山下達郎さん サンデーソングブック2023年12月10日『年忘れリクエスト大会』(#1626)

山下達郎サンデーソングブック 
サンデーソングブック

長崎市内の気温は20℃を超えました。
ちょっと歩くと汗ばむくらい。

達郎さんも知らなかった曲があるなんて。
お若いリスナーの方、すごいですね。

ということで、このブログでは毎週日曜日 午後2時からTokyo FMをキーステーションにオンエアされている山下達郎さんのサンデーソングブックの一部を文字お越ししています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

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冒頭

達郎氏:

今日は手元に週間天気予報の紙がありません。
なぜかというと前倒しだからです。
なので巷のことが申し上げられません。

でも、12月に入りまして、なんか急に車が混んできまして・・全然動かない。
このスタジオに来るの大変でありました。
忙しさが、やってまいりました。

コロナの時は割とおとなしかったんですが。
普通の生活に戻りつつあるような気もしますが
なかなか世知辛い世の中でもあります。

あまり戻ってよかったね・・そういう実感が
ブツブツ言っておりますけど。

私は表よりも中の方で、スタジオ仕事とか色々とやっております関係上、割と年末までですねバタバタ仕事しております。

で番組の方はそんなわけでですね
皆様のお便りとハガキに助けられまして。
12月に入りますと、毎年恒例「年忘れリクエスト大会」
夏と冬はリクエストで・・
でも本当に、ここの数ヶ月間ですね
とっても、とっても、たくさん、たくさんリクエストカードいただきまして。
もうとにかく全然かけられない!

ですので、まあ今年中にですね
今週来週2週間でかけられるだけかけてしまおう!

ですので、ここ3ヶ月ぐらいの「これかけようか」という
そういうのストックしてある音源がありますので
残り物には福があるという感じでございます。

1曲でも多く、1枚でも多く
日曜日の午後のひととき
今日もすてきなオールディーズソングでお楽しみをいただきます
山下達郎サンデーソングブック

皆様のリクエストにお応えいたしまして
「年忘れリクエスト大会」でございます。
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。

私、山下達郎の作品の最も有名なものと言いますと
皆さんもよくご存知の「クリスマス・イブ」
1983年にメロディーズのアルバムで発表してから
今年で40年を迎えました。

おかげさまでまだ巷で流れております。
40周年、チャートに入って30何周年・・そんな感じでございますが。

本当はもうちょっと、なんか大々的にやるようなことも計画はしてあったんですけども
ライブとそれから今年はRCA/AIR YEARSでですね
もう忙殺されてしまいましたので(笑)

地味に・・

40周年記念なので今年は12インチ・アナログ盤で限定発売で
今週13日水曜日にですね40th Anniversary Edition発売いたします。
12インチ アナログ盤

今年もまたクリスマスイブの季節がやってまいりました。
たくさんリクエストをいただいております。

♪ クリスマス・イブ/山下達郎

~ CM ~

♪ Heat Wave/Martha & The Vandellas

♪ Sure Gonna Miss Her/Gary Lewis & The Playboys

♪ アバウト・トゥ・レイン/ザ・バーズ

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ツバメたちの旅立ち

達郎氏:

このお便りはちょっと前のお便りですけれど
愛知県豊田市のS.Hさん。

『我が家のマンション脇の電車の高架に
3月後半頃になるとイワツバメが巣作り子育てに集まってきます。
そのツバメたちが10月27日の午前中に大勢旋回していました。
申し合わせたように一斉に南に旅立って行ったのではないかと思います。
翌日にはいなくなりました。
みんな無事に度が終わると良いなと思いつつ眺めていました。』

達郎氏:

ちょっと季節遅れのお便りでしたけども
印象に残ったので、とってありました。
残り物には福がある(笑)

年の終わりを感じる時

達郎氏:

お次のリクエスト
熊谷市のK.Zさん

『令和5年もあと少しで終わってしまいますね。
今、障子張りをしています。
達郎さんはどんな時に歳の終わりを感じられますか。』

という・・

私、あの・・
昔はですね、最後の1週間ぐらいで
えいやっ!って仕事場を片付けるんです。
レコードが出てきたやつ、全部入れて、
積み上がってたDVDを棚に戻して
いらないものを捨てて
で綺麗に仕事場をしてお正月を迎えるっていうんですが。

ここの15年は、もうライブで明け暮れておりまして
もう山になっておりました。

それを眺めると呆然としているという・・そういう
毎年の暮れであります(笑)

今年はちょっとやらないとダメです。
去年も同じことを考えてる・・

♪ And I Panicked/The Dramatics 

栗かなぁ・・

達郎氏:

季節のお便りもう1枚。
さいたま市は、I.Hさん 超常連の方ですが。

『我が家の柿は甘いのですが、カラスに持っていかれるのです。
特に11月、12月激しく取られてしまうのです。
がしかし、鳥類を助けていると考えれば、よしとしましょうか。
達郎さんは柿と栗どちらがお好きですか。』

達郎氏:

栗かなぁ・・・
っふふ(笑)

マイケルジャクソンが涙を流して感動したという楽曲

達郎氏:

お知らせの前にもう一曲。
横須賀市の超常連T.Jさん

『近年、サンソンで様々なジャンルの音楽を聴かせていただけて
先日も中南米の曲を紹介されていましたね。
そこで長年気になっていて
いつか達郎さんに聞いてみたいと思ってた曲がありまして
勇気を出して質問したいと思います。

それはマイケルジャクソンの映画「ムーンウォーカー」のエンディングに流れるアフリカ音楽の曲です。

映画制作の際にマイケルが感動してラストに入れたとのことですが
この曲を歌っている人たちのことを教えていただけましたら幸いです。
初めて聞いた時、とても耳に残り、みんなでステップを踏みながら歌う様も印象に残っています。
民族音楽的な雰囲気のある曲ですが、伝統的な曲なのでしょうか。

映画をマイケルファンだった亡き姉と二人で横浜の馬車道の古いシアターに観に行って
その日に2回続けて見たことも思い出です。
昔は入れ替え制じゃなかったから、何回も見れましたよね。
「The Moon Is Walking」リクエストお願いします。』

達郎氏:

マイケルジャクソンの「ムーンウォーカー」88年の映画ですが。
これのエンド・タイトルで出てきますのがですね
Ladysmith Black Mambazoという南アフリカのアカペラのグループです。

ズール族の人たちで。
例えばボールサイモンとか、そういういろんな人たちと一緒に共演してるレコードもたくさんあります。
僕も来日した時に見に行きました。
すばらしいアカペラグループですね!

この人たちのオリジナルの作品に、詩を変えてですね
詩とメロディーちょっと変えて
このマイケルジャクソンの映画のためにですね
快作した曲が「The Moon Is Walking」というタイトルで
エンドタイトルで入っております。

マイケルジャクソン
それでもう涙を流して感動したという、そういう逸話が残ってるそうですが。

1988年 Ladysmith Black Mambazo「The Moon Is Walking」

♪ The Moon Is Walking/Ladysmith Black Mambazo

リーダーのジョセフ・シャバララ(Joseph Shabalala)
この人2020年なくなってしまいましたが。
ご興味ありましたら、たくさんレコード出ておりますから聴いてみてください。

~ CM ~

来週

達郎氏

山下達郎がお送りいたしておりますサンデーソングブック
サンソン恒例毎年「年忘れリクエスト大会」でございます。
来週も「年忘れリクエスト大会」

でも前倒しなので(笑)
今年の「年忘れリクエスト大会」は残り物には福がある采配になってしまっております。

でも12月の24日クリスマスイブ、それから31日大晦日
今年は当たり年!何がだ(笑)
2週間、これも毎年恒例、竹内まりやさんゲストに「年忘れ夫婦放談」でございます。

竹内まりやさんへのリクエスト、ご質問お待ち申し上げております。

〒102-8080
TOKYO FM 山下達郎サンデーソングブック

よろしくお願いします。

達郎さんも知らなかった楽曲

達郎氏:

それではリクエストに戻りますが。
いろいろリクエストをいただいておりますが
今年一番自分の個人的な問題ですけど印象に残ったリクエストカードとってありました。

三鷹市のT.Tさん
31歳のお若い方ですが

『先日とあるディスクガイドでラブというグループの「That’s The Way It Is」という曲を知ったのですが、すごく検索しづらいグループ、曲名で
詳細な情報が分からずじまいでした。
サンソンでかけていただけるとありがたいです。』

達郎氏:

ラブ 60年代のウエストコーストのロックバンド ラブ
ラブにこんな曲あったかなと思って探しましたら、違うんですねこれ。
全然違うグループでありました。

で、その上の文章を私読んでなかった!
これ、ちょっと前のお便りなので。

『スポーツの秋、芸術の秋、などいろいろありますが
私には毎年スイート・ソウルの秋が来ます。
10年ほどサンソンを聴いてきた影響です。』

達郎氏:

調べました(笑)
これもウエストコーストのファミリーグループですが
ルディ・ラヴ & ラヴ・ファミリーというグループがありまして。

これの前身の名前で1971年にシングル1枚だけ出しました
ラブというグループの、後のルディ・ラヴ & ラヴ・ファミリーになるグループだということが分かりまして。

運よく、現物がありましたので取り寄せました。

これ教えてもらったものとは、言いながら私の今年の収穫でありまして。
いいやつ教えてもらいました(笑)
老いては子に従えという文字通りそういう感じでありました。

1971年のラブ
これラブなんていうグループですね
検索かけたって出てきやしませんよね!

♪ That’s The Way It Is/Love

Love
1971年の「That’s The Way It Is」

しかし31歳でスイートソウル・・現に恐ろしい
ちゃんと、そうやって聴いてる若い方がいらっしゃるというのは本当に嬉しいことであります。
引き続きスウィート・ソウル道がんばってください。

♪ So Little Time/Dennis Lambert

エンディング

達郎氏:

今日は時間が来てしまいました。
というわけで来週も「年忘れリクエスト大会」でございます。

今日の最後は、来週12月20日に発売されます竹内まりやさんのニューシングル「君の居場所(Have a Good Time Here)」

たくさんリクエストいただいておりますが
大阪市はK.Aさん

『まりやさんのニューシングルジャケットが公開されましたが、
まりやさんの抱いてるギターは、達郎さんかまりやさんの私物ですか。
何年前に購入されたものですか。
ネットの情報ではこのギターはジョンレノンの愛機、ギブソンJ160Eとのことですが
合っていますか?』

達郎氏:

これ私のです。
昔から持ってます。

私のこのサンソンのスタジオに置いて、時々弾くやつ、これです。
よしなにひとつ。

♪ 君の居場所(Have a Good Time Here)/竹内まりや

クロージング

達郎氏:

お送りいたしてまいりました山下達郎サンデーソングブック
「年忘れリクエスト大会」でございました。
来週も引き続き「年忘れリクエスト大会Part.2」でお楽しみをいただきます。

12月の中旬に向かってまいります。
寒さ厳しくなって
それで道も混んで、ワサワサとなって
師走ですから。
忙しさ倍増という感じでございます。

風邪、流行っております。
引き続き、くれぐれもお体、皆さんお大事に。
山下達郎サンデーソングブック
来週もセイムタイム、セイムチャンネルで皆さんごきげんよう
さようなら

今週のオンエア曲

14:04 クリスマス・イブ/山下達郎
14:08 Heat Wave/Martha & The Vandellas
14:13 Sure Gonna Miss Her/Gary Lewis & The Playboys
14:16 アバウト・トゥ・レイン/ザ・バーズ
14:21 And I Panicked/The Dramatics
14:27 The Moon Is Walking/Ladysmith Black Mambazo
14:37 That’s The Way It Is/Love
14:41 So Little Time/Dennis Lambert
14:46 君の居場所((Have a Good Time Here))/竹内まりや

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