山下達郎さん サンデーソングブック 2015年09月27日『ワーナー・オールディーズカタログで棚からひとつかみ』
秋晴れのいい天気に恵まれた長崎。
夜になると中秋の名月が輝いています。
眩しくて、ウサギなのかカニなのかも判らないくらいの輝きです。
さて、今週のサンソンでオンエアされた楽曲、全て心地よい曲ばかり。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
9月も最後の日曜日になりました。
来週から10月になります。
こうしたラジオ番組、放送関係、だいたい年度変わりでございまして。
10月になりますと、番組が終わって、また新しい番組が始まるという、そういう、こう・・・チェンジの季節でございますが。
私のサンデーソングブック、おかげ様で新年度も変わりなく続行でございます。
23年経ちました。
今度の10月から24年目に突入です。
四半世紀もすぐ・・
長寿番組の仲間入りをしております。
10月からも引き続き、変わりなくサンデーソングブック、毎週日曜午後2時、お届けを致します・・・のでご安心ください(笑)
さて、私、10月9日からスタートいたします全国コンサートツアー、今、リハーサルの真っ最中でございます。
一生懸命リハーサルやっておりますので。
7年目に入りまして・・
ツアーを再開して。
とにかく曲が(笑)・・・
とにかくレパートリーがたくさん、出来る曲が増えましてですね。
何をやるか、じゃなくて、なにを削るかという(笑)、そういう毎日でございます(笑)
さあ、どうしようかという・・
ウンウンうなっている。
そろそろでも、セットリスト決めなきゃなんない段階でございます。
一所懸命やっておりますので。
たくさんありますので。
どこから選ぼうかなと(笑)
そういう感じで、嬉しい悲鳴・・
そういう感じでございます。
さて番組の方は、先週、先々週、8月の末に発売になりましたワーナーのガールグループ・ナゲッツ、ガールズグループのコンピ、2週間お届けしましたが。
相変わらず8月に限らずですね、ワーナーのそうしたオールディーズ・カタログのですね、リイシューが引きも切らず、やっております。
特に、先月8月26日は、たくさん出ました。
この番組で何回も申し上げておりますけども、ワーナーミュージック・ジャパンにですね、それまでEMIで扱っていた、色々なカタログ・・
アメリカのものでしたらルーレットを代表する色々なレーベル。
それからイギリスのパールフォン、そうしたものがですね、どっと入ってきましたんで。
そういうものでオールディーズ・コンピを組んで、続々と出しております。
だいたい一枚千円から千五六百円、そういうような感じで発売しております。
で、ガールグループのそうしたコンピだけでは、もったいないのでですね、もう一週足して、今日はワーナーの8月26日発売になりましたオールディーズもののカタログからですね、いろいろと選んでお聴きを頂きたいと思います。
前半はドゥー・ワップ中心、後半はサーフィン・ホット・ロッド中心。
今日お聴きを頂きますCDは、ほとんど日本初CD化と思います。
コンピの中に入ってる曲も世界初CD化音源・・
そうしたものが沢山ございます。
・・ので、今週もワーナーの廻し者になりましてですね『ワーナー・オールディーズカタログで棚からひとつかみ』と題しまして日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみ頂きます山下達郎サンデーソングブック。
本日も最高の選曲、そして最高の音質でお届けを致します。
聞くところによりますと、今日は中秋の名月、9月27日が今年の中秋の名月だとうでございますが。
天気予報見ますと、あいにくちょっと雨っぽい所が多いという。
ですから、お月さん、拝めないかなという感じが致しますが。
なので少しでも中秋の名月の気分に浸って頂くというアレなので。
ちょうどリクエスト、青森県十和田市、M.Sさん。
『20歳代にはビッグ・ウェーブとカム・アロング2のカセットアルバムを運転しながら聴いていました。
よくまあ、この年まで達郎ファンであったと、冷めやすく飽きっぽい自分が・・・
やはり達郎サウンドが自分になじむ、心地良い、何年も経っても・・
50歳代になり八戸でのコンサートに行った時、隣の席に札幌から来た女の子がいました。
函館、秋田、八戸とツアーを同行するようにチケットを手に入れたとか。
大都市のコンサート会場よりローカルな会場がよいですと言っていました。
リクエスト曲「永遠のフルムーン」』
なかなか通なお客さんが隣にいて、いいですね。
「永遠のフルムーン」、私の1979年のアルバム『MOONGLOW』に収録されておりますが。
今日は、1981年3月11日、六本木ピットインでのライブで。
アルバム『MOONGLOW』は2002年にリマスターした時のボーナストラックに入っておりますが。
28歳の時のライブなので、勢いばっかし!
ライブまで、あと2週間足らずでございますので、ライブバージョンでお聴きを頂きましょう。
♪ 永遠の FULL MOON[ライブ-Live Version-]/山下達郎
~ CM ~
♪ 悲しきジプシー占い (MONO)/ルー・クリスティ
◎キャデラックス
達郎氏:
ルーレット・レーベルというアメリカのレーベル。
EMIが持っておりましたが。
色んなレーベル吸収しましてですね。
巨大なレーベルでございます。
特に50年代から60年代のドゥー・ワップ、ロックン・ロールのカタログがものすごく、ございます。
ゴーン、エンド、マラ、様々なそうしたレーベル、ドゥー・ワップの名曲、たくさん埋もれておりますけれども。
ジュビリーが来ましてですね。
ジュビリーといえば、キャデラックス!
私の大好きなキャデラックス!
ニューヨーク・ドゥー・ワップを代表するキャデラックス。
キャデラックスのファーストLP『THE FABULOUS CADILLACS』
私、これは「サーカスタウン」のアルバムの時に、1976年にですねヴィレッジのハウス・オブ・オールディーズという中古屋の殿堂みたいな所があるんですけども、そこで、この『THE FABULOUS CADILLACS』、50ドルだったですね。
ドルが300円の時に50ドルですから。
その時、2000ドルしか持っていけません。
全財産あれ・・そのうちの50ドルですから。
15分考えましたけども・・・
買いました!
で、今回の8月26日リイシュー。
『THE FABULOUS CADILLACS』のジャケット写真は私のアルバムから一番コンディションがいいので、ここからプリントして使われております!
という訳でキャデラックスのファースト・アルバム『THE FABULOUS CADILLACS』
A面の一曲目に入っております。
これ、僕、高校の時にジム・ピューターズ・ショウというFENのジム・ピューターズ・ショウというオールディーズのDJが、有名な人がいますが。
この人の「R&B グループ・スペシャル」、これの1曲目がこの「ズーム」でございます。
これで泥沼のようにドゥーワップにハマったという(笑)
♪ ズーム (MONO)/キャディラックス
♪ ユー・アー (MONO)/キャディラックス
♪ フールズ・フォール・イン・ラヴ (MONO)/ドリフターズ
♪ アドラブル (MONO)/ドリフターズ
~ CM ~
◎24年目
達郎氏:
来週から新年度でございます。
思い起こせば1992年の10月からサンデーソングブック、その時はサタデーソングブックで土曜日にやっておりましたが。
そこからスタートいたしまして。
丸23年でございます。
来週、10月4日から24年目に入ります。
引き続きのご愛顧、何卒宜しくお願い申し上げますが。
◎リスナーからのお便り(沖縄県浦添市のO.Jさん)
『質問があります。
今月いっぱい、または年内で終了するかもしれないという噂が一部で出てるそうですが、終了するって本当ですか?教えて下さい。
それでは、また葉書送ります。』
達郎氏:
よく判りませんがですね。
終わりませんよ!(笑)
だれが終わるって、誰か終わらせたいヤツがいるんですかね。
だいだい、終わる場合はひと月くらい前から申し上げますからですね。
実は来週終わります、なんて、そういう事はやりませんから!
だいたい、それで、これ9月14日の消印になっておりますがですね。
それでは、また葉書送りますって、終わる番組に言うセリフじゃないですよ、それ。
って、突っ込んだりしながらですね。
◎来週
達郎氏:
というわけで来週は新年度でございまして、リクエスト特集お送りしたいと思います。
ツアーが始まりますと、リクエスト特集、結構やって、みなさんに助けて頂くことになります。
皆様のリクエスト、それからお便りが、ツアーの途中の番組作りの大きな助けとなりますので、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。
102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係
◎リスナーからのお便り(世田谷区のN.Yさん)
『最近じっくりと月を見たことが、おありでしょうか?
私の気のせいかもしれませんが、以前ははっきりとウサギの餅つきが見えたものですが、ここ1年ほどは、よく判らないようです。
山下さんは如何でしょうか』
達郎氏:
ただ単に、目が悪くなったんじゃないでしょうかね。
私でも、ちっちゃい時から、ウサギの餅つきって、どう見ても、そう見えないんですよね。
見ようと思っても、全然見えないんで、どうしてでしょうね。
♪ フォー・イン・ザ・フロア (MONO)/シャット・ダウンズ
♪ スーパー・ホーク (MONO)/ジェイ&ザ・デルタス
♪ スケート・ボード (MONO)/サイドウォーク・サーファーズ
◎エンディング
達郎氏:
てなわけで(笑)、すげぇ大急ぎで、やって参りました(笑)
でも、サーフィン・ホット・ロッド・コンピレーション「Warner Surfin’ & Hot Rod Nuggets SHE RIDES WITH ME」 これはほんとにお薦めでございます。
今日の最後はこれ。
1961年シャドウズのファーストアルバムから「ニヴラム」
ご清聴ありがとうございました。
♪ ニヴラム/ザ・シャドウズ
今週のオンエア曲
14:05 永遠の FULL MOON[ライブ-Live Version-]/山下達郎
14:12 悲しきジプシー占い (MONO)/ルー・クリスティ
14:16 ズーム (MONO)/キャディラックス
14:19 ユー・アー (MONO)/キャディラックス
14:23 フールズ・フォール・イン・ラヴ (MONO)/ドリフターズ
14:26 アドラブル (MONO)/ドリフターズ
14:35 フォー・イン・ザ・フロア (MONO)/シャット・ダウンズ
14:37 スーパー・ホーク (MONO)/ジェイ&ザ・デルタス
14:40 スケート・ボード (MONO)/サイドウォーク・サーファーズ
14:44 ニヴラム/ザ・シャドウズ
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