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山下達郎さん サンデーソングブック 2021年2月14日『ウォール・オブ・サウンドで棚からひとつかみ』(#1479)

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サンデーソングブック

長崎市内、土曜日は晴天でしたが日曜日は雨模様の天気。
2月13日夜に福島県と宮城県で震度6強を観測する地震のニュースが飛び込んできました。
大きな被害がないことを祈るばかりです。

番組冒頭に達郎さんのお断り&地震お見舞いメッセージを挿入する、その心遣いがすてきです。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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メッセージ

達郎氏:

山下達郎です。
昨夜の地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
本日のサンデーソングブックは、それ以前に収録されたものであることを、あらかじめお断り申し上げておきます。

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冒頭

達郎氏:

2月14日
バレンタインデーでございますね。
でも今年は、こういうウィルス騒ぎでございますので、いまいち盛り上がりに欠けると言いましょうか・・

うちの、オフィスの女子はですね、全員総代でチョコレート一個きました(笑)
っふふふ(笑)
ワーナーの女子諸君、いつもは8人くらいで、どっと来るんですけど(笑)
今日は、3人だけ(笑)
あとが怖いです、でもね(笑)

なんかこう、みんなでまとまって・・
くわばらくわばら(笑)

でも、まぁ、気は心でございます。
毎年ありがたいです(笑)
気持ちだけ頂いておりますけれどもですね(笑)

ちょっと春の気配がでてきた感じがしますが。
それでも今週の週間予報を見ますと、北海道、東北、信越、北陸・・
みんな、雪、雪、雪という感じでございます。

あいかわらず最低気温は低い感じでございます。
温度差が激しくなっております。

あと、乾燥も・・東京あたりはですね、しておりますので。
皆さん、引き続き、くれぐれもお体お気を付けください。

でも、いやおうなしに気を付けざるをえない・・
そういう、あれでございますが。
もう世情は、ほんとに・・・
ぐちょぐょになっております(笑)

ほんとに、あのぉ・・オリンピックといいですね・・
それからウィルスの問題といい・・

ほんとに、あのぉ・・
どうするのか、という・・申し上げたいことは、たくさんございますけれども。
話始めると、もう止まらないくらいに積もってはおりますがですね。

そんなこと言っても、しょうがない。
私の番組は、音楽番組でございますので。

粛々と、淡々とですね、番組は続けてまいります。

いろいろな方から、おたより頂きますが。
こういうときは、ほんとに、あのぉ・・
ずーっと、いつものように続けるということも、非常に重要なことなので。

先週は、私の誕生日関係でございましたので、私のライブソースでお楽しみいただきました。たいへんご好評いただきました!
また機会があればですね、こういうご時世続きます・・
また、たびたびやってみたいと思います。

本日は、フィルス・ペクターが先日亡くなりました。
フィル・スペクターは1960年代から70年代にかけて、たいへん大きな影響力をもった人なんですが。

いろいろと人間的な毀誉褒貶(きよほうへん)も多くてですね。
いろいろなスキャンダルにあふれた人でもありまして。
結局、刑務所でコロナにかかって亡くなってしまったという。
彼らしいですけども・・・

音楽は残っております。
実際に、彼の音楽制作手法ってのはですね、後に大きな影響を残しておりますので。

いろんなところでフィル・スペクターの特集をやっておりますけども。
出尽くしてるんです、話が。
ですので、今日はひとつですね、フィルス・ペクターのそうした製作とか、音作りに影響されて・・
僕もやってみよう!っていう人がたくさんいますので。

そういうフィル・スペクターの音、真似っこした音をですね、今日は棚からひとつかみ。
題して『ウォール・オブ・サウンドで棚からひとつかみ』

ウォール・オブ・サウンドとは何ですか・・
ネットで調べれば出てますので。
音聴くほうが大事なので。

今日は、そういうものから選びましてですね。
でも、まぁ、正直申し上げて、始めて後悔したという(笑)
かけても、かけても尽きないので。

ですので、もう枚挙にいとまがないって文字通り、ありますので。
ほんとに棚からひとつかみです。

他の方がなされば、ぜんぜん違う選曲なるかもしれませんけども。
あくまで、私が選んだウォール・オブ・サウンドのフィル・スペクターに影響を受けた音作りの作品。
そういうものを選んで、いってみたいと思います。

題して『ウォール・オブ・サウンドで棚からひとつかみ』
日曜の午後のひと時、バレンタインにはたしてそぐうかどうか、わかりませんけども(笑)

いいんです!
先は長いんで。
のんびり行きたいと思います!

日曜の午後のひと時、今日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます。
今日はもうエコー、びしょびしょの世界でございます。

本日も最高の選曲と、そして最高の音質でお楽しみいただきます。
これは特に音質重視でございますので。
ほかの番組では、この音圧は出ませんので!

誇りをもって・・

今日は、バレンタインデーなので。
なんか、バレンタインの曲を。
昔、バレンタイン特集とかもやったことがありますが。

バレンタインデーですので。
せっかくですので、大瀧詠一さんの「ブルー・バレンタイン・デー」

私が家でですね、弾き語りでカバーしたのを、ときどきお聴きを頂いておりますが。
今日は、御本家
大瀧詠一さんの1977年の暮れに出しました「ナイアガラ・カレンダー 78」
この2月に入っております「ブルー・バレンタイン・デー」。

たくさん、たくさんリクエスト頂きましたが・・・
愛知県名古屋市はK.Sさん

『リクエストは大瀧詠一さんの「ブルー・バレンタイン・デー」
LとRが入れ替わっていないオリジナル・マスターを希望します。
リマスターする際にLとRが入れ替わることは、よくあることなのでしょうか。
また大瀧さんは生前なにかおっしゃっておられましたでしょうか。
ご教授いただければ幸いに存じます。』

あまり気にすることはありません。

LとR、替わってるのは、しょっちゅうあります。
ベンチャーズとか、そういうのは、どっちが本物かもわかりません。

別に右と左が入れ替わっても、音楽変わりません!
あんまり固執する必要ございません。

大瀧さんの1977年
今聴くとですね、ほんとに歌がうまい。

♪ Blue Valentine’s Day/大滝詠一

~ CM ~

♪ Why Do Fools Fall In Love/The Beach Boys

ウォール・オブ・サウンドとは

達郎氏:

「ウォール・オブ・サウンド」はネットで探してくださいって申し上げましたが。
ざっくり申し上げまして。

まずはリバーブ
ぐしょぐしょのリバーブ

それから多人数録音
よってたかって十数人でやる。

それからモノラルですね。
モノラル録音、ステレオではありません。
モノラルのそれによってこう・・音圧というか、グルーヴというか・・
そういうものが、ありますが。

全ては、そうした音の壁というものを構築することによってグルーヴを出すというですね。
フィルス・ペクターは自分でいうところの「ポケット・シンフォニー」とか、それから「ティーン・エイジ・ポップのワーグナー的展開」とか、そういうような、いろんな言い方をしておりますけれども。

そういうようなものでございます。

でも、人によって受け止め方が違います。
初期はそれほどリバーブがたくさん無くてですね。
だんだん、だんだんエスカレートしていくという歴史もございます。

そんな中で私自身の個人的な感想でいきますと、やっぱり「音の壁」っていいましょうか。
リバーブ、バァーンっていう、そういうですね、ものによるグルーヴ。
そういうものが中心に、今日はお聴きをいただきます。

♪ ニューヨークは淋しい町/トレイドウィンズ

♪  Hang On/The Wall Of Sound

達郎さんがウォール・オブ・サウンドを知るきっかけとなった曲 

達郎氏:

中野区の超常連 O.Eさん

『ウォール・オブ・サウンドについて質問です。
達郎さんがウォール・オブ・サウンドを知るきっかけとなった曲は、いつ頃の誰の曲でしょうか。』

中学入るくらいにラジオで「ビー・マイ・ベイビー」とか、そういうものが、かかっておりましたけれども。
私にとって最初のウォール・オブ・サウンド体験の具体的なものはですね、ウォーカー・ブラザースです。

中学2年のときに買ったウォーカー・ブラザースのアルバム。
これのエコーの世界のですね・・
「なんだこれは!」と。

今まで聴いていただいたやつはアメリカの録音ですけども。
イギリスの方が録音技術が上の部分がありまして。
特にウォーカー・ブラザースの作品はですね、本家のフィル・スペクターの録音を超えてる迫力を持っております。

ウォーカー・ブラザースの作品は、ほとんどライチャス・ブラザーズのクローンみたいなのを作ってるんですけども。
ある意味、ライチャス・ブラザーズを超えてる部分がありまして(笑)

それは、ほんとに中学生の自分にはですね、感動的な世界がありました。

中でも、この一曲が、このエコーの世界の迫力に圧倒されまして。
イギリスでは66年にシングル・カットされまして、全英13位という。

アメリカではシングル・ヒットしませんでしたけれども。
僕はウォーカー・ブラザースのエコーの世界のこれが最高傑作の一作だと思います。

もともとは、同じ年にボビー・コールマンという人が発表したんですけども。
まったく出来が・・
スコット・ウォーカーとジョン・ウォーカーのボーカルが勝っております。

♪ (Baby) You Don’t Have To Tell Me/The Walker Brothers

♪ ザッツ・ハウ・イット・ゴーズ/ザ・ブレイカウェイズ

~ CM ~

来週 

達郎氏:

「ウォール・オブ・サウンド」で棚からひとつかみ。
フィル・スペクターの直接関与抜きのウォール・オブ・サウンド。
っへへへ(笑)

とても1週間じゃ、おさまりません!
もう1週間やろうかな。

邦楽、ぜんぜんかけてない・・
邦楽っていうか、大瀧さんかけないと、あれなんですけど(笑)
今週は、大瀧さんかける余裕がない。

ので、来週もいってみようかなぁ。

来週は、そうか・・
聴取率週間か・・・

関係ねぇや!

邦楽入れれば、たぶん大丈夫だろう。
来週もやります!
ハイ!

「フェニックス」がNHK・SDGsキャンペーンのテーマソングに!

達郎氏:

新しい仕事が、ひとつ入ってきまして。
NHKが今年1月からスタートさせておりますSDGs・・
Sustainable Development Goals.
持続可能な開発目的という世界的なですねキャンペーンでございますが。

これのキャンペーン「未来へ 17アクション」という・・
このたび、このキャンペーンのテーマソングに私の曲が使われることになりまして。

2003年にNHKの環境情報番組で、『地球だい好き!環境新時代』という番組がありましたが。

これのために書き下ろしました「フェニックス」という曲があります。
アルバム「ソノリテ」に収録されております。
これを今回ですね、SDGsキャンペーン、そうした環境問題のアレなので・・
それのテーマソングとしましてアカペラ・バージョンを作りまして。

これを、この番組のテーマソングで使っていただくことになりました。
3月あたりから、順次オンエアーされていくと思います。

詳しくは、私、山下達郎のオフィシャルサイトでご確認ください。

♪ Congratulations/The Rolling Stones

♪ All This (He Does To Me)/The Anita Kerr Singers

生まれるはるか前の音楽

達郎氏:

アニタ・カー・シンガーズ、68年の「オール・ディス」でございました。

岩手県滝沢市のI.Rさん

二十歳!!

で、リクエスト・・・すごいなぁ。
『ほんとうにフィルスペクターに影響されて、この曲が作られたのかは定かではありませんが、何度聴いてもウォール・オブ・サウンドにしか聴こえないのでリクエストします。』

・・すごい・・
生まれる前の音楽。

二十歳ということは2001年とか、2000年とか、そういう方でございます。
生まれるはるか前の音楽、すごいですね。

いいことです!!

エンディング

達郎氏:

今日はこのへんで。
来週も続けてまいりたいと思います。

引き続き、皆様からお便り・リクエストたくさんお待ち申し上げております。
ハガキの方は、
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック

メールでのリクエスト、メッセージは
https://www.tfm.co.jp/ssb/
お待ち申し上げております。

ぜんぜん自分のもかけられないし・・
それ来週!

自分でやったやつで、一番よくできたやつは「ヘロン」なんですけど。
最近よく「ヘロン」かけてるので。

これも、苦労したのでなかなかの出来だと思います。
デジタル時代のウォール・オブ・サウンドはですね音像が全く変わりますのでですね。

でも、そうしたリバーブとですね、グルーヴ。
そういうようなもので、一所懸命がんばりました。

ちょうどリクエストいただきました。
M.Hさん

『ここ数年、我が家の風物詩ですが、譲り受けたチューリップの球根をベランダの一番寒いところに土中深く植えておりまして、先日相次いで芽吹いてまいりました。

まだまだ寒い日が、そしてコロナ禍も続いておりますが、春の足音は確実に近づいている気配の感じられる今日この頃です。』

ウォール・オブ・サウンドで棚からひとつかみ、来週も引き続き。
1987年、竹内まりや、アルバム「リクエスト」
中山美穂さんに提供した曲のセルフ・カバー
「色・ホワイトブレンド」

♪ 色・ホワイトブレンド/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:07 Blue Valentine’s Day/大滝詠一
14:11 Why Do Fools Fall In Love/The Beach Boys
14:16 ニューヨークは淋しい町/トレイドウィンズ
14:20 Hang On/The Wall Of Sound
14:24 (Baby) You Don’t Have To Tell Me/The Walker Brothers
14:28 ザッツ・ハウ・イット・ゴーズ/ザ・ブレイカウェイズ
14:36 Congratulations/The Rolling Stones
14:40 All This (He Does To Me)/The Anita Kerr Singers
14:45 色・ホワイトブレンド/竹内まりや

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