山下達郎さん サンデーソングブック 2018年7月8日『リクエスト特集』
横浜市内は、土曜日、日曜日と青空が広がりました。
その一方で、西日本を中心とする豪雨災害が発生しました。この度の豪雨災害で、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致しますとともに、犠牲になられた方、被災された方には、心よりお見舞い申し上げます。
達郎さんの島根県民会館でのコンサート(2018/7/7)は無事開催されたそうですが、豪雨による交通遮断など理由で、来場できなかったファンの方々も多数いらっしゃったと伺っています。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
えぇ・・・ツアー続行中でございますが。
私のこのサンデーソングブック、25年やっておりますけれども、史上最大の前倒しでございます。
ひと月・・にはなりませんけれども。
こんな前倒しやったことは、初めてでありましてですね。
全く何が起こってるかわからない。
タイムマシーン・・逆タイムマシーン・・なんだかわかんないですけど。
7月、先週、岡山、山口周南市、島根の松江市、3本をやりまして。
うまくいってるはずでございます。
皆目わかりません。
今週は、東京へ戻りまして、水、木、7月11日、12日と、中野のサンプラザホールでございます。
噂の中野のサンプラザ(笑)
今年もサンプラザでございます。
7本やって、何にもわからないという。
よくないよね、これ!
すごいなぁ・・
なんか、働かされてる感じが・・
こき使われてる感じがするなぁ・・
まぁ、いいや。
で、大変ですので、今週も『リクエスト特集』です。
なんか・・詩の朗読だけでもいいような感じがする、なんか・・
でも、まだまだですね、お便りがですね、たくさん頂いておりますので。
リクエストカード・・
ありがたい!
こういう時の困ったときのリクエスト。
がんばっていきたいと思います(笑)
日曜日の午後のひと時、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみをいただきます。
皆さまのリクエストにお応えいたしまして、本日も最高の選曲と最高の音質でお届けを致します、山下達郎サンデーソングブック。
7月20日公開、細田守監督、最新作『未来のミライ』
テーマソング、オープニングテーマとエンディングテーマの2曲作りました。
今日もオープニングテーマお聴きをいただきます。
細田さんの作品はですね、私の個人的な印象なんですけれども。
「サマーウォーズ」からずっと、その前の「時をかける少女」からずっと拝見していますけれども。
一番テイストが近いのは何かといいますとジョン・フォードなんですよね。
ジョン・フォードな的な、いい意味での展開の奇抜さといいますか、途中で唐突に変わる、いい意味での唐突に変わるセンスがですね、ジョン・フォードなの映画観てるような感じがするときがよくあります。
今回も、そういう感じが、やっぱり濃厚にある、私の好みの世界でございます。
私のシングルの方は7月11日発売でございます。
今週か!!
これだから前倒し、いやなんだ・・
そうか今週か!
大変だ!
ふふ(笑)
何を言ってんだ(笑)
♪ ミライのテーマ/山下達郎
~ CM ~
♪ Dawn/The Four Seasons
◎リスナーからのお便り(町田市のK.Kさん)
『先日ミュージカルファンの友人に誘われて、ジャージーボーイズのコンサートへ行ってきました。
三十数年前、達郎さんの教育のもと、フォーシーズンズ ファンになっていた私ですが、まわりでフォーシーズンズ知ってる人はいませんでした。
時はたち、2016年にジャージーボーイズの日本版ミュージカルが上演され、これが大ヒット。
先日のコンサート会場は、女性で満員。
秋の本公演のチケットをとるのが難しいとのこと。
フォーシーズンズという名前より、すっかりジャージーボーイズでお馴染みになりました。
昔、中古レコードを探すも、なかなか手に入らず、エアチェックをしたカセットテープしか聴けなかった「シェリー」や「ラグドール」などが、今は大きなホールで聴ける驚きと喜びの半面、なぜか少し寂しい気持ちもあり。
これもイケメンのおかげだねぇと言ったら、友人が楽曲がよいからだよと。
そっか。』
達郎氏:
ふへへ(笑)
なかなか・・
いただきました、どうも。
◎リスナーからのお便り(名古屋市のO.Nさん)
『毎週楽しく聴いております。
以前、雨傘番組として日曜日の歌を特集されていましたが、テンポが異なっていたとされる3曲のうち、ビーチボーイズはもともとCDが自宅にあり、アース・ウインド&ファイアーはアマゾンにて、CD1円+送料350円の合計351円で手に入れました。
サンシャイン・カンパニーもアマゾンにあったのですが、ちょっと値段が高くて買うのを躊躇しております。
異なったテンポの方をおやと思わないように、この曲だけ聴かないようにしている状態です。
そこで申訳ないのですが、もう1度番組でかけていただきたくてリクエストします。』
達郎氏:
涙の出るような・・
昔、あのぉ・・調子が悪かったときに、風邪ひいたときに、雨傘番組で録ってあったやつがあるんです。録り置きしたやつがある。
ここの数年間、運よくそういうこと、ありませんけれども。
なんかあったら、また出てくると思います。
『日曜日の歌特集』
そういう、『日曜日の歌で棚つか』
それで、間抜けでですね(笑)
サンプリングレートを間違いまして、44.1KHzなのに48KHzでサンプリングしてしまいましてですね。
テンポが遅くなる・・。
間抜けなあれで、ビーチボーイズアース・ウインド&ファイアーとサンシャイン・カンパニーの3曲をですね、遅いままオンエアしてしまったという。
時々、そういことがあります!
えぇ・・ので(笑)
1968年のThe Sunshine Company
ウエストコーストの女性ボーカルを含む5人組のボーカル・インスツルメンタル・グループ。
いわゆるソフトロックとファンキーに入る人たちですが。
セカンドアルバム、1968年の同名「The Sunshine Company」から「It’s Sunday」
♪ It’s Sunday/The Sunshine Company
♪ Heartbreaker/B.B.King
◎リスナーからのお便り(秋田市のH.Mさん)
『お葉書を出すのは、とても久しぶりになってしましましたが、ラジコのタイムフリーのおかげで、ほぼ毎週放送を聴いています。
家事をしながら、達郎さんのお声を聴いていると、もう何年も何十年もずっと変わらずに、こうしてお声を聴くことができて幸せだなぁと思います。
いつも、いつでも、いつまでもと、いかないことなのに、気が付くと達郎さんのラジオは、いつも、いつでも、いつまでも聴いています。
ありがたい、そして久しぶりに今年はライブに行けそうです。
7月の仙台、楽しみにしてます。』
達郎氏:
ありがたいお便りでございます。
お待ち申し上げております。
♪ ザ・コミック/クラシックス・フォー
♪ サニン・アンド・ファニン/MFSB
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
史上始まって以来の溜め録りをやっております。
えぇ・・どうなっているか不安ですけれども。
たぶん上手くいってると思いますがですね・・
今回、結構リハーサルをみっちりやったので(笑)。
今週は中野のサンプラザでございます。
えぇと、シングルの発売日がちょうどサンプラザですね。
7月11日、よろしくお願いします。
えぇと・・来週も引き続き『リクエスト』でございます。
来週は「溜め録り」から抜けて、たぶん直近に近い感じでできると思っております。
このまま『納涼リクエスト大会』ですかね。
しょうがないっすね。
えぇ・・
ふへへへ(笑)
なので、皆さまのリクエストカードが大いに助けになります。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
お待ち申し上げております。
◎リスナーからのお便り(石川県金沢市のT.Yさん)
『達郎さん、こんにちは。
最近、毎週サンソンを聴くようになり、音楽を深く知ろうとすればするほど、一体全体、本当によい音って何なんだろうか、わからなくなってしまいました。
達郎さんのライブ、CD、そしてサンソンの音が良い、心地良いということは、しみじみ感じておりますが。
ライブはともかく、今やプレーヤーのパソコンだったり、iPhoneだったり、アンプやスピーカーによっても大きく変わるとなると、私が知ってる良い音は、ほんとによい音には、程遠いんじゃないかしらと、途方に暮れてしまします。
達郎さん、良い音って何でしょう?
日常的に耳を鍛え、よりよい音を知るためには、いったい何をそろえ、どんなことをしたら良いでしょうか。』
達郎氏:
深い、ご質問でございますがですね・・
レコードに関しては、ほんとに好みがありますので、ご自分が聴いていい音だというのが「いい音」です。
素直にお聴きになって「いい音」「悪い音」自分で、ひとの意見あんまり関係なくてですね。
ロック向きの音
クラシック向きの音
それからワールドミュージックとか
そういう他の音・・
そういうものが・・レコードは違いますのでですね。
マスタリング違いまして、音質も全部変わりますので。
耳を鍛え・・日常的に耳を鍛え、良い音を知るためには、一番いい方法はですね・・
生のいい演奏を聴くことです。
クラシックでしたら、やっぱり本当にうまいバイオリニストとかですね・・
本当にうまいオーケストラ
それからブラス
シンガーでしたら、オペラでしたら本当にうまい人
要するに、超一流のミュージシャンの演奏を聴くことです。
ロックにしてもジャズにしても、全部そうですけども。
やっぱり演奏のうまい人
音のきれいな人・・
いろいろありますけども。
アコースティックでもエレクトリックでも、一流の上手なミュージシャン!
本物のミュージシャン!
を、なるべく多くですね、ライブでお聴きになることをお薦めします。
そうしますと、本物の音で耳が鍛えられれば、本物と偽物の違いがお分かりになります。
どんなに上辺の、そういう音楽、いくら聴いてもですね、本物と偽物の聞き分けできませんので。
レコードとライブが違うことと
それから、ライブの、そうした本当の「いい音」をお聴きになる・・
まだお若いので、これから耳鍛えてください。
・・長くなりました。
♪ Allegro From MacArthur Park/Hal Blaine
♪ Move Over Darling/Doris Day
◎エンディング
達郎氏:
というわけで、今日はこのへんで、ですが・・
時間が若干・・ありますね。
まだとにかく、前倒しでやっておりますので。
そういうお便りです。
埼玉県新座市のI.Sさん。
大学生、22歳!
『今日は質問です。』
若い人は質問が好きですね(笑)
『リハーサルの際のバンドメンバーの立ち位置はどうなっているのですか。
円になっているのか、大きな鏡に向かって全員正面を向いているのか、すごく気になります。
今年も追っ掛けます。』
んなわけ、ないでしょう。
どっかのアレじゃありません。
あの・・ステージの配置で全員アレしてますが、僕だけ後ろ向いてます。
メンバーに向いてやってます。
他の人たちは、みんなステージの位置と同じ位置で演奏しております。
それで、ま・・シミュレーションしてる・・
そういう感じでございますね。
大田区のE.Yさん、E.Mさん。
E.Mさんは超常連の方ですが、ご夫婦で頂きました。
『達郎さん、こんにちは。
6月23日、達郎さんの今年のツアーの初日、私たち夫婦は結婚25周年を迎えます。
お互いひとりでいる方が楽と思うタイプだったのに、いろいろなことを経て、今ではなくてはならない、お互いのことを一番よく分かってくれる相棒となりました。
今までよりも、これからの方が困難が多いかもしれませんが、ふたりでなら躓きながらも、転ぶことなく歩いていられそうです。
今日までほんとうに感謝の一言に尽きますが、明日からもたくさんのありがとうを積み重ねていきたいと思っています。
達郎さんの音楽に何度も救われ、ありがたい気持ちでいっぱいです。
これからも、よろしくお願いいたします。
ツアーが無事に進んでいきますように、お祈りいたします。』
ありがたいお便りでございます。
最近、私のお客さんも仕事の余裕ができてきた年頃なので。
遠出をするという・・ツアーをかねて遠出をするという、そういうお便りたくさん頂きますが。
この方もそうですが。
秋田県大仙市のS.Tさん。
『今年もツアーに参加できるようです。
8月14日ニトリ文化ホールで。
ついでに、少しの北海道を楽しみたいと思います。
金欠なので、少しでも、まず1回参加できて安心です。』
くふふ(笑)
というわけで、この続きはまた来週。
来週もリクエストでございます。
早く前倒しが終わりたい、今日この頃でございますが。
というわけで、今週水曜日、山下達郎ニューシングル発売になります。
よろしくお願いします。
細田守さんの最新作、7月20日公開でございます。
すばらしいアニメでございます。
冒頭にはオープニングの「ミライのテーマ」をお聴きをいただきました。
今日も最後はエンディングテーマ
「うたのきしゃ」
♪ うたのきしゃ/山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 ミライのテーマ/山下達郎
14:08 Dawn/The Four Seasons
14:14 It’s Sunday/The Sunshine Company
14:17 Heartbreaker/B.B.King
14:21 ザ・コミック/クラシックス・フォー
14:25 サニン・アンド・ファニン/MFSB
14:34 Allegro From MacArthur Park/Hal Blaine
14:39 Move Over Darling/Doris Day
14:45 うたのきしゃ/山下達郎
コメント