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山下達郎さん サンデーソングブック2025年10月19日『「アルチザン」アナログ盤・カセットテープ再発記念』(#1723)

サンデーソングブック未分類
アルチザン再発記念

福岡市内、週末から曇り、小雨・・・
気温も下がってきました。

名盤『ARTISAN』の解説、楽しかった!

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

皆さん、こんにちは。ご機嫌いかがでしょうか。山下達郎です。
毎週日曜日午後2時からの55分間は、私、山下達郎がお送りいたします、楽天カードサンデーソングブックの時間であります。
東京FMをキーステーションといたしまして、JFN全国38局ネットでお届けしております。

10月半ば過ぎました。
今日は前倒しなので、天気とか全然わかりません。

NHKホール15日、16日、先週。
うまくいってるはずです。
前倒しです。

今週は堺へまいります。
大阪フェニーチェ堺 大ホール。
これ、いいホールなんです、新しくて。

そんなこと言ったら、キョードー関西がですね、すぐスケジュールを入れてしまうと。
10月22、23、水、木と。
お待ち申し上げてます。

番組の方ですが。
ずっと申し上げておりますが
10月22日、今週の水曜日、私の1991年6月18日発売されましたアルバム『ARTISAN』
これがアナログとカセットで再発されます。
ここのとこずっとムーンレコードのカタログ
メロディーズ、ビッグウェイブ、ポケットミュージック、僕の中の少年。
やってまいりました。
『ARTISAN』までたどり着きました。

『ARTISAN』の時代は、もうすでにアナログが滅びてしまって、アナログが出ませんでした。
2021年に『ARTISAN』アナログで再発しましたけど、それはもう重量盤って言いますか、音質重視の2枚組。
トータルタイム測りましたら、なんとか1枚で入るなと。
じゃあ、普通の1枚もののやつで出してみようと。

こうなってくると道楽に近いってことがバレますけれども。
ですので今週発売されますアナログ盤、カセット盤の『ARTISAN』。
これの思い出話などをですね、いつものように申し上げていきたいと思います。

本日は日曜の午後のひととき、私の91年、もう34年・・のアルバム『ARTISAN』。
職人というタイトルのアルバム。
これの解説をさせていただきたいと思います。
お知らせを挟んで早速始めます。

~ CM ~

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「10」の節目と90年代の音作り

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック。
というわけ1991年の私のアルバム。
これでオリジナルアルバムは通算10枚目になります『ARTISAN』。

私その頃に、いつも・・あの・・思っていたことが、
大体デビューしてからですね、作品というのが、
アルバムでしたら10枚目、いわゆる10作目ですね。
それからキャリアは10年目、
それから作曲が100曲目というですね、

10作目10年目100曲目という、そういう節目が結構やっぱり、分岐点かなっていう。
そういうようなことをですね、考えておりまして。

38歳になりましたので、当時のやっぱりミュージックシーンから行きますと40に向かっていくとだんだんやっぱりそのですね、ロック系の音楽は若い音楽ですので、だんだんやっぱりこう、年をとってくると、だんだん何て言いますか、シーンからだんだんこう、乖離していくという。

そういうような、私に限らずですね、みんなそういうことを考えながら作る年代になってきます。
そういう時に何を作るかという(笑)。

ちょうど、80年代、デジタルレコーディング、それからコンピューターミュージックというですね、劇的な変化があったのが、それと色々こうですね、格闘していった結果、色々、そういうのがプラスに働くような感じに動き出しました。

それが90年代の頭のところでありますて。そんな中で作ったアルバムです。
ほとんど一人で作ってるというですね、そういうのを、まあ、お話ししつつ。

再現不能、奇跡の音圧/アトムの子

達郎氏:

1989年に、手塚治虫さんが亡くなりました。
日本の漫画界のですね、最高峰の方でありました。

ふと思いまして、私やっぱり鉄腕アトムの世代なので
鉄腕アトムの単行本を買ったんですよね。
読んでいくうちに、あまりに鮮明に覚えてるんです。いろんなコマとかですね、セリフとか。
それまあ、そういう自分に驚いて、
ふとですね、我々はやっぱりアトムの子供だろう。
アトムの子という発想が生まれて。

それがちょうど『ARTISAN』の最終段階のレコーディングだったんですけども。
10日でレコーディングしてですね、徹夜徹夜で作って、
このアルバムの1曲目に入れました。

非常に抽象的なサウンドなんですが、このアルバム『ARTISAN』の顔になりました。
1曲目、アトムの子。

♪ アトムの子 / 山下達郎

アルバム『ARTISAN』、1曲目のアトムの子。

いわゆる連帯とか強調とかを歌った歌で。
今の時代の、敵対とか攻撃とかとは全く真逆のメッセージでありますけれども。

このアトムの子のミックスがですね、誇張ではなくて奇跡みたいにできたミックスで。
これと同じものをリミックスを何回試みても、この音圧が出ないんですよ。
もう、ある瞬間のミックスの、そういうジャングルビートの奇跡といいましょうか、そういうものなのでした。

ちょうどリクエストいただいておりますのが浜松市の S.E. さん。

『サンソン33年おめでとうございます。まだまだ続けてください。』

広島市の超常連の S.M. さん。
長野県は上田市 M.N. さん。
新潟県新発田市 O.T. さん超常連の方。

アーティストではなく職人『ARTISAN』

達郎氏:

『ARTISAN』というアルバムのタイトルはですね、職人という意味
まあ、アーティストというものじゃなくて、『ARTISAN』、職人。
芸術家じゃなくて職人だというですね。

なんでこういうタイトルつけたかというとですね、この時代こうして音楽業界でですね、そういうミュージシャンのことをアーティストというですね、呼ぶような風潮が始まって、それがすごく私嫌でですね。

自分はアーティストじゃないと。
僕たちアーティストは・・みたいな、そういうのがすごく嫌いで。

じゃあ、私はアーティストじゃなくて『ARTISAN』だという。
そういうような、

元々そうした芸術家とかそういうようなものよりも市井の職人と言いましょうか、そういうこうひたすらこの道に何十年みたいな、そういう人の仕事ってものすごく憧れてた、私自身が祖父が職工だったりしますのでですね。

そういうような、職人芸というものにものすごく憧れていたのそうした『ARTISAN』という言葉に魅力が感じまして、そういうタイトルにしました。

ジュブナイルとモラトリアムの終焉/さよなら夏の日

達郎氏:

2曲目はこれシングルカットされましたけれども、さよなら夏の日。
これもまあ、今でもライブでやっておなじみの1曲ですけれど。

前作『僕の中の少年』でもテーマが出ましたけれども
自分が大人になっていくというですね、そういうジュブナイル(juvenile)の時代からだんだん大人になって、モラトリアムから外れていくという、そういうようなものに対する考えを歌った歌であります。

舞台は豊島園のプール豊島園のプールにですね、ガールフレンドと行ったら夕立ちが降ってきて、そういう経験をすごく美化して歌った歌です。
さよなら夏の日。

♪ さよなら夏の日 / 山下達郎

流行に背を向けた音作り/さよなら夏の日

達郎氏:

アルバム2曲目、さよなら夏の日。
今聴きますと、本当に、流行に全く背を向けたですね、80年代から90年代にかけて、
例えばレコーディングで使われたゲート・リバーブとかですね、そういうものほとんど、使わないで通しました。

ドラムループもほとんどその頃は使っておりませんですね。
そういう意味では
本当に1人データを打ち込んコンピューターの音作って、録音して毎日ですね、朝から晩までやっていた。そういう思い出があります。

このさよなら夏の日も、人間が演奏してるのはほとんどなくて、全部コンピューターの打ち込みやっております。
そういう1曲ですが、34年前の感じがしないのは、自分がまだライブでやってるからですね。ええ。

難波弘之の絶品ピアノソロ/ ターナーの汽罐車

達郎氏:

3曲目ですが「ターナーの汽罐車」
これも変な曲でですね。

この頃はもうバブルの時代で
ライブ、外タレのライブというのが盛んに行われて
しかも要するにホールじゃなくて、なんていいましょうか、こう、パブとかですね、そういうところでライブがやられてて

ドラマティックスのライブを見に行ったんですよね。
それでカフェバーとか、わぁ、懐かしい。

そういうところへ、行っておりましたら、
そのトイレに続くこう暗がりのところでですね、女の子がしゃがんでですね、顔を覆って泣いてるんですよね。多分男の子とトラブったんだと思いますけども。
それがすごく結構印象になって。

それでパッと思い付いたのが、そうした男女の倦怠という。
それの小道具として出てくるのが、イギリスの風景画家のターナーという、人で
この人の代表作に「雨、蒸気、速力 グレート・ウェスタン鉄道」
Rain, Steam and Speed – The Great Western Railwayという、
1844年の作品ですが
これがそこの、カフェバーに飾ってあるという、そういう想定で作った曲です。

本当にこのほとんど全部、一人きりだったんですけども。

難波くんがアコースティックピアノ弾いてくれてるのが、結構たくさん入っております。難波くんが一番、私以外では登場が多いんですけど。

この ターナーの汽罐車はピアノソロを弾いてくれていますが。
素晴らしい、ピアノのソロであります。
こういう難波くんのソロはですね、もう完全に自家薬籠中のという、そういうものでございます。

生ピアノはコンピューターではこの時代は再現が、ほとんど追いつかなかったの生ピアノは本物を使っているという。ターナーの機関車。

♪ ターナーの汽罐車 -Turner’s Steamroller- / 山下達郎

アルバム3曲目、 ターナーの汽罐車でございます。

元々ドラマーなのドラムの打ち込みっていうのは結構、自分で好きでやっておりますが、この時代はローランドのD-110っていうですね、音源モジュールがありまして、これは本当に優れた、機械で
これをフルに導入してですね、作っております。

ターナーの機関車、リクエストくださいましたのが、北九州市の超常連の、いつもO.S. さん。

『達郎さんのライブを初めて見たのが長男がお腹の中にいた時音に合わせてお腹の中で足とか手とかを動かしていた長男はもう33歳。それを思うとサンソンすごい。』

こういうお便り多いんです、最近。

岐阜市の超常連の M.Y. さんは、

『達郎さんの数あるアルバムの中で特に大お気に入りの『ARTISAN』特集、楽しみにしています。』

福岡県は直方市の超常連の M.S. さん。
仙台市の超常連の K.Y. さん。
他たくさんいただきました。
ありがとうございます。

逃げ口上「友達でいましょう」/片想い

達郎氏:

4曲目は「片想い」という、これもヘンテコな曲ですけれども。

若い頃はですね、女の子が、やっぱり、こう・・・色々口説かれてですね、逃げ口上として「私たち友達でいましょ!」そういう・・

山岸くんも同じだと思いますね、ええ。
そういう、それがテーマです(笑)
片思いの歌です。はい。

♪  片想い / 山下達郎

アルバム4曲目は「片想い」
もう34年こればっかり(笑)。

一音ずつ打ち込んだ90年代

達郎氏:

本当にこの時代は、全部1人の、毎日毎日ですね。
ですけど、今みたいにこう音を同時に鳴らすという機能がまだ不足していたので
例えばハイハットを入れて、ええっと、スネアを入れて、ベースドラムを入れてみたいなことやるんですけど。

それが全部バラバラに1個ずつ入れてかなきゃなんないまだ時代で。
それ例えばテンポが気に入らないと、翌日にまた全部消してやり直すっていうですね、延々とそういう、あれで。

ヘッドホンをとか、1日8時間ぐらいつけていたら、なんか上の方がだんだん擦り切れてきたりして、そういう(笑)

今はだからもう本当にそういう以外に一人きりで全部やる体力とか気力っていうのがですね、今はもうありませんで。
ないことはないんですけども、ハードウェアが全然違っちゃったんですよね。

昔、例えばファミリーコンピュータでしたら、昔のファミリーコンピュータは音が4つしか出ません。フォーボイス。それから色が16色だったんですけど。

それがもう90年代終わりになりますと、256音1670万色?
今もっと多いでしょうね。
ですから、こうソフト作るだけでもやっぱりああいうスーファミとかのソフト作るだけでも膨大な時間がかかるっていう。

音楽も同じで(笑)
今こういうことを1人っきりでやろうと思ったらとってももう、死んじゃうので(笑)
今はパートナーに協力してやってもらっております。

アナログLPでこそ聴いてほしい一曲/ TOKYO’S A LONELY TOWN

達郎氏:

アルバム5曲目に入っておりますのが、カバーバージョンです。
トーキョーズ・ア・ロンリー・タウンっていう。
元々はトレイドウィンズというグループの1965年のヒットソングなんですが
ニューヨークズ・ア・ロンリー・タウン。
ニューヨークは寂しい街だと。
これの替え歌です。

これを作ってるチームは、ピーター・アンダースとビニー・ポンシアという作曲家のチームでありまして。
この人たちがスタジオトレイドウィンズというペンネームでレコーディングした曲であります。

これをですね、70年代に入りまして、イギリスのデイブ・エドモンズがですね、ロンドンズ・ア・ロンリー・タウンていうタイトルで、ロンドンに置き換えて、レコーディングしまして。

じゃあ私も作ってみようと(笑)
トーキョーズ・ア・ロンリー・タウンていう具合に、どんどん、どんどん変わっていくという。

これもこの時代はデジタルレコーディングなん生ドラムだと、いまいち雰囲気が出ないのこれも、全部デジタルコンピューターでやっておりますけども。

CDだとちょっとですね、やっぱりその奥が、不満なんですけども、
今回アナログにして、みたんですけど、アナログLPだとですね、
結構いい感じに聞こえますので、ぜひアナログでどうぞ。
トーキョーズ・ア・ロンリー・タウン。

♪  TOKYO’S A LONELY TOWN / 山下達郎

トーキョーズ・ア・ロンリー・タウン。
ジェフリー・フォスケットにこのトラック褒めてもらって、すごくうれしかったです(笑)。
このトーキョーズ・ア・ロンリー・タウン、

市川市の T. さん。
『10月8日は誕生日ですが誰も祝ってくれません』
と。おめでとうございます。

A面B面の境目に置かれた「ヒューマン」

達郎氏:

今回アナログ盤ですのでA面とB面になりますが、
A面の終わりが、CDでのトラック6トラック目、
ヒューマンというですね、
当時の全日空のCMで使った、ちょっとアカペラチックなトラックに、ピアノの弾き語りを加えて、レコード用に、エディットしました。

♪  飛遊人 -Human- / 山下達郎

この『ARTISAN』というアルバムは、アナログが出ない初めての作品なので。
やっぱり、それでもまだアナログのそのA面、B面という、その、なんて言うか、切り替えにこだわっていたので。
そこの境目として、そのなんか1曲欲しいというのこれを入れました。

今回発売されるアルバム『ARTISAN』は、これでA面の終わりこの次がB面になります。
本日もここでお知らせです。
山下達郎サンデーソングブック、アルバム『ARTISAN』の特集でお届けしております。

~ CM ~

唯一の一発録り「SPLENDOR」

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
アルバム『ARTISAN』
34年前の私の作品ですが

今週22日にアナログ盤とカセットで再発をされます。

アナログ盤は2021年に1回再発されましたが、その時は音質重視の2枚組で。
今回は1枚ものでお求めやすくなっております。

CD7曲目ですが、先ほども申し上げましたみたいにアナログへのまた郷愁が残っておりますので、これがB面の1曲目というつもりでですね、書いた作品であります。
スプレンダー。
これ1曲、このアルバムで唯一ですね、生リズム。
全員生リズムで、しかも一発録りで録ってるというあれです。

昔から星が好きで、プラネタリウムとか、見ていたんですが
ですのまあ、山とか行くと
星眺めてですね、空見てると、なんか空からなんか降りてくる、そういう幻影があります。
未知との遭遇の世界ですね。
そういうことを歌にしたくて作った、歌であります。

このアルバムはですね、ギターソロが4曲入ってやってるんですけども、全部自分で弾いてるというですね、そんなアルバム他にありません。恥ずかしながらという。

でも、自分で結構好きな曲なんですけど、なかなかライブで再現が難しい1曲です。
スプレンダー。

♪  SPLENDOR / 山下達郎

B面1曲目、スプレンダーでございます。

「魔法の微笑み」制作意図

達郎氏:

どんどんまいりますが。
この次は、いわゆるモータウンビートですが。

モータウンに影響されて、60年代はニューヨークとかフィラデルフィアでこういうビートがたくさん使われまして。
そっちの方が私なんかはですね、リアルタイムで聞いてましたのロックもそっちの方が良かったりするのそういう、曲を書きたいなと思って作りましが。

これを生楽器でやるとですね、なんか、やっぱり時代がかった、そういう、わりとポピピュラーなパターンなので。フォーミュラって言いましょうか。
そういうパターンなのなんかちょっとこう古くさくなる。
ですの全面的にコンピューターミュージックで展開しているという。
ですが、さっきと同じで
生ピアノはやっぱり生じゃないとダメなの難波くんにお願いしている。
マイティ・スマイル(魔法のほほえみ)。

♪ MIGHTY SMILE(魔法の微笑み) / 山下達郎

マイティ・スマイル(魔法のほほえみ)。
それでB面3曲目
CD9曲目

メディアのインチキさを歌に/QUEEN OF HYPE BLUES

達郎氏:

この時代、使っていたシンセのモジュールをいろいろといじくっておりましてですね、変な音が作れたので、それでなんか考えようと思って、じゃあファンクやってみようかと。
それ作った、1曲であります。

最近は「オールドメディア」とかですね、「メディアの嘘」とかそういうような話題になっておりますが。

メディアのインチキさなんて昔から変わりませんからですね
この時代だと、もう全然バブル全盛期ですから、やっぱりそのプロパガンダって言いましょうか、誇大広告って言いましょうか、そういうもののやっぱりそのすさまじさっていうのは、もう昭和の終わりっていう、そういう感じででありました。

なので、そういうようなことを題材にしてですね
やらせの、ハイプ。偽物。
Queen Of Hype というタイトルでつくりました。

これ、結構気に入ってるんですけど(笑)
時々こういうのがですね、昔のヘイ・リポーターとかそういうの、そういう、音がそういう音なので、それにどういう題材をつけようかっていう、わりと、1人で打ち込ん一生懸命やったので、結構気に入ったトラックであります。

♪ QUEEN OF HYPE BLUES / 山下達郎

まあ遊びの世界ですけど、Queen Of Hype Blues。
ちょっと音を詰め込みすぎっていう(笑)
大いに反省してますね。

異色の作家性と歌唱の難しさ/ENDLESS GAME

達郎氏:

ええっと、このアルバムは1991年のアルバムですけれども
前年、1990年に先行シングルとして発売されましたのが、エンドレス・ゲームというこの次の曲ですけども。

連城三紀彦さんの1989年の小説『飾り火』
これをドラマ化しました『誘惑』というドラマ、
これの主題歌としてですね、発売されました。

篠ひろ子さん、林隆三さん、紺野美沙子さん、宇都宮隆さん、TMネットワークですね。
これもうドロドロの愛憎ドラマでありましてですね、

どうしようかなと。
作った曲がこのエンドレス・ゲームという曲で。
私としてはちょっと異色なですね、作家性がまた出てしまったという。

これ作ったはいいんですけど、歌う時がこれが、
私、声 明るいのでですね、
なんかこう、沈んだ感じにならないんですよね。

しょうがないから下向いて、なんか、いろんなこと試しましたけど、
歌うのが、歌うのがとても大変だったという、その思い出がありますが。

でもドラマの打ち上げで皆さんとですね、色々、お話できて、
特に脚本の荒井晴彦 さん、私好きなので。
とても、有意義なですね、打ち上げが、それがすごく思い出として、いい思い出として残っております。

リクエストいただいております、
岡山市の K.N.さん、超常連。
埼玉県鴻巣市 F.M. さん、最近よく読まれますね。
超常連連中の超常連、荒川区のT.S.さん、狙ってきてるね~。

1990年のシングル、エンドレス・ゲーム。

♪ ENDLESS GAME / 山下達郎

~ CM ~

クロージング/Groovin’

♪ Groovin’ / 山下達郎

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック。
今週水曜日22日発売になりますアルバム『ARTISAN』再発。
アナログ盤とカセットの再発の特集でございましたが。

あれ?1曲足んないじゃないか。
このサンデーソングブックのエンディングテーマ、このGroovin’、ヤング・ラスカルズのヒットソングのカバーですけれども。
これがサンデーソングブックのエンディングテーマとして使われましたのが、1994年の4月からでございます。

ですの31年間このサンデーソングブックのエンディングテーマとして使われているこのGroovin’は、『ARTISAN』のラストソングであったわけでございます。めでたしめでたし。

というわけ来週はまた恐怖の聴取率なので、ひとつライブで『ARTISAN』。
何が飛び出しますか、お楽しみに。

というわけアルバム『ARTISAN』、アナログ、カセット再発、今週水曜、よろしくお願いします。

山下達郎サンデーソングブック、
来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんご機嫌よう、さよなら。

今週のオンエア曲

14:06 アトムの子 / 山下達郎
14:12 さよなら夏の日 / 山下達郎
14:15 ターナーの汽罐車 -Turner’s Steamroller- / 山下達郎
14:20 片想い / 山下達郎
14:26 TOKYO’S A LONELY TOWN / 山下達郎
14:28 飛遊人 -Human- / 山下達郎
14:33 SPLENDOR / 山下達郎
14:37 MIGHTY SMILE(魔法の微笑み) / 山下達郎
14:41 QUEEN OF HYPE BLUES / 山下達郎
14:44 ENDLESS GAME / 山下達郎
14:50 Groovin’ / 山下達郎

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