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山下達郎さん サンデーソングブック 2011年02月20日

山下達郎サンデーソングブック 

山下達郎さん サンデーソングブック 2011年02月20日「棚からひとつかみ」

昨日は諏訪神社に行ったあと、神社お隣の「月見茶屋」で「ぜんざい」を頂きました。
めちゃくちゃ甘い。
そして久しぶりに「アーケード街」を歩いて「思案橋ラーメン」へ。

ここは福山雅治さん御推奨のラーメン店ですが、長崎ランタン祭りの期間中は行列ができるほどの人気ぶり。
店内は「福山&龍馬伝」一色。
shianbashi RAMEN1

shianbashi RAMEN2

味は・・・・普通です。これといって・・・・。

街中をブラリ歩くと「仲見世8番街」が。
いつも見慣れてる何逃げない街を福山雅治は詩にしてメロディーにのせて楽曲に仕上げてます。

アルバムSING A SONGの最後の曲・Fellow
『こんなふうに逢いに行く
八番街のおまえに』

NAKAMISE

「ほぅ、ここなんだよね・・・・」と、いつもは全く気に留めない「仲見世8番街」の文字に気を取られました。「福山ファン目線」で見てる自分を第三者的に見る自分。

というのも、雑誌ananの福山雅治氏の特集記事が印象的だったので。
インタビューをちょっと抜粋。

箭内道彦さん 「(稲佐山ライブを密着取材して)僕は里がえりを”復讐劇”って呼んでますけど・・・・福山さんは、その思いに気づいてないだけですよ」

福山さん 「・・・ふるさとに居たあの頃の自分に対する復讐なわけで、ふるさとは悪くないですよ。
あの時苛立っていた自分とか、人のせいにしてた自分とか、そういう10代の頃の自分に対して清算するということ」

福山さんが居た頃の今から22年前の長崎。
今も風景は殆ど変わりません。

ということで、サンソンの内容をちょっと纏めてみました。
達郎さんの自家用車、20年乗ってるって、いったいどんな車なのでしょう。
興味あります。

◎ 冒頭

達郎氏:

2月も下旬に入ってまいりましたが、季節の変わり目とか、そういうのも、そろそろ気配がしてくる今日この頃でございますが。

私は、全く、先週一週間は感じる事ができませんでした(笑)

先週の番組でも申し上げましたが、新曲のデモテープを作ておりましてですね、一人でデモテープ作っておりますので、あっち行ったり、こっち行ったりで右往左往しております。

曲が途中で変わったりしましてですね、結局デモテープの締め切りの間際ですと、必ず朝を見るという。
若いころは、朝を見るとそれなりに楽しさが、徹夜をしましてですね、それなりの楽しさがあったんですが。

この年になると、ただ辛いだけ(笑)
明るくなっていく空を見上げていると、何か、こう、凄く悪いことしているような感じがしましてですね。

さらに悪いことに、その日は法事だったんですよね。
えぇ、墓参りに行きまして、うちの爺さんの37回忌でございます。

それの墓参りでお経をあげてもらいました。

そうなると、一体、今昼なのか、夜なのか、判んなくなって(笑)
で、暗くなってきますと、目がさえてきまして、映画かなんか観に行ったりしまして(笑)

ソーシャルネットワークなんかを観に行きましたが。

あんまり、あのぉ、あれで出演しているキャラクター、映画としてはキャラクターに全く共感できないという、そういうような・・・。

ま、いろいろ一日で詰め込んだりしまして、ここ一週間は、バタバタしておりまして、ちょっとお疲れでございますが、これから先は、新曲のですね、フルバージョンのアレンジ、その他、細かいところを。

曲が出来ても、編曲ができないと、曲が出来たことになりませんし、それがまた、今度は演奏しませんと形にならないので、曲だけでお終いな人はいいなぁという感じがしますが(笑)

そういう事をここでグチッたってしょうがない(笑)

番組の方は、そういう訳なので、お仕事お忙しい時にはレギュラープログラムでございます。
山下達郎のレコード棚からアトランダムに選んで、今日もお聴きを頂きつつ、皆さまから頂きましたお便り、そしてリクエストをふりかけつつ、先週と全く同じ調子でございます。

「棚からひとつかみ+リクエスト」
この一年間くらい買いあさっておりましたシングル、CD、いろんなところからですね、年末年始に整理しましたモノの中から、色々と引っ張り出して、色々とお聴きを頂きたいと思います。

全く先週と同じ、ブラック系、ソウル系の未CD化シングル中心のプログラムにちょっと、皆さま方からのリクエストを頂きまして、お便り紹介しつつ今日も張り切ってまいりたいと思います(笑)

◎ リスナからのおたより(杉並区のN.Yさん) 

『 先日の三連休に大阪に住む両親、70代の両親が私の住む東京に遊びに来ました。
ハトバスで浅草や東京タワーなどを廻り、最後は二重橋で記念撮影をし、すっかりとおのぼりさんを満喫しました。

少々おもはゆいところもあったのですが、父母の喜んでいる姿をみると、この年で親孝行らしきものができる幸せを感じております。有り難い一日でした。

単身赴任の息子より 』

達郎氏:

いいお便りですね!
親孝行な方ですね。

親御さん、喜ばれたと思います。

私も法事してきました。関係無いか!(笑)

◎ リスナからの質問り(苫小牧市のS.Yくん 中3、14歳) 

『 おそらく僕が通っている中学校で達郎さんの事が好きな人は保健室の先生と僕以外にはいません。
そこで、様々な場面で達郎さんの事を宣伝しています。

最近ではドラマの主題歌を担当されているので、”あ~”と言う人が増えました。
達郎さんと一緒にまりやさんの事も、奥さんなんだよって言わせて頂いております。』

達郎氏:

こういう若いプロパガンダの人がいらっしゃいますとですね、じわじわと浸透する訳ですね。
この番組を始めた頃に、やはり十四、五歳の中学生の方がいらっしゃいましててですね、その方ももう、三十の声を聞くという。

結婚して、お子さんがいらっしゃいますね。
有り難い事でごいざいますね(笑)

孫の世代から、またさらに先へ行くという。
長生きはするもんです。

◎ リスナからの質問り(横浜市のK.Yさん) 

『リクエストをハガキのみ受け付ける番組は無いと、仰ってましたが、言いようが無くさみしい感じがします。
僕は同じ車を長く載り続けていますが、点検・車検をディーラーに持っていく度に、肩身の狭い思いをします。

例えは違いますが、時代の流れを感じずにはいられません。
これからもハガキのリクエストを支持します。』

達郎氏:

私も、同じ車を、なが~く乗り続けております。
この間、車検が20年目の車検になりまして、どうしようか、とかなり迷いましてですね、新車にしようか、そのままにしようか。

何年も乗ってる車ですと、車検がどんどん高くなりまして、思い切って新車買っちゃた方が結果的には安上がりになるとか、いろんな事を言われまして、車屋行ったんですけど、やっぱり今乗ってる車の方が良くてですね。

いよいよ、20年前の車なので、ETCもありませんし、サーモスタットもいい加減なんですが、ETC付けまして、カーナビは止めました。

で、いよいよCDとですね、FMが聴こえなくなってきましたので、カーステレオを変えようという事で、今カーステレオのカタログを見ております。

そんな事をやっておりました、このようなお便りを頂きました。
また下さい!

◎ リスナからの質問(愛媛県宇和島市のH.Aさん) 

『新曲作り頑張ってください。
ところで、”街物語、愛してるって言えなくたって”のようなドラマの曲は、どういうインスピレーションを受けて作られるのですか? 気になったので教えてください』

達郎氏:

えぇ、ドラマもいろいろありまして、今回の”愛してるって言えなくたって”はオリジナル脚本なので、ドラマが始まる時には、まぁ、出来て二話くらいの台本しか判りません。

大体のあらすじ、下手すると、昔は結論変わったりするんですよね。
今回は判りませんけれど、でも、結末知らないんです。

なので、一話、二話の台本で、そういう空気感というか、そういうものですね。
あと、あらすじですね。

そういうものが、頭に入れて、それで作ると。

オリジナル製作ドラマはそうなんですが、”街物語”の場合は東野圭吾さんの原作がございますので、結論が判っておりますので、小説を読んでいきます。

その、ま、大別して二つのベクトルに分かれます。
映画なんかは、もう、音楽がオファー来る時には、フル台本が出来てるのが殆どなのですけれども、テレビの連続ドラマってのは、へたすると途中で展開が変わったりしますので(笑)

なかなか難しいという。
ですので、あんまり、こう密着した書き方はできないという事もありますが。

ま、皆さんそれぞれ頑張って、苦心されてる事と思います。
私に限らず。

◎ リスナからの質問(茨城県のN.Sさん) 

『先日のドゥ・ワップ特集の時にニューヨークのレコード店の店主が”リプロ盤なら売ってあげる”という話が出ましたが、リプロ盤とはどのようなレコードなのでしょうか? 』

達郎氏:

えぇと、リ・プロダクション、復刻ですね。
リ・イシューとも言います。

いわゆるインディのオリジナルシングルは、ほんとに、あのぉ、プレス数が5000枚とか、酷いのになったら何百枚。

天文学的な値段になりまして、オリジナルはとても買えないのでリ・プロダクション、すなわち複製盤を作って、それを安い値段で手に入れる事ができるという。

全く見た目は同じなんですが、微妙に色が退色していたりしますのでですね、刻んであるシリアル番号も同じなので、偽物と言ってもいいんですが、ブートよりは若干違法性が少ない復刻盤という、そういう意味でリプロという名称を付けております。

デジタル時代には無縁の言葉です。

◎ リスナからの質問(魚沼市のI.Tさん) 

『2月6日ののドゥ・ワップ特集で、”モノラル専用のカートリッジをわざわざ買った”と言っておられましたが、初歩的な質問で申し訳ありませんが、普通のステレオプレイヤーのカートリッジだとモノラルレコードは聴けないのでしょうか?。 』

達郎氏:

そんなことはありません。
十分に聴けますが、モノラるカートリッジですと、真ん中に音が出てきますので、スクラッチが、ちょっと目立たなくできます。今日、お聴きを頂きましたEthicsなんかも、モノラルカートリッジで、味占めましてですね。

これをステレオで、アレしますとですね、両側にプチプチが聴こえますので、盤の状態が悪いと、ちょっと聞きづらいと。

それを防ぐためも、ありまして、あと音圧を稼ぐとか、モノラルですと、完全にモノラルカートリッジですと、全ての音が真ん中から出てきますのでですね。

ガシンッとくる、そういう事でございます。

よしなに、一つ!

◎ リスナからの質問 

『ちょっと不謹慎なのですが、先日、とある告別式に出た時に、坊さんの木魚が裏打ちだったのです。
深刻な時間のはずが、妙におかしくて、西洋音楽の浸透と関係があるのでしょうか?』

達郎氏:

僕も全く同じ会見がありましてですね、やっぱり不謹慎な話なんですが、人のお葬式に行きましてですね、お坊さんのお経なんですが、その、お経のアレをみていますとですね、それが完全に裏になっているという。

あれ、意図しているんじゃないでしょうかね。

そういうバックビート好きなお坊さんいますからね、。
ジャズが好きなお坊さんとか、そういうのいますから。

そいう、アレですね、これ、あくまでシャレですから。
あんまり深刻に・・・。

一々こう、エクスキューズ付けないと最近、いろいろ言われるんで(笑)

という訳で今日はこのへんで!
シャレです。シャレ。

今週のオンエア曲

14:06 高気圧ガール (’09 Live Version)/ 山下達郎
14:10 Gloria / Them
14:16 My Heart (Will Understand) / Linda Jones
14:20 You And You Alone / Lee Mitchell
14:25 Think About Tomorrow / Ethics
14:34 Angel Eyes / Olivia Newton-John
14:40 A Thousand Shadows / The Seeds
14:45 愛してるって言えなくたって/ 山下達郎



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コメント

  1. はな より:

    こんばんは。

    達郎さんの愛車、私も興味があります。
    お墓参り等も行かれるのですね。

    来週も楽しみにしています。

  2. 9thNUTS より:

    はなさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    > 達郎さんの愛車、私も興味があります。

    さっそくネットで調べてみました。
    「BMW・320i」らしいです。
    20年維持するなんて、すごい!