週末の長崎は、雨模様の天気となりました。
長崎市内の桜は、山桜がそろそろ終わり、ソメイヨシノの開花が進んでいます。
週末の長崎は、雨模様の天気となりましたが、
日曜日(2021/3/21)は午後から雨もやみました。
長崎市内は山桜がそろそろ終わり、ソメイヨシノの開花が進んでいます。
村上ポンタ秀一さんの特集は4月になってから。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
冒頭
達郎氏:
3月21日・・・
早いものでございます。
もう3月下旬でございます。
今日で、関東地区の緊急事態宣言は解除されるという情報でございますけれども。
なんだか、何で2週間だったのか、よくわからない・・・ですね。
でも全世界的には変異株、新しいウィルスがですね、また蔓延しつつあるという。
ヨーロッパは毎日の死者がですね、たくさんいます。
そんな中でオリンピックだじょうぶなのか、とかですね・・・
そういうのがあります。
しかるべき人たちはですね、なんかたいした話し合いもせずに、ダラダラ言ってるという。
そういうお話を始めますと30分でも1時間でも始まりますけど。
申し上げたいことは、たくさんございますが、私の番組は音楽番組ですので(笑)
あくまで平常心で。
音楽に罪はございませんので。
すいう論争は・・
論争というか、話し合いというか、そういうものがないですね。
場所対立構図と言いましょうかですね。
そういうのばっかり。
もう少しお互いに歩み寄る、あとは責任をちゃんととるとか。
そういうことが、何でできないか、というような事を考えつつ。
それでも音楽番組でございますので。
先週は、棚からひとつかみ・・お届けしましたが。
その間にまた、たくさんたくさんリクエスト・カードいただきました。
今週は、そんな感じですので、合わせ技!
『棚からひとつかみ+リクエスト』
山下達郎のレコード棚からアトランダムにお聴きをいただきつつ、皆様のリクエストカード、お便りをご紹介しつつ、今日も55分間、いってみたいと思います。
日曜日の午後のひと時、今日もすてきなオールディーズ・ソングでお楽しみをいただきます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
と、さぁ何をかけようかと用意しておりましたら・・・
今日はちょっと前倒しなんです。いつもより。
ですのでお天気のお話とかできないのは残念ですけど。
いよいよスタジオ仕事が始まりましてですね。
そういうこともありますが。
何をかけようかと、思っておりましたら・・
村上秀一さん、ポンタさん・・
村上ポンタ秀一さんの訃報が飛び込んでまいりました。
私たちの世代にはですね、ほんとに村上秀一さん・・
ポンタさんはビッグネームのドラマーでありますので。
そこいらじゅうでポンタさんの追悼コメントがあふれております。
メディアの、そういう方々もですね、ポンタさんの全盛期をご存じですので、そういうコメントあります。
特にポンタさんは、後輩の面倒見がものすごくいいので。
後輩のドラマーの人たちが、たくさんコメント寄せております。
私も、なんかやろうかな、と思ったんですが。
なんかこう、見渡す限りポンタさん、ポンタさんになっておりますので。
へそ曲がりの私としてはですね、もうちょっと、ほとぼり冷めるまで待ってようと。
少し一段落してから、ゆっくりと、また極私的な、私にとっての村上秀一さんのドラムのお話をさせていただきたいと思います。
ですので、4月になりましたらやってみたいと思います。
ですので今日は「棚からひとつかみ+リクエスト」でお届けします。
たくさんのリクエスト・カード、おたより、ありがとうございます。
今日もがんばっていきたいと思います。
私、村上ポンタさんと一番濃い仕事をしていたのは、76,7,8の70年代後半になります。
いろんなところで、いろんな仕事しましたが。
とりわけ自分の作品で印象に残っておりますのは、セカンド・ソロアルバム「SPACY」と、そのあとに出しました「IT’S A POPPIN’ TIME」です。
「SPACY」というアルバムは、
村上ポンタ秀一 ドラムス
細野晴臣さん ベース
松木恒秀さん ギター
佐藤博さんのキーボード
という・・
私にとっては、当時のドリーム・チームを編成してレコーディングをいたしました。
この4人のうち、もう3人が鬼籍にはいってしまいました・・
ほんとに、月日の経つのが早いもので。
残念なことでございますが・・・
細野さん、長生きしてくださいね、ほんとに・・
というわけで今日の1曲目は「LOVE SPACE」
♪ LOVE SPACE/山下達郎
~ CM ~
♪ I Could Be So Good To You/Don & The Goodtimes
春のお便り
達郎氏:
富山県砺波市の超常連S.Mさん
『リスナーの皆さんから春のお便りが届いていますが私の小さな庭にもチューリップのつぼみが顔を出しました。
世の中、コロナ、コロナでたいへんですが、季節はちゃんと変わっていきます。』
名古屋市のこの方も超常連T.Aさん。
『つきし料理は、袴を取るのがたいへんで、取っても取っても終わらないのです。』
達郎氏:
袴って、これか・・
つくしのこのアレですね、節になってるやつですね。
『それだけ、たいへんな思いをしても煮るとちょっとしかできません。
年に一回できる苦行です。』
静岡県伊東市のI.Yさん。
『やっと春の訪れを感じることが、できるようになりました。
近くの里山に散歩にでかけたところ、
花桃
こぶし
山茱萸(さんしゅゆ)
モクレン
ツバキ
つくし
スミレ
関東タンポポ
など、たくさんの花木や春の山野草であふれていました。
これでコロナがおさまれば、よいのですが。
緊急事態解除に向けて自粛生活続けます。』
達郎氏:
私、花の名前、まったくダメなので。
これ、何だろうっていう・・
山茱萸(さんしゅゆ)って何?
勉強しまーす!
♪ We Must Be Doing Somethin’ Right/The Gordian Knot
ちゃんとメモしましょう
達郎氏:
ここんとこ、毎週お若い方からお便りをいただくことを、ずっと申し上げております。
なかなかおもしろいお便りもあります。
富山県富山市 K.Hさん。
18歳。
『夕べ、電気を消して布団に入ったときに、ハッ!と何かひらめいたことが確かにあったのですが、
”だいじょうぶ、これは起きたあとでも、きちんと覚えてるはず”
と思い、そのまま寝ました。
今朝起きたら、なんにも覚えていませんでした。
たいへんショックです。』
達郎氏:
そうですよ!
ちゃんとメモしとかないと、ダメですよ(笑)
実際に忘れますからね。
私、しょっちゅうですから(笑)
しょちゅうというか、若い頃からですね、なんかいいモチーフ出たら、これいいイメージだなと、お風呂入って、いいイメージだなって・・
お風呂から出てテレビかかってるんですよ。
それ、パッと見たとたんに、もう忘れてるんですね(笑)
そういうあれでございますが。
少し啓蒙的にやってみようかなと
達郎氏:
10代の方、20歳前後の方から、たくさんリクエストいただきますが。
ひとつ、少し啓蒙的にやってみようかなと、今日は・・
思います。
岩手県滝沢市 I.Rさん。
最近よくいただきます。
20歳の方です。
『今年の3月24日で、ピーター・アンダースが亡くなって5年だそうです。
僕は彼のかかわった楽曲が好きでたまらないので、非常に寂しく思います。』
達郎氏:
20歳でピーター・アンダースって・・
アンダース&ポンシア
『そんな中でも「サンライズ・ハイウェイ」のB面に収録されているこの曲が一番すきなのでリクエストします。
音源がありましたら、よろしくお願いします。』
達郎氏:
ピーター・アンダースのシングルのB面!
すごい!
何も言えませんけどですね・・
でも将来の音楽文化を担う重要な人材ですのでですね。
「サンライズ・ハイウェイ」のB面のピーター・アンダースの「ベイビー・ベイビー」はお聴きになったことがるんだと思います。
ですので、そうじゃないヤツからいきましょう!今日は。
♪ ベイビー・ベイビー/ボビー・ブルーム
♪ Have You Seen Her/The Chi-Lites
~ CM ~
来週
達郎氏:
来週は、今年度最後でありますね。
年度末でございます。
このご時世で、年度末もないもんですけれども。
でも年度末でございますので、この続きでいってみたいと思います。
引き続き、お便り・リクエストたくさんお待ち申し上げております。
ハガキの方は
〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック
メールの方は https://www.tfm.co.jp/ssb/
でよろしくお願いいたします。
番組が終わる?
達郎氏:
この季節になりますとですね
「番組が終わる」とかですね「始まる」とか、そういう季節になります。
そういうお便りも、たくさん・・
「だいじょうぶなんですか?」という。
だいじょうぶです!!
ぜんぜん!
来年の30年までは、楽勝だと思います!
4月になっても変わることなく14時のサンデーソングブックでございます。
よろしくお願いします。
達郎さんが、生まれて初めて格好いいな、好きだなと思った楽曲
達郎氏:
この方もお若い方でございます。
福岡市のH.Yさん。19歳!
『達郎さん、こんにちは。
僕は現在19歳ですが、10歳のころにビートルズにはまり、それからというもの、最近まで50’s、60’sの楽曲、いわゆるオールディーズ(ほんとうは、こういう呼び方をしたくない(笑))を、聴きあさっています。
達郎さん、大瀧詠一さんの「大瀧詠一」を聴くまではポップス人間だったと伺ったのですが。』
達郎氏:
これ、作っちゃダメですよ、話。
どっかで聴いた・・(笑)
何ですか、「大瀧詠一さんの「大瀧詠一」を聴くまではポップス人間だった」って。
どこでお聞きになったんでしょうね。
なんか変ですね、それ。
『達郎さんが、生まれて初めて格好いいな、好きだなと思った楽曲・アーティストはだれですか。
お教えいただけたら幸いです。
よろしくお願いします。リクエストはビートルズの「Till There Was You」』
達郎氏:
一番最初にロックンロール系で好きになったのはベンチャーズです。
ベンチャーズの「クルエルシー」
「クルエルシー」はオリジナルは違うグループですけれども。
ベンチャーズがやった「クルエルシー」に感動しましてですね。
それが生まれて初めて自分のお金で、おこずかいで買ったレコードです。
そのあと、どんどん、のめり込んでいくわけですけども。
その前は映画音楽とかですね。
そういう一般的な日本の歌謡曲とか和製ポップもそれなりに聴いていおりましたが。
ベンチャーズあたりから、どんどん、どんどん洋楽一辺倒にのめり込んでいました。
せっかく、こんなお若い方からリクエストいただきましたが。
うちはビートルズほとんどかけません。
ビートルズは他でいくらでも聴けるから。
ですので、今日はですねビートルズの「Till There Was You」は、もともとは非常に古い曲でありまして。
1950年の作品でありまして。
メレディス・ウィルソンという非常にアカデミックな人が書いたあれですけども。
そのあとの1957年の『ミュージック・マン』というミュージカルに使われまして。
そのあと、アニタ・ブライアントが1959年にヒットさせました。
いわゆるスタンダード・ナンバーですけども。
ポールマッカートニーはですね、この「Till There Was You」をペギー・リーのバージョンで聴きまして。
これが、たいへんに気に入って。
それでビートルズがライブでよく演奏していてですね。
それでビートルズのアルバムに収録しましたので、今やビートルズの「Till There Was You」となっておりますけれども。
ポールマッカートニーが最初に聴いたのは、1961年のペギー・リーのシングルでございます。
これイギリスではチャートインするヒット曲になりましたので、そういう関係でビートルズに流れていった・・
そのペギー・リーのバージョンを今日は、おかけしましょう。
♪ ’Till There Was You/Peggy Lee
♪ My Rifle, My Pony And Me/Dean Martin
字が汚い!
達郎氏:
今日はこのへんで。
時間が若干半端なので、お時間までおたより。
先週ですね、「字汚いな!」って申し上げたら、さっそくリスナーの方から、たくさん反応がきました。
北海道札幌市の超常連F.Jさん。
『3月14日放送で、リスナーさんからのお便りに「字きたねぇ」と愛ある毒舌に爆笑しました。
久々に腹から笑いましたよ。
しゃれが通じなくなった世の中を気にする近年は、毒舌が少なくなったように思います。
たまには愛ある毒舌をお願いしますね。』
やりたいのは、やまやまですけども。
そすと、またネット・スズメが騒ぐんでですね。
少しおとなしくします。
同様のお便りで久留米市の超常連M.Hさん。
『14日のサンソンでギター購入の相談のハガキが読まれた際に、達郎さんが「字が汚い」とすごく苦笑されていました。
字がうまい、下手とかハガキかメールではなく、内容で選ばれることを宣言し、小生安堵しました。
小生も字に関してはコンプレックスを持っています。
昔、娘が小学校のころ、国語の本を家で読み、親が「上手に読めました」など連絡帳に書くという宿題があり、いつもは書道5段の妻が書いていました。
その妻が風で寝込んだ時に小生が記入したものを先生に提出した際に、
「Rちゃん、自分で書いちゃダメ」
と言われたと娘からしかられました。
このような実績がある小生の字です。
達郎さん、全体的に小学生の字に見えませんか?
下手ですが安心して心をこめて毎週ハガキ出します。
励みになるので、たまには読んでください。』
達郎氏:
っふふ(笑)
かわいい!(笑)
だいじょうぶですよ、ぜんぜん!
小学生の字には見えません。
達郎さんおすすめの胎教CD
達郎氏:
愛知県岡崎市の超常連K.Yさん。
『私事ですが、8月に父親になる予定です。
以前達郎さんがパーシーフェイスの音楽が胎教によいとおっしゃっていたのを思い出し、CDを購入しようとネットを探したのですが、とてもたくさんのアルバムがありました。
達郎さんのおすすめのアルバムがありましたら、教えていただけると嬉しいです。』
達郎氏:
パーシーフェースじゃなくて、ジャッキー・グリースン(Jackie Gleason)です。
すいません(笑)
ジャッキー・グリースン、ベストの2枚組ありますから、それがおすすめします!
いいお便りですね
達郎氏:
福島県矢吹町のこの方、内容があれですので。
いつもいただくTさんと申し上げましょう。
『今月は未来の旦那様が、私の親に「娘さんをください」と言ってくる予定です。
もしダメだと言われたらどうする?と聞いたら
駆け落ちしよう、と言われ、笑ってしまいました。
真っすぐな愛情をうれしく思っています。』
達郎氏:
いいお便りですね。
サンソンのリスナーさんはハート・ウォーミング
達郎氏:
私のとこに頂くお便りは、ほんとにシャレも通じますし、ハート・ウォーミングな皆さんの生活がですね、よく伝わってくるお便りですけども。
ひとたび、これが世の中に出ると、ああいう殺伐とした、ののしり合いというもの・・
そういうものの落差というものを、すごく感じますけれども。
せめて我々の生活の、そうしたレベルはですね、こうしたお互いに思いやってですね、励まし合ってやることで、進んでいきたいと思う今日この頃でございます。
エンディング
達郎氏:
というわけで今日はこのへんで。
そろそろ、NHKでスタートしておりますSDGsのキャンペーン「未来へ 17アクション」のテーマソングとして、私の2003年の、私書きました「フェニックス」のリテイク、アカペラにしてリテイクしました。
そろそろ流れてくるころでございますが。
たくさんリクエストいただきましたので。
60秒のテレビで流れるバージョンを今日は最後にお聴きを頂きたいと思います。
♪ フェニックス (2021 アカペラ・ヴァージョン)/山下達郎
今週のオンエア曲
14:05 LOVE SPACE/山下達郎
14:10 I Could Be So Good To You/Don & The Goodtimes
14:17 We Must Be Doing Somethin’ Right/The Gordian Knot
14:23 ベイビー・ベイビー/ボビー・ブルーム
14:25 Have You Seen Her/The Chi-Lites
14:36 ‘Till There Was You/Peggy Lee
14:41 My Rifle, My Pony And Me/Dean Martin
14:47 フェニックス (2021 アカペラ・ヴァージョン)/山下達郎
コメント