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山下達郎さん サンデーソングブック 2014年09月14日『棚つか』

山下達郎サンデーソングブック 

山下達郎さん サンデーソングブック 2014年09月14日『棚つか』

三連休の土日、長崎市内は秋晴れのよい天気でした。
長崎市内のアーケード街にあった大丸デートが閉店したあと、あたらしい商業施設HAMACROSS411 ハマクロス411 が2014/9/15にオープンします。
浜の町に新しい風が吹きます。
NAGASAKI_HAMACROSS.jpg

今日のサンソン、ドゥーワップ特集が秋の空気にぴったりでした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

9月も中旬になって参りましたが、相変わらず、私、番組前倒しなので。
また、お天気のお伺いとか、出来ないところが残念でございますけれども。

ライブは順調に進んでおります。
丁度、半分いったところ、郡山が終わったところで収録をしております。

郡山は丁度15本目でございまして。
丁度、中日でございました。

福岡から、岩手、郡山とまわって参りまして、どこもおかげ様でいいお客様。
いらして下さいました皆様、ありがとうございました。

今日は丁度金沢でやってる時でございますが。
その前に先週は仙台でございます。
東京エレクトロンホール宮城、滞り無くやってるはずでございます。

で、昨日、今日と金沢歌劇座でございます。
金沢歌劇座、二日公演、マニアックツアー、どうだったでしょうか。

で、今週は名古屋へ参ります。
金沢から名古屋へ参ります。
いよいよ中盤から後半に向かってですね、がんばってやりたいと思います!

おかげ様で演奏も、なかなか、こなれてきて、いい演奏を毎日繰り広げております。
お出でになる皆様、お楽しみに。

さて、ツアー、一生懸命やっておりますが、竹内まりやさん、9月10日発売「TRAD」、ニューアルバム。
3週間、夫婦放談やりましたが。

でも、この番組自体は前倒しなので(笑)
様子が判りません(笑)
無事に発売でございますが。

そういえば、明日が敬老の日なので、また三連休でごあいますね。
来週も、秋分の日かなんかで、また・・
休みが多いですね。

サラリーマンの人はいいですね。
こっちは、盆も正月もありませんからね。

お休みの中日で、のんびりしていらっしゃる皆さんも、沢山いらっしゃると思いますが。

竹内まりや、9月10日、先週の水曜日に7年ぶりのアルバム「TRAD」発売になりました。
引き続き宜しくお願いします。

で、同じ9月10日にですね、またワーナーがオールディーズものをドッと出しました。
1000円シングルでございますが。

この間、ずっと申し上げておりますが、EMIが、レーベルがですね分散しまして。
EMIが持ってるカタログがですね大量にワーナーに入って参りました。

先日、お聴きを頂きましたけれども、主にUKブリティッシュのカタログですけれども。

実はですねルーレット・レーベルがワーナーに入ってまいりましてですね。
ルーレットと言いましたらドゥー・ワップの宝庫です。
ゴーン、エンド、ラマ、・・・
50年代、60年代のドゥー・ワップがうなるほどありましてですね。

これを9月10日に25タイトル、ドゥー・ワップを中心にしまして、MASTERS OF POP BEST CORRECTION 1000というですね。
税込み1000円というですね。

これは、私の番組のためにあるような、ものでございます。
今日は完全にワーナーの廻し者というか、こう完全に自意識の番組でございまして。
「棚つか」ですけれども、9月10日に発売されました、ワーナーのMASTERS OF POP BEST CORRECTION 1000、この中からですねドゥー・ワップを中心にかけられるだけ、かけてみたいと思います。

全て、日本初CD化!
全作、2014リマスター!
税込み、1000円!

これを紹介しなくて、どうします!

今週は「棚つか」ですが、ドゥー・ワップの大特集でございます。
連休の中日でございます。
日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソング、今日はドゥー・ワップ漬けで、攻めて見たいと思います。

今日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します山下達郎サンデーモーニング。

というわけで9月10日、竹内まりやニューアルバム「TRAD」から「たそがれダイアリー」

♪ たそがれダイアリー/竹内まりや

~ CM ~

♪ Blue Moon/The Marcels

◎ドゥー・ワップ 

ドゥー・ワップミュージックは私にとっては、ほんとに・・
私の体の一部であります(笑)

10代から20代、それこそ没入して・・
趣味がこうじてオン・ザ・ストリート・コーナーっていうですね、そういうものまで至ってしまいました。

私の血肉の音楽でございます(笑)、一生聴き続ける。
でも、アメリカではそろそろドゥー・ワップというのがですね、こう・・忘れ去られつつあるという。

新しい、ストリートミュージックであるヒップホップに席巻されまして、50年代のストリートミュージックの代表ジャンルでありますドゥー・ワップというのが忘れ去られようとしてるというですね。

そういう時代でございます。

日本からこうした廉価なカタログが再発信できるのは喜びであります。

♪ My Girl Friend/The Cadillacs

◎超レア The Dubs 

達郎氏:

なんつったって、ダブスのアルバムがあります。
josie レーベルですが。
The Dubs Meet The Shells というですね、どちらもニューヨークを代表するドゥーワップグループでございますが。

これ、超レアなアルバムで、この本物を僕も見たことありません。
リプロしか持っておりませんがですね。

A面がThe Dubs、B面がThe Shells。
ダブスは私大好きなグループで、リードボーカル、リチャード・ブランドン(Richard Blandon)という人ですけれども。

ニューヨークを代表する素晴らしいドゥーワップグループですが。
私、「CHAPEL OF DREAMS」それから「DON’T ASK ME TO BE LONELY」
ON THE STREET CORNERで2曲カバーしておりますが。

この「The Dubs Meet The Shells」というアルバム、62年に彼らのシングルカットの代表作を集めて録音されましたが。

これ、どうも、リアルステレオなのでリレコなんですね。
代表作がリレコ!
なんですけども、この声がいいので許してしまう。

あと、リアルステレオで「DON’T ASK ME TO BE LONELY」で歌詞の聞き取りができたんです。
オリジナル・シングル、全く聞き取れななかったんですが。

♪ Could This Be Magic/The Dubs

◎10代の終わりに・・ 

達郎氏:

10代の終わりにドゥーワップに出会いまして、そこから泥沼のように聴いたんですが。
いかんせんレコードが全くありませんでですね、ラジオだけが頼りで。

ジム・ピューターという有名なオールディーズのDJがいますが、ジム・ピューターズ・ショーというですね、そこでかかるものが全てでありました。

それが70年代のあたままで続きまして。

で、まあ自分でニューヨークへ行くようになってから、もじゅレコード屋廻りで、一生懸命買ったものでございますが。
それでも、なかなか値段が高かったりしてですね手に入らない。

ま、そういう時にリプロといいまして、ブートみたいなやつですが、そういうものしかありませんのでですね、そういうもので一生懸命聴いたという。

♪ Please Be Mine/Frankie Lymon & The Teenagers

♪ I Only Have Eyes For You/The Flamingos

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

てなわけで来週は、納涼リクエスト大会の残りが、たくさんありますので、残り物には福のリクエストでいってみようかなと思っております。

引き続き、リクエスト、お便り沢山お待ち申しあげております。

〒102-8080
東京FM 山下達郎サンデー・ソングブックの係

◎リスナーのお便り(熊本県人吉市のN.Cさん) 

『達郎さん、こんにちは。
初めてハガキ書いてます。

マニアックツアー 8/26福岡ライブ、楽しませて頂きました。
達郎さんのカッティングにあらためて生の音楽は良いと感激しました。

毎回、肌が白いなと思いながら、職業柄、長袖シャツだけど採血がしやすい腕をしてる筈だと勝手に思い込んでいます。
実際はどうなんでしょうか』

達郎氏:

採血は、あのぉ・・・自分がされやすいんじゃなくて、看護師さんの腕ですね。
上手な方は全く痛みも感じないくらい、あれですけど。
下手な人だと、何箇所も射されてですね・・・どうするんだ!って、そういう・・皆さんあると思いますが。

あなたはどうでしょうか?
お仕事頑張ってください(笑)。

♪ The Gleam In Your Eye/The Channels

◎リスナーのお便り(西東京市のT.Aさん) 

『先日、某ラジオ番組で、あるバンドの方が話されていたんですが、自宅で歌を入れるときに奥様へ「今から歌入れるから、レンジを使わないでね」とお願いするとか、ブレーカーが落ちたら大変ということなのでしょうか(笑)

そんな話の流れで、達郎さんの都市伝説とやらの話になりました。
DJの方が、「山下達郎さんはご自宅にあるすごいスタジオを持っていて、とても音圧にこだわる方で、電柱を1本、山下家専用に買っているという都市伝説があるんだよね」。

思わず大笑いしてしまいましたが、実は都市伝説ではなかったりして(笑)。
真相は如何に?』

達郎氏:

・・・都市伝説です。

オーディオファンの方の中にはですね、いわゆる家庭電源というのがありますが、家庭電源というのはレンジ使ったりですね、冷蔵庫使ったり、掃除機使ったり。

そういう電源ですと、オーディオに悪影響がありますので、別に1本電柱建ててですね、それ「マイ電柱」って言うんです、僕らの仲間うちでは。

その「マイ電柱」を家の前に建てて、そこからオーディオ専用に電源を引くことによってですね、完璧な電源の状態が得られるという。

実際にそういうこと、やってらっしゃる方、います!

僕はやってません、それは(笑)
だいたい僕は家にスタジオっていっても、仕事の、例えば打ち込みとか、そういうことをやる防音の設備しかあれしてません。

スタジオは家にはありません。

自分の家で歌入れしたりとか、そういうこと思ったことありませんね。
なんか、ご飯食べたあとに、これから歌えとか、イヤじゃないですか。

だからやっぱりレコーディングするときには、ちゃんとしたスタジオへ行って、そこで集中力をあれして、それでプライベートはまた切り替えるという。

僕はそういう主義なので。
家にそういうスタジオ欲しいとか、一度もありませんので。
従って、マイ電柱は必要ないわけです(笑)

へへへ(笑)

で、まぁ、小さないわゆるアイソレーションジェネレータって、電源を綺麗にするとか、そういうようなものは持ってますけども。

それはあくまでオーディオを聴くものでありますので、こうしたサンソンのですねデジタルリマスタリングする時に、そういうの役立ちますけども。

いわゆるレコーディングする設備は、家にはありません。
都市伝説、勝手に膨らませないで下さい(笑)

マイ電柱やってる人、いるんですよ、ほんと。
今日は黒点が多いから聴かないとかですね・・・
いるんですよ、そういう人。
すごいですね・・・

◎ エンディング 

達郎氏:

てなわけで今日はこのへんで。

♪ It Might As Well Rain Until September/Carole King

今週のオンエア曲

14:04 たそがれダイアリー/竹内まりや
14:09 Blue Moon/The Marcels
14:14 My Girl Friend/The Cadillacs
14:19 Could This Be Magic/The Dubs
14:23 Please Be Mine/Frankie Lymon & The Teenagers
14:27 I Only Have Eyes For You/The Flamingos
14:38 The Gleam In Your Eye/The Channels
14:45 It Might As Well Rain Until September/Carole King

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