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山下達郎さん サンデーソングブック2026年7月19日『夫婦放談番外編「『souvenir 2025~mariya takeuchi live~』特集」』(#1762)

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福岡市内、気温はずっと30℃超え、熱帯夜も続いてます。
今日のサンソン、まりやさんのLive音源、やっぱりライブはいいですね~

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
※本記事の画像は生成AIを使用して作成しています。

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冒頭

達郎氏:

皆さんこんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は私、山下達郎がお送りいたします。楽天カード
サンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしまして、JFN全国38局ネットでお届けしております。

もう7月も後半に入ってまいりました。三連休、海の日。
学校は夏休み始まっておりますけれども、今日はちょっと前倒しで撮っておりますので、季節のこととか申し上げられません。スタジオに籠もっております。

で、ずっと私、ライブアルバム「Joy 2」の制作でお籠もりしておりまして、ずっとリクエスト特集でお楽しみをいただいておりましたが、いよいよ7月22日、今週の水曜日にですね、竹内まりやさんの昨年のライブ「souvenir 2025」
これの映像ソフトが発売になります。
「souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」、DVD、それからブルーレイ、両方発売でございます。

で、それの先んじてですね、景気づけということで、今週、あとは来週、二つに分けまして、この「souvenir 2025」のご紹介を。
映像ソフトですので、ラジオですので映像はご覧いただけませんが、音のこと、それからまあ、ライブのお話、そういうようなものをご紹介しつつ、2週間特集をしてみたいと思います。その間に発売でございます。

ですので、本人来ないとダメなので、今日は夫婦放談番外編ということで、お招きいたしております。

まりやさん:

こんにちは。竹内まりやです。
イレギュラーですけれども、よろしくお願いします。

達郎氏:

来月になりましたら、また夫婦放談。

まりやさん:

そうですね。はい。

達郎氏:

で、昨年の14公演やりました。
それの「souvenir 2025」の映像ソフト。

まりやさん:

はい。6年ぶりの映像作品なんですけれども、
割とライブを、ツアーやって、もう1年後には出せるんで、
急いで作ったっていうわけじゃないんですけど、記憶が新しいうちに、ご覧いただこうかなと。そういう意図で。

達郎氏:

鉄は熱いうちに打てじゃなくて、ビデオは熱いうちに観ろ。
なので、今日は、まあ本当に駆け足ですけれど、全22曲ありますので。

まりやさん:

さらりと。はい。

達郎氏:

さらりと。

まりやさん:

まあ、ライブの裏話とかも、ちょっと交えつつ。

達郎氏:

で、だいたい竹内まりやさんのライブというものは珍しいのでですね。

まりやさん:

そうね。これも11年ぶりだったので。

達郎氏:

2014年以来ですかね。

まりやさん:

そうですよね。
で、まあ、リハ始めたのも、達郎のツアーが終わって直後。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

の1月から、本当バタバタっとリハ始めて、
そして、まあ、14本やったわけなんですけれども。

達郎氏:

名古屋で始めて、横浜で終わりました。
若い頃はツアーはやってたというか、やらされてたというか。

まりやさん:

あ、結婚前ですね。
結構回ってましたね。

達郎氏:

ものすごく回ってましてね。
で、なので、90年代は、本当ぱったりとそれを、なくなりました。
80年代、90年代、20年近く。

まりやさん:

全くね。はい。

達郎氏:

で、2000年に東京FMの設立何十周年?

まりやさん:

30周年。

達郎氏:

30周年。
その時に?

まりやさん:

19年ぶりぐらいでやりました。

達郎氏:

それで10年後の2010年に、今度40周年。

まりやさん:

40周年ね。

達郎氏:

そういう具合に10年おきにポツポツと。
で、2014年に9公演やって。
で、2021年に14公演。だんだん年とともに本数が増えると。すごいですね。

まりやさん:

まあ、ね。でも不安いっぱいでしたよ。
始める前は、本当に。
本当に14本、や、やれるのかなっていう感じで。

達郎氏:

常識的に考えればそうですけど。

まりやさん:

そうでしょ。70にもなって。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

まあ、でも、たっつぁんのバンドがやってくれるっていう、その大前提があるんで、まあそこに乗っかって頑張ってみようと思って、始めたんですよ。

達郎氏:

リズムセクションがですね、2000年に始めた時と、2000年から2010年で2人しか変わってないんです。

まりやさん:

ふむふむ。

達郎氏:

で、そのあとは3人しか変わってない。

まりやさん:

そうね。基本的にはね、同じね。

達郎氏:

なので、異動が少ないんで、割とレパートリーも、そんなに。

まりやさん:

そうね。安心して、こうバッキングしてもらえて、っていう感じで。

達郎氏:

で、あと、知らない人じゃないんで。

まりやさん:

そうね。うん。そこ重要ですね。

達郎氏:

重要です。
はい。なので、まあ、そういうこう、恵まれた、感じがあるのではないかと。
で、リズムセクションはこ、安定してるので。はい。
ですので、実現できていると。

というわけで、本日は三連休の合間でございますけれど、竹内まりやさんの映像ソフト「souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」、これのご紹介を、2週間にわたってさせていただきます。本日は前半部分です。
お知らせ挟んで早速行きます。

~ CM ~

♪ アンフィシアターの夜(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

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まりやのシャウト、達郎のソロ――夫婦それぞれのプレッシャー

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
そういうわけで、本日は竹内まりやさんゲストに夫婦放談番外編と題しまして、今週水曜日7月22日に発売になります映像ソフト「souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」、これのご紹介パート1でございます。
まずお聴きいただいておりますのは1曲目の「アンフィシアターの夜」。

まりやさん:

だいたいライブのオープニングはこの曲で、っていう形ですね。

達郎氏:

そうじゃなかった時もありますけど、だいたいこれですね。

まりやさん:

これですよね。うん。

達郎氏:

いいんです、全部同じで。
もう私、あのスモーキー・ロビンソンの60代の時とか見てますけど、全部同じですから。

まりやさん:

あ、そう。
フォーマットが決まってる。

達郎氏:

いいんです。
それでもう、落語と同じですから。

まりやさん:

でも、わざわざライブをやった時のためにこの曲って、それを想定して書いたので、
まあその時やらなくていつやるのっていうところもあるし。
あと、これは割とロックンロールでシャウトするっていうか、割と声を張るので、いいんですよ。
それが1曲目だと次が楽。

達郎氏:

なるほど。

まりやさん:

発声練習的にできる曲なので。
でも、たっつぁんが出てきて、あのイントロやると、わーって盛り上がるんだよね。
あれちょっと緊張するの。

達郎氏:

あれ、結構難しいんですよ、あれは。

まりやさん:

難しいの?あ、そう。

達郎氏:

はい。あ、いいです。

まりやさん:

でも手元のアップとか今回ね、映像で映ってますから。

達郎氏:

一応、ちゃんと弾いてます。
よく見てやってください。練習しないとできないです。
普段ああいうのやらないんで。
カッティングしかやらないですから、私。

まりやさん:

そうだよね。いきなりソロってね。

達郎氏:

そうです。はい。

まりやさん:

わかるわ、そのプレッシャー。

達郎氏:

R&Bの人がいきなりロックンロールやれと言われてるようなもんなんです。

まりやさん:

だって、普段歌ってない私が、11年ぶりに歌うのも、わかるでしょ?

達郎氏:

はい、わかりますよ。
でも声がね、僕今、あの「Joy 2」をやってるでしょ。
PAアウトとか、ライブで聴いてる声って、結構年取ったなって自分では思うんだけど、今のデジタルのね、ダイナミックレンジがものすごく改善されてきて。

本当は声のフォルマントって、持ってるんですよ、まだ。

だから、それをきちっと、クリンナップしてやると、そんなにね、若い頃の声と変わらないの。
18年分やってるけど、ほとんど変わらない。

まりやさん:

マイクミキシングとか、それからその調整、PAの、そういうものによって違うのね。

達郎氏:

デジタルのデータのね、やっぱり内実っていうか、マイクで取った声の、その持ってるエナジーみたいなものはね、そんなに変わらないんだなと思って。

まりやさん:

あー、でもそれは技術の進歩のいいところだよね。

達郎氏:

そうです、うん。とってもそれはね、いいことです。
化けなくて済むっていう。

まりやさん:

2014年の時より声は出てたような気がした。自分でね。
それはなぜかわかんないんだけど、でも、その歌いやすかったっていうのはあった。
うん。

達郎氏:

それは色々とやっぱり、オーディオが、あのなんていうの、ライブの、そのモニターとか、そういうもののあれがね、世界的にそういうライブのね、取り巻く環境が向上してるんですよ。

♪ 家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)(Live Version) / 竹内まりや

ロックンロールからマージービートまで――ライブを支える名手たち

達郎氏:

続いてかかっておりますのが「家に帰ろう」。

まりやさん:

これもライブの定番ですから。
今回その「家に帰ろう」なんかの、そのバッグのそのビジョンっていうんですかね、映像。今回LEDで、使ったの初めてだったんですけど、2000年の、その武道館ライブの、そのオマージュというか、そういう感じの映像にわざわざ作っていただいて。
見る人が見れば、あ、これあの時代のあのバックだなっていう感じの映像になってます。

達郎氏:

それのオマージュですね。

まりやさん:

そうです、そうです。まあ今回、ギターが鳥山君に変わってね。
で、多分彼にとってはたくさん色んなタイプの曲をやらなきゃいけなかった、そのたっつぁんのツアーに引き続き私もあったんで、すごく前勉強してきてくださって
あのスムーズにね、どんどん、どんどん進んでいったんで、助かりました。

達郎氏:

前の 佐橋君もそうだけど、みんな器用だからね。
日本人って結局、ものすごく色んな種類の音楽を聴くことができる環境にあるので、そういう、あの色んなスタイルが。

まりやさん:

ミュージシャンもね、それに対応する力がある。

達郎氏:

技術力がある人はね。
大したもんですよ。
みんな器用です。

まりやさん:

本当に。
だからメンバーは変わっても本当に安心して歌えました。

達郎氏:

えーと、だから、ロックンロールの次はこういう12弦のあれで、
で、次がブリティッシュビートですからね。

まりやさん:

そうですね。

達郎氏:

だからそのなんていうか、変化球というか、ね。
作家的にというか、そういうものなので。

まりやさん:

バリエーションをどうしてもね、ライブなら、そのバリエーションを、こう見てほしいなっていうのがあるんで。
今回は、そのマージービートの、裏側のビジョンは、あえてそのリバプールだとか、ロンドンだとかの、そのイギリスの60年代の映像をちょっと撮ってもらって
それを使ったんですけど
まあそういうなんか演出の妙みたいなものも、今回はちょっと楽しめたんじゃないかなと思ってますけどね。

達郎氏:

演奏してる私たちから全く見えない。

まりやさん:

見えないよね、後ろは振り返ることないもんね。

達郎氏:

だから試写の時に、あぁこんなことやってんだ。
みんな。

まりやさん:

DVD見ると、あ、こんなことになってたんだって思うでしょ。

達郎氏:

全然知りません。

まりやさん:

もう今回、若い、そのクリエイターたちが、8人だったかな、8人ぐらいでもう分業して、この曲はこの人、この曲はこの人みたいな形で。
そのロサンゼルスに住んでるクリエイターとか、あとはウクライナ人のクリエイターとか。

まあ色んな人が私のその音楽に合わせた映像を作ってくださったんですけど。

達郎氏:

グローバリゼーションですね。

まりやさん:

いやでも、どれもね、本当にはまってたんですよ。
だから、この映像チームのチーフの長谷川さんが、すごい頑張ってくれましたね。

達郎氏:

若い力ですね。

まりやさん:

若い女性ばっかり多いんですよ、私のこの映像チーム。素晴らしいです。

達郎氏:

業界全体が女の人ばっかりです。

まりやさん:

そうですか?

達郎氏:

スタジオ行ったってアシスタントほとんど女の人ですよ。

まりやさん:

女性の時代ですね。

達郎氏:

なんたって 山岸くんですからね。

まりやさん:

そうですよね。
山岸女史と言われてますからね。

達郎氏:

そうですよね。
アマゾネス国家と、なりつつありますからね。

「一緒に歩いてきたね」――音楽が結ぶ、まりやと観客の時間

♪ FOREVER FRIENDS(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

達郎氏:

で、今度は「Forever Friends」になるんですけど。

まりやさん:

はい。今回は三つの会場で映像撮ったんですね。
日本武道館、横浜アリーナ
そしてぴあアリーナ

達郎氏:

初めて。

まりやさん:

で、その、その三つの会場の中の、一番いい日のテイクというか、まあこれが歌としてはベストテイクだなとか、演奏も良かったなっていうのを、まあ選りすぐって、それを一つのコンサートっていう形でセレクトしたんですけど。
「Forever Friends」に関しては、武道館が良かったんですよね。

達郎氏:

あ、そうですか。

まりやさん:

で、武道館のテイクを入れました。
で、「Forever Friends」に入ると私、あのハンドマイクでちょっと、こう下手上手(しもてかみて)に動くんだけど、その時にようやくその、来ていらっしゃるお客様の顔を、具体的にちょっと見るじゃないですか。

私も11年、年は経ってるんだけど、あのリスナーのお客様も、やっぱりあのね、それなりにお年を召してて。
で、スタッフに聞いてみると、平均年齢は、大抵その60歳が一番多いんですって。
だから60から69の間だったかな、が一番多くて。
で、そのあと50代、70代、40代みたいになって。

達郎氏:

ご同輩。

まりやさん:

あ、でもね、いい感じなんですよ。
皆さんの顔が。本当に。
それを見ると、なんかほっとするというか、あ~ライブやって良かったなっていう気持ちになる。

達郎氏:

ある、ある方のライブをね、私よりも年上の方のライブをですね、昔、数年前に見ましたけどね。それを「君たち、年取ったね」って。

まりやさん:

自分も年を取ってるっていうことなんだけどね。
いやでも、「一緒に歩いてきたね、ここまで」っていうね、ちょっと共有する思いがあるんですよ。

達郎氏:

そうですね。

まりやさん:

それが好き、ライブって。

達郎氏:

なんていうのかね、昔と違って、それがそれほどこう、対抗的じゃないというか、それほどこうネガティブじゃないっていうかね。

まりやさん:

うん。なんかこう自分を試されてるとか、そういうようなことじゃないんだよね。
なんかこの音楽をう、なんかこう媒介にして。

達郎氏:

基本的に、演奏してるスタンスが2000年と同じなの。
セットも同じだし、演奏のポテンシャルも同じだし、規模も同じなの。
これ重要。

まりやさん:

規模を変えてないから。
まあ会場は広くなってるけど。うん。そう。

達郎氏:

いや、むしろ拡大してる。

まりやさん:

拡大してるんだけど、
でも、その演奏のスタイルとしては、ま、何も変わってないっていうところは重要なんだよね。

達郎氏:

これ重要なんです、すごく。
だから、例えば人数が減っちゃったとか、あとは、だから、それこそ、メンバーが全然、全員違うとか。

まりやさん:

あとはいっぱいダンサーが入ってるとか、
そういうようなことになってくると、ちょっと違ってくるけど。

達郎氏:

意図してる演奏のそういう形というか音像っていうものが、それこそ要するにメンバーが全員変わって、例えば、格段に例えば親子ぐらいの年齢になると、いや応なしに、やっぱり変化せざるを得ないの。
で、それが観客にとって、満足できるかどうかっていう問題になってくるの。

まりやさん:

あー、なるほど。

達郎氏:

で、我々非常に幸運なことに、40年前と、同じメンバーでやれてるんです。

まりやさん:

すごいことだよね、考えたらね。

達郎氏:

そうなんです。

まりやさん:

元気でないとね、なかなか。

達郎氏:

キーボードとベース同じだからね。
それはすごく重要です。

新しい歌ほど難しい――「歌を贈ろう」への挑戦

達郎氏:

で、ここまでは、昔の曲っていうと変なんですけど。

まりやさん:

そうだね。

達郎氏:

で、次の、はい、色々、新曲に近い。

まりやさん:

せっかくね、あの直前に「Precious Days」っていうニューアルバムを出していたので、まあ、皆さんニューアルバムからもちょっとね、お聴きになりたいなとは思っていらしたと思うんですけど。

何しろ定番曲が多いので、それをやらないわけにはいかないので、まあせめて「Precious Days」からは、シングルの曲をやろうかなっていうことで、「歌を贈ろう」を選んだんですけど。
これは結構難しかった。

最新曲が難しいのね、やっぱり。
歌詞に慣れてないのと、あと、なんていうの、歌いこなしてない。

達郎氏:

私、あの今「JOY 2」作ってるじゃないですか。
そうするとですね、最近の曲になるほど難しくなって。

まりやさん:

そう。わかる。

達郎氏:

で、なぜか。
なるべく自己模倣を避けたいとか、新しい、なんていうの、新機軸、
やりたいとかいう意志、やられると、やっぱりメロディーの構造が複雑になってくるんです。

まりやさん:

そうすると、いつもの、いつもやり慣れてる感じには歌えないからね。

達郎氏:

そう。自分の歌い癖とか、そういうものじゃないもので、やらないとダメだと思っちゃうと、すげー難しい。

まりやさん:

あー。いや、何度も歌ってる曲ってやっぱり節回しとか自分の体に入ってるのね。
だけど、やっぱり新しい曲ってまだこういう風に歌ってみようかな、なんていうね、余地があるんで、難しいわ。
でも頑張って歌ったよ。

♪ 歌を贈ろう(Live Version) / 竹内まりや

達郎氏:

お聴きいただいておりますのは、今週22日に発売になります、竹内まりや「souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」、今日の音だけ、ビデオ、映像作品ですけどラジオなので音だけです。

映像の方はDVD、もしくはブルーレイで、ご覧ください。
7月22日発売「souvenir 2025」の今日は特集をやっております。
夫婦放談番外編、お知らせ挟んでまだまだ続きます。

~ CM ~

来週

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
本日は、7月22日、今週水曜日に発売になります竹内まりやさんの映像作品、昨年のライブの模様を収録しました映像作品「Souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」、これの全22曲中、今日は12曲分をパート1でお届けします。
来週、引き続き残りの10曲お届けしたいと思います。

「Souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」スペシャル・ファン・ミーティング

達郎氏:

それでですね、今回の映像、ブルーレイ、それからDVD両方発売しますけれど
中にマジックカードというのが入っておりまして、これを使ってですね、10月の11日日曜日に東京、10月の18日日曜日は大阪にてですね、スペシャルファンミーティングというのをやるそうです。

まりやさん:

はい。合計2000名の方をね、抽選でご招待しようと思ってるんですけど。
ファンミーティングっていうのは1回だけやったことあるんですけど、
今回はやっぱり、前もってメールとかで質問を募って、それでこう質疑応答みたいなことをしたり、ちょっと色々話し合いをしたり、特別なその、なんだろう、映像をね、ちょっと放映したりとか、そういうことをしようと思ってます。

達郎氏:

奮ってご応募ください。
詳しくは商品の特設サイト、https://mariya-souvenir2025.jp/
こちらでご確認ください。
よろしくお願いします。

鳥山雄司の持ち味が光る、ジャジーな「五線紙」

達郎氏:

で、作品に戻りますが
6曲目がですね、これも同じみですがライブで。

まりやさん:

そうですね「五線紙」。はい。

♪ 五線紙(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

まりやさん:

これはいつもは、ギターとサックスだけの伴奏でやって、達郎がパーカッション入れるんだけど
今回はちょっとベースとドラムも加わってもらって、ちょっとこうジャジーなスタイルでやったんですけど。
まあこれはなんとなくやっぱりライブでやりたい曲の定番かなと思って、選んでるんですよね。

達郎氏:

鳥山くんは、こういうの得意なんだよね。

まりやさん:

得意だよね。

「必死ですよ」――アカペラに込めた達郎氏の奮闘

まりやさん:

そして「五線紙」が終わったら、コーラス隊を前に呼んで、アカペラで「リンダ」を歌おうということで。
割と最後の方のリハーサルで「やろうか」ってことになって。
その新しい、私にとっては初めてその、有観客でライブをやる、コーラス隊の若い、ハルナちゃんと、ENAちゃんと一緒に、アカペラやるの初めてだったんで、
ぜひ「リンダ」をやりましょうということで。
まあ達っつぁんにベースをとってもらって。

♪ リンダ(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

まりやさん:

これ楽しいんですよね、歌ってて。

達郎氏:

ベースしかできないですから私は。

まりやさん:

いや、あれがうまいよ。

達郎氏:

白玉(全音符)やるとね、持ってかれるんですよ。

まりやさん:

だから、あの「リンダ」で結構拍手をたくさんもらって、なんとなくこう空気が温まるっていう感じがしましたね、私は。

達郎氏:

なかなかね、あのピッチがフラットしないように頑張らないと。

まりやさん:

そうなんだよね。
大変だけど、でもみんなうまいんで、コーラスが。

達郎氏:

一応ENAが絶対音感持ってるんで。
絶対音感一人いるとね、強いんですよ。

まりやさん:

だからこの「リンダ」を歌ってちょっとこう気持ちがこうほぐれる感じ。

達郎氏:

映像を見ますとですね、もうね、あれですよ、必死ですよ。

まりやさん:

必死でやってる感じが自分でする?

達郎氏:

やってますよ。
あの自分の顔は見れないじゃないですか。

まりやさん:

割とね、達っつぁん目つぶって歌うこと多いね。

達郎氏:

いつもそうです。

まりやさん:

あ、そうなの?
自分のソロの時はそうでもないよ。

まりやさん:

そうですか。
割と目つぶりながら歌ってるなーって思って。

達郎氏:

ベースなんてやりませんから普通。
でドゥーワップのベースは難しいんです。

まりやさん:

大体あの、自分でドゥーワップやる時はテープだもんね。

達郎氏:

で、あのベースだけが、ビートを創出してるんでね、あと白玉だしね。
だから走らないようにとかね、色々、それは私なりに色々苦労してるんです。はい。

カーリー・サイモンを夢見た「ブルー・ホライズン」

まりやさん:

まあでも、たくさん拍手いただいて。
そのあと私が、これはちょっと今回のツアーでやりたいなって選んだのが「ブルー・ホライズン」だったんです。

「UNIVERSITY STREET」の中の1曲だけど、昔からこれは、独身時代はよくライブでやってて、久しぶりにこのメンツでこの曲をやりたいなーってちょっと思って。
リハーサルでやったら感じ良かったんだよね。

達郎氏:

カーリー・サイモンみたいな曲にしようと思ったんだ。

まりやさん:

あ、そうなの?この「ブルー・ホライズン」。へえー。

達郎氏:

そういう感じになんないんだけどね。
リズムセクションが村上“ポンタ”秀一と小原礼くんと佐藤博と松木恒秀なんで。
ちょっとそういう風になんないんだけど、
最初の目論見はカーリー・サイモンみたいな感じ、セクションみたいな感じで。

まりやさん:

ふんふん、なるほど。
でもやっぱりバンドうまいんで。
バンドのソロ回しをしている間に私はここで着替えようかなとか、そういうことも計画を立てて「ブルー・ホライズン」をね、やったんですけど。

やっぱり「ブルー・ホライズン」のやっぱ後ろにあるビジョンは、ちょっとどこの街かはわからないんだけれども、東京だろうなっていうその夜景が出て、でだんだんこう夜が明けていって朝方になると次の曲が始まるみたいにまた登場するっていう設定にしました。

達郎氏:

あそこ演奏してるからちょっと後ろが見れるんだよね。
あ、こうなってんだって。

まりやさん:

中野サンプラザが見えたりしませんでした?

達郎氏:

してます。はい。

まりやさん:

架空の街だけど。
そんなこともちょっと映像で楽しんでもらえればと思います。

達郎氏:

で、ソロ回しはビデオで堪能して、お楽しみいただきます。はい。
でそのあとに、衣装替えで「象牙海岸」が始まります。

「頭、何だっけ?」――まりやと達郎、歌詞が飛んだ瞬間

まりやさん:

そこからちょっとドレッシーな格好に変わりまして「象牙海岸」が始まるんですけど、「象牙海岸」のイントロ聴くと、歌詞が出てこなかったあのトラウマがちょっとね、蘇るんですよ。2010年だったかな、あの札幌公演で「♪~海岸線沿い」が出てこなくて。「ちょっと待ってください」って言って、せっかくこう場面転換して。

達郎氏:

そういうの客が喜んだりするんです。

まりやさん:

そうかな(笑)。

達郎氏:

ワシは長い長いツアーで「レッツ・ダンス・ベイビー」の頭が出てこなかったことがあるんですよ一度だけ
で「あ、ちょっと待って」って、メンバーに「あの、頭何だっけ?」って。
誰も知らない(笑)。

まりやさん:

知らないよ、だって。普通自分で歌ってない人はね、歌詞までは考えてない。

達郎氏:

そうです。
ということで分かったんです。

まりやさん:

何だっけ?一番最初(笑)。

達郎氏:

「哀しさを」を・・

まりやさん:

そういうのが出てこない。
だから今回は絶対に出てこないってことはないようにしっかり歌おうと。

達郎氏:

「象牙海岸」ってね、難しいんですよ演奏。

まりやさん:

あ、そうなの。

達郎氏:

ものすごく難しい。

まりやさん:

意外と単純な、そのシンプルは曲に聞こえるけど。

達郎氏:

単純だから難しいんです。

まりやさん:

あ、そうなんだ。

達郎氏:

あの、こうクレッシェンドとか。
なかなかね、あの、こうきっちりさせんのが難しい。
だらっとしちゃうんで。

まりやさん:

シンプルであるがゆえに難しいって感じはわかるけど。

達郎氏:

あの、緩急ね。

まりやさん:

で、ここまでが、RCA時代の楽曲の数々ってことになってて。
「五線紙」からね・・・え、何?初めて聞いた?
いや、MCでもそういう風に紹介したんだけど。

達郎氏:

聞いてない(笑)。
それどころじゃない。

まりやさん:

まあその古い時代を振り返るコーナーが終わって、ではってことで元気を出してを始めるんですけど。

元気を出して

♪ 元気を出して(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

まりやさん:

「元気を出して」はね、達っつぁんと鳥山くんのアコースティックギターのね、イントロね。あれ意外と難しいよね。呼吸を合わせてやるのがね。

達郎氏:

難しいです。みんな難しいです。

まりやさん:

「元気を出して」も、なんとなく武道館のバージョンが一番なんか元気を出しての世界に合ってたんで。
他はアリーナのね、横浜アリーナとか使ってますけど。
「元気を出して」って、あの柴田ちゃんの、オルガンソロの時間って結構長いじゃないですか。
なのでその時私大体皆さんの顔を、下手からこうずっとこう、なんて言うの、全部こう舐めるように見るんですけど。

そうするとね、本当にハンカチを目に当ててね、泣いていらっしゃる方とか、一緒に本当にね、こう拍子を取りながら。

達郎氏:

音楽というのは生活の対象ですからね。

まりやさん:

で、それを見て私もグッと来るんだけど、
達っつぁんに怒られるから泣かないように頑張るっていう、そんな感じの時間なんですよ、「元気を出して」。

どうしても持ってかれちゃうんですよ、お客様の表情見てると。

達郎氏:

見なきゃいい。

まりやさん:

で私今回その映像が全部できた時に、あとでそのカメラの方がね、その皆さんの表情を撮ってくださってるのをこうインサートされてるのを見るだけで泣いちゃう。
自分の歌は、まあどうでもいいとして、その皆さんがこう泣いてらっしゃるところとか、そのなんかもうこういう風にして見てくださってるのを見るとね、それだけで泣ける。

達郎氏:

たまにやるからですよ。
年間50本ずつ20年もやってりゃ泣かなくなります(笑)。

まりやさん:

まあでも、元々達っつぁんはその平常心というか、そういうのすごいキープできるタイプじゃん。

達郎氏:

カタルシスない人間なんで。

まりやさん:

ね。私はやっぱりね、そっち側に近い人間なんですよ、どちらかと言えば。

達郎氏:

女の人はみんなそうです。

まりやさん:

その、なんて言うか、見てる側の気持ちになるから、こう本当に持ってかれちゃう。
でそうならないように、ならないようにって今回はすごく。
だからね、プロ意識が足りないんだよね、やっぱりね。

うまいからこそ、弾きすぎる――バンマス達郎の苦労

まりやさん:

「元気を出して」が終わったあと、ちょっと椅子に座りまして、「告白」。
これは2014年ではシングル・アゲインとのメドレーでやったので短縮版でしたけど。

これをぜひフルでやろうと、リハーサルの時に言って。
で、マツコ・デラックスさんが、「告白」が好きだって仰ってたのもずっとインプットされてたんで、これフルでやりたいなーってことで。

でも私この曲、舞台でやってみて、あ、これは歌うの難しいけど、フルでやってこそなんか、この歌世界が伝わるかなーってちょっと思いましたね。どうですか。

達郎氏:

よろしいんじゃないですか(笑)。

まりやさん:

というか伴奏してる方は、何の曲が難しいとか、これが厄介だとか、これは簡単だとか。そういうのあるの?

達郎氏:

もちろんありますよ。
これはやっぱり、リズムキープが難しい曲なんで。
全体的な要するにリズムのキープ、グルーヴのキープがね、16ビートですからね。
難しいんです。
あと、やっぱり緩急ですね。

まりやさん:

まあ、達郎のリハーサルの時から見てると、すごい細かいそのドラムのフレーズ、ここはこうやっちゃダメだとか、時々すっごい具体的に言うじゃん。
ああいうのでやっぱり音は変わるんだよね。

達郎氏:

そうですよ。

まりやさん:

だからそこまで私なんかは・・・

達郎氏:

音一個入れるか入れないかでそこでの情景全然変わるんで。
で、みんなうまいんで、埋めようとするんです。
あの、人の隙を狙うっていうか。
それを抑えなきゃいけない。

その空間で残さないとダメだってね。
「ジャージャン」って言って「トゥルル」って、余計な音出すなっつっていつもそう言うよね。

まりやさん:

できるだけミニマムな感じで。
まあ歌を活かす方法なんだけど。

達郎氏:

そうです。

歌に対するそのコール・アンド・レスポンス。
あんまり多すぎるとね。
でもみんな分かってんだけど、つい隙をついて目立ちたい。
そこをダメ(笑)。

まりやさん:

バンマスはバンマスならではのご苦労があるだろうなと思いつつ、私は自分のことでいっぱいいっぱいなんで。

達郎氏:

大丈夫です。はい。

「客はやってる人に似る」――まりやと達郎が語る観客論

まりやさん:

次はええと「静かなレジェンド」ということで。
ここでまあどうやってこの曲を作ったかとか、そういうことのMCを長いこと喋ったんですけど、そこは入れてほしいという風にリクエストがあったんで。

まああんまり、あの、普段映像にMCは入れないんですけど、
その今回のこの「レジェンド」に関しては作るきっかけになった、ソチオリンピックの話とか、そういうことも言って紹介してから歌ってますね。

♪ 静かな伝説(レジェンド)(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

達郎氏:

これも難しいんです。
ニール・ヤングですからね。
このノリはなかなか難しい。

まりやさん:

でもこれ、あの、皆さん一緒にこう歌ってもらって手拍子してもらって。
で、客電をちょっとつけていただいたので。

今回のこの「レジェンド」はKアリーナの映像なんですけど。
もう本当に5階ぐらいまでの一番上を見ると、わあ高いところにいらっしゃるなーってびっくりする。

達郎氏:

5階まで見ましたよ、僕、あそこ行きましたよ。

まりやさん:

行った?
あそこから見たらもう米粒みたいかな。

達郎氏:

米粒どころじゃないです。

まりやさん:

やっぱりビジョン見ないとわかんない?
なんか壮観でしたけどね、このステージサイドからこの上を見る感じが。

達郎氏:

やってる方は気持ちいいでしょうね。

まりやさん:

いや広い、とにかく。2万人っていうその数
だけど、だけどなんか空気感がすごい温かいんで、そのなんか孤独な感じが全然しないっていうか、温かいんですよ、
その広いところにポツンと立って歌ってる感じではなくて
みんなと一緒にやってるっていう。

達郎氏:

竹内まりやさんの客はね、いいお客さんなんですよ。

まりやさん:

そうなんですよ、本当に。
お宅は(笑)?

達郎氏:

客はやってるやつに似るつって。

まりやさん:

そうなんですよ、だからみんな本当にね、温かくて、なんかいいんですよ。

達郎氏:

いい客だなと思ってやってます。

まりやさん:

そう?
犬が飼い主に似るのと同じ感じですかね。

達郎氏:

その通りです。
注文の多いお客さんの多い山下さんとしてはね、
素直なお客さんですからね

まりやさん:

やりやすいでしょ

達郎氏:

やりやすいですよ。
それに甘えないようにしないとダメです。

エンディング

まりやさん:

今その「静かなレジェンド」が鳴ってますけれども、
その「静かなレジェンド」が終わると今度は幕間映像になりまして、4分ぐらいの映像流して、そこでまた新たな衣装替えをして、次の曲という流れになってます。

達郎氏:

というわけで、竹内まりやさんゲストに夫婦放談番外編、「Souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」DVD、ブルーレイ、今週22日発売になります、その前祝い、前半戦です。パート1。
この続きはまた来週。
よろしくお願いします。

クロージング

達郎氏:

お送りいたして参りました山下達郎サンデーソングブック
夫婦放談番外編 7月22日 今週水曜日に発売になります「Souvenir 2025 Mariya Takeuchi Live」の音だけ(笑)
前半でございました。
来週は後半をお届けします。

もう7月もおしまいになってきました。

まりやさん:

あっという間ね。

達郎氏:

あっという間です。
今日はちょっと前倒しなんでお天気のこと申し上げられませんが、もう夏、暑いかなと思います。
皆様くれぐれも熱中症そのほか、お体お大事にお過ごしください。
山下達郎サンデーソングブック、来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんごきげんよう。さようなら。

まりやさん:

さようなら。

今週のオンエア曲

14:07 アンフィシアターの夜(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:15 FOREVER FRIENDS(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:20 歌を贈ろう(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:28 五線紙(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:30 リンダ(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:37 元気を出して(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや
14:44 静かな伝説(レジェンド)(souvenir 2025 ~mariya takeuchi live~) / 竹内まりや

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