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山下達郎さん サンデーソングブック2024年10月27日『10月23日発売 竹内まりやニュー・アルバム『PRECIOUS DAYS』特集Part.3(ゲスト:竹内まりや)』(#1672)

サンデーソングブック竹内まりや
サンデーソングブック

長崎市内は晴れ
朝夕の気温が下がってきました。
まりやさんのアルバム、心地よいです。


ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

もうあっという間に10月も終わりでございます。
で、ライブもですね、いよいよ30本を超えまして、
今週は木曜日は熊本。熊本城ホール。

土曜日、11月2日がですね、久しぶりの鹿児島でございます。
鹿児島市民文化ホールが今、ネーミングライツで川商ホール。
熊本、鹿児島の皆さん、お待ち申し上げております。

だいぶクライマックスになって、ラストスパートという感じでございます。

番組の方はでも相当前倒しなんですね。
また、陽気のことが申し上げられませんが。

先週、10月23日に発売されました竹内まりやさん、
10年ぶりのオリジナルニューアルバム『Precious Days』
もうお聴きいただいた方、たくさんいらっしゃると思います。

本当はですね、先週、先々週 2週間で18曲、
全部ご紹介するつもりで始めたんですけども。
とても無理なので6曲ずつ、泣き別れといいましょうか。
前・中・後ですね、そういうことになってしまい、
発売日過ぎてしまってもまだアルバム紹介をやってるという、
そういうことになってしまいましたが(笑)

で、でもまあ、色々と裏話とかですね、
ここでしか聞けない話とか、
なんかこうありふれた言い回しですけど、そういうものでお楽しみいただきたいと思います(笑)。

今日も竹内まりやさん、ゲストです。

まりやさん:

こんにちは。
竹内まりやです。
3週もお邪魔して、なんか恐縮です。
ごめんなさい。

達郎氏:

大丈夫です。
で、ですが、前倒しなのでですね、リクエストカードとかそういうものがほとんどないという(笑)、

まりやさん:

ちょっとご紹介できないのは残念ですけど・・・

達郎氏:

その分、薄くても長い話!

まりやさん:

そうですね。
今回は最後の6曲ですよね。

達郎氏:

はい、そうです!
私がまた復帰できて嬉しいなという、そういう感じで(笑)
先週はほとんど出る幕がなかったでの。

というわけで、日曜日の午後のひととき、
10月最後でございます。
今日も竹内まりやさんのニューアルバム、
『Precious Days』からお楽しみいただきたいと思います。
山下達郎サンデーソングブック
お知らせを挟んでラストスパート!

~ CM ~

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Days of Love

達郎氏:

山下達郎がお送り致しておりますサンデーソングブック
竹内まりやさんニューアルバム、発売されたばかりのニューアルバム。
発売後にもまだやっているスペシャルデイズ(笑)
2週間で収まらずに3週目に突入でございます。
今日は13曲目からラスト18曲目、残りの6曲
裏話と共にお聴きいただきたいと思います。

それでは、13曲目「Days of Love」

まりやさん:

これは山下達郎作曲、私作詞の私歌唱というスタイルを43年ぶりでやりましたが、気に入っております。
この番組でもCMでかかっていますよね?
浅田真央ちゃんの。
聴いていただきたいと思います。

♪ Days of Love / 竹内まりや

まりやさん:

これはほんと達郎らしいメロディだなぁって。
自分でも思うでしょ?

達郎氏:

音数が少ないんです。
でも音数少なくて大丈夫だったんです。
これが5年とか6年前だと、これどう埋めるかって、このイントロのベースとあのキックと、それだけのあれで物足りないんですよ。

まりやさん:

でも十分だもんね。
逆にギターの音色とかは、すごく引き立つよね、この数だとね。

達郎氏:

昔のアナログのね、センスに戻ったんですよ。
だからデジタルはそれだけね、進歩してるっていう。

まりやさん:

なんかさぁ、「ひととき」って曲があるじゃん。
ああいうなんかイメージ?

達郎氏:

あの頃は、だからあれで済んでた。
それがもう21世紀に入ってから、全然ダメになって、Pro Toolsになってからね(笑)
だからもう、埋めて埋めてやんないと、なんかね。、寂しいっていう。

まりやさん:

この優しい感じが、そのエアウィーヴっていう寝具の、そのCMにはすごく合ってるし、私も「眠り」っていうのはキーワードだったので、
ちょうど達郎がギターダビングをしてるそのプラネットキングダムスタジオの、ちょうど私、後ろでいつも、こうソファーで見てるじゃない。

その時に、そのギターをちゃっちゃって鳴らしてる時に、
なんか言葉は、これ歌詞あてるんだったらどういう言葉がいいかなぁって、ずーっと、そのプレーを聴きながら、その言葉探してたら、
たまたま、ネットで、なんか今日牡牛座流星群が、なんか降るって書いてあって。
あ、じゃあ、この牡牛座っていうのなんか入れようかなとかね(笑)

そのダビングの間、この歌詞をほぼ、だいたいダビングが終わった時には、この歌詞がもう付けられてたんで。
割と私もすんなりかけた曲です。

達郎氏:

聴いてるというか、チェックしてるというアレですね。

まりやさん:

チェックして後ろでね、もう厳しいチェックが入りますから(笑)

達郎氏:

それは、それじゃダメだ! って

まりやさん:

結構言うよね(笑)
でもそれで結構従ってくれるじゃん。

達郎氏:

しょうがないじゃん。

まりやさん:

いやそうに言わないで!(笑)

達郎氏:

自分のじゃないですから。

まりやさん:

そうだよね。
これも、ちょっとこうしてみてとか、あのミックスに関しても、私もようやくいろんなことが言えるようになって。確信を持って。
そうするとね、達郎はだいたい譲歩してくれますよね。
私の場合はね。
自分のアルバムは自分の好きなように・・・

達郎氏:

あたりまえでしょ!

まりやさん:

そんな嫌そうに言わないで(笑)

でも私、これほんと達郎らしいメロディ・・
でよく考えたら、今回のアルバム、達郎のメロディー、それから
林哲司さんのメロディ、それから杉さんのメロディ、歌ってるじゃないですか。
そうすると、デビューアルバムで書いてくださった作家が3人もいるっていう!

だから45年経ってるのに、この人たちのメロディーをまた歌えてる自分がすごく嬉しいの(笑)
みんな元気でしょ!
しかもその私の声に合うメロディーを皆さん書いてくださってるから。

達郎氏:

みんな作家的ですからね。

まりやさん:

そうなのよ。
だから、なんかビギニングに戻ったような感じもちょっとあって嬉しいんです。
人の曲歌うの結構好きなんです、基本ね。

なので、この「Days of Love」、大事に歌いたいと思います。

達郎氏:

しょっぱなから長すぎる感じもしますが(笑) 話が。

まりやさん:

この曲は嬉しいことに、浅田真央ちゃんにミュージックビデオに出演していただいて。
なので私のサイトではそれが見れると思いますので、ぜひご覧になってみてください。

歌を贈ろう

達郎氏:

では次の曲は、このアルバムのパイロットというか、先行シングルで、この番組でしっかりかけまくったやつです。

まりやさん:

8月にリリースしました「歌を贈ろう」という曲なんですが。
これは『素晴らしき哉、先生!』というドラマの主題歌として書き下ろしたものなんですけれども。
生田絵梨花さんが主演されるということで、
彼女は、すごく歌が上手いので、できたら彼女となんかコラボできたらいいなという思いもありつつ、
歌で彼女を励ます、笹岡先生というその主人公を励ますというストーリーで作ったんですね。

実際に歌を贈って彼女を励ますならば、最後の「ラララ」っていうところから彼女の声が出てきて、一緒に歌えたら素敵だなと思ったんですが。
けれどもスケジュール上無理かな?と思いつつも来てくださって。
達郎もいてくれたよね、あの時ね。
とてもいい声で一緒にハモってね、嬉しい歌になりました。

達郎氏:

私がいると、なんかちょっと恥ずかしいかな、みたいなのがあって、私は表で待ってました。

まりやさん:

でも本当に素敵な声で歌ってくださって、なんかスペシャルなものになりました。
では聴いてください「歌を贈ろう」。

♪ 歌を贈ろう / 竹内まりや

まりやさん:

これの、脚本を書いてらっしゃる宅間孝行さんは、「小さな願い」の『あいあい傘』の脚本家でもあったんです。
打ち合わせで、こういうドラマの主題歌の企画会議をする時は、大抵どんな曲調がいいですか?って私は聞いたり、どういうなんかキーワードがありますか?ってことはできるだけ聞くようにしてるんですけど。
プロデューサーの清水さんという方が、「カモフラージュみたいな曲」という・・割と具体的に出してもらった方が分かりやすいんで、「カモフラージュみたいな曲がいいんですよね~」っていう風におっしゃったんで。
最初そういう感じで書いてたんですけど、達郎のアレンジを聞いてみたら、どちらかというとマンハッタンキスに近い感じのビート感が出てるよね。

だから私は打ち合わせの時に、できるだけこう希望を具体的に聞いて決めるタイプですけど、達っつぁんの場合はどうなの?

達郎氏:

ワシは「どういう曲がいいですか?」って。
で、まあだから自分の作品じゃなくても、例えば昔コマーシャルやってたからね。
それこそディープ・パープルみたいなさ感じでとか、CMだったらそういうあるから。
ラテンっぽくとか。

まりやさん:

具体的に聞いた方がいい?

達郎氏:

もちろんそうです。

まりやさん:

だからそれに合わせて書く面白さっていうのがあって。
なんかお題があると困るんじゃないですか?ってよく聞かれてるんです、プロモーションの時。

達郎氏:

お題がないやつだと、お題がないやつってあるから。

まりやさん:

お題がない自由に書ける楽しさもあるんだけど。
なんかそういう、規定されてるものがあって、なんかその中で書く面白さっていうの?

達郎氏:

それ以上に、だってドラマとか映画ってそのイメージがあるから。
それラッシュ今見れるしね。
昔はビデオとかなかったから。
それこそ脚本1個で想像しながらやってたんだよ。
今はもう本当に、あの、音楽を開始するようになったら、もうできてるから。

まりやさん:

それを見ながらね、どんな曲調がいいかなって・・

達郎氏:

それに合うのが一番いいんですよ。

まりやさん:

これ、編曲は達郎だけど、楽器編成も全て達郎1人じゃない。

達郎氏:

そうですね。
これタイトだったからすごく。

まりやさん:

生田さんのコーラス以外は全部達郎がやって、
コーラスに達郎入ってるし、全部達郎1人。

達郎氏:

いやでも今日、ここの2週間見ると、例えば増田くんとか、牧戸くんとか、みんな1人じゃない?
リズムトラックはね。
やっぱりそういう時代なんですよ。
そうすると、自分の楽器法に合わせて、自分でやれるから、それを例えばドラマとか、人間がアレすると、それ説得する時間、それを、あの、なんつうの、アレンジして、それがアレンジ通りに演奏するかどうかっていうのがね、結構あるから、そういうものが省略できるという、その迅速さ。
だけど、その分、なんかあの、4人が集まると10人分ぐらいのグルーヴが出る、みたいなね、そういうものは少し失われるけど。
どっちを取るかっていうのはね・・

まりやさん:

ビジョンさえクリアに持ってれば、割と自分の自由にできるもんね。

達郎氏:

俺なんか、そっちの方に向いてるから。
昔から1人で全部やってきたから。

まりやさん:

ただ、1人でやってるっていう感じの音像にはなってないのよ。
やっぱりいろんなことやってるから。
パーカス入れたり、コーラス入れたりね。
まあ、それ1人が逆にできるから、達郎は1人でできてるんだ。

達郎氏:

だからタイトなスケジュールでもやれるんですよ。
コーラスできなかったら、コーラス呼ぶしかないんだから(笑)
やっぱりね、パーカッションがとか、そういうものが学んだおかげでできるんで。
それはもうね、何者にも代えがたい(笑)

まりやさん:

ありがたいことでございます。
贅沢させていただいております。

今を生きよう

まりやさん:

それでお次の曲は15曲目、「今を生きよう」Seize the Day。

達郎氏;

これは割りと余裕があったんで、リズムセクションになってるし・・・

まりやさん:

これはリズム隊で録ったんですよね。
山下達郎、島村英二、伊藤広規、中西康晴ですよね。
中西さんも懐かしいな。

達郎氏:

2018年だから、以外とそんなに前じゃない。

まりやさん:

録ったのはね。
中西さんとは、ツアーやってたことがあるから、RCA時代に。懐かしいなと思って。
それで、これはですね、時代劇のテーマソングだったんですよね。
NHKの土曜時代ドラマ、『ぬけまいる〜女三人伊勢参り』というね、ドラマで。
なぜ「今を生きよう」っていう、そのタイトルにしたかっていうと、この3人の女性が自分の生き方に迷っていて、お伊勢さん参りの道中で、いろんな出来事に出会いながら成長していくっていうことで。
「Seize the Day」っていう、「carpe diem」っていうそのラテン語を英語にしたのが、「Seize the Day」」で。

これをこのワードをいつか使いたいなと思ってて。
今回これではめたんですけど。
ちょっとホワイトゴスペルライクなね。

達郎氏:

だけど、これツアーやってた時だから、北海道でコーラス録ったんだ。

まりやさん:

これそうだよね、これも間に合わないってことで、北海道のRising Sunか?なんか出る時に、札幌の芸森スタジオへ行って、ENAちゃんとハルナちゃんとミタリンと達郎でコーラスを録ったんだよね。

達郎氏:

それでもね、意外と時間は余裕があったんで、リズム隊が録れたんですよ。
だけど、ツアーの間なので、締め切りはそんなにきつくないんだけど。
じゃあ北海道で録ろうかと。

まりやさん:

それもなんかね、いい思い出ですけどね。
聴いてみてください。

♪ 今を生きよう(Seize the Day)(2024 New Remix) / 竹内まりや

まりやさん:

これは「小さな願い」と一緒にシングルで出してるんですけれども、今回、その2024年バージョンのリミックスをするにあたり、オルガンを加えたんだよね。
シングルバージョンはオルガンが入ってないの。
これ、オルガン加えようかって達郎が言い出して、イントロとこういうその合間合間に頼んだんだよ。

多分このイントロには入ってなかったんだね。だから足したんですよ。それは達郎が弾いたんだけど、それがすごい好きで。
何と言ってもやっぱこの曲は達郎のギターですよね。
私はこういうタイプのギター、本当に好きで。
ちょっとレベルが上がりすぎたかなとは思ってるんだけど、どう?自分で聞いて?

達郎氏:

ぜんぜんこのぐらいないとダメでしょ。

まりやさん:

もうめっちゃ好きなんだわ。 こういうタイプのギターソロと、それからオブリとね。
それを聴かせるための曲かなと思ってて。

~ CM ~

『Precious Days』ジャケット写真の撮影場所

達郎氏:

ジャケットの話を。

まりやさん:

今回は自然の中で撮ろうってことで、千葉の方に出かけてきまして。

達郎氏:

どこっすか、これ?

まりやさん:

千葉のね、君津市の中にあるドリプレ・ローズガーデン っていう素晴らしい・・ちょっとなんていうのかな、ローズガーデンもあるんだけれども、自然のいろんな樹木が・・

達郎氏:

これ、松?

まりやさん:

松じゃない、それはあの、針葉樹コニファーって言うんだけど。
すんごい雄大なというか自然の前で真っ赤なワンピースで撮ろうってことで撮ったんです。

いろんなそのドリプレ・ローズガーデンの中の景色も入ってますし、公園の前で撮ったりとか、ちょっと物語風になってる感じで、私が和んでる写真もあります。
ジャケットとブックレットも、ちょっと眺めていただければと思います。

デラックス版の方にはライブ写真もたくさん入っていて。
夏フェスの時の写真とか、そういうブックレットも入ってますので楽しんでください。

達郎氏:

女の人のはいいですね。グラフィック、私なんかあの、芸がないですからね、写真ありません。その分、文章でアレしてますけど。

まりやさん:

文章も今回いっぱい書いてます。
それぞれにちゃんと、楽曲解説を全部書きましたので、18曲分。
それも読みながら楽しんでいただければと思います。

All I Have To Do Is Dream

達郎氏:

はい、というわけでラスト3曲になります。

まりやさん:

はい、3曲なりましたね。
16曲目になりますが、これはですね、洋楽カバーですね。
達郎とのデュエット、「All I Have To Do Is Dream」ですけれども。
これ日本題が「夢を見るだけ」というね、エバリー・ブラザーズのカバーになります。

これ、何年のヒット曲だったっけな?
1958年のエバリーのヒット曲で、これね、昔からすごく歌いたい曲だったんですけれども、で、達郎とデュエットするならこの曲をやりたいって、ずっと前から思ってたんですけど、「Let It Be Me」が先になっちゃったよね。

で、私はこの曲を前エバリーでは知らなくて、1970年のグレンキャンベルとBジェントリーのそのシングルを自分が好きで買って、B面はボーカルとバッグで、まぁ達郎とね、あの、あれはLongtime Favoritesの時にカバーしてますけど。
あれすごい好きだったんですよ。なんか日本でヒットしたそうです。ね、なので、これを満を持してレコーディングしようってことになった。

達郎氏:

あの時代は、エバリー・ブラザーズのレコード出てなかった。日本版。

まりやさん:

そうなんだ。だからこれBジェントリーとかで知ってるのか~
で、2021年のツアーのリハーサルをした時に、この曲ちょっとセットリストに入れたいってことでみんなで練習してたわけじゃないですか。

ちゃんと完成形ができたので、これをこのままレコーディングスタジオに行って、レコーディングしようってことであっという間にこれレコーディングできたんですよね。

まぁあのデュエットのボーカルをダブルにしてみようっていうことを私が提案しまして。二重で歌ってる。

達郎氏:

ライブバージョンなので、そのライブバージョンは、そのデラックスエディションのDVDをご覧いただけますので、どうぞ。

まりやさん:

ということでじゃあ聴いてください。

♪ All I Have To Do Is Dream(Duet with 山下達郎) / 竹内まりや

達郎氏:

あのですね、エバリーをやる時ですね、私、大瀧さんとずっとやってたんですよ。
大瀧さんとやるときは私上なんですよ。

まりやさん:

私とやる時は下なんだ。

達郎氏:

辛いんですよ。

特にこの「All I Have To Do Is Dream」はですね、我々でやるときはそのグレン・キャンベルのボビー・ジェントリーの♪Wa~になるんですけど、大瀧さんはしばしばオリジナルバージョンでやりたがる(笑)

まりやさん:

そうだよね、大瀧さんとの「All I Have To Do Is Dream」も録ってあるものね。

今日の想い

まりやさん:

17曲名、「今日の想い」。
これは配信ではね、リリースしたと思うんですけれども。
2016年のテレビ東京ワールド・ビジネス・サテライトのエンディングテーマ曲として書き下ろしたもので、アレンジは牧戸太郎さんが全面的にね、やってくださって。

やっぱりこの時、多分達郎が忙しくて、誰がいいだろうねって言ったら、スタッフの方が牧戸さんなんてどうですか?っておっしゃって。
じゃあちょっとね、彼に託してみようと思ったら、すごくいいアレンジ、素晴らしいアレンジでね。

で、私はこの「今日の想い」っていうのをね、歌詞をちょっとやっぱり、もうそうね、8年ぐらい前に書いてるんですけど、やっぱこれが今、私が一番言いたいことだなっていう自分の思いがね、すごく詰まった歌になって。
やっぱり最後の方にこれを持ってきたいなと思って並べたんですけど。
聴いてみてください。

♪ 今日の想い(2024 New Remix) / 竹内まりや

まりやさん:

これも2024リミックスで新たにミックスをし直したんですけど、達郎のギターのオブリがすごいアクセントになってるなって思ってて。

で、グレン・キャンベルとか、あの時代の60年代、70年代のあの辺のMORの、編曲だなと思って。すごい気に入ってるんですよ。

達郎氏:

これは、ずごく素晴らしい!

まりやさん:

ブライトの「Brighten up your day !」で幕開けしていって、いろんなこうね、こうプロセスがあって、最後にこれの曲が来ると、お休みなさいっていうことで1日が終わるかなっていう。

達郎氏:

順番の苦心の跡ですね。

May Each Day

まりやさん:

オーラスは「May Each Day」っていう、ご存知でない方の方が多いかもしれないですけど、これは1966年のアンディ・ウィリアムスって、私の大好きなボーカリストのヒット曲というか曲なんですけれど。

どうしてもこの曲がずっと歌いたくて。
それで歌詞が深いっていうのもあったんですけど、いつかやろうかな・・・でも服部先生にお願いしようって思ってた矢先に服部克久先生が亡くなられて。、

この曲でもやりたいからどうしようと思ったら、やっぱり息子さんがそれを引き継いでくださるって事になって、隆之さんのところにお願いして。
隆之さんがこの「May Each Day」を彼なりのアレンジで仕上げてくださったんですけど。

最初レコーディングに行って、そのイントロが鳴った時に、あ、克久先生だっていうフレーズで始まったんですよ。
鳥肌立っちゃって。仮歌をここで歌いながら。
涙出そうなっちゃったんですけど。

達郎氏:

隆之さんもね、やっぱりあの・・・初めはね、やっぱり親父じゃない、自分のカラーみたいな、結構さ、若い頃はね、それであれしたけど。
だんだんやっぱり円熟してきたから。

まりやさん:

見事に克久先生のこのフレーバーを引き継いで、なおかつ自分らしさみたいなのも入れて、このカバーを仕上げてくださったので、もう感無量でしたね、これは。

♪ May Each Day / 竹内まりや

エンディング

達郎氏:

というわけで「May Each Day」を聴まして全18曲ご紹介しました。
3週間に渡りましてですね。

まりやさん:

ありがとうございます。
「May Each Day」ひとつだけ付け加えておくと、1966年から69年の間、NHKでやってたアンディ・ウィリアムス・ショーっていうね、ショーのこのエンディングテーマとしてこのアンディが毎週歌ってたのを、父と一緒に見るのがすごい好きで、この曲が好きになったんですけど。

21年に父が亡くなって、それで服部先生もいなくなって。でもその2人に対してこの曲を捧げられたような気がして、この曲で終われて良かったなっていう気持ちで『Precious Days』が終わりました。

達郎氏:

そうして世代は引き継がれて、そういう感じでございますね。
何か言い残したことはありませんか。

まりやさん:

言い残したことはないと思います。
皆さんからまたね、今後、あの次の夫婦放談に向けて質問でもあればまたお答えしますし、

達郎氏:

10月23日発売、竹内まりやニューアルバム『Precious Days』、3週にわたってお聴きをいただきました。この続きは12月の夫婦放談でフォローしたいと思います。

というわけで、お疲れ様でした。

まりやさん:

お疲れ様でした。
ありがとうございました。

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック、3週間に渡りまして、竹内まりやさん、10月23日に発売のニューアルバム『Precious Days』のご紹介をさせていただきました。

まりやさん:

どうも3週に渡ってありがとうございました。

達郎氏:

これでこの続き、また夫婦放談で年末の夫婦放談でフォローしたいと思います。
10月からはがきの値段が上がりましたが、お便りお待ち申し上げております。
感想など、

〒102-8080
東京FM、山下達郎サンデーソングブックの係

よろしくお願いします。

来週は、もう渦高のリクエストカードがありますので、それで処理できればという感じでございます(笑)
もうね、恐れをなしますね。

まりやさん:

ハガキ代が上がってもハガキが来るというね!

達郎氏:

ありがたいことです。
私が日本郵政、なんかくださいっていうやつですね。
というわけでニューアルバム『Precious Days』です。
何卒よろしくお願いします。

大幅前倒しなので、何にも陽気のことも何も申し上げられませんが、皆様お体くれぐれも、季節の変わり目でございます。くれぐれもお大事に。

まりやさん:

達郎さんも引き続きツアー頑張ってください。

達郎氏:

ハイ!頑張ります!

山下達郎サンデーソングブック
来週もセイム・タイム、セイム・チャンネルで皆さんごきげんよう、さよなら。

今週のオンエア曲

14:05 Days of Love / 竹内まりや
14:12 歌を贈ろう / 竹内まりや
14:21 今を生きよう(Seize the Day)(2024 New Remix) / 竹内まりや
14:34 All I Have To Do Is Dream(Duet with 山下達郎) / 竹内まりや
14:38 今日の想い(2024 New Remix) / 竹内まりや
14:44 May Each Day / 竹内まりや

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