江差からは桜の便りも聴こえてきましたが、朝晩はまだとても寒い日が続いています。
さて、トウキビですが、達郎さんはどのように食べますか?
私は前歯の下の歯で粒を外すようにして食べます。
本格的に出回るようになるのはまだまだ先ですが、今年もたくさん食べたいと思います。』
達郎氏:
私に書いてどうする?(笑)
いいんです、はい、いただきます。
♪ The Smokey Life / Leonard Cohen
~ CM ~
来週
達郎氏:
山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
レギュラープログラム「棚からひとつかみ」、山下達郎のレコード棚からアトランダムに色々+リクエスト。
皆様からのリクエスト、棚つか+リクエスト。
来週なんですが。
私、先日ボブ・ディランの映画「A COMPLETE UNKNOWN」というですね、ボブ・ディランの映画というか・・・ボブ・ディランのあれですけども、これを観てきましてですね。
映画自体にあまり共感がわからなかったんですけども(笑)
それでもボブ・ディランの自身のそういう・・・何と言いましょうかね、ステータスには、何も別に変わらないので・・・
少し前に「ビーチボーイズのかからないビーチボーイズ」やりましたけども
これの続編で「ボブ・ディランのかからないボブ・ディラン」
まあ、皆さんやってらっしゃるんですけども。
私なりのやつで。
前倒したのでですね、リクエストいただいてもダメなんです(笑)
すいません。
今日も死ぬほどお便りがあるんですけど、これなかなか読めませんね。
しょうがないよね。本気でお便りだけの週っていうのやってみようかな。
引き続き、お便り、リクエスト、たくさんお持ち申し上げております。
〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデーソングブックの係
気持ちにゆとりを持ちながら過ごしていこうと思います
達郎氏:
岩手県花巻市のO.Sさん。
『いつも読まれないハガキ
でもめげずに書いています。』
達郎氏:
「旅の宿」かっていう(笑)
『シュガー・ベイブから50年、早いですね。
私も達郎さんと共に年を重ねてきました。
60代になり、気持ちにゆとりを持ちながら過ごしていこうと思います。』
めげずに、またお便りください。
5月5日 JFNで特別番組
達郎氏:
シュガー・ベイブのアルバム「SONGS」50周年を記念いたしまして、明日5月5日にJFNで特別番組をやっていただきます。
JFNスペシャル2025
山下達郎 50th アニバーサリー
SUGAR BABE『SONGS』
〜50年後の僕たちは〜
Supported by 楽天カード
長いタイトルでございますが。
「シュガー・ベイブのアルバム「SONGS」の魅力を世代を超えて感じていただくラジオドラマ」とここに台本に書いてあります。
出演は生田絵梨花さん、一ノ瀬颯さんのほか、私、山下達郎、それから大貫妙子さんも出演して頂いております。
明日5月5日、こどもの日午後3時から放送です。
で、この番組をお聴きいただきましてですね、Xで「#ソングスラジオドラマ」・・・カタカナですね。
「#ソングスラジオドラママ」
これをつけて感想をご投稿いただきますと、楽天ギフトカード1万円分が抽選で10名の方にあたるプレゼントもございます。
詳しくは東京FM公式X(https://x.com/tokyofm)ご確認ください。
よろしくお願いします。
♪ Tears Of The World / Robert Moore
♪ Say You Love Me / D.J. Rogers
エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
シュガー・ベイブの特集というか、シュガー・ベイブの「棚つか」をやっておりますと、そういう質問がずいぶんいただきます。
SONGSの裏ジャケ
達郎氏:
大阪府吹田市の超常連、O.Tさん。
『SONGSの裏ジャケで達郎さんは何をされているのでしょうか?
レコードのジャケットで見ると寝てるように見えますが、確証がありません。
最初に見たCDジャケット自体は写真が小さく、プラモか何かを作られているのかと思っていました。』
達郎氏:
すごいお便りですが。
ピアノの前に立ってピアノ弾いてんですよ。あれ。
プラモを作ってる・・・すごいな~
『ヘッドホンが材料か道具、黄色の缶がラッカーに見えてました。』
達郎氏:
プラモやりすぎです、あなた。
シュガー・ベイブを聴いて業界に入った人
達郎氏:
富山県は富山市の超常連、Y.Yさん。
『達郎さん、以前ご自身の作る音楽について「聴き手よりも、作り手を触発する音楽」とおっしゃっていました。シュガー・ベイブを聴いて業界に入りましたという人に出会ったことありますか? 』
達郎氏:
たくさんいます。
MOONレコードという、今度5月からですね、MOONのカタログをアナログ盤とカセットで出しますけれども。
MOONレコードを作った時に、SONGSのエレック盤を持ってる人間が5人いました(笑)
17人しかいない社員の中の3分の1が持っていたというですね。
その辺から、だんだんそういう気になってきまして・・
SONGSを買った人は何らかの形で音楽業界に入ってる人もたくさんいるなという、そういう感じです。
今日の最後
達郎氏:
てなわけで、今日はこの辺で。
来週はボブ・ディランのかからないボブ・ディランの特集で。
割とベタな感じになると思いますが、お楽しみに!
ひと月ほど前のお便りですけれど、福島県は郡山市の超常連のK.Eさん。
『4月1日は新しい職場の初日です。
新卒新人もいるので、一緒に入社式です。
同期は親子どころか祖父と孫ぐらいの歳の差です。
入社に向けた各種資料の準備やチェックしながら、ワクワクドキドキが止まりません。
多少の不安もありますが、明らかに新生活への楽しみが勝っています。
いくつになってもこの気持ちはいいです。
まあ、年相応の体力ですが、心は「NEVER GROW OLD」で。
リクエストは元気になれる曲「アトムの子」をお願いします。』
素晴らしいお便りであります。
今日の最後はおなじみ「アトムの子」
クロージング
達郎氏:
お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
棚つか+リクエストでございました。
来週はそういうわけで「ボブ・ディランのかからないボブ・ディラン特集」でございます。お楽しみに。
あと2日連休が続きます。
連休でお疲れの方、お仕事に戻られる方、お疲れ様でございます。
家庭サービス、その他・・・
季節の代わり目、お体、くれぐれもお大事に。
今週は竹内まりやさんのツアー 、土日、福岡へ参ります。
お待ち申し上げております。
山下達郎サンデーソングブック
来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで
皆さん、ごきげんよう。
さよなら。
今週のオンエア曲
14:04 DOWN TOWN(Live) / Sugar Babe
14:09 Take Me To The River / Al Green
14:16 Get It Up For Love / Ned Doheny
14:22 Don’t You Worry Baby The Best Is Yet To Come / Bessie Banks
14:27 The Smokey Life / Leonard Cohen
14:37 Tears Of The World / Robert Moore
14:40 Say You Love Me / D.J. Rogers
14:45 アトムの子/山下達郎
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