山下達郎さん サンデーソングブック 2017年4月16日『リクエスト特集』
グッと気温が上がった日曜日でした。
日中は汗ばむくらいです。
長崎市内の桜も散り始めましたが、郊外に行くと、「桜」「菜の花」「れんげ草」と「ツツジ」が同時に見れるという春らしい気候になりました。
さて、今日のサンソンでかかったアレサ・フランクリンの「 ロック・ステディ」
いい曲です。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
えぇ、春の気配が出てきたはずなんですが・・・
今日は、ものすごく前倒しで録っておりましてですね(笑)
お天気の話、気候の話、全然触れられないのが、残念でございます。
ライブはおかげ様で、現時点ではですね、えと・・宇都宮と浜松の間で収録しております(笑)
4本終わったところで。
でも、今日の16日の時点ですと、浜松が7日にやりまして、9日に長野。
それで、14、15、昨日、一昨日と大阪フェスティバルホールで、やってるはずでございます。
ちゃんと出来ているはずでございます。
ずいぶん前倒しになって(笑)しょうがないっすね(笑)
もうちょっと先になると、もうちょっと直近でやれることになると思いますが。
ツアーの前半はですね、なかなか大変でございます。
今週は4月20日、木曜日に倉敷に参ります。
その二日後に島根、島根県民会館、松江でございますね。
倉敷、島根・・
岡山県、島根県、お待ち申し上げております。
今の時点でですね、だいぶペース配分が整って参りまして、演奏の方も、だんだん、だんだん、きれいにまとまって参りまして。
PAの方も良くなって参りました。
いろいろなところが少しづつバージョンアップしてきます。
そういう感じでございまして、張り切って参りたいと思います(笑)、4月のツアー・・。
番組の方は、そういうわけで皆様のリクエストカードに、大いに助けられまして。
今日は「リクエスト特集+棚からひとつかみ」にしようと思ったんですけど、たくさん頂きましたので、今日はもうリクエスト全部で。
「リクエスト特集」と言いましても、ほんとに濃いリクエストがたくさんございます。
あんまり別に「棚からひとつかみ」と変わらないような感じでございますが。
いずれにしましても、1枚でも多く、1曲でも多く皆様のリクエスト、お便りにお応えして参りたいと思います。
日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も、最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。
そのあいだに一所懸命ツアーでライブをまわっております。
佐賀県唐津市の超常連、K.Kさん。
『4月19日・・・』
もうすぐですが・・
『私の母、K.Mの82才の誕生日です。』
お母様、ご病気で闘病の生活をなさっているそうでございます。
お母様に誕生日プレゼントで・・
『この曲をお願いします。
竹内まりや、人生の扉』
お母様、お大事に。
竹内まりや、2007年の作品・・
ということは、もう10年も経ったんだ!
早いなぁ!
ちょうどこの桜の季節、ちょうどいい曲でございますが。
お馴染み「人生の扉」
♪ 人生の扉/リンク竹内まりや
~ CM ~
♪ ロック・ステディ/アレサ・フランクリン
◎世界で一番歌の上手いシンガー
達郎氏:
山形県の超常連、N.Fさん。
郡山いらっしゃって、次は浜松、次は仙台。
おっかけですね・・
お待ちしております(笑)
昔から頂きます。
『アレサ・フランクリンの曲をお願いしたいです。
達郎さんの一押しでよろしくお願いいたします。』
こういうリクエスト、最近多いんです。
アレサ・フランクリン。
私、六十数年の人生で、世界で一番歌の上手いシンガーは?と聞かれましたら、男はジェームス・ブラウン、女はアレサ・フランクリン。
昔から変わりません。
アレサ・フランクリンがナンバーワンです。
アレサ・フランクリンの一押しっていったら・・・
まぁ・・
「Since You’ve Been Gone」
「Ain’t No Way」
ありますが。
なんつっても、これです!
ロック・ステディ、1971年、R&Bチャート2位。
1位とれなかったですね。
1位がマービン・ゲイの「 Inner City Blues」
全米5位、ミリオン・セラーのシングルでございます。
もう、完璧なシングル!!
バーナード・パーディ(Dr.)
チャック・レイニー(Ba.)
コーネル・デュプリー(Gui.)
ダニー・ハザウェイ(Key B.)
えぇ・・素晴らしい!!
◎リスナーからのお便り(神奈川県座間市のA.Tさん)
達郎氏:
この方、若そうだなぁ・・・
『先日、祖父からYAMAHAのYP-D10という13万円くらいするレコード・プレーヤーを譲り受け、金欠ながらも1万円ほどで修理し、レコードの溝にはまる日々です。
最近はロカビリーにはまっており、プレスリー始め、ビル・ヘイリーやストレイキャッツ、ジーン・ビンセント、エディ・コクランと聴いています。
ほんとはバディー・ホリーを聴きたいのですが、なにせLP1枚、3千円もするので聴くにも聴けません。
ということで、リクエストは達郎さんの一番好きなバディー・ホリーの1曲、ぜひサンソンのいい音でお願いします。
マスターテープはいつか劣化するけど、放っておいても劣化しない、腐らないレコード!
サンプリングされていない100%原音をこの先に残すことができるのはアナログ・レコードしかないと思います!
どうにか古いものとして破棄されることなく永久の文化遺産として残されることを願います!
できるなら僕もそれに協力したいと思う今日このごろです。』
達郎氏:
すごいですね、え。
鏡ですね。
ご愛顧、よろしくお願いします。
バディ・ホリー一番好きな曲は、これ。
♪ Rave On/Buddy Holly
◎リスナーからのお便り(愛知県春日井市のU.Yさん)
『久し振りにお便りします。
先日、娘の大学の卒業式の朝、駅まで車で送った時、降り際に黙って渡されたメッセージ・カード。
そこには・・
「今日まで学校に行かせてくれてありがとう」
感謝で一杯の言葉。
そう思ってくれていたんだと知り、胸が熱くなりました。
大学では多くの友達を得て、4月からは幼稚園の先生。
そんな彼女の卒業と前途を祝してフォー・フレッシュメンの 「グラジュエーション・デイ」をお願いします。』
達郎氏:
すいません、ちょっとタイミングが遅かったです(笑)
ちょっと前のお便りでございます。
でも、いいお嬢さんですね。
私のこの超常連のリスナーの方々も、だんだんお子様が学校を卒業して就職という・・
それから結婚、出産、お孫さん・・という、そういうお便りが最近増えてきております。
ご家族、仲良くお暮らしください。
♪ I Still Love You/The Seven Souls
◎リスナーからのお便り(新潟県十日町市のH.Tさん)
達郎氏:
新潟県十日町市・・・すっごい字なんですよ!
これが「新潟県十日町市」って判別するまで、すごい時間がかかりました。
山岸くんが判読しまして。
あの人、その・・のたくった字の判読の天才なので。
『今年も無事にツアーが決まり、ファンとしても安堵しております。
この年になると親の介護、自分自身の健康、子供の結婚、仕事の将来と暗いような、明るいような出来事に追われ、達郎さんのライブだけが一筋の光です。』
達郎氏:
がんばって下さいね(笑)!
いらして下さい。
◎リスナーからのお便り(群馬県高崎市のI.Tさん)
『達郎さんに質問です。
60年代前半、洋楽の和製ポップスが大流行しましたが、70年代に入ると、廃れてしまったのは何故でしょうか。』
達郎氏:
オリジナルが容易に手に入るようになったからです。
昔はLP1枚が高かったんですよね。
サラリーマンの初任給が4万円とか5万円の時代に、LPが日本盤で2千円しましたけど。
外盤は1ドルが360円の時代ですから、2800円とかしましたので。
そういう時代は、思うように手に入りません。
日本リリースもしなかったので、それの代わりの品としまして、和製ポップスというですね、そういう訳詞ポップスとか、そういうのが流行ったという背景でございますね。
ちょっと5分、10分で説明しきれませんが(笑)
簡単にいうとそういうことです。
♪ Toast & Marmalade For Tea/Tin Tin
♪ I’m Glad I Waited/The Players
~ CM ~
◎来週
達郎氏:
来週あたりは、ちょっとだけ直近で出来るかもしれませんが。
そうか、来週はあれですね。
また、鬼の・・あれですね、「聴取率」ですね。
きましたね!さっき上田プロデューサーが。
どうしようかな~
ツアーやってっから、ライブ特集でもやろうかな!
ちょっと時間があるので、考えましょう。
引き続き、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。
5月、6月、だんだんとスケジュール詰まってきてますので。
皆様のお便りが助けになります。
〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
◎リスナーからのお便り(群馬県桐生市のM.Yさん)
『3月26日、群馬公演行きました。
自分は初めての達郎さんのライブ、とても楽しい時間でした。
私事ですが、公演の3日前、腰と左足に痛みを感じ、歩くこともままならなくなり、病院に行くと坐骨神経痛と診断されました。
当時も会場まで歩くのがたいへんでしたが、ライブ後は気分が高揚していたのか歩いても痛みを感じること無く、帰宅しました。
また縁があれば、会場に足を運べればと思います。』
達郎氏:
こういうお便り、最近多いんですよ。
なんか整体師みたいになってきましたね、私(笑)
歌う整体師。
よく判りませんがね。
ちゃちゃ入れちゃいけません(笑)
お大事に。
腰、たいへんですからね。
腰は大事にしないと、あれですね。
◎リスナーからのお便り(大阪市阿倍野区のK.Aさん)
『日曜日はサンソンにつづいて16時からはNHK-FMのオールディーズ番組を聴いています。
サンソンではアーティスト名を知っているのは、1,2週に1グループ程度。
曲まで知っているのは、1、2ヶ月に1曲くらいの割合ですが、NHKの方は毎週半分くらいの曲をしっています。
しかし、サンソンの方が初めて聞くのに、何故か懐かしい響きがして引き込まれてしまいます。
先日のWE LOVE RADIOで、達郎さんは選曲について「現代の鑑賞に耐える曲」とおっしゃっていましたが、なんとなくですが、他のラジオの選曲と違いが分かったような気がします。』
達郎氏:
っへへ(笑)
いわゆる懐メロだけかけてもですね、現代的な鑑賞には耐えませんので。
特に音が(笑)
音圧がですね。
ですから、まあ、さきほどお聴きをいただきましたプレイヤーズなんて、全く日本では無名ですけども。
今聴くと、なんかチャイライズにちょっと近い、そういうようなたたずまいもありまして。
ですから、あくまで過去に何百万枚出たか知りませんが。
でも、今聴くと古色蒼然とした響きと言いましょうかですね、そういうものはなるべく避けます。
バディ・ホリーなんかですと、オリジナルでシングル聴くと正直いって非常にしょぼくなるので、それはデジタル・リマスタリングでゴンと上げていきます。
ノンストップ・チャック・ベリーでお聴きいただいたみたいにですね。
他の放送局では絶対にこの音は出ません(笑)
根性入れてますから!
1279回目のサンデーソングブックですから!
♪ Money (That’s What I Want)/Barrett Strong
◎リスナーからのお便り(長野県上田市のS.Kさん)
『質問なんですが、今年のライブの移動手段は何を予定していますか。
去年はプロペラ機に乗ったとおっしゃっていましたが、今年はちょっと変った乗り物に乗る予定はありますか。
ぜひ教えてください。』
達郎氏:
そんな事聞いたってしょうがねーだろ(笑)
ほんとに(笑)
今年は、ほとんど電車ですね。
飛行機に乗るのは、北海道と博多くらいでしょうかね。
割りと新幹線網が発達してきたと言いましょうか。
プロペラ機乗りたいですね。
そういう移動が無いですね、今年はね。
乗りたいですね(笑)
♪ リトル・ガール・ブルー/ニーナ・シモン
◎エンディング
達郎氏:
今日はこのへんで。
来週は恐怖の聴取率でありまして。
ライブ特集を予定しております。
リアルタイムのライブは無理ですので。
新宿ロフトとか先日の、そういうやつから。
あとそれから、去年のやつとか。
前シーズンですね。
そういうのからちょっとピックアップしたいと思っております。
当然PAアウトですが、がまんしてください。
今日の最後は石巻市のM.Kさん。
『先月のサンソンでリスナーの方からの質問で、達郎さんが歯医者さんに行くという話しを聴き、自分もそろそろ定期検診をと思いつつ、行きそびれていたので行ってみました。
何事もなく終了かと思いましたら、小さな初期の虫歯があると言われて、治療を済ませて帰ってきました。
先生からも「今日来られてよかったですね」と言われて頂きました。
達郎さんは大丈夫でしたか?
定期検診は大切ですね。
達郎さんのおかげです。
ありがとうございます。』
どういたしまして(笑)
『出来ましたら、次回定期検診等、行かれましたら、またお声掛よろしくお願いします。』
なんだよ(笑)
しょーがねーな、ほんとにもう(笑)
モーニングコールか!俺は!(笑)
私もおかげ様で、歯は全然大丈夫でした。
歯は大事ですから、皆さん。
何を・・(笑)
歯医者のまわしもの(笑)
私の2011年のアルバム「Ray of Hope」から「HAPPY GATHERING DAY」
♪ HAPPY GATHERING DAY/山下達郎
今週のオンエア曲
14:03 人生の扉/リンク竹内まりや
14:10 ロック・ステディ/アレサ・フランクリン
14:16 Rave On/Buddy Holly
14:20 I Still Love You/The Seven Souls
14:24 Toast & Marmalade For Tea/Tin Tin
14:27 I’m Glad I Waited/The Players
14:34 Money (That’s What I Want)/Barrett Strong
14:39 リトル・ガール・ブルー/ニーナ・シモン
14:45 HAPPY GATHERING DAY/山下達郎
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