そんな事聞いて、どうすんの!2015年上半期(2015/01~2015/06)
サンデーソングブックではお馴染の「リスナー質問 vs.達郎氏」のやりとり。
キュンとくる質問や専門的な質問、それから「今日一番おもしろかったお便りはこれ」など・・・
2014年の1月から6月までのQ&Aをまとめてみました。
誤字脱字は御容赦ください。
ちなみに、
2009年4月19日から12月27日は、こちら
2010年1月17日から06月27日は、こちら
2010年7月4日から12月12日は、こちら
2011年1月23日から6月26日はこちら
2011年7月10日から12月25日はこちら
2012年1月1日から6月24日はこちら
2012年7月8日から12月30日は、こちら
2013年1月1日から6月30日は、こちら
2013年7月1日から12月31日は、こちら
2014年1月1日から6月30日は、こちら
2014年7月1日から12月31日は、こちら
2015年1月1日から6月30日は、こちら
2015年7月1日から12月31日は、こちら
それでは、どうぞ。
Q:(2015/1/4 兵庫県姫路市のM.Sさん)
『達郎さん、文楽がお好きと伺っておりますが、歌舞伎の屋号「成田屋」とか「待ってました」みたいな掛け声が文楽にもあるのですか。
そして達郎さんは、その掛け声をかけたりされますか。』
達郎氏:
文楽の場合には、あれですね・・太夫さんっていって浄瑠璃の「住大夫!」とか「待ってました」とか、そのくらいですね。
私はとても恥ずかしくて・・言えません。
『今回のマニアックツアーには3度足を運びましたが、どの会場でも必ず達郎さんとの丁々発止?のやりとりがあり、色んな声援が飛び交っていました。
よく通る声の人、タイミングのいい人、悪い人、いろいろ。
ふと思ったんですが、達郎さんの声ならよく通っていいだろうな、と』
恥ずかしくて・・
Q:(2015/1/4 兵庫県加古郡のS.Mさん)
『達郎さん、こんにちは。
どうでもいい話なのですが、達郎さんは週の始まりは「月曜日派」ですか「日曜日派」ですか?
しきりにサンソンで「今週は」と言いつつ、私にとっては来週の話をされるので。
私は週の始まりは「月曜日派」なので、ちょっと気になりました。
カレンダーとかも週ごとの刻みが、どっちか始まりで、使いにくく感じる方もいらっしゃるととか。
どうでもいいですね・・・はい。』
達郎氏:
私は「日曜派」なので日曜日は今週です。
日曜日から、もう週が始まる。
カレンダーは一番左が赤くないと、イヤです!
手帳もそうです!
えぇ・・どうでもいいですね(笑)。
Q:(2015/1/4 広島市のT.Kさん)
『まりやさんのスーベニール2014、最高に心に残るプレゼントありがとうございました。
パンフレットで、達郎さんの好きなもの「鰻」、嫌いなもの「茄子」とありますが、まりやさんのがないよ。
まりやさんにも食べ物の好き嫌いがあるんですか?』
達郎氏:
えぇ・・竹内まりやさんは、白いごはんが・・好きです、好きなもの。
嫌いなもの、「生牡蠣」
そういえば、パンフレットにそれ書けばよかったですね。
そういう、こうチェックが足りないですね。
スタッフが悪いんですね、それは。
Q:(2015/1/4 世田谷区のH.Mさん)
『先日は「ライブで棚からひとつかみ」、楽しく聞かせて頂きましたが、あれはPAアウトだからモノラルだったのでしょうか。
それとも、うちのシステムが悪くてステレオ再生出来なかったのでしょうか。 』
達郎氏:
あれは、ステレオです。
ただPAアウト・・
つまりライブで音をだすときはですね、あんまり音を、たとえばハイハットを右にして振るとかですね、あんまり楽器を左右に振ると席によって聴こえなくなってしまうので。
基本的な楽器は全部モノラルです。
コーラスで拡げてあるものとか、ディレイで拡げてあるものとか、リバーブとか、そういうものはステレオになっております。
だから、音はモノラルに限りなく近く作ってありますので、そういう具合に聴こえるということです。
別にステレオセットが悪いんではありません。
Q:(2015/1/18 大田区のW.Mさん)
『達郎さんは、年賀状のお年玉番号は「見る派」ですか。 』
達郎氏:
・・もちろんです!
一生懸命、見ます!
でも、くじ運悪いので、ほとんど当たりませんね。
こないだ、あのぉ・・年末に、行きつけの店がですね、飯屋があるんですが。
そこのオヤジが宝くじ10枚くれまして、そしたら、そのうちの1枚が300円あたっておりまして。
喜ぶのか、あれなのか、判りませんが。
一応、当たりました!
ま、その程度でございますね(笑)
Q:(2015/1/25 福岡県朝倉市のM.Mさん)
『気になる質問です。
達郎さんは車での運転中、聴く曲はこだわりありますか?
それか、ラジオ派でしょうか。 』
達郎氏:
私の車、古いのでですね・・・
あのぉ・・バッテリーがすぐ上がるので、いつもバッテリー切ってます(笑)
ラジオはチューニングが目茶苦茶になるので(笑)、聴くのはもっぱらiPodに入れてあるドゥーワップとサザンソウルです。
すいません。
時代変わりましたね。
Q:(2015/1/25 豊中市のF.Kさん)
『サンソンはオールディーズソング番組なのでしかたがないのですが、達郎さんのお気に入りの新譜、2014年が知りたいです。
松尾さんの番組にゲストで出ていただければ分かりそうなのですが、よろしければタイトルだけでもお教え下さい。 』
達郎氏:
えぇ・・・新譜、手を出すとですね、とっても夜も眠れなくなっちゃうんです。
昔、NHKで30年前にレギュラーやってた時は新譜もやってたんですけどね。
このサンソンを始める20年前に新譜をやると体が持たないだろうなと。
オールディーズに特化すれば、なんとか自分の持ってる知識だけで、出来ますのでですね。
結構たいへんなんですよ(笑)こういう番組も。
新譜やろうと思うと。
一人じゃとても無理なので。
チャート追ったりするので。
でも、まぁこういうお便り頂きましたので。
これは、まぁこうしたオールディーズに挟んでも、新譜でもぜんぜん遜色が無いもんなので。
何を・・意味が判りませんけれども(笑)
ちょうど去年の今頃に出ました。
歌ってるのが、Robin McKelleという女性シンガーであります。
この人は、どっちかというとジャズのフィールドの人でサラ・ボーンの再来なんて言われてた人ですけども。
この人が去年の1月に突然サザンソウルのアルバムを出しましてですね。
タイトルもずばり「Heart of Memphis」というですね。
それでもうコテコテのサザンソウルなんですが。
しかもそれが殆ど自作で占められてる素晴らしいアルバムで、結構聴きまして。
プロデュースしてるのがスコット・ボーマーという・・・
この人は南部のメンフィスのベーシストかな・・ミュージシャンですが。
映画音楽担当してて結構有名な人です。
サザンロック好きな方でしたらですね2014年にこつ然と表れた、コテコテのサザンロック。
♪ Abount To Be Your Baby/Robin McKelle & The Flytones
Q:(2015/1/25 京都市のS.Sさん)
『十何年も聴取させていただいておりますが、ハガキを出すのは今回が初めてです。
大阪フェスティバルコンサートには何回か行きました。
ところで神戸、大阪、滋賀はよくいってらっしゃいますが京都では何故やらないのでしょうか。
達郎さんに合うホールが無いのでしょうか。
難波さんはたまに京都のライブハウスに出てらっしゃるようなのに。
ライブハウスコンサートでもいいので、京都でお願いしたいと思います。 』
達郎氏:
よく、この・・
こうした同様なお便り頂きますが。
京都はですね、京都会館というホールしかないんですが。
あそこ、ほんとに、あの・・
「やらない」んじゃなくて「やれない」んです。
セットが乗らない。
バトンが少ないので照明も、思うようにいかないという・・
誰も行かないという・・ホールになってますが。
もうすぐ京都が、ホールがリニューアルするそうなので。
そしたら京都、出来るようになるので。
嬉しいです。
別に行きたくないんじゃないんです。
出来ないんです(笑)
もう少々お待ちください。
Q:(2015/1/25 熊本市のK.Aさん)
『質問があります。
達郎さんのライブの際、一番前の席を確保することは、私のような凡人では不可能な事なのでしょうか。
ライブの時、いつも2階席から”前の人、いいなぁ。あの人はたち、超セレブ?
それともファンクラブの中でも完璧な人?
それとも、すごーいコネのある人たち? ”
と思って観ています。
私もあんな風に近くで達郎さんの歌われる姿や、シャカシャカとギターを弾かれる姿を拝みたいと思うのです。
一番前で達郎さんの姿を見ることができたら、興奮しすぎて鼻血が出てしまうと思います。
こればかりは、どうにもこうにもならない事なのでしょうか。 』
達郎氏:
あのぉ・・
コネとかそういうの無いです。
僕んところは全然。
割とメカニカルにあれしますが
ほんとに最前列にお座りになられる方と、2階の後ろの方で・・何でだよって、そういうのはもうね、運でしかないんですよ。ほんとに。
一度もチケットが取れないってお叱りのお便りくださる方もいらっしゃいますし、今回は6回観たとかですね、7回観たとかそういうおっしゃる方もいらっしゃいますしですね。
こればっかりは運なので。
如何ともし難いですが。
頑張ってください(笑)
頑張ってくださいって、変ですね(笑)
Q:(2015/2/1 兵庫県加古郡のS.Mさん)
『正月にプログラマーの弟が帰省して、パソコンが苦手な父にグーグルアースの楽しみ方を伝授していました。
生まれ故郷と離れて暮らす私達なので、ストリートビューなどを見ていると懐かしく思いますが、弟が父にグーグルアースの使い方を教えているのは、少なく見ても3回目で、弟が帰った時、父がグーグルアースを使っているところを見たことがありません。
新しい技術も使わなければ無いのと同じという事ですね。
達郎さんは、グーグルアースで旅行気分とかしますか。
しなさそうですけど・・・ 』
達郎氏:
しますよ!
エッフェル塔まで行ったりしてますから。
しかしあれ、すごいですね!
グーグルアースって南極まで行けますからね(笑)
たいしたもんですが。
それでもグーグルアースに写ってる人の・・人が飛んでたり、車がひっくり返ったり・・
いろいろするのを、また探す人ってのがいましてね!
オタクな世界でございますね。
なかなか文明の利器というのはすごい・・何時の時代にもすごいのがある。
お父さん、もったいないですねこれ。
お父さん、やったほうがいいですよ。
へへ(笑) グーグルアース・・
Q:(2015/2/8 札幌市のT.Hさん)
『毎週楽しくサンソンを聴いています。
私はあることに気が付きました。
お誕生日代読コーナーで達郎さんは男性の年齢しか言いませんよね。
やっぱり女性の年齢は読まないと決めてらっしゃるのか、それともみなさん書かないのでしょうか。
それとも10代、20代は達郎さん的にアリなのでしょうか 』
達郎氏:
もちろん女性の年齢は申し上げないように誕生日メッセージ、やっております。
良しなに、ひとつ。
Q:(2015/2/15 東京都町田市のH.Yさん)
『も日本人は麺類が好きと言われています。
寒いこの時期、暖かいラーメンを食べると体が温まります。 』
達郎氏:
こういう前置きが毎週あります(笑)
その次が・・
『達郎さんの好きなラーメンの味は何ですか。
1.醤油
2.味噌
3.塩
4.とんこつ
5.その他』
毎週この調子ですがですね。
私は「とんこつ」です。
えぇ、だからどうしたんだと!
えぇ・・すいません。
Q:(2015/2/15 中野区のO.Eさん)
『達郎さん、こんにちは。
お誕生日おめでとうございます。
先週の放送でも、宝くじやお年玉付き年賀はがきの話で盛り上がっていましたが、達郎さんはギャンブル、賭け事はどのくらいお好きなのでしょうか。
競馬、競輪、パチンコなどに興味はありますか。 』
達郎氏:
・・・ありません!
パチンコは若いころやってましたが、今はもう全くやりません。
『海外に行かれた時は、カジノなどに行きますか』
行きますけど、ほとんどやりません(笑)
『ギャンブルとちょっと違いますが麻雀、将棋、囲碁はお好きですか。
ルールは分かりますか。
ちょっと気になりました。
教えてください、宜しくお願いします。』
麻雀は、やります。
好きでよくやってます。
今は、最近はもう、1年に1回あるかないかですが。
将棋はルールは知ってますが、もうメタクソ弱いです。
囲碁は昔、坂本龍一さんと、すごく仲良しだった時に二人で研究しようと思って、試しましたが。
僕のおじさんに得意な人がいましてですね、その人に教えを請いに行ったら、『そんな囲碁なんか5つ、6つからやるもんで、そんな年取ってから無理無理!』って言われましてですね、一笑に付されましてですね、それで二人で挫折してやめました。
そういうのがあります。
Q:(2015/2/22 兵庫県神戸市のM.Fさん)
『私は若いころからニューミュージックやポップスしか聴いたことがなく、サンソンで初めてオールディーズというものに触れました。
時々、心を揺さぶられるくらいいい曲だと感じることがありますが、まだまだオールディーズのことが良く判りません。
そこで超初心者の質問です。
オールディーズは何年から何年の曲を指すのでしょうか。
どの国の曲がそうだという、刻印みたいなものはありますか。 』
達郎氏:
オールディーズというのは、要するに古い曲がオールディーズです。
オールディーズ・バット・グッディーズ(OLDIES BUT GOODIES)、オールディーズ・バット・ゴールディーズ(Oldies But Goldies)と、古いけれどもいい曲。
そういう意味です。
60年代にそういう言葉が生まれて、昔の曲がかかるようになったという。
そういう事ですので、何年前だったらオールディーズなんていう事はありません。
萩原健太の名言で「発売されて翌日から、もうそれはオールディーズなんだ」っていうですね。
そういう萩原健太の定義がありますが。
決して大げさでは、ありません。
ただ私の場合は、一番多感な時期が1960年代でしたので。
その時に音楽を聴き始めて、私は特に古い音楽が好きでしたので。
ドゥーワップ代表とするロックンロールの世代ですね。
1950年代のロックンロールソング。
こっから始めましたので、だいたい専門は50年代、60年代、70年代の中期くらいまで、亘っております。
その前の40年代のジャズ、それから90年代以降のヒップホップ系、そういうものは専門ではございませんので、あまりかけません。
サンデーソングブック、私の番組は、基本的には5、6,7初めの、それくらいの三十数年分を網羅してやっております。
ので、古今東西、いろんな曲がかかります。
でもロックンロールが好きなのでアメリカン・ロックンロール、それからイギリスのロックンロール、日本のロックンロールを中心にやっております。
Q:(2015/3/8 茨城県筑西市のN.Sさん)
『質問です。
サンソンのプレイングリストにアナログレコードのレーベルが掲載されることがありますが、そこに「PROMOTIONAL COPY」とか「NOT FOR A SALE」の文字が書かれているのを、よく見かけますが、これは通常の市販品よりも非売品の方が中古市場に出回って、状態も良いという事なのでしょうか。
以前から聞いてみたいと思っていたので、書かせて頂きました。 』
達郎氏:
全然そういうわけではありません。
プロモ盤を売る人がいて、それがセコハン屋へまわる事ですけども。
プロモシングルだからといって、コンディションがいいかというのは、必ずしもそうではありません。
ただ単に、来たものがプロモ盤だったと。
売ってるのがプロモ盤で、それを買ってきたと。
全然、プロモ盤でもボロボロのもありますし、ちゃんと売ってる正規盤でも綺麗なヤツもあります。
Q:(2015/3/22 神奈川県川崎市のT.Tさん)
『少し気になったのですが、文化庁の役人様はライブの内容を見て聴いて判断してると思うのですが、実際ライブに来ておられたのでしょうか。
それともワーナーの方から文化庁に提出するものがあるのでしょうか。 』
達郎氏:
何言ってんですか(笑)
ちゃんと、全員審査員の方がいらっしゃってご覧になってます。
えぇ・・・何卒ひとつ。
Q:(2015/4/5 兵庫県加古郡S.Mさん)
『季節も春へと移り、いわゆる春野菜と呼ばれるのが店頭に並び始めました。
春キャベツ、新玉ねぎ、ふきのとう、さやえんどう、など。
それらとは全く関係ないのですが、達郎さんはお肉とお魚はどちらが好きですか。
鰻がお好きということは、お魚?
でも鰻はかなりコッテリしてるので、お肉も食べますか?
朝からステーキいけますか?
「そんな事聞いてどうすんだ」のコーナーでお願いします。 』
達郎氏:
ケースバイケースですね、もう年ですからね!
若い頃は肉ばっかりだとか、そういうのが皆言いますけど。
私の存じ上げてる方で、年取っても元気な方は、みんなお肉ですね。
森光子さんも、もう90近くなってお肉たくさん召し上がってましたし。
黒柳さん(笑)、徹子さんも、今でもお肉好きで・・
なんといっても加山雄三さんですね!
もう、肉! 肉!
私も見習いたいと思います。
胃腸が強いんですね、皆さん。
Q:(2015/4/5 岐阜県みずほ市のS.Yさん)
『「そんなこと聞いてどうすんの」のコーナー御中
そんなコーナー無いといいながらも丁寧にお答えくださる達郎さんにお聞きします。
日の放送のCMあけで、「いきなり”踊ろよフィッシュ”の音が出るとドキッとする」と言われていました。
この番組は、直近での収録だと聞いていましたが、CMの時間には、ちゃんとCMを流して収録をしているのですか。
以上、よろしくお願いいたします。 』
達郎氏:
そんな事聞いて、どうすんだ(笑)
流してます・・
あのぉ・・・一応リアルタイムでですね、進行してやっております。
いわゆる「抜き録り」ってのがあります。
曲を聴かないでナレーションだけ録ってやるという。
もう、全然そすと番組のインパクトがありませんので、きちっと音を聴いてやらないと、ラジオの番組というのは成立しませんのでですね。
私、放送作家がいませんので。
全部自分で原稿・・原稿ないんです。
その場で考えて、やっておりますのでですね。
そういうテンポ感というのが非常に重要なものなので。
CMも全部聴いて、やっております!
頑張っております!
Q:(2015/4/12 大田区のT.Kさん)
『達郎さんは、マイクロフォンはどこのメーカーをお使いですか。
レコーディングはノイマンでライブはAKG ( アーカーゲー ) とか。
マイ・マイクロフォンを使われているのでしょうか。
ちょっと気になります。
よかったら、教えてもらえませんか。 』
達郎氏:
マイクはレコーディングはノイマンの67という、ま、ボーカルにはスタンダード中のスタンダードですが。
コンデンサー・マイクロフォンですがですね。
ライブはですね、僕はベイヤーダイナミック(Beyerdynamic)というところのマイクを使っております。
M600っていうやつ。
今は製造中止でありまして。
数本持っておりますが、いつまで持つかって、結構ヒヤヒヤしながら使ってますが。
このマイク、結構気に入っています。
JOYのライブの時代から、これでやっておりますので。
ほとんどのライブはこれです。
だからどうしたっていう感じでございますが。
Q:(2015/4/12 福島県いわき市のI.Kさん)
『突然ですが、サンソンを聴き始めた影響でハーモニカを購入しました。
複音が出るというYAMAHAのSS-220。
この音、「静かなレジェンド」で竹内まりやさんが吹いてるハーモニカの音と違います。
ガーン!
同じハーモニカが欲しいな・・ミーハー。
よろしければ教えて頂けると嬉しいです。 』
達郎氏:
YAMAHAのそれは、ほんとに、普通のドレミファソラシドのハーモニカですが。
ああいう「静かなレジェンド」のハーモニカは、いわゆるブルースハープと呼ばれるやつです。
10穴の、テンホールとかダイアトニックとか、色々な呼び方しますが。
えぇ・・ブルースハープです。
ブルースハープといえばホーナー(HOHNER) です。
ホーナーは沢山、今種類あるんです。
マリンバンド とかですね、プロハープとか、ありますが。
今、我々が使ってるのはプロハープという黒いヤツで、これだと水とかに強いので。
そういうの使ってますですね。
モリダイラが代理店だから、その辺でネットで見ればすぐ出てきますからですね。
YAMAHAのそういうヤツですと、ブブルースハープは吹けませんから。
お気をつけ下さい。
ふふ(笑)
ボブ・ディランとかニール・ヤングとか演る時はブルースハープじゃないとダメですからね。
Q:(2015/4/12 横浜市のA.Hさん)
『何回かリクエストした曲がかかっても、名前を読まれていません。
特集が終わってからでいいので、質問コーナーで読んでください。
ライドオンタイムのLPですが、ジャケットが2種類あります。
どう違うのですか? 』
達郎氏:
2種類はありません。
ジャケットは1種類しかありませんが。
ファイスカバーといってですね、上に紙のカバーがかかっておりまして。
それが当時のライドオンタイムという曲はマクセルのカセットテープのタイアップだったので、それの私のポーズとったやつが、上にファイスカバーでかかっております。
マクセルのカセットテープとタイアップでしたので、そういうような企画でライドオンタイムの本物のジャケットの上に、それがかぶせてるという形で、当初発売されました。
初回がそれで発売されたというわけであります。
Q:(2015/4/19 兵庫県神崎郡のK.Hさん)
『いつも楽しく聴かせて頂いています。
さて、質問なのですが、どうにも口で形容できない音を出す打楽器の名前です。
ジャジャーン、またジャー?
以下使われている曲は
大瀧詠一「君は天然色」
山下達郎「愛を描いて」「土曜日の恋人」
沢田研二「カサブランカ・ダンディ」
などです。
たぶん有名な楽器なのでしょうが、宜しくお願いします。』
達郎氏:
5年にいっぺん位、この楽器についての質問が来ます。
前にも1回写真入りでサンソンのホームページに挙げたことがありますが。
ビブラスラップっていう楽器でありましてですね。
今日、楽器持ってきましたので。
マイクの近くでやると、とんでもない音なんで、少し遠目にやりますが。
♪ ~ビブラスラップ~ Play in Studio
これですね、ええ。
ビブラスラップ。
昔はよく使いましたけど、最近はもう、こういう楽器の本物を見る機会も無くなってきて(笑)
皆コンピューターミュージックになってしまいました。
またホームページにあげときますので。
Q:(2015/4/19 大阪市のK.Aさん)
『 「Ray Of Hope」のライナーのアート・デザインについて。
ギターやピアノ、ドラムスなどがデザインされていますが、「希望という名の光」のページにある楽器は、なんという楽器なのでしょうか。
それとも、楽器じゃないのでしょうか。
どういう演奏方法で、どういう音がするのでしょうか。
全く想像ができません。
是非、ご教授ください。 』
達郎氏:
私の「Ray Of Hope」のアルバムの中の「希望という名の光」のページの、写ってる物は何だという・・・
あのぉ・・
インドとかですねトルコの・・
いわゆるベルですね。
あのぉ・・鐘。
これも持ってきましたので。
ようするに、鐘です。鐘。
こういう
♪~Play in Studio
これが割と小さいやつで。
♪~Play in Studio
大きいのになると、こんな音がします。
時々私のレコーディングに使われてると思いますが。
こういうの、渋谷あたりでですね、インドのお香とか売ってる店に、ぶら下がってるヤツを時々買ってくるんですね。
30年位、こういうの買ってレコーディングに使っているという。
袋一杯にもっております。
それの中から選んで、丁度「希望という名の光」のページに飾ってあるという。
なかなか・・・
ご理解頂けましたでしょうか。
Q:(2015/4/19 茨城県筑西市のN.Sさん)
『4月5日の放送で、達郎さんが「CDのがいつまで持つのか、そろそろ配信か」と仰っていたのが、とても気になります。
やはり時代の波というのでしょうか。
仕方のないことなのかもしれませんが、レコードの頃から音楽はいわゆるパッケージソフトで聴くのが当たり前で、それがパソコンでクリック一つというのに、かなり抵抗を感じます。 』
達郎氏:
私だって抵抗感じますけどですね。
時代の趨勢なので。
もうギャーギャー言ってもしょうがないので。
前見て進むしか無い。
でも・・イヤですよ、そんなもん。
・・って、ブツブツ言って、お爺さんたちは歳取っていくわけです。
Q:(2015/5/24 大阪市のS.Yさん)
『猫の歌で棚つか、楽しく聴かせて頂きました。
これでおしまいかと思いきや、邦楽編もやられるということで、どんな歌がかかるか、たいへん楽しみです。
私も「黒ネコのタンゴ」と「キャッツアイ」くらいしか思いつきません。
それにしても、達郎さんは何故、かたくななまでに「黒ネコのタンゴ」を拒まれるのですか。
ベタな歌すぎるからでしょうか。
サンソンでかかるような歌でないことは確かですが。』
達郎氏:
洒落です、洒落。
最近はなんかこう、ちょっときつい事言うと、すぐこう、なんか・・
アレですね。
えぇ・・・
世の中がささくれだってますね、ほんとに。
洒落が通じないってやつです。
えぇ・・・洒落です。
別に「黒ネコのタンゴ」かけてもいいですけど、「黒ネコのタンゴ」はどこでもかかるんですよ。
だから、どこでもかからないヤツをかけるのがサンデーソングブックなので。
Q:(2015/5/31 栃木県のO.Kさん)
『デビュー40周年おめでとうございます。
達郎さんはどいう時にネクタイをされますか。
ミュージシャンとか、書かれた名詞をお持ちなのでしょうか。
素朴に思いましたので、質問させて頂きました。 』
達郎氏:
おもしろい質問でございますが。
あの・・もちろんネクタイしますよ(笑)
ちゃんと例えば、こうレストランとか行きましたらですね、どんなとこでも、短パンにアロハで行く人もいますけど、僕はそういう根性ありませんから。
ちゃんとしたスーツ着て(笑)
ネクタイ締めるときは締めますが。
名詞は持ちません。
21くらいの時にCMで一所懸命働いてた時代に、自分で名詞を作ってたことがありますが。
僕がお世話になった、その当時の広告代理店の方がですね「山下さん、ミュージシャンは名詞持っちゃいけないよ。ミュージシャンは自分の顔で商売しなきゃ・・」
そういうサジェスチョン頂きまして、非常に有効なサジェスチョンだと思います。
それ以来、40年近くですね名詞を持たないで生きてきました。
ああいう人生の先達のですね貴重な助言というのが、どの時代もあります。
ありがたいことですが。
Q:(2015/6/7 千代田区のT.Tさん)
『今日は質問ですが、5月31日のブブラック・ドッグ(レッド・ツェッペリン)で「ハードロックはCDではつまらないんです。LPからデジタルリマスタリングしないと』と仰ってましたが、本当に私も同感です。
プログレは、どうしてもLPにかないません。
ソウルやアコースティックなものは、そうでもないのですが。
何が原因なのですか?
達郎さんの解説が聞きたいです。』
達郎氏:
いわゆるハードロック、ラウドな音楽ですから歪ませます。
ギターがもう、マーシャルでバリバリに歪んでおりますがですね。
そういうようなものは、とにかく音楽は歪が生命です。
デジタルっていうのはですね、なかなかデジタルの上で歪ませられないんですよね。
全部きれいに聴こえます。
ですので、アコースティックなものとかですね、クラッシックとか、ほんとに綺麗に聴こえるんですけども、綺麗に聴こえちゃいけないものがあるんですよね。
それがまぁ、ハードロックとかパンクとかですね、オルタナとか。
そういうやつはLPのですね、溝を引っ掻く、針で引っ掻く、あの歪感には、とてもかなわないという。
12インチで、4,5分の曲をですね、思いっきり切り込んだ12インチには、CDは全く迫力がかないません。
そういう迫力とか、根性とか、ガッツとか音楽とか、歪とか、そういうような音楽はもう、LPの方が圧倒的にいいわけでございますね。
そんなような、ものでございます。
Q:(2015/6/7 静岡県掛川市のS.Yさん)
『JXグループのCMじゃないけれど、達郎さんは終電で寝過ごして大変になったことはありますか。』
達郎氏:
僕、高校の時、バス通学だったので、バスで寝て、遥か向こうまで行ってしまったことがありますが。バスで行っちゃうと帰りがないんですよ。
ほんとに辛かったですよ、あの時(笑)
そういうのが、ありました。
そういう話は、また後日。
Q:(2015/6/21 大分県臼杵市のA.Hさん)
『番組の中でパッケージメディアの終焉を覚悟されているようですが、僕もCDのというパッケージは長くないと感じてる一人ですが。
ハイレゾ音源を配信する予定はあるのでしょうか。
差し支えなければご回答頂けたら幸いです。』
達郎氏:
ハイレゾ・・申し上げると、すごく長くなるので、今日はアレですが。
一言で言って興味ありません!
DSD SACD いわゆるハイサンプリングのものに興味ありません。
ロックン・ロールは48K,24bitで十分だと思います。
なんか、解像度がいいとかですね、オケの音が聴こえるとか、なんか生っぽいとか、そんなのいいんです!
ロックン・ロールの疾走感があればいいんです。
でもハイサンプリングは、そういう疾走感が失われますので。
僕は、あんまり・・・・
さぁ、じゃあ、配信どうするんだ。
今から考えますがですね。
アナログにも戻れません。
アナログ、ブームだっていいますけど、アナログのプレス工場はひとつしかございませんのでですね。
あんまり、いい質じゃありません。
どうするんでしょうね・・・判りませんが。
今日は、それが本旨ではございませんのでですね。
Q:(2015/6/28 神戸市のK.Mさん)
『番組の冒頭で「最高の選曲と最高の音質」とありますが、この「最高の音質」とはどれぐらいのオーディオ機器で聴くと実感できますか。
私は、もっぱらコンポに録音したものを通勤途中のカーオーディオで聴いています。
達郎さんは、放送を聴く時は、どのような条件でしょう。
またお薦めおオーディオ機材がありましたら、お聞かせ下さい。』
達郎氏:
いつも「最高の選曲」と「最高の音質」とうたっておりますが。
あくまでラジオ上でのものです。
東京FM、JFNのサーバーにWAVでデータ持ち込んで、それを流し込んでオンエアしておりあすけれども。
このWAVデータをCDRに焼いて、ステレオで聴いたとすると、硬くて聴けません(笑)
とても(笑)
荒唐無稽なEQです。
でもラジオで聴くと、これが丁度いいという。
そういうあんばいでございますので。
オーディオ的に最高の音質というわけではございません。
あくまでラジオで聴く音でございます。
ので、宜しくどうぞ。
録音してお聴きになると、いかにもラジオ的と、そういう・・
エアチェックですね。
引き続き宜しく。
~END~
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