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山下達郎さん サンデーソングブック 2016年8月21日『納涼夫婦放談 Part.1』

山下達郎さん サンデーソングブック 2016年8月21日『納涼夫婦放談 Part.1』

長崎は残暑厳しい日々ですが、台風の影響でしょうか、明け方の空が秋空の様相です。

今日のサンソン、まりやさんが「故郷をそうやって訪れるって・・幸せですね」と、ご実家に帰省されることについてお話されてましたが、ほんとにそう思います。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

8月も後半に入ってまいりました。

暑い日が続くかと思いますと、ここんところ台風でございまして。
台風、三つ巴でありましてですね。

今日、明日あたりは、北海道は上陸二つするんじゃないかと。
そういう感じでございますが。
前日にやっておりますので、あまり細かい事は申し上げられませんけれども(笑)

9号と11号が相次いで、やって参ります。
かなりの大雨、それから強風が予想されておりますので。
各地の皆様、くれぐれもお気をつけ下さいませ。

先週末は、東京も大雨降りましてですね。
渋谷あたりが、なんか川が氾濫しそうになったり、たいへんでございます。

天気予報で降るといった時間に降らないで、降らないといった時間に降る。
どうなってんだ!みないな・・・
あわゆく濡れそうになってしまいました。

必死にこう・・軒下に逃げたりしましてですね。

一杯ひっかけて酔っ払っておりましたので、どうしていいか、判らない!
そういう・・・
気象庁の皆さん、宜しくお願いします(笑)

とか、言っておりまして、相変わらずスタジオ暮らしでございます。
昼間はスタジオ、夜は映画とかですね、お芝居とか、そういうようなものを・・
夏休みでございますので、ちょっと時間の余裕がありますので。

そういうような日々でございますが。
でも、台風でございます。

巷は、あとはリオのオリンピックでございますね。
いよいよ日本時間で22日の午前8時に閉会式でそうでございまして。

日本の選手の活躍が毎日報じられてる今日このごろでございます。

この番組では、ずーっと先週まで「納涼リクエスト大会」でございました。
毎年、夏は恒例でございますが、今年もこの方をゲストにお届けします。

まりやさん:

こんにちは。竹内まりやです。
お久しぶりです。

達郎氏:

半年ぶりとか、8ヶ月ぶりでございますね。

まりやさん:

8ヶ月ぶりです。

達郎氏:

納涼夫婦放談、今年も張り切って・・
張り切ってって(笑)

まりやさん:

よろしくお願いします(笑)

達郎氏:

竹内まりやさん、意外とプライベートで忙しくてですね。

まりやさん:

そうなんですよ。

4月の下旬まで、達郎がツアーしてて。
それ以後、私、自分の出雲の実家の旅館が改修工事をはじめましてですね。
それを確認したりするため、月に2,3回くらい・・

達郎氏:

2,3回どころじゃないでしょ。

まりやさん:

そうかなぁ・・
でも、なんかね、この年になって故郷をそうやって訪れるっていうか、帰省できるっていうのはね・・
なんかね、幸せですね。

達郎氏:

数週間前、過労で気管支炎になったりしましたよね
たいへん働いております、違うあれで。

まりやさん:

どんだけ出雲大社、お参りしてんだろうってくらい、行ってますから。
いい夏です。

達郎氏:

もうちょっと具体的に・・改修工事が完成するようになったら・・
もうちょっと具体的に申し上げますけど・・

まりやさん:

そうですね。
さやかちゃん、また来てね!
ディレクターに言ったりして(笑)

達郎氏:

山岸さやか!

まりやさん:

そう!

達郎氏:

時々、最近声が出てるんです。

まりやさん:

あ?そうなの。

てなわけで、忙しいですけれども。
しばらくは、洋楽カバーのクラブ活動はちょっとお休みしていまして(笑)
今回は、そういう音源があんまり無いんで、今までやったレア音源とか、それから、ま、ちょっと古い曲のリクエスト募ったんですけど。

結構、ハガキが届いて、ちょっとビックリ!
普段より多かったりして。
ありがとうございます。

達郎氏:

ここんとこ、再三、番組では申し上げておりますが、今回の納涼夫婦放談は竹内まりやさんのリクエストで、普段あまりかかってないベタじゃない竹内まりやのレパートリーにリクエストを頂きたい、と申し上げましたところですね(笑)

普段よりもたくさん(笑)

まりやさん:

しかも、全部バラけてるところが面白い。

達郎氏:

一人、一曲みたいな世界。

まりやさん:

すっごい嬉しかったですね。
選ぶの大変ですけどね。

達郎氏:

ですので今週は、今週ちゃんと録って、来週は来週ちゃんと録る。
2週録り、やらない!

竹内まりやさん、多忙の合間を縫って(笑)
納涼夫婦放談・・

まりやさん:

音楽活動やってないのに、何が多忙だっていう(笑)

達郎氏:

大事ですよ。
実家のあれなんですから。

で、納涼夫婦放談、今週来週2週間お届けします。
日曜日の午後のひととき、今日は台風心配でございますけども。
夏の終わりでございます。

台風、吹っ飛ばせるか(笑)・・
しりませんが(笑)、一服の清涼剤で、音楽で心休みをして頂ければと思います。
納涼夫婦放談、竹内まりやさんゲストに山下達郎サンデーソングブック、本日も最高の選曲かどうかは判りませんけども(笑) 最高の音質でお届けを致します(笑)

9月14日発売ニューシングル、私の・・「CHEER UP! THE SUMMER」
今日はですね、ボケかまして、納涼夫婦放談のハガキをスタジオに持ってきたんですけど。
私が頂いた別のハガキをですね、置いてきてしまいまして(笑)

ですので、リクエストカードご紹介できませんが。
ちょうど18日にダウンロード配信始まったばっかりでございますが、お皿の方は9月14日発売でございますので・・
とりあえずは今日もお聴きを頂きます。

♪ CHEER UP! THE SUMMER/山下達郎
 
~ CM ~

♪ 氷のマニキュア(2015Rimix)/山下達郎

◎リスナーからのお便り(埼玉県門市のM.Tさん) 

達郎氏:

とってもとっても沢山リクエスト頂きましたので、今日はAMチックにですね、のってドンドン行こうと。
そういう感じでございます。

お知らせ明け「氷のマニキュア」
私の98年のアルバム「COZY」の1曲でございますが。
2015年にですね、佐橋佳幸さんのプレイ集、CD3枚組み出てます。それのためにリミックスしました。

2015Rimixバージョン

まりやさん:

音圧上がりましたね。

達郎氏:

上がりました(笑)
やっぱり、その・・デジタルレコーディングの発達ですね。
リクエスト下さいましたのは埼玉県門市のM.Tさん。

『1998年8月、71才で亡くなった父の初盆でした。
8月9日、日曜日、午前4時。
家族4人でマイカーで一路、佐世保へ出発。

午後2時、大阪市内の高速道路は大渋滞でした。
そんな中、コージーの曲紹介が始まりました。

7年ぶりのアルバムの1曲目がかかった瞬間の感動は今でも忘れません。
大渋滞も、全く気にならないアルバム紹介前半の55分でした。』

すごい記憶力!

まりやさん:

ほんとね。
でも、そういうシーンがよみがえるんだよね。

達郎氏:

ありがとうございます。

◎リスナーからのお便り(中野区のO.Eさん) 

まりやさん:

O.Eさん、中野区の方です。

『まりやさん、こんにちは。
今、巷ではリオデジャネイロ・オリンピックでフィーバーしていますが(死語ですが)、まりやさんが、今回のリオ・オリンピックで一番印象に残っている競技や選手があるなら教えて下さい。』

達郎、あんまりオリンピックにはまらない人でしょ?

達郎氏:

僕、スポーツだめですからね(笑)

まりやさん:

私、すっごい感動の連続なのよ、今年!

達郎氏:

まあ、でもたいしたもんだよね。
若い人がね。

まりやさん:

すごいよね、今の日本の20代、30代の活躍ぶり。
みんな、こう・・・たたずまいがね、精悍で、日本語がすごいきれい。

達郎氏:

コメントが素晴らしい!

まりやさん:

すごいよね!
だから・・・

達郎氏:

卓球の15才の子とか。
すばらしいコメントだよね。

まりやさん:

そうだよね。

体操男子のチームワークとか。
美しいよね。

達郎氏:

時代が明らかに、変わってきてる!

まりやさん:

いやほんとに、なんかね、マインドをね、すごいピュアなマインドを感じる。

達郎氏:

震災後に、どう世の中が変わるかと思ったけど、

まりやさん:

それも大きかったかな・・・

達郎氏:

良いほうに変わってきてるね。
っていう実感が僕はする。
人格とかね。
政治とか経済は別にして。

やっぱり子どもたちが緊張感持って生きてるっていうね・・

まりやさん:

技術力っていうかね、スポーツ自体の、この何て言うのかな・・
育成が、何かこう・・・花開いている感じが凄くするし。

達郎氏:

なんか、そういう実感が、ある。

まりやさん:

シンクロナイズの女子のね、メダルを奪還したじゃない。
ああいうの、私見てて、泣いちゃうんだよね(笑)

年っていうよりは、何かね、やっぱね、感動ありますよ。

達郎氏:

おじさん、おばさんが皆、泣いてます。

まりやさん:

泣きます!ほんと!

♪ 待っているわ’05/竹内まりや with What Is HIP?

◎リスナーからのお便り(さいたま市のI.Hさん) 

まりやさん:

I.Hさん。よく聞く名前かな?これは。

達郎氏:

超常連

まりやさん:

『質問です。
「サマー」という単語が入ってる曲でお好きな曲は何ですか。
小生は「サマータイム・ブルース」です』

達郎氏:

狙ってるな、そのハガキ

まりやさん:

狙ってる?
私は、「サマーワイン」っていう曲なんだけど。

ナンシー・シナトラ?

達郎氏:

ナンシー・シナトラとリー・ヘイズルウッド。

まりやさん:

そうそう、そのデュエットのね。

あと、一番好きなのは「サマー・オブ・42」・・おもい出の夏。
ミシェル・ルグラン・・

達郎氏:

「サマー・イン・ザ・シティ」かな・・
ラヴィン・スプーンフル

まりやさん:

いいね。
でも「サマーバケーション」もいいですよね。

◎リスナーからのお便り(川崎市のT.Mさん) 

達郎氏:

『普段かからない曲ということで、手元の「バラエティ」から選びました。
達郎さんは暑さには耐えられるそうですが、まりやさんは如何でしょうか。』

まりやさん:

暑さ、バッチリです。私。
冬の寒いのが苦手です。

達郎氏:

健康ですね。

♪ 水とあなたと太陽と/竹内まりや

◎リスナーからのお便り(千葉市のO.Dさん) 

まりやさん:

『以前、まりやさんに、達郎さんが作られる音楽の魅力をお伺いしたら、まりやさんは「アレンジ能力の凄さに惚れた」と仰っておりましたが、具体的にどのようなアレンジ能力のことなんですか』

私ね、やっぱアレンジってすごいって思うんですよ。
ありとあらゆるバリエーションの・・例えば私が弾き語りでシンプルに歌ったものを、「これをこういうふうに、して欲しいのよ」っていう説明を聞いて、それを具現化するっていうのがアレンジだから。

よくそれで出来るよね。

達郎氏:

引き出しの多さが・・

まりやさん:

そうなんだけど、間口の広さっていうか。

達郎氏:

プロのアレンジャーが、それをやろうとしても、アレンジって印税がないのよ。

まりやさん:

そうなんだよね。

達郎氏:

だから、数こなさなきゃ、なんないから、そんなに丁寧に出来ないの。
これが本音なの。

もっと一杯トライ・アンド・エラーをしてね、そうやって色んな特徴をアレンジ付けようと思っても許してくんないの。

まりやさん:

時間的にも、予算的にも。

達郎氏:

僕の場合は、アレンジ料ないから。

まりやさん:

なるほど(笑)

達郎氏:

プロデュースでしょ。
グロスだから。

まりやさん:

逆にでもさ、アレンジ料無い分だけ、余計モチベーション上げるの大変だと思わない?

達郎氏:

趣味ったら悪いけど・・・

まりやさん:

楽しみながら?

達郎氏:

例えば、坂本くんの「音楽図鑑」なんかは、1曲が60テイクとかね。
そういうようなヤツがあるのよ。
でも、そうやるから淘汰されて、きちっとしたものに出来るけど。

とても普通の、例えばポップスとか歌謡曲やると、そんなお金も時間も絶対にかけられないから。
それは、悲劇なんだよ。

まりやさん:

だから、私はエンジニアとアレンジャーこそが、もっと印税をもらうべきだと、いつも思ってるの。

達郎氏:

今が、ほんとにもう低予算、低予算で、家の中でコンピュータ1台で作るでしょ。
それが果たして良いことなのかどうか・・・
そういうことはありますよね(笑)

まりやさん:

いろいろ考えるよね。

達郎氏:

考えることもありますよね。
ただ、私の場合は自分がシンガー・ソング・ライターだというのと、自分が自分のためのレコーディングで出来るので、恵まれてるっというかね。

まりやさん:

でも、珍しいのよ、自分自信も、そうやって歌って、その人が演奏もし、なおかつアレンジもするっていうのは、なかなか無いことなのよ。

達郎氏:

あんまりね。

まりやさん:

オールマイティだから。

達郎氏:

オールマイティじゃないよね。
楽器の演奏力は、そんなに無いから。

まりやさん:

でも、いろんなアレンジに合わせたミュージシャンを連れてくる才能だって、ひとつのアレンジャーの才能だから。

達郎氏:

強制的に「余計なことやるな!」って、そういうのでしょ?

まりやさん:

結構持ち上げといたりしてね(笑)

達郎氏:

でも途中でコンピューターが出てきてくれたお陰で、それがかなり具現化できるっていうか。

まりやさん:

トライ・アンド・エラーがしやすくなったね。
音で試すっていうか。

達郎氏:

色々ね、音楽業界の、商業音楽の内実というか・・
ま、ラッキーだったですね。

そんなこと話してると、また時間がなくなるんですよね(笑)

◎Mr.サマータイム/竹内まりや

達郎氏:

名古屋市のK.Mさん。

『15年くらい前だったと思いますが、番組でまりやさんの「Mr.サマータイム」を聴いてから、この曲が大好きになりました。』

まりやさん:

それがきっかけなの?

達郎氏:

うん。

『本家のサーカス以外にも何人かの歌手が歌ってらっしゃいますが、何と言ってもまりやさんのカバーが一番です』

まりやさん:

おーやったぁ~(笑)

達郎氏:

うへへへ(笑)

まりやさん:

嬉しいな!

達郎氏:

名古屋市のO.Nさん。

『クラブ活動も順調なご様子なので、毎週日曜日サンソンのあとに、まりやさんのレギュラー番組で「サンデー・クラブ活動」略して「サンクラ」やったらどうですか?』

まりやさん:

いやぁ(笑)
キャバクラみたい(笑)

私のカラオケ定番曲「Mr.サマータイム」聴いて下さい。

♪ Mr.サマータイム/竹内まりや

達郎氏:

この頃のカラオケはちゃんと実演ですから。
人力でやってます。

まりやさん:

打ち込みではなくてね。

達郎氏:

これも05年なんですよね。
作ったのね。

まりやさん:

一応自分でコーラス聴きとって、入れてますけど(笑)

達郎氏:

だから、どうした(笑)

まりやさん:

どんなに暇かって話(笑)

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週も引き続き「Part.2」をお送りしますが。
少しでも、皆様のお便りを反映しようという意図でですね、来週も前倒ししておりませんでですね。

今からでも間に合います。

竹内まりやさん宛のリクエスト、おたより沢山お待ち申し上げております。
本日も再三も申し上げておりますように、いつも、あんまりかかんないベタじゃない曲。
リクエスト歓迎しております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係

◎リスナーからのお便り(青森県弘前市のM.Tさん) 

達郎氏:

『私、先日の放送は北海道の帰省先で拝聴いたしました。
もしかしたら、達郎さんは帰省するという感覚は、あまりお持ちでないかもしれませんが、まりやさんは帰省された際に、必ずやることや、行くと決めている場所はありますか。

ちなみに私は、一人青春プレイバックと称して自転車で想い出の地を巡ることにしています。』

まりやさん:

それも素敵だね。

私は必ず出雲大社とお墓参りに行きますね。

出雲大社はほんとに何回行ってもね、ほんとにいいんですよ。
こう・・心が洗われる感じ・・

達郎氏:

生まれ育った土地ですからね。

まりやさん:

そうね。
年を取れば取るほど、やっぱりなんか故郷はいいもんですね。

◎リスナーからのお便り(世田谷区のH.Mさん) 

まりやさん:

『達郎さん、まりやさん、こんにちは。
以前、サザンの原由子さんは桑田さんよりギターが上手いという話を聞いたのですが、山下家では「実は私の方が上」なんていう話はありますか。
例えばペン字とか、車の運転とか』

車の運転、私出来ないんで、やらないので。

達郎氏:

字は、もう圧倒的に・・・

まりやさん:

字というより・・
私が絶対に達郎に勝てるって思うのは、植物の名前と魚の名前(笑)

達っつぁんはですね、白身の魚、全部「ヒラメ」って言うんだからね。
もう恥ずかしいんだよね(笑)
料理やさんとか行くと(笑)

「それ、ヒラメですか」って(笑)

達郎氏:

毎年言ってるような気がしますがね(笑)

まりやさん:

そうですか(笑)

達郎氏:

ハナミズキとかヤマボウシとか

まりやさん:

そうそう、そうそう!
もうそこしか勝てないかな(笑)
あたしね。

達郎氏:

字はもう全然ダメですね。
こっちはもう、のたくってますから。

まりやさん:

「はね」と「とめ」がないよね。
達郎の字って。

達郎氏:

「口」は◯ですからね、僕はね。

まりやさん:

しかも、サインがね、こういうね・・

達郎氏:

あれは、だって、ちゃんとした・・
ちゃんとしたっていうか、40年間の歴史が生み出したですね・・

まりやさん:

いいけどね。

達郎氏:

ロゴですから。
山下洋輔さんの真似ですけど。

まりやさん:

そうなんだね(笑)

◎恋のバカンス/竹野屋セントラルヒーティング 

達郎氏:

桑田くんの話ですけども。

竹野屋セントラルヒーティングというですね、1980年とか81年に、桑田くんと、それから竹内まりや、山下達郎、世良公則、ダディ竹千代、この5人でお遊びでやっておりましたバンドがありまして。

これのリクエストが相変わらず来る(笑)

まりやさん:

いつも来るよね。

達郎氏:

ここの番組しか、かけませんから。

まりやさん:

今回リクエストきた「恋のバカンス」は、ザ・ピーナッツが、ほんとにいなくなったじゃないですか。二人とも。

達郎氏:

そうですね・・

まりやさん:

それで、やっぱり想い出が更に強くなった曲のひとつだし。
自分が一番好きな日本女性のシンガーは誰かって言われたら、やっぱりピーナッツって思いましたね。

達郎氏:

この頃にね、これをだから竹野屋セントラルヒーティングでやるわけですよ。
僕のドラムで、世良君のベースで、ギターが桑田君で、あなたがピアノ弾いてるけど。

みんな知ってるわけですよ、これ。

まりやさん:

この曲をね。

達郎氏:

うん。

打ち合わせなんか、無くても、この曲がどういう曲だっていうね。
行き方だけ確認して・・

まりやさん:

共通体験としてあるっていうことだもんね。

達郎氏:

そういう、こう・・・ものが、なかなか、何ていうの・・

まりやさん:

選びにくい時代になったね。

達郎氏:

この時代は、だからほんとに20代だから全員。

まりやさん:

確かに。

達郎氏:

あぁ「恋のバカンス」ねって。
それで歌も歌ってるわけでしょ、みんなで。掛け合いで。

私のは、ちょっと情けないですけど。

まりやさん:

似合ってないところが、おかしいよね(笑)

達郎氏:

こういうマイナーメロ、全然ダメですから(笑)
恥ずかしいんですけど。

でも、ドラムは一所懸命たたいてますから。

まりやさん:

ドラム、これ上手いんだよ!

達郎氏:

エンジニアリングとか、だから全部僕がマイク立てから、やってますから(笑)

まりやさん:

やったね。
懐かしい。

達郎氏:

竹野屋セントラルヒーティング・・・(笑)

美乃家セントラル・ステイション っていう大橋純子さんのグループがありまして。
これが流行った時代なので、それにあやかって・・・

まりやさん:

もじったのね。

達郎氏:

竹野屋セントラルヒーティングと、これたぶん桑田くんが付けたんですよね。

まりやさん:

かな?

達郎氏:

そうですよ。
ですので(笑)竹野屋セントラルヒーティング「恋のバカンス」

♪ 恋のバカンス/竹野屋セントラルヒーティング

達郎氏:

1980年のレコーディングですから、全員20代です。

まりやさん:

若気の至りだよね。

達郎氏:

あっという間にもう早くも還暦過ぎてしまいましたが(笑)

まりやさん:

楽しそう(笑)、やっぱり。

達郎氏:

でも凄いよな。

◎リスナーからのお便り(広島のO.Jさん) 

達郎氏:

『前からひとつ、ずっと気になってることがあり、思い切ってお葉書出しました。
山下家の料理の味付けについてです。

達郎さんが東京ということで、関東の濃い味付けなのでしょうか。
それとも、まりやさんが島根出身ということで、関西の薄い味付けなのでしょうか。

ちなみに私は広島なので、濃い味付けの方が、しっくりきます。
この疑問が解決するまで、気になって夜も眠れませんので、是非ご回答のほど宜しくお願いいたします。』

まりやさん:

どっちだろうね?
別にすごく薄味でも、すごく濃くもないような気がしてんだけどね。

達郎氏:

それって、身も蓋もない(笑)

まりやさん:

だけど、何だろう・・・
特に濃くしようとか、

達郎氏:

自意識ないですか?

まりやさん:

あんまり、ない。

達郎氏:

でも、あの・・・いわゆる醤油は、たまりは昔は・・

まりやさん:

出雲の方だと、たまり的な、ちょっと甘い醤油なんだけど。
でも、こっちで暮らしてると、ずっと・・

達郎氏:

生醤油ですか・・

まりやさん:

そうだよね、達郎はね・・・

達郎氏:

刺し身にたまりなんて・・
またこういう事言うとね、南の方の人がブツブツ言うのでね。

うどんは病人が食うもんだって言ったら、ひんしゅく買いましたからね。

東京はやっぱり、みんな言うセリフなんですよ(笑)
僕の個人的なあれじゃない・・

そんなこと言ってもしょうがないですね。

◎エンディング 

達郎氏:

てなわけで、あっという間に時間があれしましたが。

この前が12月の、昨年の年末の『年忘れ夫婦放談』だったんですが。
その間に、みなさんご承知のように、村田和人さんがお亡くなりになりました。
2月22日です。

まりやさん:

私は、去年の12月に、ふと思い立って、村田君と杉さんと、伊藤銀次さんの3人の吉祥寺のライブをどうしても観たくなって、ふっと出かけたんですよ。

それで、その時に3人で「SUMMER VACATION」を歌ってくれたのを聴いて、それが村田君と会った最後だったのね。

達郎氏:

なるほど・・

まりやさん:

だから、2ヶ月後に彼がいなくなるなんて、もう・・思いもしなかったし、

達郎氏:

ほんとにね・・・

まりやさん:

元気だったんです。
だから、なんかこの曲がまた特別な曲になってしまいました。

達郎氏:

たくさん、たくさんリクエスト頂きましたが。
広島県竹原市のY.Yさん。

『村田さんが生前、「SUMMER VACATIONは、まりやと人前で歌ったことは一度もない。僕が引退する時のために、とってあるんだ」と話されていました。』

でも、あれですよ、「マイクルー」が発売された時に、ディーラーの、レコード店のコンベンションがあって、その時に1回やったことあるよね。

まりやさん:

その時にやったね・・・
そうね・・・

達郎氏:

本人、忘れてる可能性がある(笑)

まりやさん:

でも、それはやりたかったですね。

達郎氏:

村田君のご冥福をお祈りしつつ
村田和人&竹内まりや、1984年のアルバム「MY CREW」に入っております「SUMMER VACATION」

納涼夫婦放談、来週も続きますので、よろしくお願いします。

まりやさん:

よろしくお願いします。

♪ SUMMER VACATION/村田和人&竹内まりや

今週のオンエア曲

14:06 CHEER UP! THE SUMMER/山下達郎
14:10 氷のマニキュア(2015Rimix)/山下達郎
14:16 待っているわ’05/竹内まりや with What Is HIP?
14:22 水とあなたと太陽と/竹内まりや
14:29 Mr.サマータイム/竹内まりや
14:39 恋のバカンス/竹野屋セントラルヒーティング
14:47 SUMMER VACATION/村田和人&竹内まりや

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