山下達郎さん サンデーソングブック 2019年3月24日『竹内まりや「PORTRAIT」特集』(#1380)
横浜市内は、土曜日・日曜日は気温が低くて「寒い」と感じるほどでした。
でも、桜の開花が進んでいます。今週末は満開かな。
今日のサンソン、竹内まりやさんのアルバム「PORTRAIT」特集、1981年ですから38年前ですが・・・当時を思い出します(^^)
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。
◎ 冒頭
達郎氏:
春めいて参りましたが。
東京は、ドンと20度を超えるあれになったと思いますと、今度は、また10度を切る・・・
寒暖の差が激しい!
桜がちょっと咲きかけてた・・というようなですね。
うちの近所でも、咲きかけた桜を、一所懸命スマホで撮ってる人がおりますが。
私、あんまり、桜にも花見にも縁がない人間でございます。
次の曲書きに(笑)
こんなんばっかり(笑)
来週あたりに、このあいだ書いてた曲がCMで流れます。
詳しいことは来週申し上げますけれども。
だいぶ、春の気配でございますが・・・
先週は、小樽で・・
小樽のゴールドストーンというライブハウスで、アコースティック・ライブ、3人でやりましたけれども。
お出で下さいました皆さま、ありがとうございました。
陰様で・・
今年、1月、2月、3月、アコースティック・ライブやりましたけれども、これで一段落でございます。
次は本チャンのツアーでございます。
6月あたりから、始まります。
ので、それまでお待ちください。
また、よろしくお願いいたします。
でも、北海道のイベンターの人が言っておりましたけれども、北海道は例年よりも全然雪が少ないと。
北陸も雪が少ないと。
東京は、わりと寒いな、という感じがしておりますが。
変な陽気でございます。
寒暖の差が激しいので、朝晩と昼間のですね、気温差が激しい今日この頃でございます。
みなさん、風邪くれぐれもお気を付けください。
で、先週申し上げましたけれども。
今週からキングトーンズの特集をやろうと思ったんですが。
1週間でですね、代表曲をかけて・・
内田正人さんの追悼、やろうと思いましたけれども。
いろいろ資料を集めたり、いろんなメディアのですね、記事なんかを見ておりますと、だんだん深みにはまって参りまして。
もうちょっと、ちゃんとした・・
キングトーンズの存在がですね・・
グッドナイトベイビーのヒットが大きかったということもあるんですけども。
そういうような、いろいろな誤解とかですね、錯誤が多いので。
もうちょっと深くですね、堀下げて、ちゃんとしたキングトーンズのヒストリーじみたものを、やってみようと思って・・・
えぇ・・はまってしまいました。
そうしましたらですね、いろいろ資料がですね、まだ完全にそろいませんで。
来週に遅らさせていただきます。
2週間やりたいので。
ですので、年度越えで。
来週の31日と4月の1週、2週間使ってやってみたいと思います。
じゃ、今週はまたリクエスト特集で、またしのごうかなと思ったんですけども。
今週の27日水曜日にですね、竹内まりやさんのRCA時代のアルバム、5枚のリマスター盤の最後になります・・
昨年から5か月連続でリリースになっておりますけれども。
5枚目のアルバム「PORTRAIT」がリマスター、ボーナストラック付きで発売になります。
このアルバム、私結構、深くかかわっておりましたので。
ここんとこ、RCAのカタログ、いつも頭に1曲とか、お尻に1曲とかでやって参りましたので。
では、この5枚目はですね、特集してみようかと。
アルバム「PORTRAIT」
1981年の作品ですけれども。
これの特集をしてですね、プロモーションしようかと。
そういう感じでございます。
久しぶりに・・・
竹内まりや、アルバム「PORTRAIT」の特集
でございます。
そういう・・棚つか。
で、折よくですね、竹内まりやさん、デビュー40周年の真っ最中でございまして。
3月29日ですから、今週の金曜日でございますが・・・
公開になりますティム・バートン監督の映画、ディズニーの「ダンボ」の実写映画。
先日、お伝えしましたけれども。
これの日本版のエンドタイトル「ベイビー・マイン」
これを竹内まりやさんが担当しております。
1941年のアニメーションでございますが「ダンボ」。
これの劇中歌でございます。
いろいろな人が歌っております。
スタンダード・ナンバーでございますけれども。
今回、日本語版は竹内まりやさん自らが、歌詞の翻訳監修を手掛けております。
私もバッキング・コーラスをやっております。
オリジナルサウンドトラックは4月5日発売でございますけれども。
「ベイビー・マイン」は先行配信中でございます。
今週公開になりますので、今日もお聴きを頂きたいと思います。
♪ ベイビー・マイン/竹内まりや
~ CM ~
♪ ラスト・トレイン/竹内まりや
◎ ラスト・トレイン/竹内まりや
達郎氏:
1曲目に入っております。
私の曲でございます。
作詞 大貫妙子
作曲 山下達郎
アレンジが私です。
ギターのイントロは私で
間奏が松浦善博さんでございます。
青山純のドラム
伊藤広規のベース
中西康晴さんのキーボード、と。
要するに「VARIETY」に入っております「アンフィシアターの夜」
と全く同じメンツでございますね。
その延長でございます。
◎ Cring All night Long
達郎氏:
2曲目に入っておりますのが、これも珍しい作詞が竹内まりや、作曲が伊藤銀次さんで、アレンジも伊藤銀次さんでございますが。
デュエットやっております。
銀次もまりやもリバプール・マニアでございますので。
そうしたイギリス系の曲を作って。
そいじゃデュエットしようと・・
ピーター&ゴードンみたいな感じでございますね。
♪ Cring All night Long/竹内まりや
ドラムス 上原裕
ベース 伊藤広規
このコンビもよく僕のレコーディングでよく出てきますけれども。
ギターが村松邦男 さんでありまして。
カッティングが素敵です。
そういえば、今月号の「ギターマガジン」は「カッティング特集」で、僕も取り上げて頂いておりますけど(笑)
村松君のシュガーベイブに対する曲の解説がとってもおもしろい!(笑)
ぜひご一読ください。
シュガーベイブの「ソングス」の全曲解説が村松君やってますが。
とっても面白い!(笑)
ぜひご覧いただければと思います。
◎ 僕の街へ/竹内まりや
達郎氏:
このアルバムは、なかなか曲がですね色とりどりで。
全部かけられないのが、もったいないんですけれども。
3曲目の林哲司さんの「ブラックボード先生」
4曲目の私が一人で全部演奏しております「悲しきNight & Day」
これも捨てがたいんですが。
このアルバムでベスト・トラックだと思っておりますのがですね、A面の5曲目に入っております「僕の街へ」
作詞 竹内まりや
作曲 林哲司
これは素晴らしい1曲であります。
♪ 僕の街へ/竹内まりや
◎ 雨に消えたさよなら/竹内まりや
達郎氏:
A面の最後、6曲目に入っておりますが。
大貫妙子さん 作詞・作曲でございます。
バカラック調の1曲でございます。
♪ 雨に消えたさよなら/竹内まりや
アレンジは乾裕樹さん。
乾さんは、こうしたポップスに非常に造詣の深い人で・・
僕もストリングス・アレンジで、例えば「Your Eyes」とか・・・
あとは、フランク永井さんの書いた曲とかですね。
乾さんに、ずいぶんお世話になりました。
残念ながらお亡くなりになってしまいましたけれども。
すばらしいアレンジメントです。
これも上原裕、伊藤広規、村松邦男
サックスが土岐さんであります。
土岐英史さん・・・まだ若いのでエッジがたって・・
◎ リンダ/竹内まりや
達郎氏:
アナログB面にいきますと、1曲目はですね「リンダ」
アンルイスさんに書き下ろした、提供した曲のセルフカバーであります。
この「リンダ」はRCAでのバージョンでありまして。
後に「Impressions」にやるやつはですね、これの更にリテイクでございます。
契約上の問題で、これが使えなかったので。
甲乙つけがたいんですけども。
私は、こっちのテイクの方がちょっと一日の長があると言いましょうかですね(笑)
お気に入りのテイクです。
私と、ドラムの野口明彦さんとベースの伊藤広規の3人で演奏したテイクであります。
♪ リンダ/竹内まりや
私もまだ28でありますのでですね(笑)
裏声がよく出ております。
~ CM ~
◎Natalie/竹内まりや
達郎氏:
このアルバムから2枚シングルが切られておりますが。
1枚は「イチゴの誘惑」というですね。
松本隆さん作詞
林哲司さん作曲
という1曲でございますが。
もう1枚が本人の作詞作曲によりまして久しぶりにセンチメンタルシティーロマンスとコラボいたしました。
「Natalie」という・・
これもCMでだいぶ流れました。
今日は、こちらの方でいってみたいと思います。
♪ Natalie/竹内まりや
◎ ウエイトレス/竹内まりや
達郎氏:
私、このアルバム2曲書き下ろしております。
そのうちの1曲目がさきほどお聴きを頂きました「ラスト・トレイン」で、もう1曲が「ウエイトレス」というやつで・・・
トロピカル・ムードの1曲でございます。
自分で結構気に入ってるんで、かけてちゃいます(笑)
♪ ウエイトレス/竹内まりや
◎ リスナーからのお便り(札幌市のK.T君)
達郎氏:
先日の小樽にお出で下さいました。札幌市のK.Tくん、25歳。
『ひとつ質問です。
座って演奏することが多かったですが、足がつることはないでしょうか。』
ありませんよ(笑)
ふふふ(笑)
◎ 小樽
達郎氏:
でも・・ほんとに・・
小樽でしたけれども。
網走から車で片道6時間という・・・
そういう方もいらっしゃいましたし。
長崎からお出での方とか(笑)
ありがたいことです。
ありがとうございます。
◎ 定年退職のおたより
達郎氏:
この番組も25年を超えておりますので。
私もだいぶ年を食ってきまして。
リスナーの皆さんもですね・・
ここの年度終わりでございますので・・
定年退職のお便りがすごくたくさん頂きまして。
また「棚からひとつかみ」かなんかでお便りご紹介したいと思いますけれども。
神奈川県横浜市の超常連K.Nさん。
昔からいただきますが。
『私事ですが、2月28日をもって60歳となり、定年退職しました。
勤続34年でした。
入社したのはトリオです。
達郎さんのジングルで
♪~ステレオ トリオ
のトリオです。
そのごケンウッドとなり、最後の10年はビクターと一緒になり、JVCケンウッドになり、なかなか波乱万丈。
上がったり、下がったりの楽しい会社人生でした。
そのまま残る選択肢もありましたが、3回目の成人式と思って、新たな挑戦をしようと決断しました。
今月末から新しい会社に行きます。』
まだ60、ほんとに若いですから。
第三の人生になりますね。
がんばって下さい!
また引き続き、おたよりよろしくお願いします(笑)
◎エンディング
達郎氏:
というわけで竹内まりやRCA時代の「PORTRAIT」最後は、アナログB面の最後に入っております。
留学時代のちっちゃな公園を歌にした1曲でございます。
安部恭弘さんの曲でございます。
これも素晴らしい作品
♪ ポートレイト ~ローレンスパークの想い出~/竹内まりや
今週のオンエア曲
14:05 ベイビー・マイン/竹内まりや
14:09 ラスト・トレイン/竹内まりや
14:16 Cring All night Long/竹内まりや
14:21 僕の街へ/竹内まりや
14:25 雨に消えたさよなら/竹内まりや
14:29 リンダ/竹内まりや
14:37 Natalie/竹内まりや
14:41 ウエイトレス/竹内まりや
14:47 ポートレイト ~ローレンスパークの想い出~/竹内まりや
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