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山下達郎さん サンデーソングブック 2010年12月26日「年忘れ 夫婦放談 Part2」

山下達郎さん サンデーソングブック 2010年12月26日「年忘れ 夫婦放談 Part2」

長崎は朝から雪が降って、山沿いはちょっと積雪。
寒い一日でした。

サンデーソングブックのオンエアの内容を、ちょいとテキスト化してみました。
誤字脱字はご容赦のほどを!

達郎さんから”この10年で変わったこと”に対していくつかコメントありました。

「割と苦労してきた」
「だからもう、ほんとに、還暦あと何年でしょ。
だから、あと何年できるかみたいな世界になってくると、なんてのかなぁ、もう、ほんとに世の中変わるもんだって、痛感して。」
「残りがもう、あとどれ位か判んないけど、ここから先は、あがいてもしょうがない。」
「物事、発想変えて、後ろ振り返らないように、と。」

いろんな世の中の移り変わり(技術的にも、ソフト的にも)に対して、自分の知識や経験がついていってない事に気付く時、「肯定的に考える」姿勢に切り替えた達郎氏。

内田樹先生風に言えば「”知らない”って事を知っている」っていう風に、自分の身の丈を知るって事なんでしょうね、きっと。

◎ 冒頭

達郎氏:

2010年も最後の日曜日でございます。
あと数日、一週間たらずで2011年でございます。
早いものでございます。

サンデーソングブック、今年最後のオンエアでございます。
この一年、ご愛顧頂きまして、まことに有難うございました。
また、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。

去年から今年にかけて類を見ない忙しさでございました。
お陰さまで、さんざっぱら働かせて頂きました。
来年もこの調子で、頑張っていきたいと思っております。

お陰さまで体も壊さずに何とか、年末まで乗りきれそうですが、でも、まだ年末まで締め切りが一本残っておりまして(笑)、ミックスダウンが一本残っておりますので、今頃ウンウンやっております。

先週今週は毎年恒例「年忘れ夫婦放談」。
竹内まりやさんをゲストに毎年の恒例でございますが、今年は竹内まりやさん、スーベニール・アゲインのライブ、大阪城ホールのライブを前にしての前録ですので、緊張感がありますので。

私もそういう訳でライブをぬって自分の作品のレコーディングをやっておりますので、今日は、ほんとは前倒しで放送してる、ですので大阪城ホール、無事に終わってるはずでございます。

今日は、その話題が触れられないのが、ちょっと残念ではございますが。
その分いろいろとまた、皆さまに頂いたリクエスト、お便りに助けられつつ、今日もいってみたいと思います。

今年最後のサンデーソングブック。
「年忘れ夫婦放談」、今年も竹内まりやさんゲストです。

まりやさん:

こんにちは、よろしくお願いします。

達郎氏:

てな訳で、終わってるっていう事にして・・・

まりやさん:

ほんとに皆さん、お越しいただいて有難うございました。
皆さんの声援に支えられて4日間やれたなという、そういう気がしております。
ありがとうございます。

達郎氏:

なので、今日は武道館関係のお便りも随分頂いておりますので、それを中心にしつつ、
またリクエストも沢山頂いております。

今年は結構、いろんな自分の作品、あなたの作品、カバーもの、いろいろ出ましたので、そういうので埋められるという珍しい夫婦放談のパターンですね。

いろいろと皆さんから頂いたリクエスト踏まえつつ、おたより紹介しつつ、今年最後のサンデーソングブック、張り切ってやって参りたいと思います。

竹内まりやさんゲストに「年忘れ夫婦放談 Part2」でございます。
私はホントに、今年よく働きましてですね、

まりやさん:

新曲も一杯出しましたもんね。

達郎氏:

特に去年、今年はですね、素晴らしい映画作品のオファーを頂きまして、去年は”サマー・ウォーズ”というアニメで、今年は”てぃだかんかん”という沖縄のサンゴの養殖に命をかけた方の映画を岡村隆史さんの主演で映画化されました”てぃだかんかん”。

これの主題歌で”希望という名の光”を作りましてシングルで出しましたが、先日ですね、私、岡村さんから直筆のお便りを頂きまして、無事に体調が回復されたという、嬉しいお便り。

まりやさん:

ほんとに、ありがとうございます。

達郎氏:

サザンの桑田佳祐さんも順調に回復されているということで、間もなく復帰かなという感じでございます!

まりやさん:

おめでとうございます。

◎リスナーからのお便り(堺市のM.Sさん)

『今年最後のオンエアですが、クリスマスも終わったので今年一番励まされた「希望という名の光」をリクエストします。今年は私が体調を崩してしまい、そばから休職してしまい11月末に退職してしまいました。
そんな中、体調が回復し仕事探しを行った結果、来年正月明けから新天地で働くことになりました。
働けることに感謝して、その気持ちを忘れず、この曲に励まされたことを忘れず、頑張っていきたいです。』

達郎氏:

えぇ、皆さんも色々と大変な時代でございますが。
私のリスナーの方は、わりと30代、40代の方多いので、体調が変わる、それから生活も変わる、そういう色んな事がございますので、是非頑張ってやって頂きたいと思います。

いろいろな意味を込めまして。

◎リスナ―のお便り (横浜市のM.Aさん 26歳)

10月26日の神奈川県民ホールにいらっしゃったそうです。

『一緒に身に来た母親は、桑田佳祐さん、原由子さんの花を見て感動していました。
母親はサザンオールスターズの大ファンで写真を撮っていました』

達郎氏:

そういう訳で、今年の私のシングルから、今年最後のサンデーソングブック”希望という名の光”

◎ 番組の仕切りは全て達郎氏です

達郎氏:

山下達郎がお送りいたしておりますジャックスカード、サンデーソングブック。
毎年恒例の、竹内まりやさんをゲストに年忘れ夫婦放談。

珍しく私、活発に活動しましたので。

まりやさん:

でも”希望という名の光”も”街物語”も今回の達郎のライブで何回も聴いてたけども、達郎のライブが凄いたてこんだスケジュールで・・・

達郎氏:

それは、自分のスケジュールもあるからさ。

まりやさん:

そうかな・・・んん~。
でもなんか随分この2曲で、結構ウルウルしてた自分を思い出されますね。
いいライブでした。

達郎氏:

で、ええと、先ほども申し上げましたが、先週終わった大阪城ホールのライブがありますので、番組前倒しでやらざるを得ないので、直前の収録でございます。
なるべく、本人、話させないように、っていうアレなので。

先週に引き続きまして全ての仕切りは私がやっております。
なので「棚つか+竹内まりや」みたいな、今日はそういう感じでございます。

まりやさん:

ハガキのセレクトは全部達郎さんです。

達郎氏:

ハイ。
でもライブ関係のお便り、たくさん頂いております。

あっ、そうだ!
”街物語”たくさんリクエスト頂いております。
札幌市のY.Kさん
名古屋市のI.Mさん
ありがとうございます。

でですね、ご質問たくさんあるんですが、観た方の質問って、例えば衣装の話とか、構成の話とか、ご覧になってない方、何のことか判らないので、一方的な話が面白いんですよ!

お便りはね!

◎リスナーのお便り(府中市 F.Tさん)

『先日は素敵な夜をプレゼントして頂き、ありがとうございました。
ライブで涙したのは三度目。
数年前のポールマッカートニー、昨年のサイモ&ガーファンクル。
年のせいで涙線が緩んできているのでしょうか。』

達郎氏:

えぇ、それから延々と色んな事が書かれてありますが、

『家に帰り、パンフを娘に見せた時の一言。
”まりやさんって若い時よりも今の方が綺麗だね”
これって褒め言葉なんでしょうか?』

達郎氏:

これ、なかなかウケましたね!

まりやさん:

ありがとうございます。

達郎氏:

えぇ、あとね、これが面白い!

◎リスナーのお便り(埼玉県 A.Nさん)

『武道館ライブ、お疲れ様でした。
主人が初日、私が二日目と、交代で参加させて頂いたのですが、初日にステージサイドで見ていた主人が帰宅するや否や”まりやーって手を振ったら振り返ってくれた”と大興奮で話すではありませんか!
私は、

①呼び捨ては大変失礼だ!
②大勢に手を振っただけで、あなただけではない!

と説明して落ち着かせようとしましたが、無理でした。
この場を借りて呼び捨ててしまった事をお詫びさせてください。
すいませんでした。

ライブの日は、まるで子供のような主人でしたが、まりやさんの御主人も子供みたいだと思う事はありますか?

まりやさん:

(笑)しょっちゅう思ってます。

でも、手を振ってくださったんで、思わず私も手を振り返すっていうことは、しょっちゅうしてますから。
たぶん目は合ってるはずですよ。

達郎氏:

ホントかよ(笑)

まりやさん:

ほんと!
良く見えるんですよ、武道館って、客席が。

達郎氏:

なるほど。

まりやさん:

特に2階とか3階でも、目が合うと、手を振れる・・・・

達郎氏:

意外と近いんですよね

まりやさん:

それで、グッときてしまったりも、するんですどね。
唄えなくなったりする・・・

達郎氏:

ふふふふ(笑)

◎ ウィスキーがお好きでしょ

達郎氏:

竹内まりやさんは今年は比較的レコ―ディグはゆるかったんですが、普段の活動とすると、ちょっと異色な企画モノの作品が出ました。
「ウィスキーがお好きでしょ」

まりやさん:

そうです。
これは、サントリーハイボールのコマーシャルですけれども。

あたしの先輩の、それこそ一緒に共演したBOXの杉真理さんの作曲です。

達郎氏:

たくさんリクエスト来ておりますが、

「私はまりやさんの歌の影響もあり、最近はウィスキーがお好きです。
富山でもウィスキーを醸造してる酒造さんを主人が見つけ、一升瓶で購入。お湯割りで頂いてます」

まりやさん:

お湯割りで・・・
あたし、この間ね、ホットワインって初めて飲んだんだけど、結構おいしいね。

ウィスキーと関係ないけど、ごめんね。

達郎氏:

クククク(笑)

◎リスナーのお便り(兵庫県姫路市はM.Sさん)

『ウィスキーはお好きでしょ。 ハイ好きです。』

達郎氏:

フフフフ(笑)

お便り:

『もう少し喋りましょ。良いですねなどとグラス片手にやっておりますと、我妻は”ビールにウィスキ、いろいろ飲むにも、お酒があってイイネェ”と言ってくれます。』

ええ、最近酒がらみのお便り多いですね。

◎ リスナーの質問 ライブ選曲(熊本市のO.Iさん、中野区 O.Eさん、など)

達郎氏:

いろいろな方が、いろいろなご質問をやってますが、だいたい、ほぼですね、ベクトルが同じような感じなんですわ。熊本市のO.Iさん、中野区 O.Eさん、

『選曲は、まりやさん、お一人で行ったのしょうか』

まりやさん:

いいえ、達郎と相談して、やったんですよね。
実際にバンドリハをやってみて、候補曲があっても、それがライブにちょっと似合わないなって事になると却下して違うものにしたりとか。

試行錯誤をしましたね、結構。

達郎氏:

それなりにね。

まりやさん:

はい。

達郎氏:

リハーサル時間も結構ありましたから。

◎ メドレーは嫌い

お便り:

『曲目を選んだ時の基準があれば教えてください』

達郎氏:

まぁ、やりやすい曲だよね。

まりやさん:

やり易いと同時に、ライブでちゃんと届くような曲っていうかね。
どうしても、同期打ち込み中心の曲は、再現し難いっていうのもあるし。

ライブに似合わないってのもあるし。
泣く泣く、涙をのんで止めた曲も何曲かありましたし。

達郎氏:

まぁ、あのぉ、自分のでもそうだけど、初めは大体1.5倍くらいのアレを並べてみて、やっていって・・・。

まりやさん:

あと、テンポ感とかキーとかを考えて、じゃこれ入れてみようかって、実際にならしてみると、何か違うなって。

達郎氏:

1曲でやる時はAという曲がいいんだけど、2曲続けて一緒にやると、BとCの方がいいとか、そういうのが、たくさんあって、ファクターがね。

まりやさん:

実際に音出してみないと判んないっていうのがね・・・。
レコードでは判断できないから。

達郎氏:

毎年ツアーやってる訳ではないので、欲張るとダメなんですよ。
なんでも、そこで詰め込もうとするとね、かえって散漫になったりね、無理にしちゃったりすると、良くないんです。聴いてる方も疲れるから。

まりやさん:

私は逆に、メドレーでばぁーっと色んな曲も入れたらどうかっていう風に提案したけど、メドレーは良くないって・・・

達郎氏:

僕はメドレーが嫌いなんですよね。
バンマスの権限ですね。

僕は色んな人のライブを見に行くけど、特に外タレの人のキャリアのある人って必ずヒット曲をメドレーでやるんだけど、僕はアレ絶対承服できない!

まりやさん:

ああ、そう。
食い足りない感じになるの?

達郎氏:

それは、なんつったらいいかね・・・

曲っていうモノの持ってる起承転結ってものを犠牲にしてまでヒットソングをやる必要があるのかって。
僕の主義なので、それを違うって人もいるけどね。

僕は、僕自身がみたライブて、メドレーが続けば続くほ、だんだん冷めてくるんだよね。
そういう営業ショーは嫌いなんですよ。

まりやさん:

だけど、ピーチパイとセプテンバーのメドレーは凄いいい感じで繋がってるなって思って。

達郎氏:

あれ、考えたんだもん(笑)
でも、そうは言ったって、テレビサイズだからね!せめて。

まりやさん:

そんなに短くね、ワンコーラスづつって事ではないからね。

達郎氏:

テレビサイズを5曲、6曲と並べていくと、だんだん営業的になる。
あの、ラスベガスのショーになる。

まりやさん:

なるほどね。

達郎氏:

何度も、そういう経験あるからね。

◎ 「いのちの歌」

ええと、今回のライブはですね、一番最後に歌ったのがピアノの弾き語りで「いのちの歌」という。
もともとは茉奈佳奈さんに提供したシングルでカットしたですね、NHKの”だんだん”というドラマの

まりやさん:

朝ドラの”だんだん”の挿入歌だったんですけれども、その時点で茉奈佳奈さんがリリースされた時は、”Miyabi ”って作詞名にしていたので、私だって事は言ってなかったんですけど。

それは私のペンネームなので今回それを発表して、一人でこの曲を歌わせて頂きました。

達郎氏:

それに対する反響がたくさんありまして、まりやさんの唄う”いのちの歌”を聴かせてくれっていうお便りを頂いているんですが、このスケジュールなので、全くこの番組の今のスケジュールには、間に合わないって言いましょうか。

まりやさん:

いつかレコーディングできればと思ってるんですけど。

達郎氏:

今日の時点は不可能なので、今日は茉奈佳奈さんのバージョンの”いのちの歌”を聴いていただこうと。

まりやさん:

これ、凄い清らかな声でいいんですよ。二人の。

達郎氏:

これは、2009年、去年のリリースですね。

えぇ、まりやさんの”いのちの歌”たくさん来てます。

◎リスナーの質問(仙台市 S.Nさん13歳)

『私はまりやさんの大ファンで12月4日のライブに行きました。
素敵なまりやさんと生の歌声聴けて嬉しかったです。

質問ですが、まりやさん、ライブの時客席を見て、どう思っているのですか』

まりやさん:

ありがたいと思ってます。

すごい嬉しいんですよ。
一人ひとりのお顔を見たいなと思いながら、ずっと客席を見て。

お便り:

『私は前の方の席で双眼鏡で見ていたので、もしかして気付かれたのかなと思ってしましました』

まりやさん:

双眼鏡が一杯あるなってのは、何となく見てました。

◎ Miyabi

まりやさん:

たまたまナレーション録っている時に祇園のお客さんの雅堂の社長さんっていうページを開いてたのね。
で、なんかペンネーム付けて、竹内まりやが無い名前で書きたいわって言ってるとき、雅堂のMiyabiでいいわって、思いついて。

達郎氏:

あんちょくと言えばあんちょくですね!

まりやさん:

そんな感じですね。

◎ レコ―ディング

達郎氏:

夫婦放談始まって以来のタイトなスケジュールの中でやっておりましてですね。
私もタイト、彼女もタイトというですね、ダブル・タイトって良く判りませんが(笑)

いつもにも増して薄めのプログラムでございます。

「ウィスキーがお好きでしょ」に続いて新しくレコーディングしたのも、ちょっと企画性が強いんですけど。

まりやさん:

先日レコーディングしたのは、実はデビュー曲の「戻っておいで私の時間」っていうのは伊勢丹のCMソングだったんですけど、来年の1月2日から全国の伊勢丹店内でキャンペーンソングとして「戻っておいで私の時間 2011年バージョン」が流れる事になりましたので、伊勢丹へ行かれるかたはたぶんお耳になさると思いますけども聴いてみて下さい。

達郎氏:

ニューバージョン。
32年?

まりやさん:

33年になりますね。
服部先生のアレンジでニューバージョンで歌ってます。

◎ スーベニール・アゲイン パンフレット

達郎氏:

というわけで武道館、大阪城ホール、4日間今回スーベニール・アゲインというタイトルで10年ぶりにライブをやりまして、グッズを色々作りましたが、なんといってもパンフレットがありますので、それを今回はプレゼントさせて頂こうと。

まりやさん:

今回初めてパンフレットを作って、バイオグラフィー、ディスコグラフィーそれから自分のソングライティングリストとか、古い写真から新しいのに至るまで、いろいろ工夫をして・・・・

達郎氏:

10年前って、パンフレットつくんなかったっけ?

まりやさん:

作らなかったんですね。

パンフレットをプレゼントしたいと思います。10名の方に。

◎ カバー・バージョン

達郎氏:

最近の傾向ですが、カバーバージョンが多いですね。
我々の。

まりやさん:

よく若い歌手の方から、この歌を唄っても宜しいでしょうか、みたいな、承認のための許諾のアレをサインするんですけど、最近多いですよね。

達郎氏:

ほんとにカバーブームなんですね。

まりやさん:

シュガーベイブのダウンタウンとか

達郎氏:

ダウンタウンは今年一年で何回許諾したかっていう感じですね。
ほんとに、あのぉ 坂本真綾さんの主題歌に始まって、いろいろありますね。

まりやさん:

クリスマス・イブとかだって、いろんなところでカバーされてる。

達郎氏:

有り難いことですよね。

まりやさん:

私の「元気を出して」とか、結構ねカバーありました。

達郎氏:

そんな中でですね、一曲。

まりやさん:

「今夜はHearty Party」のカバーをして下さったTiaraさんていう若い女性シンガーいるんですけど。
この方は武道館に見に来てくださってお会いしました。
イイ感じでHearty Party唄って下さって

達郎氏:

浜松出身のシンガーソングライターだそうですね。
今日はこちらのTiaraバージョン。
Hearty Partyもけっこうね、リクエスト来てるんだよね。

◎ リスナ―の質問 (群馬県のK.Kさん)

『今年流行した中で、まりやさん、達郎さんが”今年はこれをよくやったな”って思うことは何ですか』

まりやさん:

流行したもの・・・・
自体を知らないですけど(笑)
お遅れてる(笑)

達郎氏:

歳とって来たんだよな(笑)

お便り

『来年は、まりやさん、達郎さんがそれぞれどんな一年を過ごしたいか、教えて下さい』

まりやさん:

どんな一年を過ごしたいか・・・・
ん~

私は多分、他の人への楽曲を書くと思うし、自分のアルバム用の曲も書き溜めたいし。
で、私は希望的に達郎のアルバムを早く聴きたい!

達郎氏:

んん、もうすぐ・・・
戻ります。
全くもう!、ほんとに!

えぇ、たくさん頂きました。
リクエスト頂いておりますが、名前だけ。
北海道のY.Sさん
横浜市のS.Mさん、いつも有難うござういます。

というわけで、今日はTiara版「今夜はHearty Party 」

◎ 松浦亜弥さん

達郎氏:

同様に松浦亜弥さんがアルバムを出しましたね。

まりやさん:

「Click you Link me」っていうアルバムですね。

達郎氏:

これに、「みんなひとり」のカバーが入っております。

まりやさん:

そうなんですよ。
亜弥ちゃんはステージでも、よく「みんなひとり」を唄って下さっていて。

達郎氏:

一昨年の「本気でオンリーユー」というですね、竹内まりやのミュージカル、その主演の時にもこの曲を唄ってらっしゃいました。

まりやさん:

亜弥ちゃんね、ほんとにね「みんなひとり」上手だなぁって思って。
今回、自分でライブで唄ってみて、松さんも亜弥ちゃんも上手いなぁって思いましたネ!

達郎氏:

クククク(笑)

まりやさん:

難しい歌なんですよ、結構。

達郎氏:

河合奈保子さんの時も、そう言ってましたね!

まりやさん:

そうです(笑)
みんな上手!

◎ いい声してる! 松浦亜弥さん

達郎氏:

11月24日の新譜でありますが、松浦亜弥さんニューアルバムの「Click you Link me」に入っております。

まりやさん:

ジャケットもかわいいですけれども。
ほんとね、亜弥ちゃんはね、歌上手いなぁって思います。

達郎氏:

いい声してる!

まりやさん:

ね!

達郎氏:

日本語の発音がいい!

まりやさん:

これからが楽しみな歌手だなって思って。

◎ リスナーのお便り(浜松市 S.Nさん)

『先日の武道館ライブ、十代の娘に誘われて見に行きました五十代の主婦です。
恥ずかしながら、達郎さんの存在に、メンバー紹介の時まで気付かなかった私・・・』

まりやさん:

マジで(笑)

お便り

『今まで、ずっと気付かなかったのに達郎さん十分カッコイイと笑いこける娘。
来年こそは達郎さんのライブに参戦しようと誓った夜のことでした』

まりやさん:

例えば、私がライブやる場合に達郎がバックをするっていう意識もなく、たぶん来られたのかしら?

達郎氏:

そういう方、たくさんいらっしゃるんじゃないですか。

まりやさん:

そうなんだ!

達郎氏:

だって、一度も見たこと無いんですから。
予備知識ないって方、卓さんいらっしゃいます。

まりやさん:

そうか・・・・

私メンバー紹介し忘れたりなんか、してるしねぇ

達郎氏:

あれは、ネタかって言われたよ!

まりやさん:

イヤイヤイヤ、あれはほんとに、いつも達郎のライブを見ていて、ミタリン※で終わるじゃん、紹介が。
だから、ミタリンの名前が出たらメンバー紹介終わりだっていう意識が自分の中にあって。
※コーラス 三谷泰弘さん

それじゃ次の曲早くやらなきゃって思って、で、御主人は(笑)って、誰かが行ったんだよね(笑)。
それで、気が付いて。

すいませんでした。
武道館の二日目、ちょっと・・・・ゴメンナサイ。

達郎氏:

いいんです・・・

まりやさん:

なんかブーブー言ってたね。

達郎氏:

「影薄いんです」って言ったんです。ハイ。

まりやさん:

失礼致しました(笑)。

達郎氏:

こんなもんかな・・あとは、まぁ、毎年年末にはいつも来ます、
仙台市のY.Tさんの・・・

◎ リスナの質問(仙台市のY.Tさん)

『まりやさんは今回の達郎さんのライブ、全国何会場いかれたのでしょうか?』

まりやさん:

ええと、何回いったかな?
米子と山形と、それから八戸は地方は行ってますけど、あとは東京近辺行きましたんで、どのくらい観てる?

達郎氏:

8本?

まりやさん:

10回くらい観てますよね。

達郎氏:

けっこう観てますね。

まりやさん:

札幌も行ったんだね、ライブ。
十何回は観てますね。

でも、ほんとにいいライブ、いいツアーでしたね、とても。

質問 :

『今年、印象に残ってる映画が何でしょう』

まりやさん:

うわぁ~
ちゃんとじっくり味わって読んだり、観たりする時間が無かったような・・・

ちょっと、サッと出ない。

達郎氏:

サッと出ないって事は、無いって事だね!

まりやさん:

無いって事だね、ごめんなさいね。
ありますか?

達郎氏:

私は、本はたくさんありますよ!
読み過ぎて、よく判んないっていうか(笑)

まりやさん:

今、何呼んでるんだっけ?

達郎氏:

今は瀬戸内寂聴さんの・・・

まりやさん:

なんとかまんだら? ね!

達郎氏:

続・その2

◎ リスナーの質問 10年の変化(倉敷市K.Fさん)

『今年は達郎さんとまりやさんに行けるという奇跡的な一年でした。
2000年のスーベニールライブは臨月で参戦しました。
あの時、お腹の中にいた子供は今や十歳になり、”人生の扉”や”セプテンバー”を気持ちよく熱唱する娘になりました。

21日大阪城での本物のまりやさんに会えるのを、凄く楽しみにしております。
この10年間でまりやさんの中で一番変化した事がなんでしょうか?
私は物忘れが始まりました。』

まりやさん:

精神的に言うならば、ある種の諦観というか、なんかそういうものが備わったかな、と。
若い時にはそういうものは、無かったと思うし、肯定的な意味での諦観ですけどね。

達郎氏:

40半ばから50半ばだからね、そういう意味では、人間50年といった、その通りのアレですかね。

まりやさん:

日々味わいたいというか、あんまり刹那的に生きるんではなくて、一瞬一瞬がいとおしいというか、ほんとに何気ない事なんだけどね。

あんまり晴れの日とかではなく、毎日をたんたんと過ごすんだけれども、その”たんたん”の中に自分なりの味わいみたいなものを感じるようになったのは、50代になってからです。

達郎氏:

昔の人は不惑とか知命とか良く言ったもんだよね。
言い当ててるというかね。

まりやさん:

達郎にとっては、何か十年での変化ってある?

達郎氏:

私は、わりとこの10年、変な言い方だけど割と苦労したので、精神的に。
だから、割と物事を全部肯定的にみられるようになった。

まりやさん:

それは、音楽の仕事?

達郎氏:

仕事的にね。
いろいろとあった・・・テクノロジーとか・・・

まりやさん:

苦労したことによって、肯定的になった

達郎氏:

苦労したけど、割とそれが、こう道が開けたというか。
ジタバタしたんだよね。

ジタバタして、それが、すっごく大変だったけど、だんだん改善されてきたから。
ま、それは、ハード、ソフト二つだけど、それが割と・・・

若いころは、いくらジタバタしても、どうにもなんなくて(笑)。

物事、発想変えて、後ろ振り返らないように、と。

まりやさん:

若いときだったら、たぶんその苦労が逆にネガティブな方向に自分を引っ張っちゃう。

達郎氏:

うん、世の中怨んじゃうって方向

まりやさん:

今は明るいもんね!

達郎氏:

だからもう、ほんとに、還暦あと何年でしょ。
だから、あと何年できるかみたいな世界になってくると、なんてのかなぁ、もう、ほんとに世の中変わるもんだって、痛感して。

時代が変わってるし。
ほんとに時代が変わってる感じがして、ほんとに変わってるなって実感するようになった。

実際、変わってるしね。

まりやさん:

変わっていくことはもう、しょうがないっていう風に受け止めるのが、私が言った”諦観”て事なの。

達郎氏:

僕はだから、それが肯定的にっていう事なんだけど、同じなんだ。
変わるんだから、もう前みていくっていう。

そこの切り替えしてから肯定的に捉えられるようになった。
昔はそれを、あがくんだよね。

今までやってきた事をさ、守ろうとして。

まりやさん:

ただ、その”あがき”も必要なんじゃない?
そこに辿り着くには。

達郎氏:

さんざんあがいたもん、だって。
だから、もういいや。

残りがもう、あとどれ位か判んないけど、ここから先は、あがいてもしょうがない。

まりやさん:

若い時の”あがき”ってのいうのは、たぶん良い事だったんだと思う。

達郎氏:

きっとね。

ま、とかなんとか言いながら今年も終わりつつありますが。
まぁ、ちょっと残っちゃいましたが。

ホントに、細かいご質問頂いているんですが、それはまた、年明けてから。
またどっかで。

まりやさん:

この場をお借りしてファンの皆様に御礼を申し上げたいのは、ほんとにライブをやって、じかにお目にかかって皆さんの温かさをすごく貰ったので、それを励みにして、また今後も頑張りたいと思います。

達郎氏:

いいお客さんだったよね。

まりやさん:

ほんとに、いいお客さんだと思います!
ありがとうございました。

達郎氏:

えぇ 宜しくお願いします。
引き続き!

来年は竹内まりやさんのオリジナル・シングル、出てくることと思います。

まりやさん:

達郎のアルバムが先だし、達郎のライブも待ってま~す!

達郎氏:

ヘッヘッヘッヘッ(笑)
働こっ!

◎ リスナーの質問(鹿児島市のK.Rさん)

『まりやさんに質問です。今年一番嬉しかったことは何ですか?』

まりやさん:

10年ぶりにライブをしてファンの皆さんと対面できた事です。

達郎氏:

ベタです(笑)

◎ 来年

達郎氏:

この曲で今年のサンデーソングブックは終わりであります。
来年もまた宜しくお願いします。

言い忘れましたが、来年あたま、毎年恒例の大瀧詠一さんゲストに新春放談、2週間お届けする予定です。

それでは、竹内まりやさん、ありがとうございました。
納涼夫婦放談の前に、どこかで一回、1月か2月にライブ総括をいってみたいと思っております。

今日の最後は竹内まりやさん、お馴染の「人生の扉」

どうもありがとうございました。

今週のオンエア曲

14:05 希望という名の光 / 山下達郎
14:09 街物語 / 山下達郎
14:15 ウイスキーが、お好きでしょ / 竹内まりや
14:22 いのちの歌 / 茉奈佳奈
14:31 今夜はHearty Party / Tiara
14:34 みんなひとり / 松浦亜弥
14:43 人生の扉 / 竹内まりや



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