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山下達郎さん サンデーソングブック2024年11月10日『リクエスト特集』(#1674)

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サンデーソングブック

長崎市内は、冷たい雨が降っています。
久しぶりの雨

達郎さん、詩が浮かばないときは、首都高速、有栖川公園・・・

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

11月の中旬になりました。
あいかわらず前倒しでございます。

今週も、うまく行っているはずが・・
熊本、鹿児島、そして群馬 高崎、うまくいってるはず・・
今週日曜日、そして11日月曜日、日・月という変なローテーションですが、新潟へ参ります。新潟県民会館。お待ち申し上げております。

いよいよ一桁になりました。
がんばっていきたいと思います。

番組の方はあいかわらず山のようなお便りに支えられて、今週もリクエスト特集をお送りしたいと思います。

1曲でも1枚でも多く。
日曜の午後のひととき、本日もすてきなオールディーズソングでお楽しみいただきます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けいたします。

今日の最初は、茨城県筑西市 
超常連 N.Sさん
ご家族と上野動物園に行かれたとのこと。

『他のリスナーの方々と同様、私もたとえ85円になっても、投稿の意欲は全く衰えることはありません!』

ありがとうございます。
って私がお礼言うような…あれですかね。まあ、いいや(笑)。
でも、22円上げるなら、上げすぎか・・

名古屋市のI.Kさんからもいただきました。
おなじみ「ターナーの汽罐車」

♪ ターナーの汽罐車 / 山下達郎

~ CM ~

♪ Lightnin’ Strikes / Lou Christie

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新幹線の中で

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしております「サンデーソングブック」、リクエスト特集でお届けします。
たくさんのリクエスト、あいかわらずありがとうございます。
一曲でも多く、一枚でも多く。

まずはルー・クリスティ。
イーストコースト出身の白人男性シンガー
たくさんヒット曲があります。
裏声がものすごく強烈な人でありまして。

それと、ほとんどのヒット曲が自作曲という、シンガーソングライターとして作曲の才能もあります。
代表曲は1965年、全米ナンバーワン、ミリオンセラーの「ライトニング・ストライクス」。リクエストくださいましたのは群馬県伊勢崎市のT.Mさん。

『東京から高崎までは新幹線で1時間ほどですが、一体何をされていますか?
ライブ前に食べるもの、ライブ後に録音した音源をチェックすることなどは今までに明かされていました。でも、移動時に何をしているかは放送されていないような気がします。妄想

  1. 落語を聞いてる
  2. 音楽を聞いてる
  3. 睡眠
  4. 車窓を眺めてる……これはないか。
    どうでしょうか』

って、本読んでます、 はい(笑)
全然残念でした(笑)。

ルー・クリスティ「ライトニング・ストライクス」から始めました。

♪ I Need You, I Love You /The Dave Clark Five

口パクやるぐらいだったらやめます

達郎氏:

今ライブをやっておりますので、ライブのご感想、色々いただきますけれども。
長野県下伊那郡のK.Aさん、よくいただきます。

『名古屋のセンチュリーホール、9月26日に行きました。
一曲目 歌い始めてまず第一に感じたのは、
 「あれ、これって口パク?」
というものでした。
達郎さんのライブには何度も行っているのに、こんな風に思ったのは初めてでした。
とても夏に風邪を引いた人とは思えませんでした。
それぐらい歌唱力がしっかりしていました。』

達郎氏:

お褒めにあずかり光栄でございますけど、口パクやりませんよ。そんなしょうもない(笑)

口パクやるぐらいだったらやめます。はい。

本当は、いわゆるクリックもやりたくないんですけど、それはもうしょうがないです。時代の趨勢で、音の厚みを作んなきゃなんないので、それはもう仕方がないんですが。
歌だけはやっぱり自分で歌いますね(笑)

♪ Nice ‘N’ Naasty / The Salsoul Orchestra

愛犬の散歩

達郎氏:

千葉県野田市のN.Kさん。
超常連

『我が家の13歳のミニチュア・ダックスフントは近頃よくこけます。
何もないところでこけます。
地面に近い犬はそれで済みますが、還暦過ぎの私にとっては大事故。
今日も2時間歩いて足を鍛えています。』

お大事にひとつ。

ニーナ・シモン

達郎氏:

おしらせの前にもう一曲
大阪市のN.Nさん。珍しいお名前で、本名ですって書いてあります。

『先日、役所広司さん主演の映画『パーフェクト・デイズ』を見ました。
毎日オールディーズのカセットテープを車で聴きながら仕事に向かう主人公が、エンディングで涙をうるませながら聴いていたのが、ニーナ・シモンの『フィーリング・グッド』でした。ニーナ・シモンはあまり知りませんが、とても感動的なシーンでした。というわけで、リクエストはニーナ・シモンの「フィーリング・グッド」でお願いします。』

達郎氏:

ニーナ・シモン(Nina Simone)
1960年代を代表する黒人女性シンガーでピアニストであります。
ジュリアードを出たインテリであります。
公民権運動に非常に深く関わった人であります。

ニーナ・シモンの1965年のアルバム『アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー(I Put a Spell on You)』
スクリーミン・ジェイ・ホーキンスのカバーの「I Put a Spell on You」
シングルでもヒットしましたが。

このアルバムに入っております「フィーリング・グッド」
64年のミュージカル『ドーランの叫び、観客の匂い(The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd)』というミュージカルで歌われた曲でありますが。

これをニーナ・シモンが独自の解釈で
当時から結構有名になりました。
日本でもCMで使われたまりたよね、昔ね。
有名な一曲です。

 Feeling Good / Nina Simone

達郎氏:

ニーナ・シモンが来日した時に、私観に行きましたが。
ピアノの弾き語りにギターという、そういうシンプルなライブでした。
非常に思想的な人であります。
今でもそうした敬愛を集めております。

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
リクエスト特集でお届けしておりますが、来週ももう1週間やりましょうかね。
まだまだ、読んでも読んでも減らないという(笑)

リクエストをお便りたくさんお待ち申し上げております。

郵便番号102-8080
東京FM 山下達郎「サンデーソングブック」の係

〇×のかからない〇×特集

達郎氏:

先日やりました、あの「ビーチボーイズのかからないビーチボーイズ特集」
それから「JBのかからないJB特集」、なんか妙にご好評いただきまして。
「続きをやれ」というあれですけれども。
「山下達郎のかからない山下達郎特集やれ」というあれですが、とても恥ずかしくてできません。

それで、そういうヤツってビッグネームじゃないとダメなので。
「フォーシーズンズのかからないフォーシーズンズ特集」はどうかって・・
結構大変そうだなぁ(笑)
ちょっと考えてみますが。

旅先の安眠グッズ

達郎氏:

ライブのご質問、いくつもありますが…。

福岡県は久留米市の超常連 M.Hさん。

『よく旅先で枕が変わると眠れないと聞きますが、達郎さんはいかがですか?旅先に持ち込む安眠グッズ、安眠法があれば教えてください。』

新潟市の超常連 I.Mさん。

『枕が変わると寝られない人がいますが、達郎さんはホテルにマイ枕を持ち込んでいますか?よろしければ教えてください。』

もう10年以上前からエア・ウィーヴの枕とエア・ウィーヴのマットを敷いて寝ております。おかげで安眠ができます。
浅田真央さんがCMやる前から使っております、私。

♪ I Can’t Stand To See You Cry The Whatnauts

♪ フォール・イン・ラヴ / ニュー・バース

14 KARAT SOUL

達郎氏:

もう一曲かかりますかね。
兵庫県は姫路市の超常連、A.Mさん。
毎週毎週いただきますが。

『友人の影響でゴスペラーズのラジオを聞いていたら、「山下達郎さんの何とかかんとかのフォーティン・カラット・ソウルが」とか、黒沢さんが話しているのを聞き、何?
詳細をお教えください。フォーティン・カラット・ソウルって何ですか?』

達郎氏:

っへへ(笑)

フォーティン・カラット・ソウル(14 KARAT SOUL)
ニュージャージーのアカペラのドゥーワップ・グループです。
いわゆるナツメロのグループではなくて、本当にアカペラでドゥーワップを実践して、特に1970年代、1980年代にひたすらやっていたグループです。

大変に実力のあるグループで、1980年代にサントリーのCMのために、私が書きました「ガール・イン・ホワイト」という曲がありまして。
それをアカペラでやりたいという企画がありまして。
指名したのがフォーティン・カラット・ソウルで。
来日してレコーディングして、シングルカットもされましたし、アルバムも作りました。大変にうまいグループであります。

リーダーのGlenny Tは本当にドゥーワップが好きでですね、ゴスペルで鍛えた喉もいい声をしております。
後に私はアルバム『僕の中の少年』でこの「ガール・イン・ホワイト」をセルフカバーしましたが、もともとは14 KARAT SOULのために書き下ろしました。
詩はもちろんアラン・オデイが書いてくれました。

♪ ガール・イン・ホワイト / 14 Karat Soul

エンディング

達郎氏:

今日はこの辺で。
来週もリクエスト特集で行ってみたいと思いますが、お時間まで。

1万円以下でスピーカー付きのレコードプレーヤーありますので

達郎氏:

仙台市青葉区の超常連 S.Hさん。

『我が家にはレコードプレーヤーがありません。それでもありがたいことに、達郎さんが定期的にアナログレコードをリリースしてくださるので購入してしまいます。
妻にも毎回言われるのですが、当然聴くことができません。
じゃレコードプレーヤーを買ってくれとお願いしても返事はノーです。
達郎さんにお願いです。財布の紐の固い妻に、達郎さんの声でアナログレコードはとっても良いよと言っていただけませんか?
よろしくお願いします。』

達郎氏:

奥さん、Cさんって言うんですね。
1万円以下でスピーカー付きのレコードプレーヤーがありますからね、電池式の。
それで聴けますから。
8800円ぐらいで売ってますので、ぜひどうぞネットで。
旦那さん、大事にしましょう。

詞が浮かばないとき

達郎氏:

静岡県沼津市のA.Yさん、長常連の方ですが。

『私は俳句が趣味でやっておりますが、時々アイディアに煮詰まって言葉が湧いてこない時があります。
達郎さんは、作詞などをする際にアイディアに詰まったことはございませんか?
そういう時はどうやってアイディアを膨らませましたでしょうか?
どうか教えていただけると幸いです。』

達郎氏:

しょっちゅう、そんなの!
首都高速を一周するとかですね・・・
有栖川公園でずっとベンチで考えるとかですね・・・
やれることは全部やってきました。

あんまり言っていいのか分かりませんが、桑田佳祐さんなんかは、茅ヶ崎の海まで行くって言ってました。明け方に。
みんなやっております。
みんな同じです。
そうやって一生懸命考えてやります。
がんばってください(笑)

達郎さんの体調管理

達郎氏:

埼玉県狭山市のO.Kさん。この方も最近毎週いただきますが。

『達郎さんは、年間約40回のライブをやられていますが、年間を通じて調子を整えるためにどのような管理をされているのでしょうか。
ライブ当初は声が出にくく、終盤は疲れがたまるなど、年間を通して同じパフォーマンスをすることは難しいのではと思いました。
ちなみに大谷翔平選手は6月に調子が上がりやすいそうなのですが、達郎さんもこの時期のライブは調子が良い、などありますか?」

達郎氏:

ライブは生き物ですからね(笑)
いい時もあるし悪い時もあります。
ただ、その差をなるべく縮めると言いますか、アベレージをなるべく下がりすぎないように、そういうところではメンテナンスをですね、体調とかそういうものには気を付けております。

もう私だけじゃなくて、みんなそうです(笑)
年を取ると特にそうです。
だから酒はやめましたし、少しでも声にいいことをし続けるという、そういう努力しかありませんけど、それでも出なくなる人は出なくなります。しょうがないです。

私は幸運なことに、まだ何とかなっておりますので、私だけに聞かれても、皆さんそうです。
芸事というのは、もう日々が勝負です。
毎日・・・
もうぐずぐずと・・すいません(笑)

散髪屋さんとか、そういうところは寡黙な方が多いんですよ

達郎氏:

今日一番受けたやつ。

和歌山市の超常連、N.Yさん。

『私がいつも行く散髪屋さんのご主人が、達郎さんにそっくりなのです。
昨日もその散髪屋さんに行ったのですが、達郎さんのコンサートのTシャツを着ていきました。
でも、何のリアクションもありませんでした。
「お? 達郎さんのTシャツですね。よく似てると言われるんですよ」
とかのリアクションを期待していたのですが。
ご主人から何かリアクションを取る良い方法はないでしょうか。ご教示よろしくお願いします。』

やめなさい、そういうこと、本当に。
黙って…あれしなさい。
散髪屋さんとか、そういうところは寡黙な方が多いんですよ。黙ってアレするんです。
愛想言って「お~達郎さんのTシャツっ」て、そういうような人、いませんからね。

賛同者を求めたいということですね(笑)
私のお客さんには、そういう方が多いんです。すいません。

今日の最後

達郎氏:

今日はこの辺で。
だいぶ季節が涼しくなってまいりましたので、超常連の方々からも、みなさん頂きます。

冬の気配がもうすぐ・・・「世界の果てまで」

♪ 世界の果てまで / 山下達郎

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
リクエスト特集でございました。
来週もリクエスト特集でお楽しみいただきます。

いよいよライブもラストスパートでございます。
今日、明日、新潟でございます。お待ち申し上げております。
まだちょっと前倒しなので、季節のことはは申し上げられませんけども、だいぶ11月ですので、冷え込んでくることと思います。皆さんもくれぐれも風邪、その他お気をつけくださいませ。

山下達郎サンデーソングブック
来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さん、ごきげんよう
さようなら。

今週のオンエア曲

14:02 ターナーの汽罐車 / 山下達郎
14:07 Lightnin’ Strikes / Lou Christie
14:11 I Need You, I Love You /The Dave Clark Five
14:15 Nice ‘N’ Naasty / The Salsoul Orchestra
14:21 Feeling Good / Nina Simone
14:29 I Can’t Stand To See You Cry The Whatnauts
14:34 フォール・イン・ラヴ / ニュー・バース
14:38 ガール・イン・ホワイト / 14 Karat Soul
14:45 世界の果てまで / 山下達郎

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